4 / 40
1ー4、仮住まい
しおりを挟む
ボロい馬車とはいえ流石は馬車中にちゃんとソファーらしきものもあるしそこそこ広さもある。冷暖房はないが今の所問題なし。
問題があるとすれば、食料と風呂だまぁスマホもないしテレビもない。あーずっと仕事漬けになる予感。気分転換といっても馬車の前にはアイツ(キーマン)がいるしな。
とりあえず食料、食料
「おーいキーマン」と窓から小声で呼ぶ。
相変わらず仕事に関する事以外にはまともな反応はない。ものは考えようだきっとキーマンはコミュ症なんだ。そう思っておこう。しかしそれでは食料が手に入らない。まずいのでキーマンと信仰を深めたいな。
作戦その壱、「キーマン、疲れたろ。そろそろ休め明日もあるし。」優しく休憩を促し好感度up作戦
結果→激しく睨まれた。恐らく逃亡すると思っている。失敗
作戦その弐、「キーマン、なんか悩みありそうだな。俺なんかで良ければ話相手になるぞ。」男の友情作戦
結果→なんでお前なんかにと言わんばかりに睨まれた。まぁそうだよねはじめましての人に言われたらそうなるよね~。おまけにキーマンの闇は深そうだ。
作戦その参→もう直接「キーマン食料ください。もう腹ぺこです…」
結果→キーマンは走ってリングさんのいる城?からザッと3日分位の食料と手紙が入っていた。成功
なんだよー最初からそうしてればよかったのねー。人間ストレートがいいのかやっぱ。ソレは魔人相手でもそうらしい。
ここで新たな問題発覚
ソレは手紙を開いた時、全く文字が読めなかったという事だ。つまりはさっきもらった資料も読めないという事だ。誰かに解読を求めないとな~
キーマンでは恐らくだめだし、カクさんはまだ俺への信用性に欠けてそうだし、ここで生活していれば自然には覚えるだろうけど急を要するので、なんというか通訳的な方を探さないとな。人脈がそもそもないからどうしたもんかね~。
よしっ、コレは犯人からの挑戦状という解釈にして、自分で説いてみよう。
まず、「おーいキーマン」
相変わらず無愛想に振り返ってきた。
「ココに私はキーマンですって書いてくれ」
キーマンは不思議そうな反応を示しつつ書いてくれた。
こうしてキーマンに色々書かせとりあえず当てはまる文字だけ当てはめてみよう。恐らくこの世界には漢字なんてないからなんとかなるハズ。
幸いなことに文字の形が違うだけで日本の50音と同じようだ。
一部手紙を解読すると…しくりうわキーマンにいうな
んっ?なんとなくの解読結果(一部)食料はキーマンに言うな。えっ手紙越しに注意ですか!?
いやいやまだ未解読文字もあるからな。
さぁ届いた食料はっと…んっ「あれー!?さっきまで沢山あったよねー無いんだけどー」
「おいうるしゃいじょ」
「おいキーマンお前なんか口モグモグしてんなー」「俺の食料どこだ?まさかお前の口のなかじゃねぇよなー」
「だまれ」ぐびんっ
「あー今何か飲み込んだよねー」「食の恨みは怖いぞ覚えとけよキーマン」
コンコン「なんだキーマン謝ってもどうにもならんぞ」
「ウスミさんウスミさん私ですループです。」
「えっループ!?」
「しー。食料調達キーマンに頼んじゃ駄目ですよ」
「なんで?」
「キーマン結構な大食いなんです。勝手に城の食材沢山食べることもあって。」
「なので食材は暫くはキーマンに仕事の件とか言って手紙を城へ持って来させてください。この様に私が配達しますので。」
あーなるほどねーだから食材はキーマンに言うなだったのね~。しかしなんか面倒くさいなっ。でもなんかなつかしいな~。交番勤務の時の出前みたいだ。
「わかった。暫くは頼む。」
「では、私はこれで失礼しますね。」
「あと、食材は隠しておいてくださいね。キーマン結構見つけるとすぐ口にしますので。」
「了解。ありがとう。おやすみ。」
ループはニコッと嬉しそうに微笑み城へ小走りで戻った。
姉が誘拐されてるのに他人に優しくできるなんていい子だな。果たして本当に魔人なのだろうか。
問題があるとすれば、食料と風呂だまぁスマホもないしテレビもない。あーずっと仕事漬けになる予感。気分転換といっても馬車の前にはアイツ(キーマン)がいるしな。
とりあえず食料、食料
「おーいキーマン」と窓から小声で呼ぶ。
相変わらず仕事に関する事以外にはまともな反応はない。ものは考えようだきっとキーマンはコミュ症なんだ。そう思っておこう。しかしそれでは食料が手に入らない。まずいのでキーマンと信仰を深めたいな。
作戦その壱、「キーマン、疲れたろ。そろそろ休め明日もあるし。」優しく休憩を促し好感度up作戦
結果→激しく睨まれた。恐らく逃亡すると思っている。失敗
作戦その弐、「キーマン、なんか悩みありそうだな。俺なんかで良ければ話相手になるぞ。」男の友情作戦
結果→なんでお前なんかにと言わんばかりに睨まれた。まぁそうだよねはじめましての人に言われたらそうなるよね~。おまけにキーマンの闇は深そうだ。
作戦その参→もう直接「キーマン食料ください。もう腹ぺこです…」
結果→キーマンは走ってリングさんのいる城?からザッと3日分位の食料と手紙が入っていた。成功
なんだよー最初からそうしてればよかったのねー。人間ストレートがいいのかやっぱ。ソレは魔人相手でもそうらしい。
ここで新たな問題発覚
ソレは手紙を開いた時、全く文字が読めなかったという事だ。つまりはさっきもらった資料も読めないという事だ。誰かに解読を求めないとな~
キーマンでは恐らくだめだし、カクさんはまだ俺への信用性に欠けてそうだし、ここで生活していれば自然には覚えるだろうけど急を要するので、なんというか通訳的な方を探さないとな。人脈がそもそもないからどうしたもんかね~。
よしっ、コレは犯人からの挑戦状という解釈にして、自分で説いてみよう。
まず、「おーいキーマン」
相変わらず無愛想に振り返ってきた。
「ココに私はキーマンですって書いてくれ」
キーマンは不思議そうな反応を示しつつ書いてくれた。
こうしてキーマンに色々書かせとりあえず当てはまる文字だけ当てはめてみよう。恐らくこの世界には漢字なんてないからなんとかなるハズ。
幸いなことに文字の形が違うだけで日本の50音と同じようだ。
一部手紙を解読すると…しくりうわキーマンにいうな
んっ?なんとなくの解読結果(一部)食料はキーマンに言うな。えっ手紙越しに注意ですか!?
いやいやまだ未解読文字もあるからな。
さぁ届いた食料はっと…んっ「あれー!?さっきまで沢山あったよねー無いんだけどー」
「おいうるしゃいじょ」
「おいキーマンお前なんか口モグモグしてんなー」「俺の食料どこだ?まさかお前の口のなかじゃねぇよなー」
「だまれ」ぐびんっ
「あー今何か飲み込んだよねー」「食の恨みは怖いぞ覚えとけよキーマン」
コンコン「なんだキーマン謝ってもどうにもならんぞ」
「ウスミさんウスミさん私ですループです。」
「えっループ!?」
「しー。食料調達キーマンに頼んじゃ駄目ですよ」
「なんで?」
「キーマン結構な大食いなんです。勝手に城の食材沢山食べることもあって。」
「なので食材は暫くはキーマンに仕事の件とか言って手紙を城へ持って来させてください。この様に私が配達しますので。」
あーなるほどねーだから食材はキーマンに言うなだったのね~。しかしなんか面倒くさいなっ。でもなんかなつかしいな~。交番勤務の時の出前みたいだ。
「わかった。暫くは頼む。」
「では、私はこれで失礼しますね。」
「あと、食材は隠しておいてくださいね。キーマン結構見つけるとすぐ口にしますので。」
「了解。ありがとう。おやすみ。」
ループはニコッと嬉しそうに微笑み城へ小走りで戻った。
姉が誘拐されてるのに他人に優しくできるなんていい子だな。果たして本当に魔人なのだろうか。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる