74 / 760
74、小さな成長 斗真side
しおりを挟む
まさか奏くんから性について聞かれると思わなかったから驚いた。
まぁ、年齢的にもそういうのは興味あるのかな。でも、そういう仕事をさせられてたからそういういうのは詳しいと勝手に思っていたがそういうわけでもないのか。
普段は言葉数少ないのに結構喋ってたな、よっぽど気になってたのか?
11歳でまだっていうのはちょっと気になったけど、こういうのは個人差あるし虐待の影響か身長も小さい。
成長が遅れているのかな…
また今度教えると言ってから奏くんは黙ったものの納得がいっていない顔をしている。
表情はほとんど変わらないけど少し分かるようになってきた。
いつか笑ってくれる日とか来るのかな、来たらいいな。
モジモジ
「どうした?」
太ももを擦り付けてモジモジしている。
トイレか?
「…おしっこ…」
「トイレ行こっか、」
コクリ
手を繋いでトイレに行く。
「一人でできる?」
昨日はトイレに行く時も一人になるの嫌がってたからな、
「だいじょう…」
不安な顔をしながらも扉を開く。
「ここで待ってるから行っといで。」
コクリ
ガチャ
相変わらず早いな、トイレ怖いのかな。
「ちゃんとできた?」
コクリ
手もちゃんと洗ったと見せてくる。こういうとこ子どもっぽくて可愛いな。
可愛くて思わず頭を撫でると上目遣いで見られる。
「可愛いな。」
「ちが…」
「違くないよ。奏くんは可愛いよ。」
今まで言われた酷い言葉に上書きするように「可愛い」を繰り返す。
「抱っこ…」
「いいよ。おいで。」
え、もしかして初めて奏くんがしてほしいことを言葉にしてくれた?!
いつも通り接しながらも心の中でガッツポーズをした。
自分の気持ちを言ってもいい。少しでもそうやって信用してくれたのかな。
抱っこしながら奏くんの成長を感じた。
「お部屋行く?リビング行く?」
「……お部屋…」
「了解!」
一度リビングに寄って飲み物を持って部屋に戻った。
「何する?」
「……」
難しい質問だったか、キョロキョロして考えてはくれてるけど分からなくなったのか固まってしまった。
「お絵描きする?」
コクリ
小さな机を用意して絵を描くことにした。
まぁ、年齢的にもそういうのは興味あるのかな。でも、そういう仕事をさせられてたからそういういうのは詳しいと勝手に思っていたがそういうわけでもないのか。
普段は言葉数少ないのに結構喋ってたな、よっぽど気になってたのか?
11歳でまだっていうのはちょっと気になったけど、こういうのは個人差あるし虐待の影響か身長も小さい。
成長が遅れているのかな…
また今度教えると言ってから奏くんは黙ったものの納得がいっていない顔をしている。
表情はほとんど変わらないけど少し分かるようになってきた。
いつか笑ってくれる日とか来るのかな、来たらいいな。
モジモジ
「どうした?」
太ももを擦り付けてモジモジしている。
トイレか?
「…おしっこ…」
「トイレ行こっか、」
コクリ
手を繋いでトイレに行く。
「一人でできる?」
昨日はトイレに行く時も一人になるの嫌がってたからな、
「だいじょう…」
不安な顔をしながらも扉を開く。
「ここで待ってるから行っといで。」
コクリ
ガチャ
相変わらず早いな、トイレ怖いのかな。
「ちゃんとできた?」
コクリ
手もちゃんと洗ったと見せてくる。こういうとこ子どもっぽくて可愛いな。
可愛くて思わず頭を撫でると上目遣いで見られる。
「可愛いな。」
「ちが…」
「違くないよ。奏くんは可愛いよ。」
今まで言われた酷い言葉に上書きするように「可愛い」を繰り返す。
「抱っこ…」
「いいよ。おいで。」
え、もしかして初めて奏くんがしてほしいことを言葉にしてくれた?!
いつも通り接しながらも心の中でガッツポーズをした。
自分の気持ちを言ってもいい。少しでもそうやって信用してくれたのかな。
抱っこしながら奏くんの成長を感じた。
「お部屋行く?リビング行く?」
「……お部屋…」
「了解!」
一度リビングに寄って飲み物を持って部屋に戻った。
「何する?」
「……」
難しい質問だったか、キョロキョロして考えてはくれてるけど分からなくなったのか固まってしまった。
「お絵描きする?」
コクリ
小さな机を用意して絵を描くことにした。
110
あなたにおすすめの小説
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 ★1000 Thank_You!!
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
悪夢の先に
紫月ゆえ
BL
人に頼ることを知らない大学生(受)が体調不良に陥ってしまう。そんな彼に手を差し伸べる恋人(攻)にも、悪夢を見たことで拒絶をしてしまうが…。
※体調不良表現あり。嘔吐表現あるので苦手な方はご注意ください。
『孤毒の解毒薬』の続編です!
西条雪(受):ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。
白銀奏斗(攻):勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる