【完結】異世界に行ったらイケメン騎士たちの愛玩人形にされました。~四人の騎士は砦の女王に溺れる~

たるとタタン

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発覚 キース

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彼は、剥き出しになったゆきの白い身体に、まるで飢えた獣のように喰らいついた。

その唇は、愛を乞うというよりは、所有を刻みつける烙印そのものだった。

首筋に、鎖骨に、そして豊かな胸の谷間に、彼は何度も歯を立て、赤い痕を執拗に残していく。

他の男たちがつけた痕を、すべて自分のもので上書きしようとするかのように。

「ん……っ!」

肌を灼くような痛みと、脳を痺れさせるような快感。

ゆきは、その暴力的な愛撫を受け入れながら、心のどこか冷静な部分で、彼の狂態を観察していた。

(もっと……もっと、私に狂いなさい)

「あんたのその肌も、声も、匂いも……全部、俺だけのものだ……!」

キースは、ゆきの両脚を乱暴にこじ開けると、その間に自身の欲望を滑り込ませた。

彼の欲望は、もはやはち切れんばかりに熱く、硬く、その存在を主張している。

「カイの野郎は、力で押さえつけただけだろ? マルセルは、気取った手管で媚びてきただけだ。セスの野郎に至っては、話にもならねえ」

彼は、一人一人の名前を挙げるたびに、その熱い先端を、ゆきの最も敏感な場所にねじ込むように擦りつけた。

「あ……ぅ……っ、や……!」

「でも、俺は違う。俺は、あんたの全部を、心ごとめちゃくちゃにして愛せる……!」

彼はそう叫ぶと、一切の躊躇なく、その身のすべてを一息に奥深くまで突き入れた。

「―――っ!」

息が止まるほどの衝撃。

それは、今までの誰よりも深く、激しく、そして乱暴な侵入だった。

子宮の入り口を直接抉られるような感覚に、ゆきの身体が大きく弓なりになる。

「は……っ、はぁ……! どうだ、ユキ……! これが、俺だ……!」

キースは、ゆきの反応を確かめる余裕もなく、ただひたすらに、衝動のまま腰を突き上げ始めた。

それはもはや、愛ある行為というよりも、一方的な略奪だった。

自分の存在を、彼女の中に叩きつけ、他の男たちの記憶を消し去ろうとする、必死の行為だった。

しかし、ゆきは、その嵐の中で、笑っていた。

(足りない。まだ、足りないわ)

ゆきは、彼の首に腕を回すと、その耳元で、吐息と共に囁いた。

「……こんなものなの? キース……。これでは、カイの方が、まだマシだったかも……」

その一言は、燃え盛る炎に油を注ぐのに、十分すぎた。

「……っ、うるせえ!!!」

キースの動きが、さらに狂暴なものへと変わる。

彼はゆきの上半身を無理やり起こすと、背後から彼女を抱きかかえるような体勢に変えた。

座ったまま、抵抗できない身体を、下から何度も、何度も、容赦なく突き上げる。

「ああ……っ! ん、ぅ……あああっ!」

今まで経験したことのない角度からの刺激に、ゆきは快感の声を抑えることができない。

鏡に映る自分たちの姿は、あまりに淫らで、背徳的だった。

苦しさと快感に喘ぐ自分の顔と、欲望に歪むキースの顔。

「言えよ……! 俺が一番だって、言え……!」

彼は、ゆきの髪を掴んで引き寄せ、鏡越しにその瞳を覗き込む。

「言わないと……このまま、お前が壊れるまで、やめてやらないぞ……!」

「……ふふ……」

ゆきは、喘ぎながら、それでも不敵に笑ってみせた。

そして、自ら腰を動かし、彼の激しい動きを、もっと奥で、もっと深く、受け入れる。

「……貴方こそ……私のものだと、啼いてごらんなさい……!」

その言葉が、キースの最後の箍(たが)を外した。

「あああああああああっ!!!!」

獣の咆哮。

彼は、ゆきの胎内に、その灼熱のすべてを叩きつけるように解放した。

それは、一瞬の閃光のような、凄まじい絶頂だった。

ゆきもまた、彼の激しい奔流を受け止めながら、意識が白く染まるほどの、深く長い快感の波に呑み込まれていった。

どれくらいの時間が経ったのか。

キースは、まるで糸が切れた人形のように、ゆきの上に崩れ落ちてきた。

その身体は汗でぐっしょりと濡れ、荒い呼吸だけが、静寂を取り戻した部屋に響いている。

ゆきは、息を切らして自分に覆いかぶさる愚かで愛しい男の背中を、そっと撫でた。

勝ったのは、私。

その、余韻に浸る間もなかった。

コン、コン、と。

控えめだが、決して聞き逃すことのできないノックの音が、静寂を破った。

二人の身体が、同時に強張る。

「ユキ。俺だ。……入るぞ」

扉の向こうから聞こえてきたのは、地を這うような、カイの低い声だった。

まずい、とキースが身を起こそうとする。

しかし、その動きは、無情な音によって遮られた。

――ギィ、と。

ゆっくりと、しかし確実に、扉が開けられていく。

月明かりが、裂かれたドレスの残骸と、汗に濡れて絡み合う二つの裸体を、無慈悲に照らし出した。
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