そうして、俺は走って。
中学生から陸上競技を始めた、松本とちお。しかし、まったくもって本人は陸上競技に対してやる気がなく、ただ顧問に言われたことを適当にしていただけで全国中学校総合体育大会に行けてしまった。そこでは、全国大会は予選落ちしたがとくになにも思わなかったが、中学3年生のときにみた日本選手権女子の100mを見て、陸上競技とはそんなにも打ち込めるものなのかを疑問に思う。そんなとちおが高校生になってのお話。
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