21 / 34
21 それだけではないけれど
しおりを挟む
結局あのあと一緒にお茶を楽しむことはできなかった。お茶の用意をしようと立ち上がった瞬間にぐらりと視界が揺れて、倒れそうになったところをヴァイスに抱き止められたからだ。
ヴァイスが言うには魔力酔いという症状らしい。身体に混ざった他人の魔力を馴染ませる時に目眩を起こしやすくなるんだって。
状態異常の一種かなとディスプレイを確認するとHPがかなり減っていた。馴染ませるには体力を消耗するようだ。俺たち異邦人と違ってこの世界の人は体力や魔力が減っても確認する術がないから、目眩が起こりやすいと言う形で伝わっているのかも。
魔力酔いの症状には魔力の相性も関係してくるらしいけど、俺とヴァイスの魔力はそれなりに相性がいいとヴァイスが教えてくれた。寝てる間にある程度の魔力が馴染んでいたから立ち上がるまで気付かなかった可能性が高いとか言っていた気がする。
そんな状態でお茶を淹れようとするとふらついて危ないからと、抱えられたままベッドに戻されたわけで。体力が消耗してるだけだからポーションを飲んでも良かったんだけど、ヴァイスが抱きしめてくれてるから甘えることにした。甘やかされるのもの構われるのも好き。たまに頬を触られてふにふにと揉まれるのも、ヴァイスが楽しそうだから悪くない。
そうやってヴァイスに背中を預けて抱きしめられながら軽く世間話をして、俺が欠伸をひとつしたところで夜の訪問はお開きになった。丁寧に寝かしつけられた気がする。詰所に帰るヴァイスをお見送りしたかったのに「途中で倒れそうで心配だから」とヴァイスが許してくれなかったので。うとうとしてたから記憶が曖昧だけど布団をかけられておやすみのちゅーをしたのは覚えてる。
まあそんな感じで寝落ちログアウトで朝を迎えて、ヴァイスと付き合えたんだとふわふわした思考で朝食を済ませたあと。いつものように抑制剤を服用して俺はようやく思い至ったわけである。
ヴァイスにダイナミクスについて説明しないといけない。
そんなわけで月曜日の夕方。そろそろ夏休みを迎える大学から帰った俺はのんびりと夕食の準備をしていた。だって今日ヴァイスは仕事だし。仕事の邪魔はしたくないから、ログインしたら会いに行って「明日話したいことがある」ってことだけ伝えるつもり。
仕事のシフトは戻るって言ってたから、明日になれば裏庭に会いにきてくれると思うけど。俺がヴァイスの顔を見たいから少しだけ覗きに行きたい。
お鍋に蓋をして手を洗ったあとは乾燥機から洗濯物の回収。綺麗に畳んで姉さんと俺のものを分けて並べる。旅行好きの両親は今日も不在。いまはベルギーにいると楽しそうなポストカードが届いていた。
先にお風呂を済ませて、少しだけ課題を進めてたら玄関の方から姉さんのただいまの声。リビングから顔だけ出して「今夜はポトフだよ」って伝えたら洗面所から歓喜の悲鳴が聞こえる。最近忙しそうだったから、元気が出るように姉さんの好きなものにしてみました。喜んでもらえて良かった。
お鍋を温め直してると手洗いを済ませた姉さんが隣に立つ。飲み物の用意だけお願いして、深めのお皿にポトフをよそうと後ろの方で「匂いだけでもう美味しい」って呟く声がした。まだ食べてないのにと小さく笑う。今日は自信作だから食べても美味しいよ。
食事をしながら姉さんに仕事の話を振ってみる。やらないといけないことが山積みだけどだからこそ楽しい、そう返す姉さんは本当に楽しそうで安心した。見た目は母さんに似ておっとりしてるのに、昔からじっとしていられない人だから無理をしていないか心配だったから。
楽しいならいいやと胸の内で自己完結していると、今度は姉さんの方から俺の近況を聞かれる。こう言う時の俺が出す話題は萩原や大学、そしてAWOでの話だ。
シルバーアックスの話をしていると、ふと姉さんに見つめられてることに気付く。いつもは明るく相槌をしてくれるのに今日は静かだ。どうしたんだろうと見つめ返すと視線を和らげた姉さんが口を開いた。
「琥珀、好きな人できた?」
あるいは付き合ってる人、と正解を言い当てる姉さんは嬉しそうに笑う。鋭い、俺ってそんなに顔に出てるのかな。でも昔から姉さんにだけは隠し事できた試しがないから、姉さんがすごいのかも。
「できた……昨日から、付き合ってる人」
ぎこちなくそう返すと返事はあっさりしたもので、姉さんの視線はポトフに戻る。萩原と姉さんだけは今までの俺の恋愛歴を知っている。これまで碌でもない男としか付き合ってないと知りながら、いつも恋人ができたと報告してもあまり口を出されたことがないなと気付いた。俺の意思を尊重してくれてるらしい。今度こっそり姉さんの好きなアイスを買っておこう。今はお礼を言ってもはぐらかされそうだから。
「そういう姉さんはいい人いないの?今まで付き合ってたとか聞いたことないけど」
「琥珀はお父さんたちの馴れ初め聞いたことある?」
質問に質問で返された。ふたりの馴れ初め、聞いたことあるような気がする。母さんが前に言ってたはずだ。
「「顔がいい男がいたからアタックしちゃった」」
ぴたりと重なった回答が記憶が確かなことを証明してくれた。旅行先の飛行機で隣の席になった父さんの顔がドストライクだったから話しかけたんだっけ。特に集中してる時の横顔が良いと惚気られたからよく覚えている。
「お母さんが言ってたのよ。『顔を見た瞬間にビビッときた』って。私はまだそういう人に出会えてないからいいの」
それなりに顔がいい人はいるんだけどね、と溢しながら姉さんがため息を吐く。姉さんの好きな俳優やアイドルはある程度知っているけれど、確かに同級生が言っているような「この人を推してます!」って感じではなかったかもしれない。そう考えると好みど真ん中な人って意外と見つからないよね。
俺が面食いなのは母さんの遺伝なんだと思いながらホクホクのじゃがいもを割る。猫舌にはちょっと厳しいので息を吹きかけて冷ましてみたり。いけるかな、いってみよう。
「琥珀はその恋人さんのどこが好きなの」
もぐ、と無事に火傷することなく迎えることが出来たじゃがいもを咀嚼しながら考える。ヴァイスの好きなところ。性格も声も優しく触れてくる体温も好き。でも人に伝える時にわかりやすいのはこれだなとひとりごちて、こくりとじゃがいもを飲み込んで口を開いた。
「顔がすごく格好良いところ」
ヴァイスの顔、本当に好みど真ん中でいつまでも見ていられるんだよ。
ヴァイスが言うには魔力酔いという症状らしい。身体に混ざった他人の魔力を馴染ませる時に目眩を起こしやすくなるんだって。
状態異常の一種かなとディスプレイを確認するとHPがかなり減っていた。馴染ませるには体力を消耗するようだ。俺たち異邦人と違ってこの世界の人は体力や魔力が減っても確認する術がないから、目眩が起こりやすいと言う形で伝わっているのかも。
魔力酔いの症状には魔力の相性も関係してくるらしいけど、俺とヴァイスの魔力はそれなりに相性がいいとヴァイスが教えてくれた。寝てる間にある程度の魔力が馴染んでいたから立ち上がるまで気付かなかった可能性が高いとか言っていた気がする。
そんな状態でお茶を淹れようとするとふらついて危ないからと、抱えられたままベッドに戻されたわけで。体力が消耗してるだけだからポーションを飲んでも良かったんだけど、ヴァイスが抱きしめてくれてるから甘えることにした。甘やかされるのもの構われるのも好き。たまに頬を触られてふにふにと揉まれるのも、ヴァイスが楽しそうだから悪くない。
そうやってヴァイスに背中を預けて抱きしめられながら軽く世間話をして、俺が欠伸をひとつしたところで夜の訪問はお開きになった。丁寧に寝かしつけられた気がする。詰所に帰るヴァイスをお見送りしたかったのに「途中で倒れそうで心配だから」とヴァイスが許してくれなかったので。うとうとしてたから記憶が曖昧だけど布団をかけられておやすみのちゅーをしたのは覚えてる。
まあそんな感じで寝落ちログアウトで朝を迎えて、ヴァイスと付き合えたんだとふわふわした思考で朝食を済ませたあと。いつものように抑制剤を服用して俺はようやく思い至ったわけである。
ヴァイスにダイナミクスについて説明しないといけない。
そんなわけで月曜日の夕方。そろそろ夏休みを迎える大学から帰った俺はのんびりと夕食の準備をしていた。だって今日ヴァイスは仕事だし。仕事の邪魔はしたくないから、ログインしたら会いに行って「明日話したいことがある」ってことだけ伝えるつもり。
仕事のシフトは戻るって言ってたから、明日になれば裏庭に会いにきてくれると思うけど。俺がヴァイスの顔を見たいから少しだけ覗きに行きたい。
お鍋に蓋をして手を洗ったあとは乾燥機から洗濯物の回収。綺麗に畳んで姉さんと俺のものを分けて並べる。旅行好きの両親は今日も不在。いまはベルギーにいると楽しそうなポストカードが届いていた。
先にお風呂を済ませて、少しだけ課題を進めてたら玄関の方から姉さんのただいまの声。リビングから顔だけ出して「今夜はポトフだよ」って伝えたら洗面所から歓喜の悲鳴が聞こえる。最近忙しそうだったから、元気が出るように姉さんの好きなものにしてみました。喜んでもらえて良かった。
お鍋を温め直してると手洗いを済ませた姉さんが隣に立つ。飲み物の用意だけお願いして、深めのお皿にポトフをよそうと後ろの方で「匂いだけでもう美味しい」って呟く声がした。まだ食べてないのにと小さく笑う。今日は自信作だから食べても美味しいよ。
食事をしながら姉さんに仕事の話を振ってみる。やらないといけないことが山積みだけどだからこそ楽しい、そう返す姉さんは本当に楽しそうで安心した。見た目は母さんに似ておっとりしてるのに、昔からじっとしていられない人だから無理をしていないか心配だったから。
楽しいならいいやと胸の内で自己完結していると、今度は姉さんの方から俺の近況を聞かれる。こう言う時の俺が出す話題は萩原や大学、そしてAWOでの話だ。
シルバーアックスの話をしていると、ふと姉さんに見つめられてることに気付く。いつもは明るく相槌をしてくれるのに今日は静かだ。どうしたんだろうと見つめ返すと視線を和らげた姉さんが口を開いた。
「琥珀、好きな人できた?」
あるいは付き合ってる人、と正解を言い当てる姉さんは嬉しそうに笑う。鋭い、俺ってそんなに顔に出てるのかな。でも昔から姉さんにだけは隠し事できた試しがないから、姉さんがすごいのかも。
「できた……昨日から、付き合ってる人」
ぎこちなくそう返すと返事はあっさりしたもので、姉さんの視線はポトフに戻る。萩原と姉さんだけは今までの俺の恋愛歴を知っている。これまで碌でもない男としか付き合ってないと知りながら、いつも恋人ができたと報告してもあまり口を出されたことがないなと気付いた。俺の意思を尊重してくれてるらしい。今度こっそり姉さんの好きなアイスを買っておこう。今はお礼を言ってもはぐらかされそうだから。
「そういう姉さんはいい人いないの?今まで付き合ってたとか聞いたことないけど」
「琥珀はお父さんたちの馴れ初め聞いたことある?」
質問に質問で返された。ふたりの馴れ初め、聞いたことあるような気がする。母さんが前に言ってたはずだ。
「「顔がいい男がいたからアタックしちゃった」」
ぴたりと重なった回答が記憶が確かなことを証明してくれた。旅行先の飛行機で隣の席になった父さんの顔がドストライクだったから話しかけたんだっけ。特に集中してる時の横顔が良いと惚気られたからよく覚えている。
「お母さんが言ってたのよ。『顔を見た瞬間にビビッときた』って。私はまだそういう人に出会えてないからいいの」
それなりに顔がいい人はいるんだけどね、と溢しながら姉さんがため息を吐く。姉さんの好きな俳優やアイドルはある程度知っているけれど、確かに同級生が言っているような「この人を推してます!」って感じではなかったかもしれない。そう考えると好みど真ん中な人って意外と見つからないよね。
俺が面食いなのは母さんの遺伝なんだと思いながらホクホクのじゃがいもを割る。猫舌にはちょっと厳しいので息を吹きかけて冷ましてみたり。いけるかな、いってみよう。
「琥珀はその恋人さんのどこが好きなの」
もぐ、と無事に火傷することなく迎えることが出来たじゃがいもを咀嚼しながら考える。ヴァイスの好きなところ。性格も声も優しく触れてくる体温も好き。でも人に伝える時にわかりやすいのはこれだなとひとりごちて、こくりとじゃがいもを飲み込んで口を開いた。
「顔がすごく格好良いところ」
ヴァイスの顔、本当に好みど真ん中でいつまでも見ていられるんだよ。
23
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
世界で一番優しいKNEELをあなたに
珈琲きの子
BL
グレアの圧力の中セーフワードも使えない状態で体を弄ばれる。初めてパートナー契約したDomから卑劣な洗礼を受け、ダイナミクス恐怖症になったSubの一希は、自分のダイナミクスを隠し、Usualとして生きていた。
Usualとして恋をして、Usualとして恋人と愛し合う。
抑制剤を服用しながらだったが、Usualである恋人の省吾と過ごす時間は何物にも代えがたいものだった。
しかし、ある日ある男から「久しぶりに会わないか」と電話がかかってくる。その男は一希の初めてのパートナーでありSubとしての喜びを教えた男だった。
※Dom/Subユニバース独自設定有り
※やんわりモブレ有り
※Usual✕Sub
※ダイナミクスの変異あり
隠れSubは大好きなDomに跪きたい
みー
BL
ある日ハイランクDomの榊千鶴に告白してきたのは、Subを怖がらせているという噂のあの子でー。
更新がずいぶん遅れてしまいました。全話加筆修正いたしましたので、また読んでいただけると嬉しいです。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
Dom/Subユニバース読み切り【嘉島天馬×雨ケ谷颯太】
朝比奈*文字書き
BL
🖤 Dom/Subユニバース
毎週日曜日21時更新!
嘉島天馬(クーデレ・執着Dom)× 雨ケ谷颯太(ワンコ系・甘えんぼSubよりSwitch)
読み切り単話シリーズ。命令に溺れ、甘やかされ、とろけてゆく。
支配と愛情が交錯する、ふたりだけの濃密な関係を描いています。
あらすじは各小説に記載してあります。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
婚約破棄されたSubですが、新しく伴侶になったDomに溺愛コマンド受けてます。
猫宮乾
BL
【完結済み】僕(ルイス)は、Subに生まれた侯爵令息だ。許婚である公爵令息のヘルナンドに無茶な命令をされて何度もSub dropしていたが、ある日婚約破棄される。内心ではホッとしていた僕に対し、その時、その場にいたクライヴ第二王子殿下が、新しい婚約者に立候補すると言い出した。以後、Domであるクライヴ殿下に溺愛され、愛に溢れるコマンドを囁かれ、僕の悲惨だったこれまでの境遇が一変する。※異世界婚約破棄×Dom/Subユニバースのお話です。独自設定も含まれます。(☆)挿入無し性描写、(★)挿入有り性描写です。第10回BL大賞応募作です。応援・ご投票していただけましたら嬉しいです! ▼一日2話以上更新。あと、(微弱ですが)ざまぁ要素が含まれます。D/Sお好きな方のほか、D/Sご存じなくとも婚約破棄系好きな方にもお楽しみいただけましたら嬉しいです!(性描写に痛い系は含まれません。ただ、たまに激しい時があります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる