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1ー13、闇を知った二人の弟子
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「ただい…ま。」
目の前には傷ついた、キーマンとクックさんがいた。
「おかえりなさいませ。」
「どうした、2人とも。何があった。」
「数時間ほど前、ここの家に怪しげな者が訪れまして、この様です。」
「なんで、抵抗しなかったんだよっ、この家には武器くらいあるだろうに。」
「兄さん。俺の作っていた物は、争う道具ではない。あくまで、鉱石採取の道具だ。使い方を間違えるでない。」
「でも、一方的にと言うのは…」
「わからない奴は何をどう言ってもわからない。」
「キーマン、お前は黙って見ていたのかっ。護衛団長だろうに。」
「いいえ、動こうとはしたのですが…すみません。」
「いいんだよ。兄さん。だって、2人は魔族だろ?」
「何故、私たちがそうであるとわかったんですか。」
この国を出るときには正体は明かすつもりではいたが、まさかクックさんに見破られてしまうとは。
「感だよ。」
俺らが魔族と知ってしまったのにニコッと微笑むクックさん。
「私たちが怖くないんですか。」
「怖いもんか。それに、この兄さん、ずーと私の話を聞いてくれて、さっき襲撃された時も、手出しはしなかったさ確かに。でも、盾にはなってくれたんだ。」
「キーマン、そうだったのか…」
「ええ、クックさんがお前さんは何もしない方がいいんじゃないか?お国的にもっと急におしゃられたもので、やや動揺してしまい。」
「でも、いい魔族っているんだな。正直驚いたよ。」
「あと、これでわかったろ、ここにお前さんたちがいると、お前さんたちも被害が出ちまう。もう、出ていきな。」
クックさんの手を強く握り締め
「クックさん、俺たちとこの国の外へ行きましょう。もしかしたら、その方が安全かもですし。」
「ええ、私もウスミさんと同じ考えです。失礼承知で言いますがこの国にとってクックさんは要らぬ存在です。国外へ行かれることは何も言わないでしょう。」
「でも、邪魔になるよ私は。」
どーーーん。勢いよくドアあが開く。
「おっお前ら、どうした。」
クックさんの視線の先には2人のドワーフ職人仲間らしき者がいる。
「クックさん、俺ら、クックさんの言っていた裏山の話、怪しいと思ってちょびーと調べたんですよ。」
「話すより、見た方が早いですよ。行きましょう。」
「あっ貴方が街でこの国を疑っていると囁かれているお方ですね。」
「えっそうなの?」
「おーい。話は後だ。急げ。」
もう1人の仲間がいう。
「今、クックさんは、あなた方にデマを流したとして、指名手配されちまったんですよ。」
「おいっ、かなりまずいじゃないか。」
俺が捜査をしたせいで、クックさんが指名手配犯になってしまった。助けるどころか、これじゃいい迷惑もんだ。
「キーマン、クックさんを背負えるか。」
「お任せを。」
「帽子はしっかりかぶれよ。」
「では、俺らについて来るっすよ!」
さすが、低身長の種族は足が短いからすぐ離れてしまう。
「俺らは後から行くんで先行っていてほしいっす。」
「了解。」
「あーあそこにいたよ、クックと一緒にいた奴が。」
国の中はもう混乱状態だ。
あっもんが閉まるまずい。
「キーマン、クックさんは俺に。そして、お前は、一瞬強い光を出してくれ、すげー眩しいやつ。」
「門を閉めよ。アイツらを逃すなよ。」
ギーーー 鈍い音が… 門が閉まるっ
一瞬物凄い光が当たりを包んだ。
よしっ今だーーー
ガタン 門は閉じた。
「大丈夫ですかクックさん。」
「ああ大丈夫だ。」
「キーマンもいるな。」
「はい、あと、このお二方も。」
流石俊足の男あの一瞬で2人のドワーフを抱えてきたらしい。
「いや~スッゲー光だったすね~。あれなんすか?」
「あれは、フラッシュだ。強烈な光で目苦くらましをしたんだ。」
「まだ国内に俺らがいると思ってるみたいっすね~。早くここから離れましょう。」
「あと、遅れてすみません。そして、師匠を助けてくれてありがとうっす!」
「ほら、お前も言うっすよ。」
「ありがとうです。」
「お前たちなんでこの国に来た。」
クックさんは尋ねる。
「裏山がなんか魔族に支配されたとか言って、俺らは出稼ぎに行ったんだがいっくら指定されたエリア行っても鉱山なんてなんもなくて、騙されているんじゃないかって話になって、俺らちょっと戻って調査してたんすよー。」
「そうしたら、魔族なんていなくて、人間が沢山鉱石を運び出してるのを目撃したってわけで。」
「んで、師匠に師匠の話は本当だった、みんなに見てもらおうって言おうと思ったら、思いの外酷いことになっていたので驚いたってこと。」
「じゃあ、まだ君たちの仲間はそこの現場にいるのか。」
「いるかと…」
「ところで、君たちの名は。」
「あっ遅れてすみません。俺の名前は、ジョブっす。」
「で、こいつはシーク。人見知りなので初めはこんな感じっす。」
「私は、ウスミ、こいつは、キーマン。よろしく頼む。」
「こちらこそっす!」
「2人が裏山へ来たのはいつくらいか。」
「一昨日くらいについて、もうアイツらどんどん掘ってたすよ。」
「少なからず、魔獣だっているだろうに。」
「勇者もいしたからねー。」
どうやら国レベルで行なっているようだ。
俺らが、現場を見ても国内の人に何をどう言おうが理解はされにくそうなのはわかっている。どうすればいいんだ。
待てよ、一応俺は英雄扱いされていた。キーマンを追っていたと国内の方に理解してもらえれば、アレができるかもな。
まずは現場確認だ。
目の前には傷ついた、キーマンとクックさんがいた。
「おかえりなさいませ。」
「どうした、2人とも。何があった。」
「数時間ほど前、ここの家に怪しげな者が訪れまして、この様です。」
「なんで、抵抗しなかったんだよっ、この家には武器くらいあるだろうに。」
「兄さん。俺の作っていた物は、争う道具ではない。あくまで、鉱石採取の道具だ。使い方を間違えるでない。」
「でも、一方的にと言うのは…」
「わからない奴は何をどう言ってもわからない。」
「キーマン、お前は黙って見ていたのかっ。護衛団長だろうに。」
「いいえ、動こうとはしたのですが…すみません。」
「いいんだよ。兄さん。だって、2人は魔族だろ?」
「何故、私たちがそうであるとわかったんですか。」
この国を出るときには正体は明かすつもりではいたが、まさかクックさんに見破られてしまうとは。
「感だよ。」
俺らが魔族と知ってしまったのにニコッと微笑むクックさん。
「私たちが怖くないんですか。」
「怖いもんか。それに、この兄さん、ずーと私の話を聞いてくれて、さっき襲撃された時も、手出しはしなかったさ確かに。でも、盾にはなってくれたんだ。」
「キーマン、そうだったのか…」
「ええ、クックさんがお前さんは何もしない方がいいんじゃないか?お国的にもっと急におしゃられたもので、やや動揺してしまい。」
「でも、いい魔族っているんだな。正直驚いたよ。」
「あと、これでわかったろ、ここにお前さんたちがいると、お前さんたちも被害が出ちまう。もう、出ていきな。」
クックさんの手を強く握り締め
「クックさん、俺たちとこの国の外へ行きましょう。もしかしたら、その方が安全かもですし。」
「ええ、私もウスミさんと同じ考えです。失礼承知で言いますがこの国にとってクックさんは要らぬ存在です。国外へ行かれることは何も言わないでしょう。」
「でも、邪魔になるよ私は。」
どーーーん。勢いよくドアあが開く。
「おっお前ら、どうした。」
クックさんの視線の先には2人のドワーフ職人仲間らしき者がいる。
「クックさん、俺ら、クックさんの言っていた裏山の話、怪しいと思ってちょびーと調べたんですよ。」
「話すより、見た方が早いですよ。行きましょう。」
「あっ貴方が街でこの国を疑っていると囁かれているお方ですね。」
「えっそうなの?」
「おーい。話は後だ。急げ。」
もう1人の仲間がいう。
「今、クックさんは、あなた方にデマを流したとして、指名手配されちまったんですよ。」
「おいっ、かなりまずいじゃないか。」
俺が捜査をしたせいで、クックさんが指名手配犯になってしまった。助けるどころか、これじゃいい迷惑もんだ。
「キーマン、クックさんを背負えるか。」
「お任せを。」
「帽子はしっかりかぶれよ。」
「では、俺らについて来るっすよ!」
さすが、低身長の種族は足が短いからすぐ離れてしまう。
「俺らは後から行くんで先行っていてほしいっす。」
「了解。」
「あーあそこにいたよ、クックと一緒にいた奴が。」
国の中はもう混乱状態だ。
あっもんが閉まるまずい。
「キーマン、クックさんは俺に。そして、お前は、一瞬強い光を出してくれ、すげー眩しいやつ。」
「門を閉めよ。アイツらを逃すなよ。」
ギーーー 鈍い音が… 門が閉まるっ
一瞬物凄い光が当たりを包んだ。
よしっ今だーーー
ガタン 門は閉じた。
「大丈夫ですかクックさん。」
「ああ大丈夫だ。」
「キーマンもいるな。」
「はい、あと、このお二方も。」
流石俊足の男あの一瞬で2人のドワーフを抱えてきたらしい。
「いや~スッゲー光だったすね~。あれなんすか?」
「あれは、フラッシュだ。強烈な光で目苦くらましをしたんだ。」
「まだ国内に俺らがいると思ってるみたいっすね~。早くここから離れましょう。」
「あと、遅れてすみません。そして、師匠を助けてくれてありがとうっす!」
「ほら、お前も言うっすよ。」
「ありがとうです。」
「お前たちなんでこの国に来た。」
クックさんは尋ねる。
「裏山がなんか魔族に支配されたとか言って、俺らは出稼ぎに行ったんだがいっくら指定されたエリア行っても鉱山なんてなんもなくて、騙されているんじゃないかって話になって、俺らちょっと戻って調査してたんすよー。」
「そうしたら、魔族なんていなくて、人間が沢山鉱石を運び出してるのを目撃したってわけで。」
「んで、師匠に師匠の話は本当だった、みんなに見てもらおうって言おうと思ったら、思いの外酷いことになっていたので驚いたってこと。」
「じゃあ、まだ君たちの仲間はそこの現場にいるのか。」
「いるかと…」
「ところで、君たちの名は。」
「あっ遅れてすみません。俺の名前は、ジョブっす。」
「で、こいつはシーク。人見知りなので初めはこんな感じっす。」
「私は、ウスミ、こいつは、キーマン。よろしく頼む。」
「こちらこそっす!」
「2人が裏山へ来たのはいつくらいか。」
「一昨日くらいについて、もうアイツらどんどん掘ってたすよ。」
「少なからず、魔獣だっているだろうに。」
「勇者もいしたからねー。」
どうやら国レベルで行なっているようだ。
俺らが、現場を見ても国内の人に何をどう言おうが理解はされにくそうなのはわかっている。どうすればいいんだ。
待てよ、一応俺は英雄扱いされていた。キーマンを追っていたと国内の方に理解してもらえれば、アレができるかもな。
まずは現場確認だ。
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