完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました!

ココ

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大学生 近づく心 Ⅱ ー5

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用心し過ぎて呆れられても後悔したく無いので 元の予定通り話の再開は私の部屋で。

「ここからが重大なんだけど 近い内に国王陛下が犯人に呼び掛ける。
出来れば投降。無理なら その時 解決しなくても何人か解放してもらう。
その後 突入」

思わす唾をのむ。

「突入の前に解放されなかったら...?」

「僕は突入に紛れてクライアントを確保する」

「私の役割は?」

「一瞬で決まる戦争だ。全員死亡だってあり得る。分かるね?」


強い口調で言い捨てられ言葉に詰まる。
二回目のルームサービスのコーヒーをテーブルの脇にやりながら もどかしく思うけど自分でも分かってるから。私が行っても邪魔にしかならない。

「君が必要なその時が来たら連絡する。それまで人質が解放された時の為にホテルで詰めてて」

私はどうにか頷いた。

着の身着のままここまで来た私は着替えを買いに行きたいと告げると時間が無いので要るものを書き出したメモを渡せと言う。代わりに買ってきてくれるらしく
ホテルのコンシェルジュにサイアム・パラゴンデパートへ連絡してもらいメモで見繕ってもらう と。

ならば と細かくサイズや好み 枚数 など書き込んだメモを渡した。
無駄遣いはしたく無いので 最小限に留める。

下着をお願いする少しの抵抗感も些細な事に感じた。
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