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2 銀斧のお兄さん
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通い慣れた雑貨屋の扉に手をかける。来客を知らせる軽やかなベルの音を聞きながら、目的を果たすために遠慮なく店主を呼ぼうとして__先客に目が止まった。
「あれ、ノクスさんも来てたんですね」
「その声はベルト……だよな?」
振り向いて怪訝そうにこちらを見る男に肯定を示す。よかった。少し見た目を変えたけど、顔見知りの相手には俺とわかるくらいには面影を残せているらしい。
俺をまじまじと見ているのはノクスさん。『シルバーアックス』というパーティーでリーダーをしている斧使いで、つい最近クエストを一緒に片付けた縁でフレンドに登録させてもらったお兄さんだ。
ちなみに俺はベルトと言う名前で活動している。普段こういったゲームをしないから名前を決めるのに困って、適当に部屋を見渡したら掛けてある制服のベルトが目に入ったのが名前の由来。
リア友の萩原にこの由来を言ったら「適当につけすぎだろ」って笑われたけど、好きなおにぎりの具をプレイヤー名にしている人に言われてもね。ベルトって名前は世界観にあっているし、俺は割と気に入ってるんだから。
「アバターの年齢を2歳ほど下げてみたんです。成長期で結構伸びたから、身長が縮んでいれば俺があの魔導士だってバレないと思って」
「だから小さくなってるのか。てっきり性別を変えたと思ったぜ」
こうしてみると中性的な顔してたんだな、とノクスさんが小さく笑う。今の姿は17歳くらいのはずだ。思い返せば高校に入学した頃はよく女子に間違われていた気がする。身長が10cmほど低くなったぐらいで、顔は今とほぼ変わらないはずなんだけど。俺の顔立ちはお祖母様と似ているらしいから、見慣れてて自覚がないだけで中性的なんだろうか。
いつもより低い視線でぐるりと店内を眺める。数年前まではこの高さが当たり前だったんだなと思いながら、アバターの再現率に感嘆した。
AWOのデフォルトアバターは生体スキャンした現実そっくりの状態で製作されて、そこから自分好みにカスタムしていく方式になっている。AWOにはほとんど課金要素がなくて、課金しないと手に入らない装備やアイテムは存在しない。ゲームそのものが可愛くないお値段なので、さらに課金を必要としないのはとても助かっている。そして唯一の課金要素が、ほんのちょっとの金額でできるアバターの保存枠の増築なのだ。
元々俺は身バレしない程度にしかアバターを弄っていないけど、今回はさらに見た目年齢を下げて製作した。プレイヤーによってはその日の気分で性別を変えて遊んでいる人もいるらしい。複数アバターを保存している場合は、ログイン時に使いたいアバターを選択するだけで簡単に切り替えることができる仕様になっている。
ただし、各アバターはアカウントで紐付けされているから、ゲーム内で犯罪や違反行為をしても誰が犯人か特定できるようになっている。犯罪後に見た目を変えて逃げても無駄という運営側からの通達だ。
そもそも、始めてログインするとき「違反行為や犯罪、またそれに準ずる行為をするな」とか「プレイヤーもしくはNPCに不当な扱いをするな」のような内容の注意書きがびっしりと表示されるのだが……まあ、読んでなさそうなプレイヤーは大勢いる。でもそういう人は「最初に注意書きをしたしそれに同意しましたよね?」と運営が圧力をかけて牽制したりアカウントを停止したりと積極的に動いてくれるらしいので、そういう人を見かけたら関わらずに通報が俺たち異邦人の暗黙の了解だ。
「服装も変えたんだな。それなんの職業だ?」
「これは薬師ですね。サブジョブが薬師だから、専用衣装でバフをつけたくて」
ノクスさんにも見えるようにローブの裾を軽く持ち上げる。ふわりと柔らかに揺れる外套から覗くのは、薬師の専用衣装である腰に巻くタイプのエプロンだ。
深い緑の生地はおそらく薬草をイメージしているのだろう。端の方に金色の糸でさりげなく草花の刺繍が施されていて、ハイネックのインナーに白シャツといった初期装備からほぼ変えていない俺の服にもよく馴染んでいる。
こういう特定の職業専用の衣装を身につけると、職業スキルに能力アップのバフがつくからお得なんだよね。なんか胸元と太腿に謎ベルトがあるけど。手の甲の途中までしか隠れない手袋もあるけど。インベントリから専用衣装で選択して装着したから、これらも薬師の衣装ではあるはず。
他に人はいないし、とついでに被っていたフードを外す。このローブは貰い物だけど、手触りもよくて重宝しているお気に入りだ。
「身長の代わりに髪は伸ばしました。掲示板には肩ぐらいのセミロングって書かれてたので」
話しながら乱れた前髪を直し、そっと三つ編みを身体の前に持ってくる。アバターの年齢を下げるとき、一応髪色を変えることも検討したんだけど、髪色まで変えたら誰かわからないと思ってそのままにした。こっちの世界の知り合いにまで気付かれないのは困るし、寂しいから。
身バレしないために現実より少し明るくした髪は、光に透かされると淹れたての紅茶のようなオレンジ色に見える。これが現実世界なら目立ちそうだけど、派手な髪色をしている異邦人はそれなりにいるから馴染めている。流石に髪色だけで決めつけて特定しようとは思わないはず。
採取とかで枝に引っ掛かりたくないから髪をまとめたけど、この三つ編みで中性的に見えている可能性もあるんだろうか。
「聖魔道士と薬師か。通りで薬草の扱いに詳しいわけだ」
「元々戦闘に興味がなかったから、実は魔導士より薬師をしている時間のほうが多いんですよね」
「いいんじゃないか?自由に遊べるのがAWOの魅力だからな」
そう言ってノクスさんが豪快に笑い飛ばす。実はシルバーアックスのみんなもAWO内の趣味でDIYを楽しんでいるらしい。もっと旅をしてこの世界を見て回り、気に入った場所に手作りの拠点を置きたいのだそうだ。
AWOでは騎士や魔導士などの戦闘系だけでなく、薬師や鍛治といった生産系の職業も充実している。
メインやサブに職業をセットして活動することが出来るため、その組み合わせは無限大。より自分のやりたいことが出来るように職業を組み合わせれば、活動内容の幅も大きく広がる。他もゲームにはないこの自由さもAWOの人気に繋がっているのだろう。
噂の魔導士ではなくただの薬師になった俺の周りを、ノクスさんがぐるりと一周して頷く。
「それにしても、優秀な魔導士をひとり減らしてしまって悪いな。ここまで大事になるとは思っても見なかった」
「俺は優秀なんかじゃないですよ。それに服装を薬師に変えただけで、メインは聖魔導士のままですから」
試しに杖を出して見せるとノクスさんは安心したように息をついた。そこまで魔導士って少ないんだろうか。魔導士のプレイヤーはそれなりに話しに聞くし見かける気がするから、聖魔道士が珍しいのかもしれない。前に着てたのも専用衣装だったから、見る人が見れば俺が聖魔導士ってすぐに分かっただろうし。
でもあの時は、ノクスさんが掲示板にあげた画像がこれだけの騒ぎを生み出すなんて誰も予想できなかったんだよ。
「あれ、ノクスさんも来てたんですね」
「その声はベルト……だよな?」
振り向いて怪訝そうにこちらを見る男に肯定を示す。よかった。少し見た目を変えたけど、顔見知りの相手には俺とわかるくらいには面影を残せているらしい。
俺をまじまじと見ているのはノクスさん。『シルバーアックス』というパーティーでリーダーをしている斧使いで、つい最近クエストを一緒に片付けた縁でフレンドに登録させてもらったお兄さんだ。
ちなみに俺はベルトと言う名前で活動している。普段こういったゲームをしないから名前を決めるのに困って、適当に部屋を見渡したら掛けてある制服のベルトが目に入ったのが名前の由来。
リア友の萩原にこの由来を言ったら「適当につけすぎだろ」って笑われたけど、好きなおにぎりの具をプレイヤー名にしている人に言われてもね。ベルトって名前は世界観にあっているし、俺は割と気に入ってるんだから。
「アバターの年齢を2歳ほど下げてみたんです。成長期で結構伸びたから、身長が縮んでいれば俺があの魔導士だってバレないと思って」
「だから小さくなってるのか。てっきり性別を変えたと思ったぜ」
こうしてみると中性的な顔してたんだな、とノクスさんが小さく笑う。今の姿は17歳くらいのはずだ。思い返せば高校に入学した頃はよく女子に間違われていた気がする。身長が10cmほど低くなったぐらいで、顔は今とほぼ変わらないはずなんだけど。俺の顔立ちはお祖母様と似ているらしいから、見慣れてて自覚がないだけで中性的なんだろうか。
いつもより低い視線でぐるりと店内を眺める。数年前まではこの高さが当たり前だったんだなと思いながら、アバターの再現率に感嘆した。
AWOのデフォルトアバターは生体スキャンした現実そっくりの状態で製作されて、そこから自分好みにカスタムしていく方式になっている。AWOにはほとんど課金要素がなくて、課金しないと手に入らない装備やアイテムは存在しない。ゲームそのものが可愛くないお値段なので、さらに課金を必要としないのはとても助かっている。そして唯一の課金要素が、ほんのちょっとの金額でできるアバターの保存枠の増築なのだ。
元々俺は身バレしない程度にしかアバターを弄っていないけど、今回はさらに見た目年齢を下げて製作した。プレイヤーによってはその日の気分で性別を変えて遊んでいる人もいるらしい。複数アバターを保存している場合は、ログイン時に使いたいアバターを選択するだけで簡単に切り替えることができる仕様になっている。
ただし、各アバターはアカウントで紐付けされているから、ゲーム内で犯罪や違反行為をしても誰が犯人か特定できるようになっている。犯罪後に見た目を変えて逃げても無駄という運営側からの通達だ。
そもそも、始めてログインするとき「違反行為や犯罪、またそれに準ずる行為をするな」とか「プレイヤーもしくはNPCに不当な扱いをするな」のような内容の注意書きがびっしりと表示されるのだが……まあ、読んでなさそうなプレイヤーは大勢いる。でもそういう人は「最初に注意書きをしたしそれに同意しましたよね?」と運営が圧力をかけて牽制したりアカウントを停止したりと積極的に動いてくれるらしいので、そういう人を見かけたら関わらずに通報が俺たち異邦人の暗黙の了解だ。
「服装も変えたんだな。それなんの職業だ?」
「これは薬師ですね。サブジョブが薬師だから、専用衣装でバフをつけたくて」
ノクスさんにも見えるようにローブの裾を軽く持ち上げる。ふわりと柔らかに揺れる外套から覗くのは、薬師の専用衣装である腰に巻くタイプのエプロンだ。
深い緑の生地はおそらく薬草をイメージしているのだろう。端の方に金色の糸でさりげなく草花の刺繍が施されていて、ハイネックのインナーに白シャツといった初期装備からほぼ変えていない俺の服にもよく馴染んでいる。
こういう特定の職業専用の衣装を身につけると、職業スキルに能力アップのバフがつくからお得なんだよね。なんか胸元と太腿に謎ベルトがあるけど。手の甲の途中までしか隠れない手袋もあるけど。インベントリから専用衣装で選択して装着したから、これらも薬師の衣装ではあるはず。
他に人はいないし、とついでに被っていたフードを外す。このローブは貰い物だけど、手触りもよくて重宝しているお気に入りだ。
「身長の代わりに髪は伸ばしました。掲示板には肩ぐらいのセミロングって書かれてたので」
話しながら乱れた前髪を直し、そっと三つ編みを身体の前に持ってくる。アバターの年齢を下げるとき、一応髪色を変えることも検討したんだけど、髪色まで変えたら誰かわからないと思ってそのままにした。こっちの世界の知り合いにまで気付かれないのは困るし、寂しいから。
身バレしないために現実より少し明るくした髪は、光に透かされると淹れたての紅茶のようなオレンジ色に見える。これが現実世界なら目立ちそうだけど、派手な髪色をしている異邦人はそれなりにいるから馴染めている。流石に髪色だけで決めつけて特定しようとは思わないはず。
採取とかで枝に引っ掛かりたくないから髪をまとめたけど、この三つ編みで中性的に見えている可能性もあるんだろうか。
「聖魔道士と薬師か。通りで薬草の扱いに詳しいわけだ」
「元々戦闘に興味がなかったから、実は魔導士より薬師をしている時間のほうが多いんですよね」
「いいんじゃないか?自由に遊べるのがAWOの魅力だからな」
そう言ってノクスさんが豪快に笑い飛ばす。実はシルバーアックスのみんなもAWO内の趣味でDIYを楽しんでいるらしい。もっと旅をしてこの世界を見て回り、気に入った場所に手作りの拠点を置きたいのだそうだ。
AWOでは騎士や魔導士などの戦闘系だけでなく、薬師や鍛治といった生産系の職業も充実している。
メインやサブに職業をセットして活動することが出来るため、その組み合わせは無限大。より自分のやりたいことが出来るように職業を組み合わせれば、活動内容の幅も大きく広がる。他もゲームにはないこの自由さもAWOの人気に繋がっているのだろう。
噂の魔導士ではなくただの薬師になった俺の周りを、ノクスさんがぐるりと一周して頷く。
「それにしても、優秀な魔導士をひとり減らしてしまって悪いな。ここまで大事になるとは思っても見なかった」
「俺は優秀なんかじゃないですよ。それに服装を薬師に変えただけで、メインは聖魔導士のままですから」
試しに杖を出して見せるとノクスさんは安心したように息をついた。そこまで魔導士って少ないんだろうか。魔導士のプレイヤーはそれなりに話しに聞くし見かける気がするから、聖魔道士が珍しいのかもしれない。前に着てたのも専用衣装だったから、見る人が見れば俺が聖魔導士ってすぐに分かっただろうし。
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