35 / 50
第33話「初めての授業って、ドキドキの第一歩なんです」
しおりを挟む
「今日から智也くんの先生~♪」
美咲は朝からテンション高め。
昨日、智也くんが「アロマをちゃんと学びたい」って言ってくれたから。
「でも、先生なんてできるかな~?」
不安になりながらも、カウンターにアロマボトルをずらり。
「よし、今日は基本の『き』から~♪」
でも案の定。
ボトルを並べてる途中で手が滑って...
「あわわわ~」
ボトルがコロコロ転がって、香りがぷんぷん。
「あれ?なんかいい匂い~♪」
偶然混ざった香りが、なぜか絶妙なブレンドに。
「これも授業で使っちゃお~♪」
美咲の天然授業、開始です。
☕☕☕
「美咲さん、おはようございます」
智也が今日もやってきた。
でも今日はいつもと違って、ノートとペンを持参。
「あ、智也くん♪」
美咲がにっこり笑う。
「今日から生徒さんですね~」
「よろしくお願いします、美咲先生」
「え~、先生だなんて~」
美咲が照れ照れ。
「でも頑張りますね~♪」
カウンターに並んだアロマボトルを見て、智也が感心。
「すごい種類ですね」
「はい♪でも最初は基本から~」
美咲が一番手前のボトルを取る。
「まずはラベンダーから~♪」
でも手が滑って、なぜかペパーミントを取っちゃう。
「あれ?」
智也がくすっと笑う。
「美咲さんらしいですね」
「えへへ~、でもペパーミントも大事な香りです~♪」
美咲が慌てて説明開始。
「ペパーミントは...えーっと...」
「頭をスッキリさせてくれる香りですよね?」
智也がフォロー。
「そうそう♪智也くん、もう覚えてるじゃないですか~」
「美咲さんに教えてもらったからです」
二人でにこにこ。
でも美咲は内心ドキドキ。
(ちゃんと教えられるかな~?)
☕☕☕
「じゃあ、実際に嗅いでみましょう~♪」
美咲がストリップに1滴垂らす。
「はい、どうぞ~」
智也が嗅いでみると...
「あ、確かにスッキリしますね」
「でしょう~♪」
美咲が嬉しそう。
「次はこれ~」
今度はちゃんとラベンダーを取る。
「ラベンダーは安心の香り~♪」
智也が嗅ぐと、表情が和らぐ。
「本当ですね」
間。
「心が落ち着きます」
「そうそう♪智也くんの最初の香りでしたね~」
「はい」
智也が微笑む。
「あの時から、僕の世界が変わり始めました」
智也の言葉に、美咲の胸がきゅん。
「私も、智也くんに出会えて嬉しかったです~♪」
二人の視線が絡み合う。
でも美咲は慌てて次のボトルを取る。
「つ、次はベルガモット~♪」
「あ、これも知ってます」
「明るい気持ちにしてくれる香りですね~♪」
智也が嗅ぐと、笑顔になる。
「美咲さんみたいに明るい香りですね」
「え~、そんな~」
美咲の頰が真っ赤。
「で、でも今度は智也くんがブレンドしてみましょう~♪」
「え、僕が?」
「はい♪好きな香りを3つ選んで~」
智也が真剣に考える。
「えーっと...ラベンダーと、ベルガモットと...」
「あと一つは?」
「美咲さんが好きな香りを教えてください」
「え~、私の?」
美咲がもじもじ。
「実は...バニラが好きなんです~♪」
「バニラですね」
智也がボトルを手に取る。
「じゃあ、それで」
「でも、どのくらい入れればいいんですか?」
「えーっと...」
美咲も実は感覚派。
「適当に~♪」
「適当って...」
智也が困った顔。
「大丈夫です~♪」
美咲がにっこり。
「心を込めれば、きっといいブレンドになりますよ~」
美咲の言葉に、智也がほっこり。
「わかりました。心を込めて」
智也が慎重に滴を落とす。
ラベンダー2滴、ベルガモット2滴、バニラ1滴。
「できました」
二人で一緒に嗅いでみる。
「わあ~、すごくいい香り♪」
美咲が感動。
「本当ですね」
智也が目を閉じる。
「なんか...温かい感じがします」
「智也くんの優しさが香りになったみたい~♪」
美咲の言葉に、智也の頰がほんのり赤く。
「美咲さんが好きな香りを入れたからかも」
「え~、そんな~」
二人でもじもじ。
☕☕☕
「あ、そうそう♪」
美咲が思い出したように言う。
「香りには相性があるんです~」
「相性?」
「はい♪仲良しの香り同士だと、もっと素敵になるんです~」
「へ~」
智也が興味深そう。
「例えば、ラベンダーとベルガモットは大の仲良し~♪」
美咲が嬉しそうに説明。
「だから智也くんのブレンド、すごく調和してるんです~」
「そうなんですね」
智也がメモを取る。
「他にも仲良しの組み合わせはありますか?」
「えーっと...」
美咲が考え込む。
「ローズとサンダルウッドとか~」
「ふむふむ」
「あ、でも一番大事なのは~」
美咲が智也を見つめる。
「作る人の気持ちです~♪」
「気持ち?」
「はい♪」
美咲が真剣な顔。
「愛情を込めて作ると、香りも愛情いっぱいになるんです~」
智也の心がドキドキ。
「美咲さんの香りが特別なのは、そのせいですね」
「え~、そんな~」
美咲が照れ照れ。
「智也くんの香りも、とっても温かいですよ~♪」
二人の距離がちょっと近づく。
「美咲さん...」
「智也くん...」
その時。
カフェのドアがガラガラ。
「あ、お客様~」
美咲が慌てて立ち上がる。
でも智也は嬉しそう。
(美咲さんと一緒だと、勉強も楽しいな)
☕☕☕
お客様が帰った後。
智也が言う。
「今日はありがとうございました」
「え~、全然ちゃんと教えられなくて~」
美咲がしょんぼり。
「そんなことないです」
智也が優しく微笑む。
「美咲さんの授業、すごく楽しかったです」
「本当ですか?」
「はい」
智也が真剣な顔。
「香りの知識だけじゃなくて、大切なことを教えてもらいました」
「大切なこと?」
「愛情を込めることの大切さです」
智也の言葉に、美咲の目がうるうる。
「智也くん...」
「明日も、よろしくお願いします」
智也が深々と頭を下げる。
「こちらこそ~♪」
美咲がにっこり。
「明日は何を教えようかな~」
「楽しみにしてます」
☕☕☕
智也が帰った後。
美咲は一人でにやにや。
「智也くん、すごく真剣に聞いてくれた~♪」
カウンターに残った智也のブレンドを嗅いでみる。
「やっぱり温かい香り~♪」
美咲の心も、温かくなっていく。
初めての授業は大成功。
でも一番の収穫は、二人の距離がまた縮まったこと。
先生と生徒の関係から、もっと特別な関係へ。
そんな予感がする、甘い香りの午後だった。
(第33話完 次話へ続く)
次回予告:
心の声を聞く、香りの魔法ってすごいです
#渋谷クロスカフェ #特別編 #アロマレッスン #先生と生徒 #バニラブレンド #距離が縮まる
美咲は朝からテンション高め。
昨日、智也くんが「アロマをちゃんと学びたい」って言ってくれたから。
「でも、先生なんてできるかな~?」
不安になりながらも、カウンターにアロマボトルをずらり。
「よし、今日は基本の『き』から~♪」
でも案の定。
ボトルを並べてる途中で手が滑って...
「あわわわ~」
ボトルがコロコロ転がって、香りがぷんぷん。
「あれ?なんかいい匂い~♪」
偶然混ざった香りが、なぜか絶妙なブレンドに。
「これも授業で使っちゃお~♪」
美咲の天然授業、開始です。
☕☕☕
「美咲さん、おはようございます」
智也が今日もやってきた。
でも今日はいつもと違って、ノートとペンを持参。
「あ、智也くん♪」
美咲がにっこり笑う。
「今日から生徒さんですね~」
「よろしくお願いします、美咲先生」
「え~、先生だなんて~」
美咲が照れ照れ。
「でも頑張りますね~♪」
カウンターに並んだアロマボトルを見て、智也が感心。
「すごい種類ですね」
「はい♪でも最初は基本から~」
美咲が一番手前のボトルを取る。
「まずはラベンダーから~♪」
でも手が滑って、なぜかペパーミントを取っちゃう。
「あれ?」
智也がくすっと笑う。
「美咲さんらしいですね」
「えへへ~、でもペパーミントも大事な香りです~♪」
美咲が慌てて説明開始。
「ペパーミントは...えーっと...」
「頭をスッキリさせてくれる香りですよね?」
智也がフォロー。
「そうそう♪智也くん、もう覚えてるじゃないですか~」
「美咲さんに教えてもらったからです」
二人でにこにこ。
でも美咲は内心ドキドキ。
(ちゃんと教えられるかな~?)
☕☕☕
「じゃあ、実際に嗅いでみましょう~♪」
美咲がストリップに1滴垂らす。
「はい、どうぞ~」
智也が嗅いでみると...
「あ、確かにスッキリしますね」
「でしょう~♪」
美咲が嬉しそう。
「次はこれ~」
今度はちゃんとラベンダーを取る。
「ラベンダーは安心の香り~♪」
智也が嗅ぐと、表情が和らぐ。
「本当ですね」
間。
「心が落ち着きます」
「そうそう♪智也くんの最初の香りでしたね~」
「はい」
智也が微笑む。
「あの時から、僕の世界が変わり始めました」
智也の言葉に、美咲の胸がきゅん。
「私も、智也くんに出会えて嬉しかったです~♪」
二人の視線が絡み合う。
でも美咲は慌てて次のボトルを取る。
「つ、次はベルガモット~♪」
「あ、これも知ってます」
「明るい気持ちにしてくれる香りですね~♪」
智也が嗅ぐと、笑顔になる。
「美咲さんみたいに明るい香りですね」
「え~、そんな~」
美咲の頰が真っ赤。
「で、でも今度は智也くんがブレンドしてみましょう~♪」
「え、僕が?」
「はい♪好きな香りを3つ選んで~」
智也が真剣に考える。
「えーっと...ラベンダーと、ベルガモットと...」
「あと一つは?」
「美咲さんが好きな香りを教えてください」
「え~、私の?」
美咲がもじもじ。
「実は...バニラが好きなんです~♪」
「バニラですね」
智也がボトルを手に取る。
「じゃあ、それで」
「でも、どのくらい入れればいいんですか?」
「えーっと...」
美咲も実は感覚派。
「適当に~♪」
「適当って...」
智也が困った顔。
「大丈夫です~♪」
美咲がにっこり。
「心を込めれば、きっといいブレンドになりますよ~」
美咲の言葉に、智也がほっこり。
「わかりました。心を込めて」
智也が慎重に滴を落とす。
ラベンダー2滴、ベルガモット2滴、バニラ1滴。
「できました」
二人で一緒に嗅いでみる。
「わあ~、すごくいい香り♪」
美咲が感動。
「本当ですね」
智也が目を閉じる。
「なんか...温かい感じがします」
「智也くんの優しさが香りになったみたい~♪」
美咲の言葉に、智也の頰がほんのり赤く。
「美咲さんが好きな香りを入れたからかも」
「え~、そんな~」
二人でもじもじ。
☕☕☕
「あ、そうそう♪」
美咲が思い出したように言う。
「香りには相性があるんです~」
「相性?」
「はい♪仲良しの香り同士だと、もっと素敵になるんです~」
「へ~」
智也が興味深そう。
「例えば、ラベンダーとベルガモットは大の仲良し~♪」
美咲が嬉しそうに説明。
「だから智也くんのブレンド、すごく調和してるんです~」
「そうなんですね」
智也がメモを取る。
「他にも仲良しの組み合わせはありますか?」
「えーっと...」
美咲が考え込む。
「ローズとサンダルウッドとか~」
「ふむふむ」
「あ、でも一番大事なのは~」
美咲が智也を見つめる。
「作る人の気持ちです~♪」
「気持ち?」
「はい♪」
美咲が真剣な顔。
「愛情を込めて作ると、香りも愛情いっぱいになるんです~」
智也の心がドキドキ。
「美咲さんの香りが特別なのは、そのせいですね」
「え~、そんな~」
美咲が照れ照れ。
「智也くんの香りも、とっても温かいですよ~♪」
二人の距離がちょっと近づく。
「美咲さん...」
「智也くん...」
その時。
カフェのドアがガラガラ。
「あ、お客様~」
美咲が慌てて立ち上がる。
でも智也は嬉しそう。
(美咲さんと一緒だと、勉強も楽しいな)
☕☕☕
お客様が帰った後。
智也が言う。
「今日はありがとうございました」
「え~、全然ちゃんと教えられなくて~」
美咲がしょんぼり。
「そんなことないです」
智也が優しく微笑む。
「美咲さんの授業、すごく楽しかったです」
「本当ですか?」
「はい」
智也が真剣な顔。
「香りの知識だけじゃなくて、大切なことを教えてもらいました」
「大切なこと?」
「愛情を込めることの大切さです」
智也の言葉に、美咲の目がうるうる。
「智也くん...」
「明日も、よろしくお願いします」
智也が深々と頭を下げる。
「こちらこそ~♪」
美咲がにっこり。
「明日は何を教えようかな~」
「楽しみにしてます」
☕☕☕
智也が帰った後。
美咲は一人でにやにや。
「智也くん、すごく真剣に聞いてくれた~♪」
カウンターに残った智也のブレンドを嗅いでみる。
「やっぱり温かい香り~♪」
美咲の心も、温かくなっていく。
初めての授業は大成功。
でも一番の収穫は、二人の距離がまた縮まったこと。
先生と生徒の関係から、もっと特別な関係へ。
そんな予感がする、甘い香りの午後だった。
(第33話完 次話へ続く)
次回予告:
心の声を聞く、香りの魔法ってすごいです
#渋谷クロスカフェ #特別編 #アロマレッスン #先生と生徒 #バニラブレンド #距離が縮まる
0
あなたにおすすめの小説
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
さようなら、お別れしましょう
椿蛍
恋愛
「紹介しよう。新しい妻だ」――夫が『新しい妻』を連れてきた。
妻に新しいも古いもありますか?
愛人を通り越して、突然、夫が連れてきたのは『妻』!?
私に興味のない夫は、邪魔な私を遠ざけた。
――つまり、別居。
夫と父に命を握られた【契約】で縛られた政略結婚。
――あなたにお礼を言いますわ。
【契約】を無効にする方法を探し出し、夫と父から自由になってみせる!
※他サイトにも掲載しております。
※表紙はお借りしたものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
旦那様、愛人を作ってもいいですか?
ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。
「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」
これ、旦那様から、初夜での言葉です。
んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと?
’18/10/21…おまけ小話追加
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる