重ねた偽りが真実になるとき---------終

Shelter

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引っ越し祝い

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「これとー、、これとー、、これとー、、」
スーパーの精肉コーナーで月が次々とカゴに肉を入れていく
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
それを無言で空が選別していき8割ぐらいが戻されていく
「こんなもんかな?あれ?思ったより少ない?」
「十分多いですよ、どれだけ食べるんですか?」
「えぇ~、たっぷり食べよーよー」
「それなら野菜コーナー行きましょうこんだけ偏ってたら、おなか壊しますよ」
「えぇ~、野菜きらーい」
「野菜の数だけお肉買っていいですよ?」
「はやく!はやく野菜コーナー行こ!」
やらかした、、と思いながらも二人は買い物を進めて結局1万円越えの買い物になった。
「はぁ、、、ほら、家に帰りますよ」
「わーい、帰りましょー」
「家はどっちにします?」
「私の部屋は段ボールだらけだからパスで」
「じゃあ、僕の部屋にしましょうか」
「そうしましょう」
等と話しているうちに、家に着いた、今住んでいる家は結構お高いマンションで15階建て、空たちは10階の端に住んでいる、そこまでエレベーターで、昇っていき、鍵を開けるや否や、月がすごい速さで部屋に入っていった
「お邪魔しま~す!」
「はぁ、、靴は脱いでくださいよ?」
「当たり前じゃーん、それより結構片付けてあるんだねぇ~」
「片づけてあるってよりは物がないだけなんですけどね」
「そうだねぇ~なんか面白いものないかなぁ」
「あまりあさらないでくださいよ~」
月が探検をしている間に、空はホットプレートを出して焼肉?の準備を始める肉と野菜をバレない様に半分程冷蔵庫にしまって、ポン酢やら焼肉のたれやらを出して、月を呼ぶ
「月さーん、そろそろ焼き始めますよー」
「今行く~」
パタパタと走って来る月を見ながら、空は椅子に座りながら聞く
「月さんは一人でこっちまで?」
「そうだよ、そらくんも一人?」
「えぇ、そうです、月さんはなぜ一人で?」
「それを言ったらこっちも聞くけどいい?」
「ではけっこうです。テレビでも見ますか?」
「見る見るー」
テレビのリモコンを月に渡して空は肉を焼き始める
「んじゃ、いただきます」
「あ~私も食べる~」
「まだ焼けてないですよ」
「えぇ~危なーい、騙したなぁ~」
こんな調子でふざけあいながら、引っ越し祝いが終わり、かたずけをして、月を玄関まで送る
「じゃあ、そらくん!また明日ね~」
「はい、また明日」
「そうだ、そらくん!」
「はい?」
「また、ご飯誘ってね♪」
「その時は割り勘で」
「今日も割り勘じゃん」
「え?」
「じゃ!また明日ー」
「あぁ、はい」
今日は割り勘じゃあなかったよな?
でも、それに関してあまり言うのもおかしいだろうと思いながら部屋に戻るとPCから、メール音が鳴った
「なんだ?」
そう言ってPCを見ると銀行からのメールだった
[不明さんから7.000円の送金がありました]
という内容のものだった、
「不明さん?どうゆうことだ?まぁ、今はいいか、、」
少し考えた後、空は考えるのをやめて
勉強部屋に入っていった
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