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オヌシナニモノ?!
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俺の目覚めたこの天井はやはり自宅のものではなく、病院のものらしかった。まだ寝ぼけた頭では思考もまわらず、ベッドに横たわったまま唸りをあげる。すると、見覚えのある顔が覗き込んだ。
「お兄……?」
「あ、愛來。えっと、おはよう?」
「おはようじゃないよ!どんだけ心配したと思ってんのよ……このバカ兄!」
両の目からぼろぼろと涙を垂らしている妹を見てますます困惑する。
「え、うん……え?俺どうしたの?」
「ママー!お兄起きたよー!」
「おい、ここ病院、」
「個室だからいいの!」
「え、ええ」
バタバタバタ、とおおよそ病院で聴こえるとは思えない音がすると、今度覗き込んだ顔は母親のものだった。
「このアホタレ!心配かけやがってこの野郎!」
母親の怒号は今まで聞いた中で一二を争うものだ。どうやら、俺はとんでもないことをしでかしたらしい。ん?いや、心配心配と言っているから、怪我でもしたのか?何も思い出せない。確かコンビニを出てから……
「あっ、俺は車にはねられたのか」
「あんた、まさか分かってなかったの?」
「うん、全く、覚えていなかった。でも今少し思い出したような気がする」
確か、写真を撮ろうとして、それで周りが見えていなかった。回想に入ろうとすると、母の声が響く。
「太陽をはねた犯人は、心不全で死んだらしいよ。ニュースになってたし、警察の人にも聞いた。人の子供に怪我させといて謝罪もないなんて。私は絶対に許さない。」
その報告を聞いて、ゾッとした。何故か、あの狂気の笑顔が思い出されたからだ。悲しいとは思わなかった。あの顔を二度と見ないで済むならば、それには少し安堵を感じる。
『速報です。えー、地方競馬の英雄こと、ソイルヒーローが調教中の事故で予後不良となりました。ソイルヒーローは地方競馬の所属馬として中央競馬の馬を交流重賞で蹴散らした馬でした。月末にはGIのキサラギステークスに出走する予定でした。続いてのニュースです。』
なんだ、テレビがついてたのか。家族と話すのに夢中で気づかなかった。なんだか悲しい気持ちになった。身体を起こすと、体の各所がズキズキと痛む。「大丈夫?」と母親の声が聞こえたので、「全身痛いが大丈夫だ」と返す。安心した笑みを見せた母と妹の後ろから、看護婦さんが来て「1週間後に精密検査を行います」と伝えてくれた。「そこで問題なければ無事退院です」とも。骨折箇所などはないそうだ。しかし、1週間暇だな。中学はまだ休みとして……ん?どのくらい寝ていたんだろうか。看護婦さんに連れられ母親は病室を出ていったのでそこで座っている妹へ声をかけた。
「愛來。俺はどのくらい寝ていたんだ?」
「お兄?3日だよ。」
「うそ3日?!そんなに意識不明だったのに再会の感情が薄すぎない?」
「仕方ないでしょ。文章下手なんだから。」
「何の話だよ!って!」
突然、左手の肘関節のあたりを激痛が襲った。
うわいってえ……
「どうしたの?」
「なんか肘めっちゃ痛くて」
「事故の弊害?」
「(言葉選び下手だなあ)そうだと思う。めちゃくちゃ痛いし動かしづらい。次医者が来たら言うわ」
「どうしたの?」
話が終わったのか、いつのまにか帰ってきた母親も尋ねてきた。そんな母に妹と同じようなことを言って聞かせる。すると、「お医者さん呼んでくるね」と母親。それは助かる。この痛いのを1週間我慢したくはない。
しばらくすると白衣のメガネ、いかにも医師然とした格好の青年がベッドの脇まで歩いてきた。
「まず、肘が痛いってことなんですけど、見せてもらってもいいですか?」
「あ、はい」
左手の肘を差し出す。サワサワし始める医者。いや、痛い。触られると痛いわこれ。
「痛いっす、肘、めちゃくちゃ」
「うーん……そりゃ痛いかもね。脱臼してるっぽいです。とりあえずいますぐ検査しましょうか」
「あ、お願いします。いいよね?」
そばでこちらを見つめる母親に許可をとる。
「もちろん」
かくして俺はレントゲンを撮ることになった。
X線室に連れられ、肘を半透明のボードにかざした。しばらくすると、「もういいですよ」と医師が。
「やっぱり脱臼してますよ。手術して、リハビリですかね。」
「あ、手術ですか。」
嫌ではないけど少し怖い。そんな経験はないわけだしそらそうか。
「詳しくはお母さんと話しますね。」
「よろしくお願いします。」
病室の窓が、暮れなずむ空のオレンジを映し出す午後4時頃。その淡い光に当てられると、うとうととしてきて、やがてまどろみの中へと落ちていく。
まぶたの上からかすかに感じる光をアクセントにひとり黄昏ていると、柵に囲まれた芝生にブルーシートがあてがわれた情景が瞼裏の銀幕へ映し出される。
「なあ、入江太陽。お前は左手を使いたいか?」
まどろみの中でもはっきりと聞こえたその声を、聞き逃すことは無かった。声の方へ振り向くと、俺の立っている後ろのスタンド椅子に、糸目の男が足を組んで掛けていた。今わかった。これは競馬場か。
「お前誰だよ」
胸を突いた疑問を口に出す。
「いきなり人にお前とは不適切だな。質問しているのはこっちだ。こたえろ。お前は左手を使いたいか?」
「お前とは不適切なんじゃないのかよ……当たり前だろ、使いたいよ。不便じゃないか。」
「なんで?お前は右利きだろう?痛むんだからそんな左手なんかいらないじゃないか。」
「お椀を持つのも、ノートを押さえるのも左手だ。左手がなきゃだめだろ。じゃあ今度俺が質問。あなたは誰?」
「おっいいね。学習能力の高いガキは好きだ。でも答えないよ。お前は俺の存在を信じないし、そもそも俺の存在はこの物語の内容にそわない」
ならば、もういいだろう。そもそもこの厨二病くさい下りがバカみたいだ。無理やりにでも目を覚まそうと、瞼へ力を込めた。しかし、目を見開いたのは夢の中の俺だった。
「今、なんで起きれないか、って思ってるでしょ」
微笑みかける糸目はまがまがとした雰囲気が醸し出されていて、とても気持ち悪い。
「なあ、お前の左手で救われる命があるとすれば、どうする?」
「どうもしない。自分の左手の方が大事だ。」
「その命が救われることで笑顔を取り戻す女の子がいたとしてもか?」
「しても、だ。俺の家族じゃないだろ?そんなのどうだっていい。」
「ああ、確かに家族じゃないな。だが。」
糸目がかっぴろがる。なおも柔和な笑みを浮かべるその形相に思わずゾッとした。あの笑顔が裏付けされて。
「いやいい。お前の回答は、面白いな。当たるも八卦当たらぬも八卦だ。そんな自己中なお前の左手を治してやろうかな。」
「何言ってるんだよ?」
「うーん、そろそろ時間だな。俺とお前との関係はこれでおしまいだ。」
まるでテレビを無理やり切った時のように、瞼裏へ映し出されたビジョンがぷつん、と切れて俺の意識は再び現実へと戻された。
「お兄……?」
「あ、愛來。えっと、おはよう?」
「おはようじゃないよ!どんだけ心配したと思ってんのよ……このバカ兄!」
両の目からぼろぼろと涙を垂らしている妹を見てますます困惑する。
「え、うん……え?俺どうしたの?」
「ママー!お兄起きたよー!」
「おい、ここ病院、」
「個室だからいいの!」
「え、ええ」
バタバタバタ、とおおよそ病院で聴こえるとは思えない音がすると、今度覗き込んだ顔は母親のものだった。
「このアホタレ!心配かけやがってこの野郎!」
母親の怒号は今まで聞いた中で一二を争うものだ。どうやら、俺はとんでもないことをしでかしたらしい。ん?いや、心配心配と言っているから、怪我でもしたのか?何も思い出せない。確かコンビニを出てから……
「あっ、俺は車にはねられたのか」
「あんた、まさか分かってなかったの?」
「うん、全く、覚えていなかった。でも今少し思い出したような気がする」
確か、写真を撮ろうとして、それで周りが見えていなかった。回想に入ろうとすると、母の声が響く。
「太陽をはねた犯人は、心不全で死んだらしいよ。ニュースになってたし、警察の人にも聞いた。人の子供に怪我させといて謝罪もないなんて。私は絶対に許さない。」
その報告を聞いて、ゾッとした。何故か、あの狂気の笑顔が思い出されたからだ。悲しいとは思わなかった。あの顔を二度と見ないで済むならば、それには少し安堵を感じる。
『速報です。えー、地方競馬の英雄こと、ソイルヒーローが調教中の事故で予後不良となりました。ソイルヒーローは地方競馬の所属馬として中央競馬の馬を交流重賞で蹴散らした馬でした。月末にはGIのキサラギステークスに出走する予定でした。続いてのニュースです。』
なんだ、テレビがついてたのか。家族と話すのに夢中で気づかなかった。なんだか悲しい気持ちになった。身体を起こすと、体の各所がズキズキと痛む。「大丈夫?」と母親の声が聞こえたので、「全身痛いが大丈夫だ」と返す。安心した笑みを見せた母と妹の後ろから、看護婦さんが来て「1週間後に精密検査を行います」と伝えてくれた。「そこで問題なければ無事退院です」とも。骨折箇所などはないそうだ。しかし、1週間暇だな。中学はまだ休みとして……ん?どのくらい寝ていたんだろうか。看護婦さんに連れられ母親は病室を出ていったのでそこで座っている妹へ声をかけた。
「愛來。俺はどのくらい寝ていたんだ?」
「お兄?3日だよ。」
「うそ3日?!そんなに意識不明だったのに再会の感情が薄すぎない?」
「仕方ないでしょ。文章下手なんだから。」
「何の話だよ!って!」
突然、左手の肘関節のあたりを激痛が襲った。
うわいってえ……
「どうしたの?」
「なんか肘めっちゃ痛くて」
「事故の弊害?」
「(言葉選び下手だなあ)そうだと思う。めちゃくちゃ痛いし動かしづらい。次医者が来たら言うわ」
「どうしたの?」
話が終わったのか、いつのまにか帰ってきた母親も尋ねてきた。そんな母に妹と同じようなことを言って聞かせる。すると、「お医者さん呼んでくるね」と母親。それは助かる。この痛いのを1週間我慢したくはない。
しばらくすると白衣のメガネ、いかにも医師然とした格好の青年がベッドの脇まで歩いてきた。
「まず、肘が痛いってことなんですけど、見せてもらってもいいですか?」
「あ、はい」
左手の肘を差し出す。サワサワし始める医者。いや、痛い。触られると痛いわこれ。
「痛いっす、肘、めちゃくちゃ」
「うーん……そりゃ痛いかもね。脱臼してるっぽいです。とりあえずいますぐ検査しましょうか」
「あ、お願いします。いいよね?」
そばでこちらを見つめる母親に許可をとる。
「もちろん」
かくして俺はレントゲンを撮ることになった。
X線室に連れられ、肘を半透明のボードにかざした。しばらくすると、「もういいですよ」と医師が。
「やっぱり脱臼してますよ。手術して、リハビリですかね。」
「あ、手術ですか。」
嫌ではないけど少し怖い。そんな経験はないわけだしそらそうか。
「詳しくはお母さんと話しますね。」
「よろしくお願いします。」
病室の窓が、暮れなずむ空のオレンジを映し出す午後4時頃。その淡い光に当てられると、うとうととしてきて、やがてまどろみの中へと落ちていく。
まぶたの上からかすかに感じる光をアクセントにひとり黄昏ていると、柵に囲まれた芝生にブルーシートがあてがわれた情景が瞼裏の銀幕へ映し出される。
「なあ、入江太陽。お前は左手を使いたいか?」
まどろみの中でもはっきりと聞こえたその声を、聞き逃すことは無かった。声の方へ振り向くと、俺の立っている後ろのスタンド椅子に、糸目の男が足を組んで掛けていた。今わかった。これは競馬場か。
「お前誰だよ」
胸を突いた疑問を口に出す。
「いきなり人にお前とは不適切だな。質問しているのはこっちだ。こたえろ。お前は左手を使いたいか?」
「お前とは不適切なんじゃないのかよ……当たり前だろ、使いたいよ。不便じゃないか。」
「なんで?お前は右利きだろう?痛むんだからそんな左手なんかいらないじゃないか。」
「お椀を持つのも、ノートを押さえるのも左手だ。左手がなきゃだめだろ。じゃあ今度俺が質問。あなたは誰?」
「おっいいね。学習能力の高いガキは好きだ。でも答えないよ。お前は俺の存在を信じないし、そもそも俺の存在はこの物語の内容にそわない」
ならば、もういいだろう。そもそもこの厨二病くさい下りがバカみたいだ。無理やりにでも目を覚まそうと、瞼へ力を込めた。しかし、目を見開いたのは夢の中の俺だった。
「今、なんで起きれないか、って思ってるでしょ」
微笑みかける糸目はまがまがとした雰囲気が醸し出されていて、とても気持ち悪い。
「なあ、お前の左手で救われる命があるとすれば、どうする?」
「どうもしない。自分の左手の方が大事だ。」
「その命が救われることで笑顔を取り戻す女の子がいたとしてもか?」
「しても、だ。俺の家族じゃないだろ?そんなのどうだっていい。」
「ああ、確かに家族じゃないな。だが。」
糸目がかっぴろがる。なおも柔和な笑みを浮かべるその形相に思わずゾッとした。あの笑顔が裏付けされて。
「いやいい。お前の回答は、面白いな。当たるも八卦当たらぬも八卦だ。そんな自己中なお前の左手を治してやろうかな。」
「何言ってるんだよ?」
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