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番外編
ショート話「うなじあて」
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アルファとオメガの間だけに成立する特別な絆関係【番】。
番になるとそれまでの人生が一変し、オメガの者は『自分は相手がいるオメガだ』という証になる【うなじあて】を身に着けるようになる。
このうなじあてというのは番になる際にアルファにつけられた『うなじの咬み痕』を覆って隠すためのもので、基本的に咬み痕を番の相手以外には見せるものではないという共通認識の下、常に身につけるべきであるものだ。
その種類には様々あるが、今では【首飾り型】と【首輪型】が一般的となっている。
首飾り型はうなじに当てた布がズレないように首飾りで押さえる形式のもので、首輪型はうなじだけではなく首全体をぐるりと布で巻いて留め具で留める形式のものを指す。
首飾りや首輪型の留め具は専門の職人に頼んで作製してもらうものなのだが、その細工には番相手のアルファとお揃いの紋章などを用いた飾りをあしらうのが慣わしであり、紋章の内容さえよく見れば誰と誰が番同士であるかなども分かるようになっているのだ。
オメガはそのほとんどが女性であり、ベータの女性よりもいくらか力仕事に向いていないという身体的特徴もあって元から静かな手仕事を好む傾向がある。
そのためうなじに布を当て続けていても特段気になることはないのだが…
男性オメガの場合はそうとも限らないのだった。
ーーーーー
番になろうということになってからすぐ。
夾が1人で住んでいた家には璇が引っ越してきていて すでに2人での暮らしが始まっていた。
2人で暮らすということで唯一の気がかりと言っても過言ではなかった生活の時間帯に関しても、まぁ、当初心配していたほどのずれもなく過ごせている。
というのも璇はそれまで【觜宿の杯】の2階に住んでいたために夜遅くになっても酒場で働いていたのだが、彼が引っ越すということでその2階の部屋を酒場と食堂の見習いをしていた双子達に譲ることになり、それと同時に夜遅くまでの仕事もその双子に任せるようになったからだった。
璇にしてみればまだ頼りないところもあるようだが、しかし一通りきちんと仕事ができるようになった双子は近頃きちんと主らしくなっていっている。
璇は夜遅くまで仕事をしなくなった分、昼頃からだった仕事を午前中からにするようになり、あまり夜が深まり過ぎないうちに夾のいる家へと帰ってくるのだ。
夾は相変わらず夕食を【觜宿の杯】で食べているのだが、食事を終えると「それじゃ、またあとで」と一足先に家に帰って璇を待つ。
そうして数日が経つ頃には2人共すっかりこの新しい生活にも慣れ、彼らは一緒に過ごすことができる時間が増えたことに満足していたのだった。
寝る前の静かな夜の時間にそれぞれの一日の出来事などを話していると、本当に穏やかな感じがしてなかなかにいいものだ。
ある日、湯浴みを終えて浴室から出てきた璇は夾がなにやら繕い物をしているのを見て「それはなんだ?」と訊ねた。
「衣に穴でも開いたのか」
夾が手にしているのは少々縫い目の粗さが目立つ薄緑色の布の帯である。
縫い糸を切って手元から顔を上げた夾は「いえ、そうじゃないんですけど…これを作ってみてたんです」とそれまで縫っていたものを首に巻いて見せてきた。
まさかと思う璇に夾は言う。
「俺のうなじあて、こういう風にしようと思いまして」
「どういうのがいいかなって考えてみたんですけど、俺は仕事の関係上結構汗をかいたりもしちゃうので立派なものはもったいないなと思ったんです。なのでこういう風に布で巻いたらいいんじゃないかと…首輪型みたいですけど、結ぶだけにしたらもっと簡単でいいじゃないですか?今の首飾り型とかになる前はまさにこういう感じだったみたいですよ。アルファにしかわからない結び方で留めていたんだとか…それもすごく素敵ですよね」
どうですか?と見せながら嬉しそうに微笑む夾。
たしかに彼の言うように、昔は首飾り型などではなくこうして布の端を特別な結び方をするなどしてうなじあてとしていた。
しかし うなじあて というのは…どちらかというとアルファが特に特別視するものなのだ。
そもそもうなじあては『アルファが番相手のオメガを自らの番であると周りに示すためのもの』であり、アルファによる独占欲の表れだ。
アルファが自らの番に贈り、それを常に身につけさせる…本来うなじあてとはそういう意味合いを含んでいるものなのである。本来はだが。
「これはとりあえず仮で作ってみたものなんです。なので色とかは特に気にしなかったんですけど、璇さんはどんなのがいいとかってありますか?俺としては璇さんが良いと思う色ならどんなのでも…」
「………」
「璇さん?」
仮として首に巻いていたうなじあてを外しながらあれこれと話していた夾は ふと璇からの反応が一切ないことに気付いて顔を上げた。
璇は普段こうして話しているとよく相槌を打ったりすぐに応えてくれたりして会話に参加してきてくれるものなのだが、そうした反応がまったくなかったのである。
じっと布の帯を見つめている璇は何か言いかけては止めるということを何度か繰り返した後に ようやく口を開いた。
「いや…うなじあてってのは、アルファが…っていうか俺が用意しようと…それこそ次の休みには職人に話をしにいくつもりで…色々と……」
「そうだったんですか?それはそれは…でもアルファが用意しなきゃいけないってものでもないでしょう?」
「いや……だから…そういうもんじゃない…っていうか…」
「うなじあてはアルファがオメガに『これを身に着けてほしい』って言って渡すものであって…それにずっと使うものだからそんな何でもいいってわけには…きちんとした紋章を用意して飾りの細工に仕立てたやつを、俺が…俺がちゃんと韶に…渡したいと…」
「あ、あの…璇さん…」
「俺はそう思ってた、んだけど…」
戸惑っているような落ち込んでいるような、激しく動揺しているような…一体なんと言い表せばいいのかとこちらが悩んでしまうくらいの璇のその様子に、夾はアルファにとって(というよりも璇にとって)の【うなじあて】という存在がどういったものなのかを良くよく理解した気がした。
ただの『証』ではなく、それにはもっと重要な意味合いが込められているべきものだったのだ。
もちろん夾も誰かと番になる日のことを夢見ていた幼い頃から『将来アルファから渡される自分の うなじあて はどんなものになるだろうか』と想像してみたり、うなじあて をしているオメガの女性達に羨望の眼差しを向けたりしたものだが、しかしここまでアルファにとっても重要なものだとは思いもしていなかったのだった。
「璇さん、あの、すみません、俺はそんな…璇さんを落ち込ませることになるなんてこれっぽっちも思ってなかったんです、だって番になろうと言ってもらえただけで十分嬉しかったし、それに…用意してもらうのは手間をかけさせてしまうだけだろうと、そう思って…」
「…手間だなんてそんなわけがないだろ」
「璇さん…」
寂しさと悲しさの織り交ざったような璇の表情。それも夾が初めて目にする表情だった。
番になろうということになってから、そして一緒に暮らすようになってから。
それまでには見たことのなかった璇の新たな表情をいくつも目にしてきていることに 夾はひそかにお互いが着実に『家族』になっていっているような気がして嬉しく思っているのだが、しかしあまりにもこの表情は寂しい感じがして夾も不安になってしまう。
璇さん、と夾がその手を握ると、璇は立ったまま夾を包み込むようにして抱きしめて言った。
「頼むから…うなじあては俺からきちんと贈らせてくれ、韶」
「仕事をしてる時もつけられるようなのをきちんと考えるから…だから頼むよ」
「こういう風にうなじにあてがう布を洗い替えとして用意するのは構わないから、せめて飾りとか留め具は俺からちゃんと…な?」
優しい声音でそんな風に懇願されずとも、すでに夾の答えは決まっている。
「はい、璇さん。璇さんがどんなうなじあてを俺に贈ってくれるのか…楽しみにしていますね」
「あぁ」
「ありがとうございます、本当に…本当に楽しみです」
しばらくそうしてそのまま抱きしめあった後、ようやく解放された夾は璇の唇にちゅっと口づけて【香り】を弱く放った。
それに璇が気付かないはずもない。
璇は片眉を少し上げてやれやれというように同じく【香り】を弱く放つと、試しに作ったというその布の帯を夾の首周りにかざして「色か…色はどうするかな」と逡巡し始める。
「韶は何でも似合うだろ。けど…紺とか藍はどうかな」
「良いですね、俺達の名前にも合うじゃないですか」
「星空の色だな。紋章はやっぱり俺達の名前にちなんだ星をあしらったものにしないと、『璇』と『夾白』で…」
真剣になってあれこれと考える璇からはすっかり落ち込んでいたあの様子は消え去っている。
夾はそんな彼が湯冷めをしないようにと気を遣いながら2人の混ざった【香り】に笑みをこぼしたのだった。
番になるとそれまでの人生が一変し、オメガの者は『自分は相手がいるオメガだ』という証になる【うなじあて】を身に着けるようになる。
このうなじあてというのは番になる際にアルファにつけられた『うなじの咬み痕』を覆って隠すためのもので、基本的に咬み痕を番の相手以外には見せるものではないという共通認識の下、常に身につけるべきであるものだ。
その種類には様々あるが、今では【首飾り型】と【首輪型】が一般的となっている。
首飾り型はうなじに当てた布がズレないように首飾りで押さえる形式のもので、首輪型はうなじだけではなく首全体をぐるりと布で巻いて留め具で留める形式のものを指す。
首飾りや首輪型の留め具は専門の職人に頼んで作製してもらうものなのだが、その細工には番相手のアルファとお揃いの紋章などを用いた飾りをあしらうのが慣わしであり、紋章の内容さえよく見れば誰と誰が番同士であるかなども分かるようになっているのだ。
オメガはそのほとんどが女性であり、ベータの女性よりもいくらか力仕事に向いていないという身体的特徴もあって元から静かな手仕事を好む傾向がある。
そのためうなじに布を当て続けていても特段気になることはないのだが…
男性オメガの場合はそうとも限らないのだった。
ーーーーー
番になろうということになってからすぐ。
夾が1人で住んでいた家には璇が引っ越してきていて すでに2人での暮らしが始まっていた。
2人で暮らすということで唯一の気がかりと言っても過言ではなかった生活の時間帯に関しても、まぁ、当初心配していたほどのずれもなく過ごせている。
というのも璇はそれまで【觜宿の杯】の2階に住んでいたために夜遅くになっても酒場で働いていたのだが、彼が引っ越すということでその2階の部屋を酒場と食堂の見習いをしていた双子達に譲ることになり、それと同時に夜遅くまでの仕事もその双子に任せるようになったからだった。
璇にしてみればまだ頼りないところもあるようだが、しかし一通りきちんと仕事ができるようになった双子は近頃きちんと主らしくなっていっている。
璇は夜遅くまで仕事をしなくなった分、昼頃からだった仕事を午前中からにするようになり、あまり夜が深まり過ぎないうちに夾のいる家へと帰ってくるのだ。
夾は相変わらず夕食を【觜宿の杯】で食べているのだが、食事を終えると「それじゃ、またあとで」と一足先に家に帰って璇を待つ。
そうして数日が経つ頃には2人共すっかりこの新しい生活にも慣れ、彼らは一緒に過ごすことができる時間が増えたことに満足していたのだった。
寝る前の静かな夜の時間にそれぞれの一日の出来事などを話していると、本当に穏やかな感じがしてなかなかにいいものだ。
ある日、湯浴みを終えて浴室から出てきた璇は夾がなにやら繕い物をしているのを見て「それはなんだ?」と訊ねた。
「衣に穴でも開いたのか」
夾が手にしているのは少々縫い目の粗さが目立つ薄緑色の布の帯である。
縫い糸を切って手元から顔を上げた夾は「いえ、そうじゃないんですけど…これを作ってみてたんです」とそれまで縫っていたものを首に巻いて見せてきた。
まさかと思う璇に夾は言う。
「俺のうなじあて、こういう風にしようと思いまして」
「どういうのがいいかなって考えてみたんですけど、俺は仕事の関係上結構汗をかいたりもしちゃうので立派なものはもったいないなと思ったんです。なのでこういう風に布で巻いたらいいんじゃないかと…首輪型みたいですけど、結ぶだけにしたらもっと簡単でいいじゃないですか?今の首飾り型とかになる前はまさにこういう感じだったみたいですよ。アルファにしかわからない結び方で留めていたんだとか…それもすごく素敵ですよね」
どうですか?と見せながら嬉しそうに微笑む夾。
たしかに彼の言うように、昔は首飾り型などではなくこうして布の端を特別な結び方をするなどしてうなじあてとしていた。
しかし うなじあて というのは…どちらかというとアルファが特に特別視するものなのだ。
そもそもうなじあては『アルファが番相手のオメガを自らの番であると周りに示すためのもの』であり、アルファによる独占欲の表れだ。
アルファが自らの番に贈り、それを常に身につけさせる…本来うなじあてとはそういう意味合いを含んでいるものなのである。本来はだが。
「これはとりあえず仮で作ってみたものなんです。なので色とかは特に気にしなかったんですけど、璇さんはどんなのがいいとかってありますか?俺としては璇さんが良いと思う色ならどんなのでも…」
「………」
「璇さん?」
仮として首に巻いていたうなじあてを外しながらあれこれと話していた夾は ふと璇からの反応が一切ないことに気付いて顔を上げた。
璇は普段こうして話しているとよく相槌を打ったりすぐに応えてくれたりして会話に参加してきてくれるものなのだが、そうした反応がまったくなかったのである。
じっと布の帯を見つめている璇は何か言いかけては止めるということを何度か繰り返した後に ようやく口を開いた。
「いや…うなじあてってのは、アルファが…っていうか俺が用意しようと…それこそ次の休みには職人に話をしにいくつもりで…色々と……」
「そうだったんですか?それはそれは…でもアルファが用意しなきゃいけないってものでもないでしょう?」
「いや……だから…そういうもんじゃない…っていうか…」
「うなじあてはアルファがオメガに『これを身に着けてほしい』って言って渡すものであって…それにずっと使うものだからそんな何でもいいってわけには…きちんとした紋章を用意して飾りの細工に仕立てたやつを、俺が…俺がちゃんと韶に…渡したいと…」
「あ、あの…璇さん…」
「俺はそう思ってた、んだけど…」
戸惑っているような落ち込んでいるような、激しく動揺しているような…一体なんと言い表せばいいのかとこちらが悩んでしまうくらいの璇のその様子に、夾はアルファにとって(というよりも璇にとって)の【うなじあて】という存在がどういったものなのかを良くよく理解した気がした。
ただの『証』ではなく、それにはもっと重要な意味合いが込められているべきものだったのだ。
もちろん夾も誰かと番になる日のことを夢見ていた幼い頃から『将来アルファから渡される自分の うなじあて はどんなものになるだろうか』と想像してみたり、うなじあて をしているオメガの女性達に羨望の眼差しを向けたりしたものだが、しかしここまでアルファにとっても重要なものだとは思いもしていなかったのだった。
「璇さん、あの、すみません、俺はそんな…璇さんを落ち込ませることになるなんてこれっぽっちも思ってなかったんです、だって番になろうと言ってもらえただけで十分嬉しかったし、それに…用意してもらうのは手間をかけさせてしまうだけだろうと、そう思って…」
「…手間だなんてそんなわけがないだろ」
「璇さん…」
寂しさと悲しさの織り交ざったような璇の表情。それも夾が初めて目にする表情だった。
番になろうということになってから、そして一緒に暮らすようになってから。
それまでには見たことのなかった璇の新たな表情をいくつも目にしてきていることに 夾はひそかにお互いが着実に『家族』になっていっているような気がして嬉しく思っているのだが、しかしあまりにもこの表情は寂しい感じがして夾も不安になってしまう。
璇さん、と夾がその手を握ると、璇は立ったまま夾を包み込むようにして抱きしめて言った。
「頼むから…うなじあては俺からきちんと贈らせてくれ、韶」
「仕事をしてる時もつけられるようなのをきちんと考えるから…だから頼むよ」
「こういう風にうなじにあてがう布を洗い替えとして用意するのは構わないから、せめて飾りとか留め具は俺からちゃんと…な?」
優しい声音でそんな風に懇願されずとも、すでに夾の答えは決まっている。
「はい、璇さん。璇さんがどんなうなじあてを俺に贈ってくれるのか…楽しみにしていますね」
「あぁ」
「ありがとうございます、本当に…本当に楽しみです」
しばらくそうしてそのまま抱きしめあった後、ようやく解放された夾は璇の唇にちゅっと口づけて【香り】を弱く放った。
それに璇が気付かないはずもない。
璇は片眉を少し上げてやれやれというように同じく【香り】を弱く放つと、試しに作ったというその布の帯を夾の首周りにかざして「色か…色はどうするかな」と逡巡し始める。
「韶は何でも似合うだろ。けど…紺とか藍はどうかな」
「良いですね、俺達の名前にも合うじゃないですか」
「星空の色だな。紋章はやっぱり俺達の名前にちなんだ星をあしらったものにしないと、『璇』と『夾白』で…」
真剣になってあれこれと考える璇からはすっかり落ち込んでいたあの様子は消え去っている。
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