彼と姫と

蓬屋 月餅

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『姫』視点

5「粥」前編

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「これ、なぁに?」
「うん?」

 フツフツといういい音で煮える鍋を前に、幼い彼は母親に尋ねる。
 母親は野菜を切っていた手を止めると、幼い彼が鍋に近づきすぎないようにと注意しながら鍋の中をかき混ぜて見せ、「お姉ちゃんのご飯よ」と優しく答えた。

「お姉ちゃん、今 風邪をひいて寝ているでしょう?お熱が早く下がるようにってお粥を作ってあげてるの」
「おかゆ?」
「そうよ、お粥。こうしてご飯を柔らかく煮るの」

 母親がかき混ぜると、鍋の中の粥はさらにフツフツと煮立つ音を立てる。
 音と共に沸き立つ香りは素朴なものだが、優しく、温かい。
 
「これたべたら、おねえちゃん、げんきになるの?」

 彼が見上げながら尋ねると、母親は彼の髪を撫でて「そうね」と微笑んだ。

「これを食べてよく眠ったら、きっとすぐに元気になるわよ」


ーーーーーー


 瞼を閉じていても、窓から射し込む光の明るさはよく分かる。
 彼は眩しさに眉をひそめながら、夢から覚めたばかりの頭で懐かしい光景を思い出していた。

(夢…夢か……なんであんな夢を見たのかな……母さんと、家の調理場……母さんのお粥……)

 彼は1人暮らしを始めてからというもの、実家へ帰ることは2、3度あったかどうかという程度だ。
 しかし、家族とは手紙で頻繁にやり取りをしている。
 両親や姉達は彼にどんな些細な近況でも知らせたがり、彼が返事を書く前から新たな便りを寄越すのだ。
 そのため彼は家族との繋がりが切れているわけではない。
 とはいえ、彼が家族や実家の風景を夢で見たことはこれまでに一度もなかったことだ。
 懐かしく、やけに心温まるその夢を見たのはなぜなのか。

(実家か……行こうかな、なんか久しぶりに皆に会いたくなっ……っ!?)

 寝具の中で身を捩った彼は痛みに息を飲む。
 信じられないほどの痛みだ。
 腰が、尻が、悲鳴をあげている。
 あまりの痛みに、彼はうめき声をあげて枕に顔を埋めた。

(痛い、痛すぎる!!なんだ、なんなんだ!?うっ、うぅ……もしかしてこれ、骨…骨とか折れたりしてる?こんなに痛いことってあるの?どうしちゃったんだ、こんなに……こんなに痛いなんて!)

 歯を食いしばりながら枕に唸り声を吐き出す彼。
 いくら手で腰を擦っても、焼け石に水といった様子で痛みが引く様子はない。

(うぅ……これ、散々ヤったからだ……絶対にそうだ、霙とあんなに激しくヤっ…たから………?待てよ、昨日僕はどうしたって?霙に連れられて外で…え?それからどうしたっけ?ど、どうして思い出せないんだろう?衣……は……)

 手で探り、上下の衣はきちんと着ているらしいと確かめた彼。
 (ここはどこだ!?)と飛び起きた瞬間、ひどく後悔するほどの痛みに襲われて「うぁぁっ……」と声をもらす。
 あまりの激痛に冷や汗までかく彼は、きつく歯を食いしばりながら周囲の確認をするために視線を動かした。
 見慣れた床、見慣れた椅子の脚、見慣れた棚……
 彼はゆっくりと顔をあげ、自身がいるこの場をあらためて確認する。

 間違いなく、彼自身の家だった。

(僕…どうやって帰ってきた?自分で歩いて帰ってきたのかな?霙は……っていうかここ、人が寝てたはずじゃなかったっけ?なにが…どうして僕、ここに……?)

 額に手を当てて混乱する頭の中を整理しようとしていると、浴室の方から慌てた様子の足音が聞こえてくる。
 (だ、誰だ!?)と身構えていた彼は、そこに現れた人を見て思わず飛び上がってしまうほど驚いた。

「あ…えっ………」

 見間違えるはずがない。
 それは幾度となく見惚れてきた姿なのだから。

(み、霙……)

 上衣の袖を捲った姿の霙は慌てて来たからか肩で息をしている。
 彼は再び襲ってきた腰の痛みに耐えながら「どう…なってる?」とほとんど独り言の声量で尋ねた。

「どうしてここに……?君が連れ帰ってきた、の?これ、衣…いや人は……」
「…覚えて、いないんですね」
「あ……な、何があった……の…」

 霙は捲っていた袖を下ろしながら寝台のそばまできて、呆然とする彼に語りかける。

「昨夜、ここへ来てからのこと…覚えていないんですね」

 霙の声は少し揺れているようだ。
 彼の昨夜の記憶は、山中で仰ぎ見た月と苦しすぎるほどの絶頂の瞬間で完全に途切れてしまっている。
 その後何があったかについては全く記憶がなく、彼は霙に向かって気まずい気持ちのまま頷いた。

「……先に湯を浴びますか?」
「湯…?」
「昨夜私が流しただけでは……気分が悪いでしょう?」

 バツが悪そうな霙に対し、彼はさらに混乱する。

(湯…で体を?霙が流したって?どういうこと?僕の体を霙が洗ったってこと?そんなの僕が忘れるわけ……いや、そうだ、あんなに絡み合ったのが現実なら、もっと体が汚れてるはず……え、僕、本当に霙に体を洗わせた?…そんな!う、嘘だ!そんな状況を僕が忘れるわけないのに!)

 自身の記憶のなさが信じられず何度も瞬きをする彼に、霙は言う。

「まずは湯を浴びて……体を温めてください。話はそれからでも……」
「…いや、今話して」

 彼は自らの額に手を当てながら霙に話すよう促す。

「本当に…本当にあの後どうしたのか……教えてほしい、気になって湯なんか浴びるどころじゃない」

 霙はさらに湯を勧めるつもりでいたようだが、結局彼の言う通りにすることを決めたらしく話し出した。

「昨夜、気を失ったあなたを連れて……この家に来ました、人がいないことは分かっていたので。それから体を流せるだけの湯を用意して、綺麗にして、着替えなどを済ませて、あなたを寝台に寝かせて…今、です」
「え……」

 彼は目を丸くする。
 霙の口ぶりからすると全ての世話をしてくれたのは霙自身らしいのだが、本当に何1つ覚えていない彼からするとにわかに信じがたいことだ。

(な、なんだ?じゃあ僕は本当に…真っ裸を晒して霙に洗わせたってこと?たしかに体はベタベタしてないけど……うわ、そうだこの衣も!昨日着てたやつじゃないぞ、これ!着替え……な、なんで霙が僕の替えの衣の場所を知ってるんだ!?)

 彼は額に手を当てながら、体を洗われた時のこと、着替えた時のことを思い出そうとするが、全く上手くいかない。
 彼が戸惑いながら「替えの衣…よく見つかったね?」と言うと、霙は「私に教えたじゃないですか」と心配そうな声音で答えた。

「私が訊くよりも前に『あそこにあるから…』と指さして教えていました」
「あ…そ、そう……?」
「…本当に覚えていないんですね」

 霙の言葉に嘘はないだろう。
 彼が本当に何も覚えていないのだと悟った時の、どこか安心したような、落胆したような表情がすべてを物語っている。
 そんな霙の様子に彼も一体どうしたらいいのかと動揺するものの、霙は「とにかく湯を浴びませんか」と促してきた。

「その…きちんと綺麗にできていないでしょうし、それに…少しでも温まった方が体にいいと思うんです。どうですか?温まってゆっくりしたら、その痛みも……きっと和らぎますから」

 懇願するように言う霙に従うことにした彼は、混乱したまま浴室へ向かおうと寝台から足を下ろす。

「っ……!」

 ズキリと走った鋭い痛みによろけると、すかさず霙の手が伸びてきた。
 自身の体をしっかりと支える力強い腕。
 こんな状況でさえ霙の温もりを感じるなんて、と彼は苦笑いを浮かべる。

「ゆっくり、浴室に……」

 離れていこうとする霙の手をしっかりと握った彼は、それを支えに1歩、また1歩と浴室へ歩を進めた。

(えぇぃ…いいよね?これくらい…支えがあった方がいいってだけだもん、別に手を握りたいとかじゃない、し……)

 痛みを堪えて俯きがちに歩く彼だが、口の端にはわずかに笑みが浮かんでいた。


ーーーーーー


(はぁ…いい湯加減……)

 彼はたっぷりの湯が張られた浴槽の中でそっと目を閉じる。
 初めは秘部に湯がしみていたが、そのうちその痛みは薄れてきた。
 霙の言う通り、こうして温まっていると腰や足、尻の痛みはいくらかマシになってきたようだ。
 負担の少ない湯の中でゆっくりと体を動かし、特に痛むところはそっと揉みほぐしてやるとすぐになんの問題もなく動かせるようになる。
 浴槽に揺蕩う湯気は繊細に揺れて美しい。
 これらを用意したのは霙だという事実もまた、彼の心を溶かす。

(こんなに湯を用意するのは大変だっただろうな…霙はいつ起きたんだろう、寝てないなんてことはないよね?霙……あんなに動いた後に僕を抱えて山を下りて、僕に湯を浴びせて着替えさせて、それからこんなに沢山湯を沸かしただなんて。本当、人のことを放っておけない性格なんだから…)

 彼は温泉が豊富な酪農地域出身だということもあり、元々こうして沢山の湯に体を浸けることが大好きだった。
 そのため、一人暮らしを始めてからもこのように湯を沸かして浸かることは度々あったのだが、人に用意してもらった湯というのは疲れのとれ具合が違う気がしてくる。
 彼は湯気を胸いっぱいに吸い込みながら浴室を見渡した。
 同じなのに、何だか違って見える気がする浴室。

(あぁ…やっぱり湯浴みは最高だなぁ)

 満面の笑みを浮かべていた彼だったが、次の瞬間、ふと目に入ってきたあるものにそれまでの浮かれた気分を吹き飛ばされる。

(はぁっ!!!う、うわ!!)

 浴室の片隅で燦然と輝いている(ように見える)『それ』。
 彼が散々使ってきた『石の棒』だ。
 彼はそれを使った後にきちんと洗って浴室に置いていたのだが、まさか霙がこの浴室に踏み入るなど考えもしていなかった。
 霙のものに見立てていた石の棒はこの浴室において異質的な雰囲気を放っていて、きっと霙も目にしたに違いない。
 彼は叫びだしそうな口を必死に抑える。

(な、何やってんだ僕は!なんであんなとこに置いといたんだろう!?あんなあからさまに……ぜ、絶対に霙も見てる、あれを!あんなのを見られるなんて……!!)

 一気にのぼせたようにクラクラとし始めた頭を押さえる彼。
 実のところ、この石の棒というのは本来その用途のものではないため、卑猥な形をしているとかそういったことではない。
 ただ先端が丸みを帯び、滑らかに磨かれた石製の、棒状のものというだけだ。
 しかし、彼はこれを数え切れないほどよく使ってきたため、もはや卑猥なもの、そのものにしか見えなくなっていた。
 どう見ても中を突くために使ったものだと。

(実物はもっと良いけど……でも霙の『あれ』だとずっと思ってきたやつを本人に見られるなんて…こんなのどうかしてる!あぁーっ!湯から上がるのが嫌だ!もう、どんな顔して出ていけばいいの!?)

 頬をバシャバシャと手で叩く彼。
 ……たしかに、いくらただの石の棒とはいえ(なぜこんなものが浴室に?)と疑問に思われれば答えのしようがない。
 彼は湯から出るのを長いこと迷ったが、結局熱さに負けてすごすごと浴槽からあがった。


ーーーーーー


「……」

 脱衣場に置かれていた替えの衣を纏って出ていくと、霙はパッと振り返って心配そうな表情と共に彼を迎える。
 彼が後ろめたさといたたまれなさに包まれながら部屋の中へ入っていくと、「あの…」と霙が躊躇いがちに声をかけてきた。

「竈をお借りして少し食事を用意したんですが…もし良かったら、召し上がりませんか?その、一口だけでも……」

 霙の手作りだというのだ、彼には食べない理由などない。
 そこまで腹が減っているというわけでもなかったが、彼は頷いて食べる旨の意志をはっきりと表す。
 「勝手にしてしまって、なにもかもすみません」と言う霙に、彼は「いいよ」と静かに答えた。
 嬉しさのあまり、叫びだしてしまいそうなのを堪えながら。

 湯で温まっていくらか和らいだとはいえ、やはり腰に残る痛みは歩みをぎこちなくさせている。
 脱衣場で着替える際、彼は常備していた薬(『例の本』に調合方法が載っていた薬。医者に伝えて特別に調合してもらっていたもの)を秘部に塗りつけてきたのだが、やはりもっと丹念に塗り込まなければならなかったのかもしれない。
 衣の中に入れた薬の容器は存在を知らせるようにごろりと動く。
 彼の動きがぎこちないため、霙は彼を食卓の椅子ではなく寝台に座らせようと導いたのだが、そこで彼はあることに気付いた。
 寝台に敷かれていた敷き具が、昨晩のものとは違うものになっているのだ。
 色や模様からしてそれは彼の洗い替えの敷き具ではあるのだが、たしかに昨晩、彼が若者に組み敷かれたときとは違うものになっている。

(もしかして、これも霙が替えたのかな?そうだよね、替える前の敷き具は多分汚れて…え?じゃあ、霙はその汚れたのを見たってこと!?)

 彼は(きっと、もう恥という恥をすべて晒しつくしたに違いないな)とついに顔を上げることができなくなってしまった。
 霙は部屋の片隅にある調理場へ向かい、鍋の中の様子をうかがってかき混ぜたりしている。
 鍋の中身が煮立つ音と、竈に焚べられた薪木の燃えるパチパチという音。
 その他には何もなく、あまりにも静かだ。
 静かで穏やかすぎるその空気に耐えきれず、彼は「君…仕事は?」と尋ねた。

「仕事…もう昼近いのに、こんなことしてていいの?僕が行かないのなんかいつものことだから別に良いけど、君はそうじゃないでしょ」

 あはは、と乾いた笑いを交えて話す彼。
 霙は少し間をおいてから振り返り、彼のことを真正面からじっと見つめると、たじろぐ彼にはっきりと「辞めました」と口にした。

「辞めたんです、仕事を。昨日が最後でした」
「え……」
「なので、もう行かなくていいんです」

 その淡々とした言い方に面食らった彼は「行かなくていい…って…」と独り言ちる。

「そ…そうは言っても、仕事しないでどうするの?ご飯が……僕だって仕事しに行くのに…まぁ、たまにだけど…うん、ね、あはは……」

 一人で空回りをしているようで きまりの悪さを感じる彼だが、静かになってしまうことが怖くて話し続けようとする。
 なにか、嫌な予感がしてならないのだ。
 一度静かになってしまえば、もはやその空気を破る術はない。
 気楽に話すのには色々と起こりすぎていて、すぐに言葉は出てこないが、それでもなにか話そうとする彼。
 すると、霙は再びはっきりとした声で告げた。

「明日、私はここを去ります」

 彼は息を飲んだ。
 ただ床の一点を見つめ、言葉を失う。
 まるで激しく叱責された子供のように、まるでたった今大切にしていたものを落として粉々にしてしまったかのように。
 そんな彼に霙は続ける。

「実家に帰ることになりました。帰って、両親の仕事を手伝います」

 霙はまだなにか言っているようだが、それらは一切彼の耳に入ってきていない。

 『実家に帰ることになりました』というその一言は(いずれ聞くことになるだろう)と思いこそしていたものだが、実際に聞くのはあまりにも苦しいことだった。
 彼は低い耳鳴りまでし始めていたが、それを無視して呟く。

「でも……たまには、ここに顔を出すこともあるでしょ…?どっかで会ったりして…」
「…いえ、私の実家は農業地域の中心部ではありますが、かなり奥の方なんです。どこへ行くにも時間がかかる場所なので、あまり他へ行くことができません。なので、もうここへは来ることはないと思います」
「ここに来ることは…ない……?」

 霙のはっきりとした否定の言葉は彼の心に突き刺さり、彼の鼓動に合わせて深さを増していくようだ。
 まるで本当に身を刃物で刺され、熱い血潮が噴き出しているかのような感覚にさえもなる。
 堪えようとしても堪えきれないそれは、瞳へ滲み出して視界を揺らがせた。

(分かってたこと、全部分かってたことだ……いつか霙も家へ帰って、ここから離れていくんだってこと…分かってたことなのに。もう充分だ、満足しなきゃいけない……何を期待してた?2回も抱いてもらったんだ、もう生きていくのに充分すぎるくらいだ……あぁ、泣くなよ、僕……泣いて何になる?)

 なんとか自分を宥めようとする彼。
 相変わらず鍋はコトコトという音を立て続けているが、霙がかき混ぜるのをやめたせいでその音はさらに大きくなっているようだ。

「…一先ず食事にしましょう、話はそれからです。体を休めて……」

 霙が鍋を竈から食卓の上に移すなり、彼は寝台から勢いよく立ち上がって霙の元へ駆け出した。
 痛みには一切構う様子のない彼に驚く霙だったが、その次の瞬間、さらに目を丸くする。
 彼が、ありったけの力を込めて霙の肩を突き飛ばしたのだ。

「そうやって世話を焼くのも、いい加減にしな!」
「え…」

 想定していなかった彼の行動に霙は大きく後ろへよろめいた。
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