完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました!

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第三章 side 凰雅 その後 7

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結は両手を強く握りしめ不満げに口を強く結んで口角を下げている。
その表情から泣きそうなのを我慢していると気づき腕をつかんで抱き寄せた。
強く抱き締めながら結の耳元で言う。

「お前はまだわからねぇのか?俺はどんな結でも結ならそれだけでいい。お前だけしか欲しくないんだよ。いい加減分かれよ」
「だ だって、凰雅さんは学生の頃からシビアに仕事してきたから」
「それが何?」
「物足りなくなったから私に関わらなくなったんでしょ?」

盛大なため息が出る。
何がどうなってそうなる?俺は昔からお前だけだって。

「面倒なんでしょ?!分かってるからもっと頑張ってから言おうと思ったんじゃない!何よ!そんなに大きなため息つくことないじゃない!」

結は一息に言い切ってそのあと大きな声で泣き出した。
こんな子供っぽい結を見たことがなかった。

俺は 俺にこんなに心を開いてくれていることに感動していた。

何かって言うと正論を吐く結が子供っぽく泣きわめいてる。
涙をぽろぽろ流し真っ赤な顔をして唇をわななかせながら。


心も体もお互いを共有して 
お互いが愛しくて大切で。
そう感じて何年も過ぎて。

愛しい気持ちが深くなるのは感じていたが 二人の関係がこれ以上深く変化するとは分かってなくて。

初めて見る表情とか態度とか気持ちとか。
そんな程度じゃなくて 


深まるからこそ見せる顔。


勘弁してくれ。

結には悪いけど凄くかわいくて...クる。

「結は俺が好きか?」

あり得ないほど甘い声で囁く。
涙を浮かべたまま
何で訊くの?そんな顔のまま不満げに頷いた。

訊きたくなったんだよ いいだろ別に。

「俺も結が 結だけが好きだ。もういい加減自信持ってくれよ」

結は黙ってしまった。

どうしたものかと思っていた時結が涙に濡れた色っぽい目で俺を見上げて頷いた。心臓が苦しいほど締め付けられて それでも 
ほっと息をついた俺は愛しい結の髪を撫でながら告げる。

「なぁ心配なんだよ お前が辛くねえか。俺の束縛はきつくねぇ?」
「きつく、ない」

さっきの里美の話から自信はあったけど言葉が欲しかった。 

「なら 解決。きついかと思って様子見てただけ」

ん? と解決していないように結が眉をひそめた。

ちゅと結の唇に軽くキスして、それを顔中に繰り返す。

「思ってること、何でも言え」

そう即すと 仕事始動へのプログラムを語りだし 俺はそれで結の気が済むなら喜んで協力しようと約束した。
家で出来る仕事だし俺としては願ったり叶ったり だ。

過保護な俺はいたく満足で。

いつの間にか結も目を輝かせて嬉しそうに俺に抱きついていた。
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