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23 ちなみに、した
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「おいヴァイス、そろそろ魔導士様を解放してやれ」
抱きしめられたままヴァイスに寄りかかっていると後ろから声がかかった。もぞりとヴァイスの腕の中で身じろいで振り向けば、偵察隊の人が立っている。いつもヴァイスと一緒にいる人だ。フードで顔は見えないけど、声色からおそらく呆れたような表情をしているんだろうなと思う。
「出発までまだ時間あるでしょ」
「俺らはな。その子の予定は聞いてないだろ」
ようやく付き合えて浮かれるのもわかるけどさ、と続けられた言葉にちょっといたたまれない気持ちになる。仕事の邪魔している申し訳なさと既に交際がバレているという点で。よく考えたらキスもだけどスキンシップがいつもより多いし、あからさまに恋人対応をされているらしくて恥ずかしい。
でもヴァイス、浮かれてるんだ。このふわふわした気持ちでいるのが俺だけじゃないのは嬉しい。
「俺は今日は調薬しか予定ないから大丈夫です。あとこれ、差し入れなので使ってください」
腕の中でもごもごとそう告げてから、地面に敷いた布の上のポーション類を指差す。流石にちょっと動きにくいのでそろそろヴァイスと離れよう。そう思って立ちあがろうとするとヴァイスもそれに気付いたのか、腕から解放してくれた。でも立ち上がってすぐに後ろから覆い被さる形でお腹の前に腕を回される。アバターを変えてから身長差が広がったから、俺の頭の少し上にヴァイスの頭がある。これいま俺が背伸びしたら顎に頭突きしちゃうな。気をつけよう。
偵察隊の人と向き合えば近くにいるのはこの人だけで、他の人たちは少し離れたところで雑談をしていた。ヴァイスを呼びに来たのかな。いつも一緒に巡回してるし、仲良しさんだったりするんだろうか。
「差し入れありがとう。昨日は俺のせいで大変な目に合わせて悪かったな」
「居場所を聞いたのは俺ですし、むしろ教えてくれてありがとうございます」
ぺこ、と小さくお辞儀をして名前を呼ぼうとしたところで言葉が止まる。口を開きかけて不自然に言葉を止めた俺に気付いたのか、偵察隊の人がどうしたのかと問いかけてきた。
「えっと、お名前聞いてもいいですか」
「アルムだ。そいつから俺の名前を聞いたことぐらいあるんじゃないか?」
魔導士様は記憶力いいし覚えてるだろ、と不思議そうに視線が向けられた気がする。確かに聞き覚えあるし、実際に巡回中のヴァイスと話してる時に目の前で名前を呼んでいるところも見たことはあるんだけど。
「名乗っていただいてないのに勝手に呼ぶのは失礼かなと思って。俺はベルトです。魔導士様って呼び方は性に合わないので、俺のことも名前で呼んでください」
今は魔導士でなく薬師の服装だしね。そう思いながら名乗るとアルムさんは笑いながら「ご丁寧にどうも」とわざとらしく畏まって一礼を返してくれた。結構ノリがいい人だ。
「ベルトは礼儀正しいな。もしコイツに不満があったら溜め込まずにちゃんと言うんだぞ」
ヴァイスを肘で小突きながら忠告されて首を傾げる。ヴァイスにされて嫌なこと、何かあるかな。あんまりないかもしれない。そもそもヴァイスは俺の嫌がることをしないと思うんだよね。
頭上で繰り広げられている世間話を聞き流しながら考えてみる。嫌なこと、してほしくないこと……あ、あれは嫌かも。
ペチペチとヴァイスの手を叩く。すぐに「なあに」と柔らかな響きで返事をしてくれた。こちらを見たヴァイスのフードを引いて、耳元に口を寄せて声を潜める。
「あなたの仕事に含まれているだろうし、緊急時は人命救助を優先するのは仕方ないと思うんだけど……できれば、昨日みたいな方法は俺だけにしてほしい、です」
心が狭くてごめん。そう付け足してお願いを伝えると深いため息と共にぎゅう、と抱きしめられる。呆れられたかなと少しだけ不安になったけど、すぐに聞こえた「ベルがかわいい」という呟きで不安は消えた。
「俺からもひとつ謝罪があるんだけど」
無意識に身体に入っていた力を抜いてヴァイスに寄りかかると、俺の肩口に額を埋めてヴァイスが小さくそう呟く。謝罪、されるようなこと何かあったっけ。
「俺たちって休みの日でもポーション類は持ち歩くようにしてて、本当は昨日もそれをベルにかければよかったんだけど……下心があったからあの方法にしちゃった」
だから余程のことがない限りあの方法で助けないし、ベルだったからあのやり方にしたんだよ。ちゅ、と耳元でリップ音を鳴らしてヴァイスの頭がまた俺の頭上に戻る。でも俺は耳に吹き込まれた事実に脳が追いつかなくて、とりあえず何か言わなければと思って開いた口はよくわからない返答を紡いだ。
「ご馳走様でした…?」
ふ、と小さく息を吹き出した音と密着した身体に伝わる振動。顔は見えないけれど明らかに笑われている。
「笑わないで!俺だって変なこと言った自覚があるんだから」
「だって、そう返されるとは思ってなかったから」
くすくすと笑いながら「俺の魔力は美味しかった?」とヴァイスが囁いてくる。本当にやめてほしい。あなたの声も好きだから余計に顔に熱が集まる。
もうどうにでもなれと諦めて、雪解け水みたいだったと感想を漏らせばまた身体から伝わる振動が増した。ヴァイスがここまで笑ってるのは珍しいので俺もつられて笑ってしまう。
そうやってふたり笑ってるとアルムさんの「俺がいるのに自分たちだけの世界に入るなー」と言う棒読みの声が割り込んできて、そのあまりにも雑な横槍に今度は3人で笑いが起こる。そんな俺たちの声に他の偵察隊の人たちがどうしたんだとこっちを見てるけど、楽しくなってしまったので止めることなくヴァイスに預けた身体を揺らして笑みを溢した。
「なんだ、やけに楽しそうにしてるな」
「ギードさん」
後ろから聞こえた声にヴァイスの腕の中から顔を出して振り返れば、ギードさんが珍しそうに俺たちを見ていた。よ、と軽く手を挙げて挨拶を返してくれた彼は地面に置かれたポーション類を見て「差し入れご苦労さん」とひとつ手に取る。それだけで足りるのかな。もっと持って行ったほうがいいんじゃないだろうか。
「ギードさん、今日は重装備だね」
「護衛がいるとはいえ流石にいつもの格好で魔物に触るわけにはいかんだろ」
いつも軍手ではなく分厚い革製のグローブをつけたギードさんがそう返して、他の偵察隊の人を呼びマジックポーションを持つように声をかける。集まってきた人は俺にはポーションのお礼を、そしていまだに離れないヴァイスには揶揄いの言葉を投げて出発の準備を完了した。
「ベルト、お前さん今日は時間あるか」
「リザに納品するポーションの調薬ぐらいしか予定ないから、時間はいっぱいあるよ」
「なら頼みたいことがあるんだが」
ギードさんの頼み事、薬師関連かな。農薬はこの前に納品したばかりだから違うはず。なんだろう。
「ギルドの横にちっこい赤い屋根の建物があるだろ。あそこに呼ばれてるんだが、俺はこいつらと森に行くから代わりに行ってきてくれねえか」
「その用事、行くのが俺でいいの?」
「いいから頼んでんだ。『ギードの代わりに来た』って言えばそれで伝わるはずだ」
よろしくな、と言い残してギードさんは愛用の鍬を手に威勢よく森の方へ歩き出してしまった。後ろ姿が「楽しみで仕方ない」って感じの雰囲気を出している。魔物といっても植物のことだから、農園の人からすればうきうきのイベントなんだろうか。
ギードさんに続くように、偵察隊の人たちも農園の門の方へ移動を始めた。一度だけぎゅう、と抱きしめて名残惜しそうにヴァイスが俺から離れていく。そういえばヴァイスに明日の予定を聞いていない。
ちょっと待ってと服の裾を摘んで引き留めて、当初の目的を果たすために声をかけた。
「ヴァイス、明日ってうちに来る?」
「いつも通り行こうと思ってたけど…何か予定でもあった?」
「あなたと会う予定なら。ちょっと話しておきたいことがあるから、念のために確認したかっただけ」
お茶の用意して待ってるねと言えばヴァイスも嬉しそうに頷いてくれる。行ってくるねと言う声に返事をしようとして、前に姉さんが言っていた言葉を思い出してヴァイスの手を取る。
どうしたのって訊ねる落ち着いた声には返さず、祈るように彼の手を握って口を開いた。
「俺らの世界では、出掛ける時に一声かけると事故が減るって研究結果が出てるんだ」
あなたは強いから必要ないかもしれないけれど。それでも大切な相手を思って願うことはいくらあっても尽きないし、ちゃんと言葉で伝えたい。
「気をつけて、いってらっしゃい。明日会えるのを楽しみにしてるね」
しっかりと目を見てそう言えば、ヴァイスは少し驚いた顔をした後にアイスグレーの瞳を溶かす。握ってるのとは反対の手を俺の前髪を耳にかけて、ゆるめた口でやわらかく返事をしてくれた。
「ベル、ちなみになんだけど」
「なに?」
「いってらっしゃいのちゅーはしてくれないの」
少ししゃがんで目線を合わせた彼が揶揄うようにそう言ったせいで、思わず他の人の位置を確認してまた笑われたのはふたりだけの秘密である。
抱きしめられたままヴァイスに寄りかかっていると後ろから声がかかった。もぞりとヴァイスの腕の中で身じろいで振り向けば、偵察隊の人が立っている。いつもヴァイスと一緒にいる人だ。フードで顔は見えないけど、声色からおそらく呆れたような表情をしているんだろうなと思う。
「出発までまだ時間あるでしょ」
「俺らはな。その子の予定は聞いてないだろ」
ようやく付き合えて浮かれるのもわかるけどさ、と続けられた言葉にちょっといたたまれない気持ちになる。仕事の邪魔している申し訳なさと既に交際がバレているという点で。よく考えたらキスもだけどスキンシップがいつもより多いし、あからさまに恋人対応をされているらしくて恥ずかしい。
でもヴァイス、浮かれてるんだ。このふわふわした気持ちでいるのが俺だけじゃないのは嬉しい。
「俺は今日は調薬しか予定ないから大丈夫です。あとこれ、差し入れなので使ってください」
腕の中でもごもごとそう告げてから、地面に敷いた布の上のポーション類を指差す。流石にちょっと動きにくいのでそろそろヴァイスと離れよう。そう思って立ちあがろうとするとヴァイスもそれに気付いたのか、腕から解放してくれた。でも立ち上がってすぐに後ろから覆い被さる形でお腹の前に腕を回される。アバターを変えてから身長差が広がったから、俺の頭の少し上にヴァイスの頭がある。これいま俺が背伸びしたら顎に頭突きしちゃうな。気をつけよう。
偵察隊の人と向き合えば近くにいるのはこの人だけで、他の人たちは少し離れたところで雑談をしていた。ヴァイスを呼びに来たのかな。いつも一緒に巡回してるし、仲良しさんだったりするんだろうか。
「差し入れありがとう。昨日は俺のせいで大変な目に合わせて悪かったな」
「居場所を聞いたのは俺ですし、むしろ教えてくれてありがとうございます」
ぺこ、と小さくお辞儀をして名前を呼ぼうとしたところで言葉が止まる。口を開きかけて不自然に言葉を止めた俺に気付いたのか、偵察隊の人がどうしたのかと問いかけてきた。
「えっと、お名前聞いてもいいですか」
「アルムだ。そいつから俺の名前を聞いたことぐらいあるんじゃないか?」
魔導士様は記憶力いいし覚えてるだろ、と不思議そうに視線が向けられた気がする。確かに聞き覚えあるし、実際に巡回中のヴァイスと話してる時に目の前で名前を呼んでいるところも見たことはあるんだけど。
「名乗っていただいてないのに勝手に呼ぶのは失礼かなと思って。俺はベルトです。魔導士様って呼び方は性に合わないので、俺のことも名前で呼んでください」
今は魔導士でなく薬師の服装だしね。そう思いながら名乗るとアルムさんは笑いながら「ご丁寧にどうも」とわざとらしく畏まって一礼を返してくれた。結構ノリがいい人だ。
「ベルトは礼儀正しいな。もしコイツに不満があったら溜め込まずにちゃんと言うんだぞ」
ヴァイスを肘で小突きながら忠告されて首を傾げる。ヴァイスにされて嫌なこと、何かあるかな。あんまりないかもしれない。そもそもヴァイスは俺の嫌がることをしないと思うんだよね。
頭上で繰り広げられている世間話を聞き流しながら考えてみる。嫌なこと、してほしくないこと……あ、あれは嫌かも。
ペチペチとヴァイスの手を叩く。すぐに「なあに」と柔らかな響きで返事をしてくれた。こちらを見たヴァイスのフードを引いて、耳元に口を寄せて声を潜める。
「あなたの仕事に含まれているだろうし、緊急時は人命救助を優先するのは仕方ないと思うんだけど……できれば、昨日みたいな方法は俺だけにしてほしい、です」
心が狭くてごめん。そう付け足してお願いを伝えると深いため息と共にぎゅう、と抱きしめられる。呆れられたかなと少しだけ不安になったけど、すぐに聞こえた「ベルがかわいい」という呟きで不安は消えた。
「俺からもひとつ謝罪があるんだけど」
無意識に身体に入っていた力を抜いてヴァイスに寄りかかると、俺の肩口に額を埋めてヴァイスが小さくそう呟く。謝罪、されるようなこと何かあったっけ。
「俺たちって休みの日でもポーション類は持ち歩くようにしてて、本当は昨日もそれをベルにかければよかったんだけど……下心があったからあの方法にしちゃった」
だから余程のことがない限りあの方法で助けないし、ベルだったからあのやり方にしたんだよ。ちゅ、と耳元でリップ音を鳴らしてヴァイスの頭がまた俺の頭上に戻る。でも俺は耳に吹き込まれた事実に脳が追いつかなくて、とりあえず何か言わなければと思って開いた口はよくわからない返答を紡いだ。
「ご馳走様でした…?」
ふ、と小さく息を吹き出した音と密着した身体に伝わる振動。顔は見えないけれど明らかに笑われている。
「笑わないで!俺だって変なこと言った自覚があるんだから」
「だって、そう返されるとは思ってなかったから」
くすくすと笑いながら「俺の魔力は美味しかった?」とヴァイスが囁いてくる。本当にやめてほしい。あなたの声も好きだから余計に顔に熱が集まる。
もうどうにでもなれと諦めて、雪解け水みたいだったと感想を漏らせばまた身体から伝わる振動が増した。ヴァイスがここまで笑ってるのは珍しいので俺もつられて笑ってしまう。
そうやってふたり笑ってるとアルムさんの「俺がいるのに自分たちだけの世界に入るなー」と言う棒読みの声が割り込んできて、そのあまりにも雑な横槍に今度は3人で笑いが起こる。そんな俺たちの声に他の偵察隊の人たちがどうしたんだとこっちを見てるけど、楽しくなってしまったので止めることなくヴァイスに預けた身体を揺らして笑みを溢した。
「なんだ、やけに楽しそうにしてるな」
「ギードさん」
後ろから聞こえた声にヴァイスの腕の中から顔を出して振り返れば、ギードさんが珍しそうに俺たちを見ていた。よ、と軽く手を挙げて挨拶を返してくれた彼は地面に置かれたポーション類を見て「差し入れご苦労さん」とひとつ手に取る。それだけで足りるのかな。もっと持って行ったほうがいいんじゃないだろうか。
「ギードさん、今日は重装備だね」
「護衛がいるとはいえ流石にいつもの格好で魔物に触るわけにはいかんだろ」
いつも軍手ではなく分厚い革製のグローブをつけたギードさんがそう返して、他の偵察隊の人を呼びマジックポーションを持つように声をかける。集まってきた人は俺にはポーションのお礼を、そしていまだに離れないヴァイスには揶揄いの言葉を投げて出発の準備を完了した。
「ベルト、お前さん今日は時間あるか」
「リザに納品するポーションの調薬ぐらいしか予定ないから、時間はいっぱいあるよ」
「なら頼みたいことがあるんだが」
ギードさんの頼み事、薬師関連かな。農薬はこの前に納品したばかりだから違うはず。なんだろう。
「ギルドの横にちっこい赤い屋根の建物があるだろ。あそこに呼ばれてるんだが、俺はこいつらと森に行くから代わりに行ってきてくれねえか」
「その用事、行くのが俺でいいの?」
「いいから頼んでんだ。『ギードの代わりに来た』って言えばそれで伝わるはずだ」
よろしくな、と言い残してギードさんは愛用の鍬を手に威勢よく森の方へ歩き出してしまった。後ろ姿が「楽しみで仕方ない」って感じの雰囲気を出している。魔物といっても植物のことだから、農園の人からすればうきうきのイベントなんだろうか。
ギードさんに続くように、偵察隊の人たちも農園の門の方へ移動を始めた。一度だけぎゅう、と抱きしめて名残惜しそうにヴァイスが俺から離れていく。そういえばヴァイスに明日の予定を聞いていない。
ちょっと待ってと服の裾を摘んで引き留めて、当初の目的を果たすために声をかけた。
「ヴァイス、明日ってうちに来る?」
「いつも通り行こうと思ってたけど…何か予定でもあった?」
「あなたと会う予定なら。ちょっと話しておきたいことがあるから、念のために確認したかっただけ」
お茶の用意して待ってるねと言えばヴァイスも嬉しそうに頷いてくれる。行ってくるねと言う声に返事をしようとして、前に姉さんが言っていた言葉を思い出してヴァイスの手を取る。
どうしたのって訊ねる落ち着いた声には返さず、祈るように彼の手を握って口を開いた。
「俺らの世界では、出掛ける時に一声かけると事故が減るって研究結果が出てるんだ」
あなたは強いから必要ないかもしれないけれど。それでも大切な相手を思って願うことはいくらあっても尽きないし、ちゃんと言葉で伝えたい。
「気をつけて、いってらっしゃい。明日会えるのを楽しみにしてるね」
しっかりと目を見てそう言えば、ヴァイスは少し驚いた顔をした後にアイスグレーの瞳を溶かす。握ってるのとは反対の手を俺の前髪を耳にかけて、ゆるめた口でやわらかく返事をしてくれた。
「ベル、ちなみになんだけど」
「なに?」
「いってらっしゃいのちゅーはしてくれないの」
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