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80、いなかった
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空side
涙が止まり、陽ちゃんの体温を感じたまま体を預ける。
「父さんいなかった、」
「そうだな、父親はこの家には居ない。今は刑務所にいる。」
「いつまで?」
「うーん、それは判決次第だろうな、まだ裁判も終わってないみたいだし、当分は出てこれないよ。もし出てきてもあの父親に空は渡さない。」
「刑務所ってどんなところ?」
「ん?んー、行ったことないから分からないけど、いい所ではないよ。悪いことをした人が集まってるんだ。毎日厳しい労働をさせられ、不味いご飯を食べて硬くて冷たい布団で寝る。多分そんなところだよ。」
「そうなんだ…」
「可哀想って思うのか?」
「え?」
「何となくそんな感じがした。どれだけ空を傷付けた人でも空にとっては父親なのか、」
「うん、父さんは父さんだよ。
でも…よく分からない…今までは一緒にいなきゃいけない存在だったからいっぱい我慢できた。けど今は陽ちゃんや先生達がいて痛いことや苦しいことがなくなって、初めて父さんに会いたくないって思った…
育ててくれたことは事実なのにこんなこと思うなんて…僕、悪い子なのかな…」
「悪い子なんかじゃないよ。嫌な時は嫌、辛い時は辛いそうやって自分の気持ちを認識できることは良い事だよ。
自分の気持ちに嘘つかなくていいんだよ。大丈夫、空は良い子だよ。」
父さん…
会いたくない…話したくない…
記憶にある父さんは怖い顔のものばかりだ。
優しい父さんの記憶一つもないな…
ホットミルクを飲み考えてみたがやっぱり怖い父さんばかり…
自分の気持ちか…陽ちゃんはいい子だと言うけれど本当にそうなのかな…
僕、こんなに冷たい心なのに…
涙が止まり、陽ちゃんの体温を感じたまま体を預ける。
「父さんいなかった、」
「そうだな、父親はこの家には居ない。今は刑務所にいる。」
「いつまで?」
「うーん、それは判決次第だろうな、まだ裁判も終わってないみたいだし、当分は出てこれないよ。もし出てきてもあの父親に空は渡さない。」
「刑務所ってどんなところ?」
「ん?んー、行ったことないから分からないけど、いい所ではないよ。悪いことをした人が集まってるんだ。毎日厳しい労働をさせられ、不味いご飯を食べて硬くて冷たい布団で寝る。多分そんなところだよ。」
「そうなんだ…」
「可哀想って思うのか?」
「え?」
「何となくそんな感じがした。どれだけ空を傷付けた人でも空にとっては父親なのか、」
「うん、父さんは父さんだよ。
でも…よく分からない…今までは一緒にいなきゃいけない存在だったからいっぱい我慢できた。けど今は陽ちゃんや先生達がいて痛いことや苦しいことがなくなって、初めて父さんに会いたくないって思った…
育ててくれたことは事実なのにこんなこと思うなんて…僕、悪い子なのかな…」
「悪い子なんかじゃないよ。嫌な時は嫌、辛い時は辛いそうやって自分の気持ちを認識できることは良い事だよ。
自分の気持ちに嘘つかなくていいんだよ。大丈夫、空は良い子だよ。」
父さん…
会いたくない…話したくない…
記憶にある父さんは怖い顔のものばかりだ。
優しい父さんの記憶一つもないな…
ホットミルクを飲み考えてみたがやっぱり怖い父さんばかり…
自分の気持ちか…陽ちゃんはいい子だと言うけれど本当にそうなのかな…
僕、こんなに冷たい心なのに…
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