完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました!

ココ

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これからの事 6 

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凰雅さんの気心の知れた仲間が 次々と来場して来る。

私の友達もよべって言われたけど いざとなると呼びたいのは里美ぐらいで。一応アメリカのビリーにも声をかけた。
まさか来てくれるとは思っていなくて涙が出るほど嬉しかった。
...里美に会いたかっただけじゃないよね。

『おめでとう ユイ。今までで一番綺麗だよ』

里美の腰に手を回しながらビリーも里美も幸せそうな顔をして言ってくれた。

『でも全然私じゃないみたいでしょ?』

苦笑いしながらこっそり言うとビリーが
いつものやさしい笑顔を浮かべながら私の手を握った。

『ユイはユイだよ。いつだって素敵さ。やさしさが際立ってる時もあるし 今日は美しさが際立ってる。眩しい位だ』

やっぱりビリーはいつもやさしい。
模範解答をもらった私は思わす凰雅さんを見上げると苦虫を噛んだような面白くない顔をしていた。

まあ 凰雅さんにここまで求めてはないけどね。




「こんな凰雅始めて見る!」

来場する凰雅さんの友達はみんな口々にそう言って盛り上がっている。
確かに嬉しそうな顔をして私の側を離れようとしない。
友達に祝福されて幸せそうでこちらまで嬉しくなる。

それに 慣れない間は傍に居てくれるとやっぱり心強い。

そうこうして この空気に慣れてきた頃 凰雅さんは平井さんに呼ばれ私の髪を撫でながら名残惜しそうに

「直ぐに戻る。大丈夫か?」

と確認してきたので もちろん と言いながら頷づいた。

もう随分リラックスしてきたけれど
「戻るまで休んでおけ」と言い置き 少し奥まった空間に私を座らせて
その上里美に側に居るよう頼んでくれた。

そうしてもらって 意外に疲れていた私はほっとしていた。


「えらい過保護なんだな」

後ろから声がかかり振り向くと凰雅さんの会社の同志で確か篤史って呼ばれていた人。
グラスを持ったまま隣の席に座り覗き込むようにしていた。

「あんな所に乗り込んで行く胆の据わった女なのにほっとけないのか」

そう言って笑う。
私は何と答えて良いのやら言葉に困り曖昧に笑った。

篤史さんは私をジーっと見て目をそらさない。
むくり と変な気の強さが顔をだし私も負けずにジーっと見返した。
横では里美とビリーがちらりと気にしながらも仲睦まじく何かを囁き合って。

笑い声や話し声。
あちらこちらで賑やかに周りだけが音を作り出していた。

どれだけそうしていたんだろう。
流石に里美とビリーから声がかかったとき

凰雅さんが焦った様子で駆け寄った。

苛立った声で私の体を引き寄せ

「おい!」
「篤史...!」

同時に平井さんの声も聞こえ篤史さんと凰雅さんの間に立って。
私の視界は全て凰雅さんで強く抱き込まれた。

睨み合っていたというのに
口説かれているようにでも見えたのだろうか?

「何のつもりだ...」
「篤史 からかうな!結ちゃんの事だけは洒落になんないから!」

苛立ちを隠さない凰雅さんをクールダウンさせるように平井さんが割って入る。

驚いた表情の篤史さんはふっと笑みを浮かべてから

「悪い。ちょっと興味があっただけで。凰雅の嫁さんにちょっかい掛けたりしない」

怖いし。

そう付け加えて
「ごめんね。篤史って酒癖悪いから」ととりなす平井さんと連れだって行った。

遠ざかる途中 平井さんがぺしりと篤史さんの背中を叩いていて。
少し酔っ払いに絡まれただけだったんだと納得した。
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