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27 一緒にいるために必要なこと
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来客を告げる鈴の音に作業を止めて顔を上げる。ディスプレイを表示させて時間を確認すれば、いつもよりも少しだけ早い時間。ひとまず天井で漂っていたくらげに中へ案内するように頼み鏡に向き合う。慌ててシャツを羽織り、軽く前髪を整えて玄関へと足を向けた。
AWOの世界__ウィスペルというこの国は土足文化である。農園や雑貨屋はもちろん、各民家も土足で生活していることに最初は戸惑いも多かった。リザと仲良くなって家に招待された時に、かわいいラグを土足で踏むことに躊躇したこともあったっけ。そういう文化だと慣れてしまえばきっとなんてことはないんだろうけど。
それでも、自分の拠点を持った時に「ここだけは日本式の土足厳禁にする」と決めたのだ。この世界の我が家になるのだから、より落ち着けるように慣れた生活方式のほうが暮らしやすいと思って。あと掃除が楽だし。
「いらっしゃい、ヴァイス。ちょっとバタバタしててごめん」
角から顔を出して確認してみるとくらげはきちんと中に招待してくれたらしい。玄関ホールの住居側、弧を描くようにして並んだタイルとフローリングの間でヴァイスの姿を見つけた。
調薬の素材をすぐに採りにいけるようにか、この拠点には薬師の作業場に裏庭へ直通できる勝手口が存在する。素材がなくなったら靴を履き替えずに裏庭に行けるし、もし薬品をこぼしてしまっても最小限の被害で済む安心設計。普段の装備とは別に簡単に履けるサンダルも用意してあるので拠点内の移動はとても楽なのが嬉しい。だから我が家は玄関ホールのタイルを境にして、作業場は土足でフローリングの住居区は土足厳禁のルールを設けているのだ。
そんな境目の、土床に置かれた素朴なスツールに腰掛けてヴァイスはブーツの紐を解いていた。ちなみにスツールはシルバーアックスのみんなを招待した時にバズったお祝い(?)としていただいた貰い物だ。ちょこんとした佇まいが家の雰囲気にあっていてかわいい。嬉しかったのでこちらもお祝いとして手料理を振る舞ったら、木の食器もくれたのでありがたく使わせてもらっている。あの人たちDIYにハマっているとは言ってたけど家具以外も手作りしてるんだなあ……。
「こっちこそごめんね。昼にベルがいるって言ってたから早めに来ちゃって、」
ブーツを脱いで顔を上げたヴァイスが、こちらを見てぴたりと言葉を止める。どうしたのかと首を傾げれば、フードで表情は見えないけどヴァイスから少しだけ戸惑っているような声がした。
「えっと……ベルさっきまでお風呂に入ってた?」
「うん。ちょっと調薬に失敗しちゃって焦げ臭かったから」
見苦しくてごめん。そう言えばフードを外したヴァイスが眉を下げて「そういうわけじゃないんだけど…」と目を逸らす。待たせたくなかったとはいえ、流石に髪を濡らしたままは行儀悪かったかな。一応シャツは着てるしバスタオルも肩にかけてるから、服が濡れたりはしてないはず。それともシャツがぶかぶかなのが良くなかった?アバターを変えたばかりでこの身長に合う服は一式しか持ってなくて、洗濯中のいまは元の身長のを着るしか選択肢がないんだけど。
これでズボラな恋人はいらないって言われたらどうしよう。この髪の長さに変更してからこっちでお風呂に入る機会はなかったし、髪を乾かすのにここまで苦戦するのは予想外。髪は全然乾いてないし、鏡で確認したはずなのによく見たらボサボサのまま。紅茶色の綺麗な髪って言うぐらいだから、ヴァイスはきっときちんと手入れをしている髪の綺麗な人が好きなはずなのに。
少しでもはやく乾かしたくてバスタオルと一緒に絞るように髪を掴む。それにぎょっとしたのはヴァイスで、慌てて俺の方に来て髪を掴んでいる手を取られた。
「そんなに乱暴にしたら傷んじゃうよ」
ゆるく絡められた手も、かけられた声も優しいのに。上から注がれる視線が痛くて怖い。じっと見られてる気配に思わずたじろいで、これ以上無様な姿をヴァイスに見られたくなくて口を開く。
「ごめん、すぐ終わらせるからヴァイスは向こうで待ってて」
換気はしたけど焦げ臭いかもだし、ここまで長くはなかったけど髪を伸ばしてた時期もあるから手入れの方法はわかってるし大丈夫。服は洗濯中だからこれしかないけどぶかぶかでも見苦しくないようにしてくるから。
だから、とさらに言葉を連ねようとした俺の腰にヴァイスの腕が回る。そのまま抱き寄せられて、腰に回ってるのとは反対の手で髪をひと束摘んだ彼は、俺に見えるようにその髪に唇を落とした。
「ベルさえよければ、こういう手入れも手伝いたいってわがまま言ってもいい?」
ヴァイスがするすると遊ぶように濡れたままの俺の髪に指を滑らせる。お願いしていいのかな。でも綺麗な髪の人が好きだから、髪を雑に扱ってる俺を見ていられなくて申し出てたらどうしよう。やり方を覚えたら褒めてくれるかな。
どう返事をすればいいかわからなくて迷っていると、身を屈めたヴァイスが俺の頭に擦り寄ってきた。旋毛に息がかかる。腰に回された腕がいつもより少しだけ控えめで、でもすっぽりと囲うように俺を閉じ込めている。
「手伝いたいってのは口実で、本当は俺がベルに触れる理由が欲しいだけなんだけど」
身じろぎすら躊躇われる腕の中で、上からぽつぽつとヴァイスの声が降ってくる。付き合う前からスキンシップが多い人だったけど、俺が不審に思わないように毎回それとなく理由を探してたとか。恋人になって理由がなくても触れて嬉しいとか。……付き合えたことに浮かれて、触りすぎて嫌じゃなかったかとか。
降ってくる言葉はどれも優しい。初めて会った時から今まで、状況は違えどヴァイスはいつも丁寧に説明をしてくれた。選ぶ言葉、声色、伝え方も全部優しくなるようにしてる。他の偵察隊の人にするような話し方じゃなくて、たぶん俺のことを考えて言葉を変えてくれてるんだと思う。
ぽすりと、今度は俺からヴァイスの胸元に頭をくっつける。目の前の身体は一瞬固まった後すぐに力を抜いて、戸惑った声が何も言わない俺の名前を呼ぶ。とくとくと心音が聞こえる。
「ヴァイスに触ってもらうのは好き」
恋人になった時、いつもドキドキしてたってヴァイスは言ってた。俺と同じようにドキドキしてたって。
「お世話されるのも、構ってもらうのも好き。甘やかされるのも好きだけど、俺もお世話したいし甘やかしたい」
好きな人のことを考えて言葉を選ぶのも、好きな人に喜んで欲しくて色々してあげたくなっちゃうのも俺と同じなら。
あなたも、いま俺に嫌われたくなくて不安になってるの?
「いっぱい名前を呼んでもらえると嬉しい。あなたになら、たぶん何されても嬉しいと思う」
ダイナミクスが何であれ、されたいことやしたいことの程度は人それぞれだ。だから話し合いが必要で、特にこの世界にはダイナミクスの概念がないから丁寧に説明をしなければいけない。
でもそんなことはどうでもよくて、俺が俺の好きな人を不安にさせたくないと思ったから。あなたのために、俺も言葉を尽くしたい。
「いつも丁寧に言葉を選んでくれてありがとう。俺は察しが悪いから、不満とか不安なことはこれからもちゃんと言ってくれると嬉しい」
俺よりも大きな背中に両手を回す。ぎこちないのは許してほしい。甘えるのに慣れてないから、恋人になった今でも振り払われたらどうしようって思考がよぎる。怖くて控えめにシャツを掴むことしかできなかったけど、それでも安心させたくて空色の目をまっすぐに見上げた。
「ヴァイスのことが好き。ずっと一緒にいたい。……今日はこういうことを話し合おうと思って、あなたを待ってたんだよ」
____________
ベルトは意識してない時は無自覚に甘えたりスキンシップをとれるけど、意識するとあれこれ考えてしまい何もできなくなるタイプです
AWOの世界__ウィスペルというこの国は土足文化である。農園や雑貨屋はもちろん、各民家も土足で生活していることに最初は戸惑いも多かった。リザと仲良くなって家に招待された時に、かわいいラグを土足で踏むことに躊躇したこともあったっけ。そういう文化だと慣れてしまえばきっとなんてことはないんだろうけど。
それでも、自分の拠点を持った時に「ここだけは日本式の土足厳禁にする」と決めたのだ。この世界の我が家になるのだから、より落ち着けるように慣れた生活方式のほうが暮らしやすいと思って。あと掃除が楽だし。
「いらっしゃい、ヴァイス。ちょっとバタバタしててごめん」
角から顔を出して確認してみるとくらげはきちんと中に招待してくれたらしい。玄関ホールの住居側、弧を描くようにして並んだタイルとフローリングの間でヴァイスの姿を見つけた。
調薬の素材をすぐに採りにいけるようにか、この拠点には薬師の作業場に裏庭へ直通できる勝手口が存在する。素材がなくなったら靴を履き替えずに裏庭に行けるし、もし薬品をこぼしてしまっても最小限の被害で済む安心設計。普段の装備とは別に簡単に履けるサンダルも用意してあるので拠点内の移動はとても楽なのが嬉しい。だから我が家は玄関ホールのタイルを境にして、作業場は土足でフローリングの住居区は土足厳禁のルールを設けているのだ。
そんな境目の、土床に置かれた素朴なスツールに腰掛けてヴァイスはブーツの紐を解いていた。ちなみにスツールはシルバーアックスのみんなを招待した時にバズったお祝い(?)としていただいた貰い物だ。ちょこんとした佇まいが家の雰囲気にあっていてかわいい。嬉しかったのでこちらもお祝いとして手料理を振る舞ったら、木の食器もくれたのでありがたく使わせてもらっている。あの人たちDIYにハマっているとは言ってたけど家具以外も手作りしてるんだなあ……。
「こっちこそごめんね。昼にベルがいるって言ってたから早めに来ちゃって、」
ブーツを脱いで顔を上げたヴァイスが、こちらを見てぴたりと言葉を止める。どうしたのかと首を傾げれば、フードで表情は見えないけどヴァイスから少しだけ戸惑っているような声がした。
「えっと……ベルさっきまでお風呂に入ってた?」
「うん。ちょっと調薬に失敗しちゃって焦げ臭かったから」
見苦しくてごめん。そう言えばフードを外したヴァイスが眉を下げて「そういうわけじゃないんだけど…」と目を逸らす。待たせたくなかったとはいえ、流石に髪を濡らしたままは行儀悪かったかな。一応シャツは着てるしバスタオルも肩にかけてるから、服が濡れたりはしてないはず。それともシャツがぶかぶかなのが良くなかった?アバターを変えたばかりでこの身長に合う服は一式しか持ってなくて、洗濯中のいまは元の身長のを着るしか選択肢がないんだけど。
これでズボラな恋人はいらないって言われたらどうしよう。この髪の長さに変更してからこっちでお風呂に入る機会はなかったし、髪を乾かすのにここまで苦戦するのは予想外。髪は全然乾いてないし、鏡で確認したはずなのによく見たらボサボサのまま。紅茶色の綺麗な髪って言うぐらいだから、ヴァイスはきっときちんと手入れをしている髪の綺麗な人が好きなはずなのに。
少しでもはやく乾かしたくてバスタオルと一緒に絞るように髪を掴む。それにぎょっとしたのはヴァイスで、慌てて俺の方に来て髪を掴んでいる手を取られた。
「そんなに乱暴にしたら傷んじゃうよ」
ゆるく絡められた手も、かけられた声も優しいのに。上から注がれる視線が痛くて怖い。じっと見られてる気配に思わずたじろいで、これ以上無様な姿をヴァイスに見られたくなくて口を開く。
「ごめん、すぐ終わらせるからヴァイスは向こうで待ってて」
換気はしたけど焦げ臭いかもだし、ここまで長くはなかったけど髪を伸ばしてた時期もあるから手入れの方法はわかってるし大丈夫。服は洗濯中だからこれしかないけどぶかぶかでも見苦しくないようにしてくるから。
だから、とさらに言葉を連ねようとした俺の腰にヴァイスの腕が回る。そのまま抱き寄せられて、腰に回ってるのとは反対の手で髪をひと束摘んだ彼は、俺に見えるようにその髪に唇を落とした。
「ベルさえよければ、こういう手入れも手伝いたいってわがまま言ってもいい?」
ヴァイスがするすると遊ぶように濡れたままの俺の髪に指を滑らせる。お願いしていいのかな。でも綺麗な髪の人が好きだから、髪を雑に扱ってる俺を見ていられなくて申し出てたらどうしよう。やり方を覚えたら褒めてくれるかな。
どう返事をすればいいかわからなくて迷っていると、身を屈めたヴァイスが俺の頭に擦り寄ってきた。旋毛に息がかかる。腰に回された腕がいつもより少しだけ控えめで、でもすっぽりと囲うように俺を閉じ込めている。
「手伝いたいってのは口実で、本当は俺がベルに触れる理由が欲しいだけなんだけど」
身じろぎすら躊躇われる腕の中で、上からぽつぽつとヴァイスの声が降ってくる。付き合う前からスキンシップが多い人だったけど、俺が不審に思わないように毎回それとなく理由を探してたとか。恋人になって理由がなくても触れて嬉しいとか。……付き合えたことに浮かれて、触りすぎて嫌じゃなかったかとか。
降ってくる言葉はどれも優しい。初めて会った時から今まで、状況は違えどヴァイスはいつも丁寧に説明をしてくれた。選ぶ言葉、声色、伝え方も全部優しくなるようにしてる。他の偵察隊の人にするような話し方じゃなくて、たぶん俺のことを考えて言葉を変えてくれてるんだと思う。
ぽすりと、今度は俺からヴァイスの胸元に頭をくっつける。目の前の身体は一瞬固まった後すぐに力を抜いて、戸惑った声が何も言わない俺の名前を呼ぶ。とくとくと心音が聞こえる。
「ヴァイスに触ってもらうのは好き」
恋人になった時、いつもドキドキしてたってヴァイスは言ってた。俺と同じようにドキドキしてたって。
「お世話されるのも、構ってもらうのも好き。甘やかされるのも好きだけど、俺もお世話したいし甘やかしたい」
好きな人のことを考えて言葉を選ぶのも、好きな人に喜んで欲しくて色々してあげたくなっちゃうのも俺と同じなら。
あなたも、いま俺に嫌われたくなくて不安になってるの?
「いっぱい名前を呼んでもらえると嬉しい。あなたになら、たぶん何されても嬉しいと思う」
ダイナミクスが何であれ、されたいことやしたいことの程度は人それぞれだ。だから話し合いが必要で、特にこの世界にはダイナミクスの概念がないから丁寧に説明をしなければいけない。
でもそんなことはどうでもよくて、俺が俺の好きな人を不安にさせたくないと思ったから。あなたのために、俺も言葉を尽くしたい。
「いつも丁寧に言葉を選んでくれてありがとう。俺は察しが悪いから、不満とか不安なことはこれからもちゃんと言ってくれると嬉しい」
俺よりも大きな背中に両手を回す。ぎこちないのは許してほしい。甘えるのに慣れてないから、恋人になった今でも振り払われたらどうしようって思考がよぎる。怖くて控えめにシャツを掴むことしかできなかったけど、それでも安心させたくて空色の目をまっすぐに見上げた。
「ヴァイスのことが好き。ずっと一緒にいたい。……今日はこういうことを話し合おうと思って、あなたを待ってたんだよ」
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