11 / 23
第3章 栗林の企み
初デート
しおりを挟む
さすがに気が重い
僕はタクシーに乗り、一旦家に帰り、着替えてから会社に向かう。
そして職員資料を閲覧して、彼女の携帯番号を調べた。
これって俺もマズイ事やってるよな
そんな事を考えながら、会社を後にする。
僕は会社を出て、歩きながら彼女の携帯に電話を掛けた。
彼女が携帯に出る。
「もしもし前田だけど、いきなり電話してすいません。」
「えっ部長ですか?」
「ごめん、会社の資料で君の携帯番号を調べて電話してしまいました」
「そんな事までして、何が急用ですか?」
近くにベンチが見えたので、僕はそこに座り会話を続けた。
「実は今日の朝、ホテルをチェックアウトした時に、栗林にあったんだよ。そして、事を荒げない様に渡辺さんに話しをして欲しいと頼まれました。すいません」
「部長が謝ることなんて何も無いですよ。大丈夫です。事を荒げる事なんてしませんよ。私だって昨夜の事を思い出すのは嫌なので」
「渡辺さん・・・・ありがとう」
「何で部長が・・・あっ」
「どうしたのですか?」
「では部長、明日、私と付き合ってくれませんか?」
「えっ?」
「実は映画に行きたいんですけど、一人で映画に行く勇気が無くて、良かったら付き合ってくれませんか?」
「そんな事なら構わないよ。」
そして明日の待ち合わせ場所を決めてから電話を切った。
これってデート?
僕はデパートで明日着て行く服を買って家に帰って行った。
家に着いて、栗林に電話をする。
着信音が鳴るとすぐに栗林が電話に出た。
電話が来るのを待っていたのだろう
「どうだった?」
「彼女は事を荒げないと言ってましたよ。」
「本当か?」
「本当だ。彼女に感謝しろよ」
「分かった。前田ありがとうな」
「もうこんな事はやめてくれよ」
「分かった」
そして電話を切る。
やけに栗林は素直だったな。
まあ今回ばかりは栗林も懲りたんだろう。
デートかあ
初めてのデートは何歳でも緊張するものなんだな
僕はこの歳になって初めて眠れない夜となった。
リリリリーン!
「あっ朝かあ」
待ち合わせ場所は映画館に9:30。
そして10:00からの映画を観る。
少し早いが映画館に行っておこうかな、
家に居ても落ち着かない。
ヨシ行こう!
玄関を出ると携帯が鳴る。
誰だ?
携帯には栗林の文字が
「どうした?」
「朝からごめん。俺も渡辺さんにお礼を言いたいから連絡先を教えてくれないか?」
確かにそれが筋だろう。
栗林に電話番号を教えた事は、後で言っておこう。
「分かった」
僕は栗林に渡辺さんの電話番号を教えた。
気を取り直して
さあ行くぞ~
普段の出勤より早く家を出て、映画館がある駅で電車を降りる。
まだ1時間以上あるな
取り敢えず朝食を駅近くのファミレスで食べる事にする。
これからポップコーンを食べたり、ホットドックも食べるかも知れない。
僕は軽くサンドウィッチとコーヒーを頼み、時間までファミレスで待つ事にした。
ここから映画館までは2、3分であり、のんびりと時が来るのを待つ。
そして30分前
あれ?
渡辺さん?
渡辺さんが駅前の僕がいるファミレスを走って通り過ぎて映画館に向かって行った。
まだ30分前なのに
何だか嬉しい。
僕は会計伝票をレジに持っていき、会計を済ますと店を出た。
僕はタクシーに乗り、一旦家に帰り、着替えてから会社に向かう。
そして職員資料を閲覧して、彼女の携帯番号を調べた。
これって俺もマズイ事やってるよな
そんな事を考えながら、会社を後にする。
僕は会社を出て、歩きながら彼女の携帯に電話を掛けた。
彼女が携帯に出る。
「もしもし前田だけど、いきなり電話してすいません。」
「えっ部長ですか?」
「ごめん、会社の資料で君の携帯番号を調べて電話してしまいました」
「そんな事までして、何が急用ですか?」
近くにベンチが見えたので、僕はそこに座り会話を続けた。
「実は今日の朝、ホテルをチェックアウトした時に、栗林にあったんだよ。そして、事を荒げない様に渡辺さんに話しをして欲しいと頼まれました。すいません」
「部長が謝ることなんて何も無いですよ。大丈夫です。事を荒げる事なんてしませんよ。私だって昨夜の事を思い出すのは嫌なので」
「渡辺さん・・・・ありがとう」
「何で部長が・・・あっ」
「どうしたのですか?」
「では部長、明日、私と付き合ってくれませんか?」
「えっ?」
「実は映画に行きたいんですけど、一人で映画に行く勇気が無くて、良かったら付き合ってくれませんか?」
「そんな事なら構わないよ。」
そして明日の待ち合わせ場所を決めてから電話を切った。
これってデート?
僕はデパートで明日着て行く服を買って家に帰って行った。
家に着いて、栗林に電話をする。
着信音が鳴るとすぐに栗林が電話に出た。
電話が来るのを待っていたのだろう
「どうだった?」
「彼女は事を荒げないと言ってましたよ。」
「本当か?」
「本当だ。彼女に感謝しろよ」
「分かった。前田ありがとうな」
「もうこんな事はやめてくれよ」
「分かった」
そして電話を切る。
やけに栗林は素直だったな。
まあ今回ばかりは栗林も懲りたんだろう。
デートかあ
初めてのデートは何歳でも緊張するものなんだな
僕はこの歳になって初めて眠れない夜となった。
リリリリーン!
「あっ朝かあ」
待ち合わせ場所は映画館に9:30。
そして10:00からの映画を観る。
少し早いが映画館に行っておこうかな、
家に居ても落ち着かない。
ヨシ行こう!
玄関を出ると携帯が鳴る。
誰だ?
携帯には栗林の文字が
「どうした?」
「朝からごめん。俺も渡辺さんにお礼を言いたいから連絡先を教えてくれないか?」
確かにそれが筋だろう。
栗林に電話番号を教えた事は、後で言っておこう。
「分かった」
僕は栗林に渡辺さんの電話番号を教えた。
気を取り直して
さあ行くぞ~
普段の出勤より早く家を出て、映画館がある駅で電車を降りる。
まだ1時間以上あるな
取り敢えず朝食を駅近くのファミレスで食べる事にする。
これからポップコーンを食べたり、ホットドックも食べるかも知れない。
僕は軽くサンドウィッチとコーヒーを頼み、時間までファミレスで待つ事にした。
ここから映画館までは2、3分であり、のんびりと時が来るのを待つ。
そして30分前
あれ?
渡辺さん?
渡辺さんが駅前の僕がいるファミレスを走って通り過ぎて映画館に向かって行った。
まだ30分前なのに
何だか嬉しい。
僕は会計伝票をレジに持っていき、会計を済ますと店を出た。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる