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86、効いてる? 斗真side
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ちょっと無理矢理だったけど、リビングに2人きりになったのを見計らって口移しで飲ませた。
本当は自分で飲んでほしかったけど、まだ難しいかな。
とりあえず今日は薬は怖くないっていうのを知ってもらうことにした。
飲んでからはこれから起こる薬の効果に怯えて過呼吸を起こしちゃったけど、今は落ち着いてアニメを夢中で観ている。
アニメを知らなかったからこんな子供だまし通じるかなって半信半疑だったけど、画面を見た途端涙も止まってアニメに釘付けになっている。
「流石子どものヒーローだね。」
母さんも感心して一緒に観ている。
そろそろ終わりかな。
時計を見るともう45分を過ぎていた。
効いてるかな。
エンディングが流れて寂しそうな顔で俺を見る。
「アニメ面白かった?」
コクリ
「そっか、良かったね。じゃあ体はどうかな?気分悪かったりしない?」
ハッとして自分の体をペタペタ触っている。
薬のこと忘れるほどアニメに夢中になってたんだね。
「どう?大丈夫?」
コクリ
「痛みはどう?肩とかちょっとはマシ?」
肩に触れて考えている。
……コクリ
この反応は痛みはゼロではないな、
まぁ多少は効いてるって感じかな。
「痛み変わらない?」
フルフル
「どのくらい痛くない?」
紙に
痛い____ちょっと痛い____痛くない
を書くと、ちょっと痛いを指さしてくれた。
「そっか、ちょっと痛いか、でもまぁちょっとは効いてて良かった。頑張ったね。」
よしよしと頭を撫でると目を細めて嬉しそうにする。
もう不安はなくなったのか俺のスマホを指さしてくる。
「アニメ観たいの?」
コクリ
「薬頑張ったもんね。一つだけね。」
コクリ
「どれがいい?」
一覧を見せると動物のアニメを指さした。
そういえば初めて俺の部屋でDVD観た時も動物のアニメだったな。動物好きなのかな
「これね、テレビに飛ばすからソファー行こっか、」
ふっ
いつもなら俺と一緒に行くのに急いでソファーに向かいちょんと座った。
よっぽど楽しみなんだな。
「じゃあ付けるよ」
コクリ コクリ
俺も隣に座って一緒に観ることにした。
本当は自分で飲んでほしかったけど、まだ難しいかな。
とりあえず今日は薬は怖くないっていうのを知ってもらうことにした。
飲んでからはこれから起こる薬の効果に怯えて過呼吸を起こしちゃったけど、今は落ち着いてアニメを夢中で観ている。
アニメを知らなかったからこんな子供だまし通じるかなって半信半疑だったけど、画面を見た途端涙も止まってアニメに釘付けになっている。
「流石子どものヒーローだね。」
母さんも感心して一緒に観ている。
そろそろ終わりかな。
時計を見るともう45分を過ぎていた。
効いてるかな。
エンディングが流れて寂しそうな顔で俺を見る。
「アニメ面白かった?」
コクリ
「そっか、良かったね。じゃあ体はどうかな?気分悪かったりしない?」
ハッとして自分の体をペタペタ触っている。
薬のこと忘れるほどアニメに夢中になってたんだね。
「どう?大丈夫?」
コクリ
「痛みはどう?肩とかちょっとはマシ?」
肩に触れて考えている。
……コクリ
この反応は痛みはゼロではないな、
まぁ多少は効いてるって感じかな。
「痛み変わらない?」
フルフル
「どのくらい痛くない?」
紙に
痛い____ちょっと痛い____痛くない
を書くと、ちょっと痛いを指さしてくれた。
「そっか、ちょっと痛いか、でもまぁちょっとは効いてて良かった。頑張ったね。」
よしよしと頭を撫でると目を細めて嬉しそうにする。
もう不安はなくなったのか俺のスマホを指さしてくる。
「アニメ観たいの?」
コクリ
「薬頑張ったもんね。一つだけね。」
コクリ
「どれがいい?」
一覧を見せると動物のアニメを指さした。
そういえば初めて俺の部屋でDVD観た時も動物のアニメだったな。動物好きなのかな
「これね、テレビに飛ばすからソファー行こっか、」
ふっ
いつもなら俺と一緒に行くのに急いでソファーに向かいちょんと座った。
よっぽど楽しみなんだな。
「じゃあ付けるよ」
コクリ コクリ
俺も隣に座って一緒に観ることにした。
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