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108、ご褒美何がいい? 斗真side
胸元で涙を流す奏くんをぎゅっと抱きしめる。
こんな事しても奏くんの辛い過去は消えないけど、それでも俺が今できることはこのくらいしかないから。
あ、そうだ
「ご褒美どうする?」
「ごほうび?」
「静かに待てたらご褒美やるって約束しただろ?何かしてほしいこととか欲しいものとかあるか?」
「……してほしいこと…斗真さんに?」
「うん、俺に、何でもいいよ。」
「なんでも?」
「うん、何でもいいよ。」
「じゃあ……ぅ…」
「ん?ごめんもう1回」
「ちゅう…」
「ちゅう?」
コクリ
「斗真さんとチューしたい。」
え?チューってチューだよな。
「え…急にどうした?」
「…なんでもいいって言った…」
俯いて拗ねてしまった。
いや、何でもとは言ったけどさ…
まさかキスだとは思わないじゃん…
「嫌?」
「え…いや、嫌ってわけじゃないけど、」
曖昧な返答に余計機嫌を損ねてしまった。
どうしてキスをしたいのかは分からないけどそれで奏くんの気が済むならいいか、
「奏くん、こっち向いて」
「ん…」
顎をクイッと持ち上げると大きな瞳が俺を見つめる。
チュッ
小さな唇にそっと触れるだけのキスをする。
キスなんてやり慣れてるだろうと思ってたがなんだこの初々しい反応は、
耳まで真っ赤にしてパチパチと瞬きを繰り返す。
「キスしたよ。照れてんの?」
口移しもしたことあるのにな笑
そういえば今朝は俺が寝てる間にキスしてなかったか?
「ありがと…」
「おう、でもどうしてキスがしたかったんだ?」
「…?…わかんない…」
「ん?そ、そっか」
一人になって不安だったのかな。
ま、奏くんの機嫌も治ったしいっか。
「斗真さん…」
「どうした~?」
「今日はもうお仕事ない?」
「ああ、ないよ。」
「ずっと一緒?」
「うん、一緒だよ。」
「ん、一緒。一緒にいる。」
やっぱり不安だったんだな。
ぎゅーっと抱きしめてそのままベッドに倒れ込んだ。
ベッドに寝転がるの久しぶりだな。
数日下の布団で奏くんと寝てたもんな。
一緒に寝るなら俺の部屋でもいいんだけどな。
「ねぇ、奏くんは布団とベッドどっちが好き?」
「え……えっと……斗真さんは?」
「俺はベッドかなぁ」
「じゃあ…僕も…」
じゃあって…
あ…そっか、奏くんは今まで布団とか用意してもらえてなかったんだ。
そら急に聞かれても分かんないよな。
何も考えずに聞いてしまった。
ベッドとか布団にトラウマがあるかもしれないのに…
こんな事しても奏くんの辛い過去は消えないけど、それでも俺が今できることはこのくらいしかないから。
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「ちゅう?」
コクリ
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「え…急にどうした?」
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顎をクイッと持ち上げると大きな瞳が俺を見つめる。
チュッ
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キスなんてやり慣れてるだろうと思ってたがなんだこの初々しい反応は、
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