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本編
【第15話】伝えたい気持ち⑥
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「……… え⁈」
目の前にあるものに驚き、みどりのが言葉を詰まらせている。
「すごいだろう?ずっと気になってたんだ。地上約七十八mにある観覧車なんて、乗ったらどんなふうなんだろうなって」
七階建てのビルの最上階にある大きな観覧車を見上げ、みどりがちょっと複雑そうな表情になった。観覧車は好きだが、コレは乗ってみなければ、好きか否かは何とも言えない。設置されている場所が悪過ぎる。
「なんていうか…… 正直怖いと思います」
「そう?街の明りが一望できて綺麗なんじゃないかな。時期がよければ花火も見れるらしいよ。まぁ、そんな日はすごく混んいて、なかなか乗れないだろうけどね」
みどりがギュッと宗一郎の腕を無意識のうちに強く握ると、彼が嬉しそうな顔をしながら「乗るの嫌になった?」と訊いてきた。
友達と来ていたのなら『止める!帰る!』と言いたい所なのだが、宗一郎が折角誘ってくれたのだ。断るのも失礼だと思い、少し震える声でみどりは決意を口にした。
「い、いや…… 乗りましょうか」
「大丈夫だよ、一周十分程度らしいから」
「それで、高い場所は平気か訊いてきたんですね」
「うん」と頷き、「チケット買おうか」と言い、ながらみどりの手を引いて宗一郎がチケット売り場へ歩き始めた。
五組程度の人がチケットを片手に並んでいる列に続き、二人も並んだ。混んでいなかったのは嬉しいが、その分覚悟を決める時間が無い、とも言える。
「これならすぐに乗れそうだね」
嬉しそうな宗一郎に対し、みどりは少し頬の引きつった。
「…… 怖い?止める?」
気遣う声で訊ねられたが、お金も払っているのに止めるとは今更言えず、みどりは「大丈夫」と強がって見せた。
(怯えた顔も、可愛いなぁ…… )
嬉さで顔がにやけてしまいそうになり、宗一郎が顔を少しみどりから背けた。
気を落ち着かせようと、みどりがジュースを口に含み飲む。緊張しているからか、咽が渇いてしまい、自分達の番が来る前に、彼女は全て飲み干してしまった。
空っぽになった容器を見て、宗一郎がニヤッと口の端を上げて笑う。
「美味しかったみたいだね」
「え?あぁ、はい。ご馳走様でした」
「いいんだよ」
(…… 飲んでくれないと、困るからね)
「次のお客様どうぞ」と係員に声をかけられ、みどりが先に観覧車へと乗り込む。
それに続き、宗一郎も中へ入ると、係員がドアを閉めてロックをかけた。椅子へ対面する状態で腰掛け、宗一郎が当たり前のように持ち歩いてくれていたみどりの鞄を椅子の上へ置く。
男性の体重と重い荷物が重なり、観覧車が宗一郎の方へかなり傾いていた。
「ははは、ごめん。傾いて怖いよね?」
「大丈夫ですよ、乗った瞬間は怖かったですけど」
苦笑しつつみどりが答える。
「鞄だけでもそっちに置いてみるか」
そう言って、宗一郎がみどりの横に彼女の鞄を移した。
「すみません、持ってもらっていて」
「僕が好きでしてるんだ、気にしなくていいよ」
長い腕を伸ばして、みどりの頬に宗一郎が触れてきた。
トクンッ——
触れられた場所がとても熱く感じ、心臓が少し高鳴り始めた。
(ああ、やっぱり宗一郎さんに触られるだけで、こんなにドキドキするなぁ…… )
観覧車の窓からは星一つない真っ暗な夜空が、宗一郎の後ろには街の明りが一面に広がりだしたのが、みどりの視界に入った。
「綺麗…… 」
ほうっと息をつき、みどりが視線を外に向ける。最初に感じていた『怖い』という気持ちより、『綺麗』という気持ちがどうやら上回った様だ。
「——そうだね、とても綺麗だ」
街の明りを楽しむ為に観覧車の中が暗くなっているからか、みどりの顔が街明りに照らされて見える。外を観ずにみどりの頬に触れたまま、じっと彼女を見詰めている宗一郎の親指が、スッと軽く彼女の頬を撫でた。
無言のまま、ゆっくりと宗一郎がみどりの方へと顔を近づけていく。
拒む理由も思い付かず、引かれ合う様に自然と唇が重なった。
片方に傾いた観覧車は明かに外から見て不自然だったろうが、たぶんここでは日常茶飯事だろうからあまり気にしない。
触れるだけの優しい口付けを、緊張しながらみどりが応じる。初めての経験に体が少し震え、膝の上に乗せた手に力が入った。
そっと、ゆっくり宗一郎が離れ、眼を必要以上にキツク瞑るみどりの顔を見て、彼がくすっと笑った。
「ごめんね、嫌じゃなかったかい?」
少し不安気な表情で、みどりへと訊ねる。
「嫌だなんて…… そんな…… 」
頬を染めながら、震える声でみどりが必死に答えた。
「そう、よかった」
頬から手を離し、みどりの手をキュッっと宗一郎が両手で握る。
「で、でも…… あの…… 」
今のキスの意味が知りたくって、みどりは宗一郎に訊こうとしたが、声が少し上擦った。
「——何故、こんな事を?」
「何故?気になる?」
「もちろんです。だって、私達って、互いの事何も知らないのに…… こんな事は…… 」
素敵な男性からのキスはどんなに嬉しくても、やっぱり真意が気になってしまう。
トクン…… トクン……
みどりの心臓が、変に高鳴りだした。胸の辺りをギュッと掴み、呼吸が荒くなる。
(何?これ…… )
その変調を宗一郎が咄嗟に気が付いた。
「僕に触れられると、緊張する?」
「あ…… えっと…… そう、ですね」
心拍数が上がり、息が少し苦しい。
「『気持ち良いな』とか…… 思ったりする?」
——ドキッ
「…… それは…… えっと——」
訊かれたくない事を訊かれ、みどりが動揺した。
「そう思うのって…… 何故だろうね?僕は、みどりさんと一緒に居るだけで…… いつも、すごく緊張しているんだけど、君はどう?」
(緊張?緊張しているから、こんなに心臓が早いの?…… あれ?『好き』とかそういった理由で…… こうなるものだったっけ?)
ファン心理や背広フェチを爆発させる事はよくあるものの、長年恋らしい恋をしてなかったみどりは、この激しい動悸が本当に『好き』という感情からくるものなのか確信が持てなくなってきた。
「もし、今この触れる僕の手を、少しでも『気持ちいい』と感じてくれるのなら…… 僕と付き合って欲しいんだけど——駄目かい?」
優しい笑みでそう言われ、答えに迷う。
触れられた手はすごく冷たくて、でもその冷たさがとても心地よい。少し撫でられただけでも全身にゾクゾクとした感覚が走り、服が少し肌に擦れるだけでも…… みどりは気持ちがいいと感じてしまう。
( …… 自分はこの人が好き)
そう自覚していたはずなのに、それをただ伝えればいいだけなのに、不思議と言葉が出ない。
「え…… あ…… 」
「…… 年上は、嫌いだった?」
「そんな事は…… ないです」
切なそうに問われ、みどりが必死に答える。
「じゃあ、何故答えてくれないの?僕の何が不満?よく知らないから?」
そう…… 私はこの人の事をあまりよくは知らない。
スーツ姿がとっても馴染んでいるから、それなりの年齢の社会人である事は間違いない。
宗太君のお兄さんで、紅茶が好きで、車の運転が出来る…… それくらいしか、知らない。
でも、会うたびにドキドキするし、そっと触れられるだけで心地いい。
一緒にいる時間は短くても、毎週楽しみになるくらいに話していてとても楽しい。
何よりも、彼が他の女性と一緒に居ただけで、イライラしたりしたのは…… きっと、好きだって感情以外の何ものでもないのだろう。
(——あぁ、なんだ。返事をしない理由なんか、何もないじゃない)
「…… 私でよければ」
囁くように、みどりが答える。
「みどりさんじゃなければ、意味がないよ」
そう言い、宗一郎がみどりの唇へと再び口付けをおとす。熱さをもつ唇は少し震え、みどりは自ら宗一郎の口内に舌を割り込ませた。
「んくっ…… 」
少し驚いたのか、宗一郎が声のこぼす。狭い観覧車の中にキスの音が響いて聞こえ、綺麗な景色など二人は全く眼中に無くなってしまった。
腕を首に回し、より深くと求め合いながら唇を重ねる。
——しばらくそうした後、宗一郎から唇を離し、名残惜しげにみどりへ声をかけた。
「そろそろ終点だね」
恍惚とした表情で、みどりが頷く。甘くとろけて、形が無くなってしまいそうな錯覚すら感じるキスで、彼女は全身の力が抜けていた。
「景色、全然見られなかったね。今度また来ようか」
「…… そう、ですね」
力なく答え、みどりが俯きながら肩で呼吸をする。
(駄目…… 全然力が入らない…… おかしい…… 何かおかしい——)
宗一郎は手に入った獲物を満足そうに見詰め、口元を手で覆い、口の端でニッと冷たい笑みを浮かべた。
目の前にあるものに驚き、みどりのが言葉を詰まらせている。
「すごいだろう?ずっと気になってたんだ。地上約七十八mにある観覧車なんて、乗ったらどんなふうなんだろうなって」
七階建てのビルの最上階にある大きな観覧車を見上げ、みどりがちょっと複雑そうな表情になった。観覧車は好きだが、コレは乗ってみなければ、好きか否かは何とも言えない。設置されている場所が悪過ぎる。
「なんていうか…… 正直怖いと思います」
「そう?街の明りが一望できて綺麗なんじゃないかな。時期がよければ花火も見れるらしいよ。まぁ、そんな日はすごく混んいて、なかなか乗れないだろうけどね」
みどりがギュッと宗一郎の腕を無意識のうちに強く握ると、彼が嬉しそうな顔をしながら「乗るの嫌になった?」と訊いてきた。
友達と来ていたのなら『止める!帰る!』と言いたい所なのだが、宗一郎が折角誘ってくれたのだ。断るのも失礼だと思い、少し震える声でみどりは決意を口にした。
「い、いや…… 乗りましょうか」
「大丈夫だよ、一周十分程度らしいから」
「それで、高い場所は平気か訊いてきたんですね」
「うん」と頷き、「チケット買おうか」と言い、ながらみどりの手を引いて宗一郎がチケット売り場へ歩き始めた。
五組程度の人がチケットを片手に並んでいる列に続き、二人も並んだ。混んでいなかったのは嬉しいが、その分覚悟を決める時間が無い、とも言える。
「これならすぐに乗れそうだね」
嬉しそうな宗一郎に対し、みどりは少し頬の引きつった。
「…… 怖い?止める?」
気遣う声で訊ねられたが、お金も払っているのに止めるとは今更言えず、みどりは「大丈夫」と強がって見せた。
(怯えた顔も、可愛いなぁ…… )
嬉さで顔がにやけてしまいそうになり、宗一郎が顔を少しみどりから背けた。
気を落ち着かせようと、みどりがジュースを口に含み飲む。緊張しているからか、咽が渇いてしまい、自分達の番が来る前に、彼女は全て飲み干してしまった。
空っぽになった容器を見て、宗一郎がニヤッと口の端を上げて笑う。
「美味しかったみたいだね」
「え?あぁ、はい。ご馳走様でした」
「いいんだよ」
(…… 飲んでくれないと、困るからね)
「次のお客様どうぞ」と係員に声をかけられ、みどりが先に観覧車へと乗り込む。
それに続き、宗一郎も中へ入ると、係員がドアを閉めてロックをかけた。椅子へ対面する状態で腰掛け、宗一郎が当たり前のように持ち歩いてくれていたみどりの鞄を椅子の上へ置く。
男性の体重と重い荷物が重なり、観覧車が宗一郎の方へかなり傾いていた。
「ははは、ごめん。傾いて怖いよね?」
「大丈夫ですよ、乗った瞬間は怖かったですけど」
苦笑しつつみどりが答える。
「鞄だけでもそっちに置いてみるか」
そう言って、宗一郎がみどりの横に彼女の鞄を移した。
「すみません、持ってもらっていて」
「僕が好きでしてるんだ、気にしなくていいよ」
長い腕を伸ばして、みどりの頬に宗一郎が触れてきた。
トクンッ——
触れられた場所がとても熱く感じ、心臓が少し高鳴り始めた。
(ああ、やっぱり宗一郎さんに触られるだけで、こんなにドキドキするなぁ…… )
観覧車の窓からは星一つない真っ暗な夜空が、宗一郎の後ろには街の明りが一面に広がりだしたのが、みどりの視界に入った。
「綺麗…… 」
ほうっと息をつき、みどりが視線を外に向ける。最初に感じていた『怖い』という気持ちより、『綺麗』という気持ちがどうやら上回った様だ。
「——そうだね、とても綺麗だ」
街の明りを楽しむ為に観覧車の中が暗くなっているからか、みどりの顔が街明りに照らされて見える。外を観ずにみどりの頬に触れたまま、じっと彼女を見詰めている宗一郎の親指が、スッと軽く彼女の頬を撫でた。
無言のまま、ゆっくりと宗一郎がみどりの方へと顔を近づけていく。
拒む理由も思い付かず、引かれ合う様に自然と唇が重なった。
片方に傾いた観覧車は明かに外から見て不自然だったろうが、たぶんここでは日常茶飯事だろうからあまり気にしない。
触れるだけの優しい口付けを、緊張しながらみどりが応じる。初めての経験に体が少し震え、膝の上に乗せた手に力が入った。
そっと、ゆっくり宗一郎が離れ、眼を必要以上にキツク瞑るみどりの顔を見て、彼がくすっと笑った。
「ごめんね、嫌じゃなかったかい?」
少し不安気な表情で、みどりへと訊ねる。
「嫌だなんて…… そんな…… 」
頬を染めながら、震える声でみどりが必死に答えた。
「そう、よかった」
頬から手を離し、みどりの手をキュッっと宗一郎が両手で握る。
「で、でも…… あの…… 」
今のキスの意味が知りたくって、みどりは宗一郎に訊こうとしたが、声が少し上擦った。
「——何故、こんな事を?」
「何故?気になる?」
「もちろんです。だって、私達って、互いの事何も知らないのに…… こんな事は…… 」
素敵な男性からのキスはどんなに嬉しくても、やっぱり真意が気になってしまう。
トクン…… トクン……
みどりの心臓が、変に高鳴りだした。胸の辺りをギュッと掴み、呼吸が荒くなる。
(何?これ…… )
その変調を宗一郎が咄嗟に気が付いた。
「僕に触れられると、緊張する?」
「あ…… えっと…… そう、ですね」
心拍数が上がり、息が少し苦しい。
「『気持ち良いな』とか…… 思ったりする?」
——ドキッ
「…… それは…… えっと——」
訊かれたくない事を訊かれ、みどりが動揺した。
「そう思うのって…… 何故だろうね?僕は、みどりさんと一緒に居るだけで…… いつも、すごく緊張しているんだけど、君はどう?」
(緊張?緊張しているから、こんなに心臓が早いの?…… あれ?『好き』とかそういった理由で…… こうなるものだったっけ?)
ファン心理や背広フェチを爆発させる事はよくあるものの、長年恋らしい恋をしてなかったみどりは、この激しい動悸が本当に『好き』という感情からくるものなのか確信が持てなくなってきた。
「もし、今この触れる僕の手を、少しでも『気持ちいい』と感じてくれるのなら…… 僕と付き合って欲しいんだけど——駄目かい?」
優しい笑みでそう言われ、答えに迷う。
触れられた手はすごく冷たくて、でもその冷たさがとても心地よい。少し撫でられただけでも全身にゾクゾクとした感覚が走り、服が少し肌に擦れるだけでも…… みどりは気持ちがいいと感じてしまう。
( …… 自分はこの人が好き)
そう自覚していたはずなのに、それをただ伝えればいいだけなのに、不思議と言葉が出ない。
「え…… あ…… 」
「…… 年上は、嫌いだった?」
「そんな事は…… ないです」
切なそうに問われ、みどりが必死に答える。
「じゃあ、何故答えてくれないの?僕の何が不満?よく知らないから?」
そう…… 私はこの人の事をあまりよくは知らない。
スーツ姿がとっても馴染んでいるから、それなりの年齢の社会人である事は間違いない。
宗太君のお兄さんで、紅茶が好きで、車の運転が出来る…… それくらいしか、知らない。
でも、会うたびにドキドキするし、そっと触れられるだけで心地いい。
一緒にいる時間は短くても、毎週楽しみになるくらいに話していてとても楽しい。
何よりも、彼が他の女性と一緒に居ただけで、イライラしたりしたのは…… きっと、好きだって感情以外の何ものでもないのだろう。
(——あぁ、なんだ。返事をしない理由なんか、何もないじゃない)
「…… 私でよければ」
囁くように、みどりが答える。
「みどりさんじゃなければ、意味がないよ」
そう言い、宗一郎がみどりの唇へと再び口付けをおとす。熱さをもつ唇は少し震え、みどりは自ら宗一郎の口内に舌を割り込ませた。
「んくっ…… 」
少し驚いたのか、宗一郎が声のこぼす。狭い観覧車の中にキスの音が響いて聞こえ、綺麗な景色など二人は全く眼中に無くなってしまった。
腕を首に回し、より深くと求め合いながら唇を重ねる。
——しばらくそうした後、宗一郎から唇を離し、名残惜しげにみどりへ声をかけた。
「そろそろ終点だね」
恍惚とした表情で、みどりが頷く。甘くとろけて、形が無くなってしまいそうな錯覚すら感じるキスで、彼女は全身の力が抜けていた。
「景色、全然見られなかったね。今度また来ようか」
「…… そう、ですね」
力なく答え、みどりが俯きながら肩で呼吸をする。
(駄目…… 全然力が入らない…… おかしい…… 何かおかしい——)
宗一郎は手に入った獲物を満足そうに見詰め、口元を手で覆い、口の端でニッと冷たい笑みを浮かべた。
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