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You Could Be Mine
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しおりを挟むみのりさんがいなくて。
久しぶりの一人のベッド。
みのりさんは今夜は二宮の家。
明日結婚式だから。
今日はお父さんとお母さんと三人で。
今頃みのりさん、お父さん達に挨拶とかしてんだろな。
お父さん、お母さん。
今まで育ててくれてありがとうございます。
みのりは明日お嫁に行きます。
とか。
あ、想像したら泣けてきた。
お父さん達も寂しいよな。
ずっと愛情注いで育てた娘が嫁にいくんだもんな。
たまんねえよな。
産まれてくる子が女の子だったら。
みのりさんそっくりな可愛い子。
俺どうしよう。
うわ。
嫌だ。
大事な娘がどっかの男に持ってかれるとか。
絶対嫌だ。
パパだいすき。とか。大きくなったらパパとけっこんする。とか言ったりする娘が。
他人のもんになるとか。
絶対!!!
嫌だ。
女の子産まれたら。
今度こそ家閉じ込めとこうかな。
みのりさんに怒られるか。
みのりさんのお父さんとお母さんが出逢って。
愛し合ってみのりさんが産まれて。
俺のオヤジと母さんが出逢って。
離婚したけど。
でも多分その時は愛し合って。
俺が産まれて。
お互い全然関係無いとこで育って。
全然関係無い生き方してきて。
あの日みのりさんが店来なかったら。
ユウがキャッチしなかったら。
もっと言ったらみのりさんが飲み会行ってなかったら。
違う人生だったのかな。
それとも。
みのりさんと俺は出逢う運命で。
違う出逢い方してたのかな。
それでも多分、俺は。
みのりさん好きになってた。
世界で一番愛するひと。
世界で一番俺を幸せにしてくれるひと。
明日のみのりさん、可愛いんだろな。
楽しみ過ぎて。
眠れねえ。
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