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第21話 本当のこと(1)
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ワイバーンは空を駆け王都を遠く離れ、南の山岳地帯へと入っていった。そしてある山の洞窟へと進入する。奥まで縫うように入り込み停止した。
グレアムはサギトを抱えてワイバーンから飛び降りた。
サギトを地面に降ろし、ワイバーンの尾に刺さる矢を引き抜く。手をかざしその傷を修復する。ワイバーンは礼を言うように一声上げると、また闇へと溶けて消えた。
サギトは洞窟内を見渡す。調理具や寝具、道具箱など置かれ、人の生活の跡があった。
グレアムが説明をした。
「以前、この近くでムジャヒールと戦闘があってさ。その時この洞窟を野営地にしていたんだ。ここなら誰にも邪魔されず俺を殺せるだろ。ここで俺の首を切って、ムジャヒールに持って行け。国境はすぐそこだ」
こともなげにおかしなことを言うグレアムに、サギトは背を向けて声を荒げた。
「だから、何を言ってるんだお前は!」
突然、背中を抱きすくめられた。サギトのまなこが見開かれる。
「それでお前が幸せになれるなら、命なんて惜しくない。この十年、辛かったよな。お前の苦しみの全て、俺に責任がある。もうお前は幸せになってくれ」
「な……なにを……言って……」
グレアムが耳元に囁いた。
「愛してる。ガキの頃からずっと。お前を幸せにしたかった。でももう俺は、死ぬことでしかお前を幸せにできないよな。だから死ぬよ」
サギトの身体がかっと熱を帯びた。
(今何と言った?愛?)
(愛されていた?俺が?ずっと?そしてお前は今、俺に殺されようとしている?俺を幸せにするために?)
「ま、待ってくれ、理解が追いつかない!」
サギトは叫んで、グレアムに振り向いた。グレアムはあくまで真剣な顔で言った。
「殺せ」
「ふざけるな、やめてくれ!」
グレアムはサギトを見つめると、何かに気づいた様子で顔をしかめた。
「……悪い、そうだな。何言ってんだろうな俺、お前の手を汚させようなんて」
言って、サギトから身を離した。そして剣を抜きはなつ。白銀に翻るその鋭い刃を、自らの首にすっとあてがった。
「てめえでやれって話だよな」
そう、自嘲気味に言い、剣を持った右手に力を込める。
その動きに一切の迷いはなかった。
サギトの全身に鳥肌が立った。
「やめろ!!」
サギトの絶叫が洞窟中に反響した。
同時に、魔術の波動が放出される。
グレアムの手が凍りついたように固まっていた。
「ぐっ……これはっ……」
グレアムは狼狽し、サギトは睨みつけながら握った手を宙にかざした。そして一本づつ指を開いていく。
サギトの指に連動して、グレアムが剣を握る手の指も、開かれていった。
五指が伸ばされたグレアムの手の平から、剣が落ちる。大きな音を立てて、剣は洞窟の床に転がった。
その瞬間、グレアムの手は自由を取り戻す。グレアムは奇妙な物体でも見るように自らの手を握って開いて確認した。
「他者操作術、すげえな、まるで抵抗できなかった……」
その首筋にくっきりと刻まれた赤い直線から、数本の血が滴り落ちていた。
サギトは怒鳴った。
「自刎なんて、馬鹿かお前は!お前は負い目を感じることは何もない!俺があの男の嘘に騙されたんだ!お前が俺を殺そうとしたのだと勝手に思い込んで、勝手に恨んで、勝手にお前に復讐しようとした!」
グレアムはうろたえる。
「だって実際、全部俺のせいじゃないか。俺を憎んでるだろ?俺はサギトに幸せになって欲しいから……」
「おまっ、お前が死んで俺が幸せになれるわけないだろ!」
サギトは眉間にしわを寄せながら、グレアムの傷ついた首に手をかざす。その手から治癒の光が放たれて傷が消えていく。
「う、あ、ありがとう……」
戸惑う様子で首元をさするグレアムに、サギトは大きくため息をつく。死なれなくて良かった、としみじみ思った。
サギトは胸を締め付けられながら、本当のことを告げる。自分でも気づいていなかった、たった今気づいた本当の真実を。
「俺はお前を憎む以上に……ただ……寂しかった……!この十年、グレアムがいなくて寂しくて、寂しくて、寂しすぎて、どうかしてしまっていたんだ。寂しさで狂ってしまっていたんだ!」
「サギ……ト」
「グレアムが自分で言ったじゃないか、俺はお前を殺せなかった。殺せるわけがないんだ。だって俺には……」
サギトはそこで言葉を切る。目の奥が熱くなって言葉が詰まった。消え入りそうな声がこぼれ落ちる。
「だって俺には、グレアムしかいないんだ……。お前さえいれば俺は幸せだったんだ……」
言ってから、苦笑がこみ上げた。ずいぶん恥ずかしいことを言ってしまった気がした。うつむいたまま、顔を上げられなくなった。
抱きしめられた。
大きい身体に包み込まれ、鼻腔に拡がるグレアムの匂い。
暖かい、と思った。
そう、人肌は暖かいのだ。
サギトがずっと失っていた温度だ。
グレアムの、強靭なはずの身体は震えていた。グレアムは泣いていた。抱いたサギトの額に頬をよせ、苦しげに言う。
「こんな俺を許してくれるのか?俺があの男にサギトのことを教えたせいで、ひどい目に合わせた。サギトの人生を壊してしまった」
サギトはグレアムの腕の中で目を細める。
「でも俺のことを思ってのことだったんだろう。俺を士官学校に入れたくて、教えたんだろう」
グレアムはサギトの両肩をつかんで見据えた。真剣な顔をして、
「そうだけどでも、そのせいでサギトをひどい目に合わせたじゃないか!」
サギトは笑いながら首を振った。
「グレアムが何を言ってるのか分からない。俺のために教えたんだったら、構わない。そうと知って俺はとても嬉しかった。ずっとお前を誤解していた。愚かだな俺は、お前が俺を殺そうとするわけないのに」
グレアムは震える手でサギトの顔を両手で挟み、じっと見つめた。まるでそれが、幻でないことを確かめるかのように。
「ひどい目にあったんだろう?辛い目にあったんだろう?どうか全てを、術で俺に見せてくれ。俺の罪を」
「やめてくれ。そんなもの俺は、お前に見せたいとは思わない。それにグレアムがいないことが……一番辛かったから」
そう言ってサギトは、はにかむように笑った。
グレアムはサギトを抱えてワイバーンから飛び降りた。
サギトを地面に降ろし、ワイバーンの尾に刺さる矢を引き抜く。手をかざしその傷を修復する。ワイバーンは礼を言うように一声上げると、また闇へと溶けて消えた。
サギトは洞窟内を見渡す。調理具や寝具、道具箱など置かれ、人の生活の跡があった。
グレアムが説明をした。
「以前、この近くでムジャヒールと戦闘があってさ。その時この洞窟を野営地にしていたんだ。ここなら誰にも邪魔されず俺を殺せるだろ。ここで俺の首を切って、ムジャヒールに持って行け。国境はすぐそこだ」
こともなげにおかしなことを言うグレアムに、サギトは背を向けて声を荒げた。
「だから、何を言ってるんだお前は!」
突然、背中を抱きすくめられた。サギトのまなこが見開かれる。
「それでお前が幸せになれるなら、命なんて惜しくない。この十年、辛かったよな。お前の苦しみの全て、俺に責任がある。もうお前は幸せになってくれ」
「な……なにを……言って……」
グレアムが耳元に囁いた。
「愛してる。ガキの頃からずっと。お前を幸せにしたかった。でももう俺は、死ぬことでしかお前を幸せにできないよな。だから死ぬよ」
サギトの身体がかっと熱を帯びた。
(今何と言った?愛?)
(愛されていた?俺が?ずっと?そしてお前は今、俺に殺されようとしている?俺を幸せにするために?)
「ま、待ってくれ、理解が追いつかない!」
サギトは叫んで、グレアムに振り向いた。グレアムはあくまで真剣な顔で言った。
「殺せ」
「ふざけるな、やめてくれ!」
グレアムはサギトを見つめると、何かに気づいた様子で顔をしかめた。
「……悪い、そうだな。何言ってんだろうな俺、お前の手を汚させようなんて」
言って、サギトから身を離した。そして剣を抜きはなつ。白銀に翻るその鋭い刃を、自らの首にすっとあてがった。
「てめえでやれって話だよな」
そう、自嘲気味に言い、剣を持った右手に力を込める。
その動きに一切の迷いはなかった。
サギトの全身に鳥肌が立った。
「やめろ!!」
サギトの絶叫が洞窟中に反響した。
同時に、魔術の波動が放出される。
グレアムの手が凍りついたように固まっていた。
「ぐっ……これはっ……」
グレアムは狼狽し、サギトは睨みつけながら握った手を宙にかざした。そして一本づつ指を開いていく。
サギトの指に連動して、グレアムが剣を握る手の指も、開かれていった。
五指が伸ばされたグレアムの手の平から、剣が落ちる。大きな音を立てて、剣は洞窟の床に転がった。
その瞬間、グレアムの手は自由を取り戻す。グレアムは奇妙な物体でも見るように自らの手を握って開いて確認した。
「他者操作術、すげえな、まるで抵抗できなかった……」
その首筋にくっきりと刻まれた赤い直線から、数本の血が滴り落ちていた。
サギトは怒鳴った。
「自刎なんて、馬鹿かお前は!お前は負い目を感じることは何もない!俺があの男の嘘に騙されたんだ!お前が俺を殺そうとしたのだと勝手に思い込んで、勝手に恨んで、勝手にお前に復讐しようとした!」
グレアムはうろたえる。
「だって実際、全部俺のせいじゃないか。俺を憎んでるだろ?俺はサギトに幸せになって欲しいから……」
「おまっ、お前が死んで俺が幸せになれるわけないだろ!」
サギトは眉間にしわを寄せながら、グレアムの傷ついた首に手をかざす。その手から治癒の光が放たれて傷が消えていく。
「う、あ、ありがとう……」
戸惑う様子で首元をさするグレアムに、サギトは大きくため息をつく。死なれなくて良かった、としみじみ思った。
サギトは胸を締め付けられながら、本当のことを告げる。自分でも気づいていなかった、たった今気づいた本当の真実を。
「俺はお前を憎む以上に……ただ……寂しかった……!この十年、グレアムがいなくて寂しくて、寂しくて、寂しすぎて、どうかしてしまっていたんだ。寂しさで狂ってしまっていたんだ!」
「サギ……ト」
「グレアムが自分で言ったじゃないか、俺はお前を殺せなかった。殺せるわけがないんだ。だって俺には……」
サギトはそこで言葉を切る。目の奥が熱くなって言葉が詰まった。消え入りそうな声がこぼれ落ちる。
「だって俺には、グレアムしかいないんだ……。お前さえいれば俺は幸せだったんだ……」
言ってから、苦笑がこみ上げた。ずいぶん恥ずかしいことを言ってしまった気がした。うつむいたまま、顔を上げられなくなった。
抱きしめられた。
大きい身体に包み込まれ、鼻腔に拡がるグレアムの匂い。
暖かい、と思った。
そう、人肌は暖かいのだ。
サギトがずっと失っていた温度だ。
グレアムの、強靭なはずの身体は震えていた。グレアムは泣いていた。抱いたサギトの額に頬をよせ、苦しげに言う。
「こんな俺を許してくれるのか?俺があの男にサギトのことを教えたせいで、ひどい目に合わせた。サギトの人生を壊してしまった」
サギトはグレアムの腕の中で目を細める。
「でも俺のことを思ってのことだったんだろう。俺を士官学校に入れたくて、教えたんだろう」
グレアムはサギトの両肩をつかんで見据えた。真剣な顔をして、
「そうだけどでも、そのせいでサギトをひどい目に合わせたじゃないか!」
サギトは笑いながら首を振った。
「グレアムが何を言ってるのか分からない。俺のために教えたんだったら、構わない。そうと知って俺はとても嬉しかった。ずっとお前を誤解していた。愚かだな俺は、お前が俺を殺そうとするわけないのに」
グレアムは震える手でサギトの顔を両手で挟み、じっと見つめた。まるでそれが、幻でないことを確かめるかのように。
「ひどい目にあったんだろう?辛い目にあったんだろう?どうか全てを、術で俺に見せてくれ。俺の罪を」
「やめてくれ。そんなもの俺は、お前に見せたいとは思わない。それにグレアムがいないことが……一番辛かったから」
そう言ってサギトは、はにかむように笑った。
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