完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました!

ココ

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第二章 凰雅side 19

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なのに

“....もう 動けない

ビリー 泊まっていい?”

と 宣う。

俺をこんなに振り回して 後の覚悟はあるのか? 



「あんな男がいいのか?」
「何言って...」
「ちやほやしてくれる男がいいのか?」
「な 何するの?」
「何?何って泊まるんだろう?」

やさしそうな奴だった。
さっきから思ってたんだ。気にしないようにしてたけどこのドレスだってあいつの瞳の色に合わせたんじゃないのか?

我慢できなくなった俺は結を引き起こし 驚いている結を無理矢理引っ張って取ってあった部屋へ連れていく。

結と泊まるつもりだった訳じゃない。最近の俺はヘロヘロな上 結に打たれ弱い。
力尽きたときは帰るのも億劫になるだろうと部屋を用意していた。


「ととと 取り敢えず 話合いましょう!」

と真顔で言う結を見てるとさっきまでの沸騰した気持ちは何処へやら 気が抜けてしまった。

それなのに結は ビリー ビリー ビリー。

挙げ句の果てにあいつは ダーリン。

吐き気がする。
結を ダーリン呼ばわりするな。


どんな事をしても 結を返してもらう 

今すぐ。

その時 暴走しそうな俺に結はストップをかけた。


「ビリーとは特別な信頼関係で 男女じゃないの!」
「 ...でもこの前ホテルで お前抱きついてキスしようとしてたじゃねえか」
「キ キス?」
「ああ こうやって...」
「違うの!ビリーが元気かよく確認しようとしただけ!」

俺を悩まし続けていた事を一気に解決する言葉に暫し考える。
特別な信頼関係ってなんだ?
それでも結にキスしようとしていたところで平手を食らって唖然とした。

...まあいい。
結があいつと男女で無いと言うなら俺は何も悩む事はない。
突き進むのみ。
ただ ビリーとやらには 一度結に触るなと釘をさそう。


俺とは 

終わった 

と言う結に 言った。

「お前 俺がこの間からお前の逃亡をなんで見逃してるんだかわかってる?」
「リハビリ だから」

...俺の。

あれ以上傍にいたら 計画なんてぶち壊して暴走した自信がある。

だから あれ以上は無理。追いかけられなかった訳。

もうちょっとお前に慣れないと。

「リハビリなんて要らないから!もう会いたくない....!」

そう言うくせに 泣き顔を見せる。

理性を試すなよ。


お前 俺に惚れてるんだろ?

さよなら

なんて言って出ていったけど 結が揺れているのはよく分かった。

...もう頃合いだな。




その夜の俺は久し振りに ぐっすり眠れた。
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