16 / 34
16 悪癖とおまじない
しおりを挟む
目が覚めて真っ先に飛び込んできたのは見慣れた天井。
鳴り響く端末のアラームを止めて、ゆっくりと上体を起こす。閉め切ったカーテンから差し込む朝日が今日は快晴だと告げている。久しぶりに取れた十分な睡眠のお陰で頭はスッキリしていた。キッチンにいるらしい姉さんの悲鳴が聞こえて、今度は何を焦がしたんだろうかと現実逃避をしてみたり。
そうやって少しだけ悪あがきをした俺は、現実と向き合うためつけたままのギアを外し、立てた片膝に項垂れて深く息を吸った。
完全に寝落ちした。
「おはよ、琥珀。今日は顔色いいじゃん」
大学近くのカフェで顔を合わせたと同時に萩原にそう言われ、思わず乾いた笑いが出る。顔色いいよね。俺も鏡を見て同じこと思ったから自覚ある。最近は特にヴァイスのことを考えてて寝れてなかったから油断した。
「寝落ちした……ヴァイスの前で、話してたのに」
「フードさんの前で?ログアウトしてもアバター残るらしいけどそれお前の身体どうなってんの」
そう、AWOではログアウトしててもその場にアバターが残る仕様になっている。だから魔物とかに襲われないように宿屋や拠点など安全な場所でログアウトするのが基本だ。昨日は拠点に戻ってからも裏庭で少し話してた、はず。
「鍵は渡してあるから、多分ヴァイスなら普通にベットに寝かせてくれてると思うけど…」
前にも同じことしたからね、その時の教訓を活かしてヴァイスには拠点の鍵を渡してある。最初は断られたんだけど、ヴァイスのベットで目を覚ますよりは何倍も俺の精神衛生にいいからゴリ押しした。別に見られて困るものはないし、俺がいないときにヴァイスが外で寒い思いをするくらいなら中で待ってて欲しいって説得で。AWOは現実と違って四季がないから季節は変わらないけど、夜は少し冷える時があるから。
そもそも寝落ちするなって話だし、そこは本当に申し訳ないと思ってるんだけど。ヴァイスといるとなんか眠くなっちゃうんだよね。落ち着いた声が聞いてて心地いいからかな。
「合鍵まで渡してるのに付き合ってねえの?それともやっと告白してきた?」
「してないし付き合ってもいない」
告白、その単語を聞いてまたひとつ胸に重しが増えた感じがする。そうだよ、告白をどうするか悩んでて、そのためにヴァイスを探してたんだよ。なのに解毒薬を作ったり討伐したりしてるうちに本来の目的を忘れて、久しぶりに話すヴァイスの声が心地よくて寝落ちして。ヴァイスに迷惑かけちゃった。
何度目かのため息を吐いて髪を耳にかける。そのまま無意識にピアスに手が伸びて、触れた硬い感触に悪癖だなと手を離した。不安なことがあるとつい癖で触ってしまう。ぐっすり寝たお陰か、それとも昨日のヴァイスとのやりとりがプレイの一環になったのか。今日は抑制剤の副作用も軽くて身体の調子だけはすこぶる良いのに。時間が経つほどに気持ちだけが重く沈んでいく。
「なんだ、掲示板で盛り上がってたからようやく告白したかと思って期待したのに」
ほらこれ、と言って萩原が見せてきた端末の画面を確認すると「フードさん応援隊」という言葉が目についた。何これ。
「例の魔導士を探してる異邦人の穏やかな部類の掲示板な。昨日フィーアで強敵が出たんだって?そこでお前の正体に気づいた奴が書き込んでたけど、途中からお前とフードさんの距離が近いって方に話が逸れていったらしくて」
ヴァイスの距離は元々近いよ、と返しながら斜め読みすると結構詳細に俺たちのことが書かれていた。最初に書き込んでくれた人、俺を聖魔導士ではなく一応薬師として扱ってくれてる。コマンドを受けてる時の、見つめ合ってたって言われてるからnormalの人なのかな。俺が抱えられたところも書き込まれてるし。あ、この甘酸っぱいって書き込み多分ノクスさんのだ。ノクスさん以外にも何人か俺たちの仲を応援してる人がいる。
ざっと読んだけど最後は鈍感な俺に振り回されるフードさんを応援しよう!という感じの流れになっていた。というか振り回されてるの主に俺の方だと思うんだけど。可愛いねって微笑まれていつもドキドキしてる俺の方が振り回されてるよね?
「にしても、今ってフードさん据え膳状態なのか」
「変なこと言わないで。ヴァイスはそんなことしないから」
前回寝落ちしたときは衛兵の詰所に連れ帰られはしたけど、俺を自室のベットに寝かせて自分は床で寝てた人だよ?起きてから丁寧に経緯を説明されたし、衣服の乱れもなかったんだから。寧ろそれがあったからあの人の紳士さを信用したまである。はじめましてがナンパだったからね。一応そういう警戒はしてたんだよ。
力説する俺に萩原は安心したように「そんなにいい人ならやっぱり付き合いな」と溢した。お前は俺が今まで付き合ってきた男を知ってるもんね。萩原と姉さんのお墨付きをもらうくらい男運のない俺でも、ヴァイスが明らかに優良物件とわかる。違う世界に住むヒトだけど。そこはもう悩むのをやめたから。
あとはヴァイスが、俺と同じ気持ちか確かめるだけ。
用事を片付けて大学から帰りいつもより手早く諸々を済ませた俺は、ログインしてまず最初に自室にいることを確認した。うん、見慣れた俺の拠点の天井だ。ヴァイスはちゃんと鍵を使ってくれたらしい。
衣服の乱れもなく、起き上がって周りを見渡すと机の上にメモが置いてあった。俺が寝ちゃったから合鍵で拠点に入った、勝手に入ってごめんみたいな内容が丁寧に書いてある。鍵を渡した時点で俺の不在時にもヴァイスがここに入ることを承諾してるからいいのに。
ぐぐ、とひとつ伸びをしてキッチンに向かう。ヴァイスにお礼とごめんねのお菓子を作ろう。意外と甘いものが好きなヴァイスが、俺の作ったお菓子で顔を綻ばせるのを見ると胸が暖かくなる。好きな人に喜んでもらうのはすごく嬉しい。ヴァイスは喜んでくれるかな。喜んでくれると、いいな。
髪を耳にかけて何を作るか考える。現実と同じように、今日は体調がいい。ダイナミクスや体調まで反映されるこの技術は相変わらず恐ろしいなと、触った耳に何もついてなくて募った不安を誤魔化すように思考を変えた。
鳴り響く端末のアラームを止めて、ゆっくりと上体を起こす。閉め切ったカーテンから差し込む朝日が今日は快晴だと告げている。久しぶりに取れた十分な睡眠のお陰で頭はスッキリしていた。キッチンにいるらしい姉さんの悲鳴が聞こえて、今度は何を焦がしたんだろうかと現実逃避をしてみたり。
そうやって少しだけ悪あがきをした俺は、現実と向き合うためつけたままのギアを外し、立てた片膝に項垂れて深く息を吸った。
完全に寝落ちした。
「おはよ、琥珀。今日は顔色いいじゃん」
大学近くのカフェで顔を合わせたと同時に萩原にそう言われ、思わず乾いた笑いが出る。顔色いいよね。俺も鏡を見て同じこと思ったから自覚ある。最近は特にヴァイスのことを考えてて寝れてなかったから油断した。
「寝落ちした……ヴァイスの前で、話してたのに」
「フードさんの前で?ログアウトしてもアバター残るらしいけどそれお前の身体どうなってんの」
そう、AWOではログアウトしててもその場にアバターが残る仕様になっている。だから魔物とかに襲われないように宿屋や拠点など安全な場所でログアウトするのが基本だ。昨日は拠点に戻ってからも裏庭で少し話してた、はず。
「鍵は渡してあるから、多分ヴァイスなら普通にベットに寝かせてくれてると思うけど…」
前にも同じことしたからね、その時の教訓を活かしてヴァイスには拠点の鍵を渡してある。最初は断られたんだけど、ヴァイスのベットで目を覚ますよりは何倍も俺の精神衛生にいいからゴリ押しした。別に見られて困るものはないし、俺がいないときにヴァイスが外で寒い思いをするくらいなら中で待ってて欲しいって説得で。AWOは現実と違って四季がないから季節は変わらないけど、夜は少し冷える時があるから。
そもそも寝落ちするなって話だし、そこは本当に申し訳ないと思ってるんだけど。ヴァイスといるとなんか眠くなっちゃうんだよね。落ち着いた声が聞いてて心地いいからかな。
「合鍵まで渡してるのに付き合ってねえの?それともやっと告白してきた?」
「してないし付き合ってもいない」
告白、その単語を聞いてまたひとつ胸に重しが増えた感じがする。そうだよ、告白をどうするか悩んでて、そのためにヴァイスを探してたんだよ。なのに解毒薬を作ったり討伐したりしてるうちに本来の目的を忘れて、久しぶりに話すヴァイスの声が心地よくて寝落ちして。ヴァイスに迷惑かけちゃった。
何度目かのため息を吐いて髪を耳にかける。そのまま無意識にピアスに手が伸びて、触れた硬い感触に悪癖だなと手を離した。不安なことがあるとつい癖で触ってしまう。ぐっすり寝たお陰か、それとも昨日のヴァイスとのやりとりがプレイの一環になったのか。今日は抑制剤の副作用も軽くて身体の調子だけはすこぶる良いのに。時間が経つほどに気持ちだけが重く沈んでいく。
「なんだ、掲示板で盛り上がってたからようやく告白したかと思って期待したのに」
ほらこれ、と言って萩原が見せてきた端末の画面を確認すると「フードさん応援隊」という言葉が目についた。何これ。
「例の魔導士を探してる異邦人の穏やかな部類の掲示板な。昨日フィーアで強敵が出たんだって?そこでお前の正体に気づいた奴が書き込んでたけど、途中からお前とフードさんの距離が近いって方に話が逸れていったらしくて」
ヴァイスの距離は元々近いよ、と返しながら斜め読みすると結構詳細に俺たちのことが書かれていた。最初に書き込んでくれた人、俺を聖魔導士ではなく一応薬師として扱ってくれてる。コマンドを受けてる時の、見つめ合ってたって言われてるからnormalの人なのかな。俺が抱えられたところも書き込まれてるし。あ、この甘酸っぱいって書き込み多分ノクスさんのだ。ノクスさん以外にも何人か俺たちの仲を応援してる人がいる。
ざっと読んだけど最後は鈍感な俺に振り回されるフードさんを応援しよう!という感じの流れになっていた。というか振り回されてるの主に俺の方だと思うんだけど。可愛いねって微笑まれていつもドキドキしてる俺の方が振り回されてるよね?
「にしても、今ってフードさん据え膳状態なのか」
「変なこと言わないで。ヴァイスはそんなことしないから」
前回寝落ちしたときは衛兵の詰所に連れ帰られはしたけど、俺を自室のベットに寝かせて自分は床で寝てた人だよ?起きてから丁寧に経緯を説明されたし、衣服の乱れもなかったんだから。寧ろそれがあったからあの人の紳士さを信用したまである。はじめましてがナンパだったからね。一応そういう警戒はしてたんだよ。
力説する俺に萩原は安心したように「そんなにいい人ならやっぱり付き合いな」と溢した。お前は俺が今まで付き合ってきた男を知ってるもんね。萩原と姉さんのお墨付きをもらうくらい男運のない俺でも、ヴァイスが明らかに優良物件とわかる。違う世界に住むヒトだけど。そこはもう悩むのをやめたから。
あとはヴァイスが、俺と同じ気持ちか確かめるだけ。
用事を片付けて大学から帰りいつもより手早く諸々を済ませた俺は、ログインしてまず最初に自室にいることを確認した。うん、見慣れた俺の拠点の天井だ。ヴァイスはちゃんと鍵を使ってくれたらしい。
衣服の乱れもなく、起き上がって周りを見渡すと机の上にメモが置いてあった。俺が寝ちゃったから合鍵で拠点に入った、勝手に入ってごめんみたいな内容が丁寧に書いてある。鍵を渡した時点で俺の不在時にもヴァイスがここに入ることを承諾してるからいいのに。
ぐぐ、とひとつ伸びをしてキッチンに向かう。ヴァイスにお礼とごめんねのお菓子を作ろう。意外と甘いものが好きなヴァイスが、俺の作ったお菓子で顔を綻ばせるのを見ると胸が暖かくなる。好きな人に喜んでもらうのはすごく嬉しい。ヴァイスは喜んでくれるかな。喜んでくれると、いいな。
髪を耳にかけて何を作るか考える。現実と同じように、今日は体調がいい。ダイナミクスや体調まで反映されるこの技術は相変わらず恐ろしいなと、触った耳に何もついてなくて募った不安を誤魔化すように思考を変えた。
28
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
世界で一番優しいKNEELをあなたに
珈琲きの子
BL
グレアの圧力の中セーフワードも使えない状態で体を弄ばれる。初めてパートナー契約したDomから卑劣な洗礼を受け、ダイナミクス恐怖症になったSubの一希は、自分のダイナミクスを隠し、Usualとして生きていた。
Usualとして恋をして、Usualとして恋人と愛し合う。
抑制剤を服用しながらだったが、Usualである恋人の省吾と過ごす時間は何物にも代えがたいものだった。
しかし、ある日ある男から「久しぶりに会わないか」と電話がかかってくる。その男は一希の初めてのパートナーでありSubとしての喜びを教えた男だった。
※Dom/Subユニバース独自設定有り
※やんわりモブレ有り
※Usual✕Sub
※ダイナミクスの変異あり
隠れSubは大好きなDomに跪きたい
みー
BL
ある日ハイランクDomの榊千鶴に告白してきたのは、Subを怖がらせているという噂のあの子でー。
更新がずいぶん遅れてしまいました。全話加筆修正いたしましたので、また読んでいただけると嬉しいです。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
Dom/Subユニバース読み切り【嘉島天馬×雨ケ谷颯太】
朝比奈*文字書き
BL
🖤 Dom/Subユニバース
毎週日曜日21時更新!
嘉島天馬(クーデレ・執着Dom)× 雨ケ谷颯太(ワンコ系・甘えんぼSubよりSwitch)
読み切り単話シリーズ。命令に溺れ、甘やかされ、とろけてゆく。
支配と愛情が交錯する、ふたりだけの濃密な関係を描いています。
あらすじは各小説に記載してあります。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
婚約破棄されたSubですが、新しく伴侶になったDomに溺愛コマンド受けてます。
猫宮乾
BL
【完結済み】僕(ルイス)は、Subに生まれた侯爵令息だ。許婚である公爵令息のヘルナンドに無茶な命令をされて何度もSub dropしていたが、ある日婚約破棄される。内心ではホッとしていた僕に対し、その時、その場にいたクライヴ第二王子殿下が、新しい婚約者に立候補すると言い出した。以後、Domであるクライヴ殿下に溺愛され、愛に溢れるコマンドを囁かれ、僕の悲惨だったこれまでの境遇が一変する。※異世界婚約破棄×Dom/Subユニバースのお話です。独自設定も含まれます。(☆)挿入無し性描写、(★)挿入有り性描写です。第10回BL大賞応募作です。応援・ご投票していただけましたら嬉しいです! ▼一日2話以上更新。あと、(微弱ですが)ざまぁ要素が含まれます。D/Sお好きな方のほか、D/Sご存じなくとも婚約破棄系好きな方にもお楽しみいただけましたら嬉しいです!(性描写に痛い系は含まれません。ただ、たまに激しい時があります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる