8 / 31
ゼッターのラッキー・ストライク
ウェスト
しおりを挟む
明くる日、5人は正午に駅前へと待ち合わせをした。土曜日なのだが、私服は汚したくないという星子の主張から、コペルと彼方はいつもの制服姿で集合することになった。武情と龍一は関係ないので普通に私服を着て来る。こすい部長である。
「じゃ、予定通り俺と武情は西側、お前らは東側だ。北から下っていって南側のジャンパチの駐車場で合流し、そこからは全員で南側を捜索する」
「連絡はどうする?」
「今回は極力連絡せずに行く。その代わり連携を怠るな。俺、そしてコペルと彼方は互いに後方支援に徹するんだ。武情、星子、お前らは前衛だ」
そう言うと龍一と武情はそそくさと歩き去って行った。それを見送ったコペル、彼方、星子の3人は、とりあえずはシャッター街を目ざして歩こうということになった。
今日は土曜日ということもあってか、人通りが多い。だが路地裏には野良猫たちが日向ぼっこをしに道路に寝そべっている。何とも賑わいのあるのかないのか分からないのだが、そこにある雰囲気を楽しむ分には、忙しない学生たちには十分楽しいのであった。結局猫に引っ張られて路地裏を探索していた一行。武情あたりが飛んできて燃やし尽くしそうなやる気の無さである。
そこから少し歩いたところで、星子は既にこの一行の違和感に気づいていた。
「ねえ、ちょっと」
コペルと彼方。この2人が全く喋らないのである。
「ねえってば」
星子の呼び掛けに答えたのは彼方であった。
「なんスか。あ、バッタ」
「バッタじゃないわ。なんか喋りなって」
彼方はああ、なんだそんなことかと口に出してるも同然のあくびをかました。なにか2人でごにょごにょしてたことに気づいたコペルは彼方に、
「どうしたって?」
と聞いたが、
「いや、別に」
と彼方が言うので、
「あ、そう」
と言って2人でまたそそくさと歩き始めた。傍から見てると気持ちの悪い2人組である。
「なんか違うな~、思い描いてたのと……」
一方の武情、龍一組。2人は団地エリアへと足を踏み入れた。この西側一帯は隣町の駅がすぐそこにあるため完全に住宅区であり、至るところに古い団地郡を見かけることが出来る。
龍一は1人葛藤していた。この坂上武情、あまりにもイカつい。ペイズリーの柄シャツと金縁の丸グラサンにダボダボのワイドパンツという借金取りファッション。小脇に携えたセカンドバッグも怪しく見えるというものである。イオンのポロシャツを3着着回すのみの龍一には少々話しかけづらい。怖ぇよー。なんか最近俺と星子ばっか驚いたり気遣ったりの役目になってきてる気がする……。
龍一は大して気にせず行こうと思ったが、どうしても微妙な距離感を感じていた。そう、武情とはまだ知り合って4日しか経っていないのである。まずはこの部長、白金龍一から仲良くならねばならない。見た感じ硬派で、恐らく誰相手にも辛辣に食らわすタイプ……。龍一はついに会話に踏み切った。
「この辺ぼろ臭い団地ばっかでよ、嫌になるぜ。特によ、あれ見ろよ、ボロッボロじゃねえか」
「あそこは俺の家だ」
「あっ……、あれ見ろよ! 高校生が金髪に染めてよ、イキんなってな! ブッスいしな!」
「あれは妹だ」
「あっ、うららちゃ……、さんね……」
死なせてくれ、俺を。龍一は神に祈った。
「よく見るとめっちゃ美人さんかも……」
「…………」
「本音なんだよ、今のは……」
「もう喋るな……」
そんなやり取りもありながらも、龍一たちは団地を抜け、しばらく歩くと住宅地も抜けて、人気のない公園に着いた。
「少し休ませてくれ、武情……」
「好きにしろ」
武情は時計を見た。2時45分。この(龍一の)ペースではまだまだ先は長そうである。自分も休んだ方がいいと思った。龍一の方を向くと、自販機で飲み物を買おうとしていたので、ついでに自分のものも買ってもらおうと思った。
「おい、龍一」
歩き出した武情だがその視線の先に龍一はいない。ああ、なぜか反対側に歩いていたようだ。改めて龍一の方を向く。
「おい、」
またしても武情はいつの間にか反対を向いていた。もうすぐそこには、ナイフを持った男が切りかかろうとしていることも知らずに……。
「!? なんだ貴様!」
武情は急に伸びてきた腕を払った。そしてバックステップを……。
「な、何!?」
武情は驚愕した。何故俺は反対向きにバックステップを取っているのだ!? 不覚にも、刃渡り9センチの刃物を持った男へと、背中を向けて飛び込む形を取ってしまった。
「討ち取ったり、坂上武情!」
刃物はゆっくりと突き出され、武情の背中に命中した。武情は死を悟ったのち背後にコツンという感触を味わい、柄シャツにふわりと弾かれてそのまま突き刺さることなく地面に落ちた。
「くっ……、ん?」
顔を布でぐるぐるに覆われてあえなく捕まってしまったこの男は吸血鬼の仕向けたやつだということが、何となく2人には理解出来た。
先ほど、龍一が気づいた時にはもう遅かったには遅かったのだが、ダメ元でぶち込んだ太陽弾はなぜか向きを変えることなく男の手元にばっちり命中し、刃物をはたき落とすことにあっさり成功したのだった。
「それで、君、正直に話せないわけ? 自分の能力も、自分の雇い主も」
龍一は男の胸ぐらを掴みあげた。
「な、なんの事だ……」
「ふぅーーん」
龍一はドローンを男の耳あたりに差し出してプロペラをひゅんひゅん言わせた。男は見えていないので能力でなにかされると感じたので、
「わ、分かった、話す……、俺の能力は「ウエスト」……、視界に入っているものを西向きにする能力だ……」
龍一と武情は顔を見合わせた。そのまま次は両耳をひゅんひゅん言わせた。
「そんなわけないよなあ!?」
「ほ、本当なんだよ……、信じてくれ……デカい木でも何でも西向きに出来たんで、送り込まれたんだ……」
龍一は何となく胸を撃たれた。自分が悪いとしても本音を信じて貰えないことの気持ちというのは団地で学習済みである。
「それで、雇い主は今どこに……」
「そ、それは、ここに……」
男は提げていたバッグを引き渡した。武情が取り上げて中身を見ると、紙が3枚入っていた。うち1枚を取り出してみると、そこにはこう書かれていた。
「吸血鬼退治部をぶち殺せ大作戦!(前金もあるよ)」
男はひゅんひゅんに加えてメラメラが両耳から聞こえるようになった。
「ふざけんじゃねえぞタコおい」
「なに色鉛筆で色つけてんだオラ」
「本当にそれに書かれてるんだよー!助けてくれーー!!」
と、龍一があることに気がついた。
「おい、武情、裏があるぞそのプリント」
「あ?」
裏を見たところ、ボールペンでこのように綴られていた。
「どうやら今日、あの子どもたちが動き出すようなので、俺は東のシャッター街を抜けたとこにある住宅街で待ち伏せする。西団地を抜けた公園で待ち伏せすること。」
「龍一、とりあえず敵が潜んでいることはあいつらに知らせておく」
「ああ……、ところで君、この吸血鬼についての情報はあるか?」
「あいつは……、ゼッターという名前の背の低い男だ。能力は……、当たったらとにかく絶対に倒せるというものだ……」
龍一と武情はとりあえず南側へと歩くことにした。この2人を相手にするのがこんなカス1人というのはどう考えてもおかしい。他にも潜んでいるかもしれない。
「曇ってきている。先を急ぐぞ、武情」
「ああ」
曇るとサテライト・メビウスが使い物にならないので、ウエストの能力者はトイレットペーパーをぐるぐる巻きにして、木に吊るしててるてる坊主になってもらった。あんま急いでないじゃん。
「それと、龍一」
歩きながら武情は、龍一に残り2枚のプリントを渡した。そこには、「吸血鬼の歴史」「吸血鬼の目的」と題名が書かれていた。
「これは……。とりあえず先を急ぐことにするか。解読はそれからだ」
一方、コペル、彼方、星子組。3人はメッセージを見たのち、恐らくここだろうという住宅地に到着していた。そして、そのことは既に、吸血鬼・ゼッターに目撃されていたのだった。
「じゃ、予定通り俺と武情は西側、お前らは東側だ。北から下っていって南側のジャンパチの駐車場で合流し、そこからは全員で南側を捜索する」
「連絡はどうする?」
「今回は極力連絡せずに行く。その代わり連携を怠るな。俺、そしてコペルと彼方は互いに後方支援に徹するんだ。武情、星子、お前らは前衛だ」
そう言うと龍一と武情はそそくさと歩き去って行った。それを見送ったコペル、彼方、星子の3人は、とりあえずはシャッター街を目ざして歩こうということになった。
今日は土曜日ということもあってか、人通りが多い。だが路地裏には野良猫たちが日向ぼっこをしに道路に寝そべっている。何とも賑わいのあるのかないのか分からないのだが、そこにある雰囲気を楽しむ分には、忙しない学生たちには十分楽しいのであった。結局猫に引っ張られて路地裏を探索していた一行。武情あたりが飛んできて燃やし尽くしそうなやる気の無さである。
そこから少し歩いたところで、星子は既にこの一行の違和感に気づいていた。
「ねえ、ちょっと」
コペルと彼方。この2人が全く喋らないのである。
「ねえってば」
星子の呼び掛けに答えたのは彼方であった。
「なんスか。あ、バッタ」
「バッタじゃないわ。なんか喋りなって」
彼方はああ、なんだそんなことかと口に出してるも同然のあくびをかました。なにか2人でごにょごにょしてたことに気づいたコペルは彼方に、
「どうしたって?」
と聞いたが、
「いや、別に」
と彼方が言うので、
「あ、そう」
と言って2人でまたそそくさと歩き始めた。傍から見てると気持ちの悪い2人組である。
「なんか違うな~、思い描いてたのと……」
一方の武情、龍一組。2人は団地エリアへと足を踏み入れた。この西側一帯は隣町の駅がすぐそこにあるため完全に住宅区であり、至るところに古い団地郡を見かけることが出来る。
龍一は1人葛藤していた。この坂上武情、あまりにもイカつい。ペイズリーの柄シャツと金縁の丸グラサンにダボダボのワイドパンツという借金取りファッション。小脇に携えたセカンドバッグも怪しく見えるというものである。イオンのポロシャツを3着着回すのみの龍一には少々話しかけづらい。怖ぇよー。なんか最近俺と星子ばっか驚いたり気遣ったりの役目になってきてる気がする……。
龍一は大して気にせず行こうと思ったが、どうしても微妙な距離感を感じていた。そう、武情とはまだ知り合って4日しか経っていないのである。まずはこの部長、白金龍一から仲良くならねばならない。見た感じ硬派で、恐らく誰相手にも辛辣に食らわすタイプ……。龍一はついに会話に踏み切った。
「この辺ぼろ臭い団地ばっかでよ、嫌になるぜ。特によ、あれ見ろよ、ボロッボロじゃねえか」
「あそこは俺の家だ」
「あっ……、あれ見ろよ! 高校生が金髪に染めてよ、イキんなってな! ブッスいしな!」
「あれは妹だ」
「あっ、うららちゃ……、さんね……」
死なせてくれ、俺を。龍一は神に祈った。
「よく見るとめっちゃ美人さんかも……」
「…………」
「本音なんだよ、今のは……」
「もう喋るな……」
そんなやり取りもありながらも、龍一たちは団地を抜け、しばらく歩くと住宅地も抜けて、人気のない公園に着いた。
「少し休ませてくれ、武情……」
「好きにしろ」
武情は時計を見た。2時45分。この(龍一の)ペースではまだまだ先は長そうである。自分も休んだ方がいいと思った。龍一の方を向くと、自販機で飲み物を買おうとしていたので、ついでに自分のものも買ってもらおうと思った。
「おい、龍一」
歩き出した武情だがその視線の先に龍一はいない。ああ、なぜか反対側に歩いていたようだ。改めて龍一の方を向く。
「おい、」
またしても武情はいつの間にか反対を向いていた。もうすぐそこには、ナイフを持った男が切りかかろうとしていることも知らずに……。
「!? なんだ貴様!」
武情は急に伸びてきた腕を払った。そしてバックステップを……。
「な、何!?」
武情は驚愕した。何故俺は反対向きにバックステップを取っているのだ!? 不覚にも、刃渡り9センチの刃物を持った男へと、背中を向けて飛び込む形を取ってしまった。
「討ち取ったり、坂上武情!」
刃物はゆっくりと突き出され、武情の背中に命中した。武情は死を悟ったのち背後にコツンという感触を味わい、柄シャツにふわりと弾かれてそのまま突き刺さることなく地面に落ちた。
「くっ……、ん?」
顔を布でぐるぐるに覆われてあえなく捕まってしまったこの男は吸血鬼の仕向けたやつだということが、何となく2人には理解出来た。
先ほど、龍一が気づいた時にはもう遅かったには遅かったのだが、ダメ元でぶち込んだ太陽弾はなぜか向きを変えることなく男の手元にばっちり命中し、刃物をはたき落とすことにあっさり成功したのだった。
「それで、君、正直に話せないわけ? 自分の能力も、自分の雇い主も」
龍一は男の胸ぐらを掴みあげた。
「な、なんの事だ……」
「ふぅーーん」
龍一はドローンを男の耳あたりに差し出してプロペラをひゅんひゅん言わせた。男は見えていないので能力でなにかされると感じたので、
「わ、分かった、話す……、俺の能力は「ウエスト」……、視界に入っているものを西向きにする能力だ……」
龍一と武情は顔を見合わせた。そのまま次は両耳をひゅんひゅん言わせた。
「そんなわけないよなあ!?」
「ほ、本当なんだよ……、信じてくれ……デカい木でも何でも西向きに出来たんで、送り込まれたんだ……」
龍一は何となく胸を撃たれた。自分が悪いとしても本音を信じて貰えないことの気持ちというのは団地で学習済みである。
「それで、雇い主は今どこに……」
「そ、それは、ここに……」
男は提げていたバッグを引き渡した。武情が取り上げて中身を見ると、紙が3枚入っていた。うち1枚を取り出してみると、そこにはこう書かれていた。
「吸血鬼退治部をぶち殺せ大作戦!(前金もあるよ)」
男はひゅんひゅんに加えてメラメラが両耳から聞こえるようになった。
「ふざけんじゃねえぞタコおい」
「なに色鉛筆で色つけてんだオラ」
「本当にそれに書かれてるんだよー!助けてくれーー!!」
と、龍一があることに気がついた。
「おい、武情、裏があるぞそのプリント」
「あ?」
裏を見たところ、ボールペンでこのように綴られていた。
「どうやら今日、あの子どもたちが動き出すようなので、俺は東のシャッター街を抜けたとこにある住宅街で待ち伏せする。西団地を抜けた公園で待ち伏せすること。」
「龍一、とりあえず敵が潜んでいることはあいつらに知らせておく」
「ああ……、ところで君、この吸血鬼についての情報はあるか?」
「あいつは……、ゼッターという名前の背の低い男だ。能力は……、当たったらとにかく絶対に倒せるというものだ……」
龍一と武情はとりあえず南側へと歩くことにした。この2人を相手にするのがこんなカス1人というのはどう考えてもおかしい。他にも潜んでいるかもしれない。
「曇ってきている。先を急ぐぞ、武情」
「ああ」
曇るとサテライト・メビウスが使い物にならないので、ウエストの能力者はトイレットペーパーをぐるぐる巻きにして、木に吊るしててるてる坊主になってもらった。あんま急いでないじゃん。
「それと、龍一」
歩きながら武情は、龍一に残り2枚のプリントを渡した。そこには、「吸血鬼の歴史」「吸血鬼の目的」と題名が書かれていた。
「これは……。とりあえず先を急ぐことにするか。解読はそれからだ」
一方、コペル、彼方、星子組。3人はメッセージを見たのち、恐らくここだろうという住宅地に到着していた。そして、そのことは既に、吸血鬼・ゼッターに目撃されていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる