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3ー1:メダルハンターへの道
◇93 剣士と竜人の熱いバトル
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私は二人の男性をアキラに任せちゃった。
ってことは私が倒すのは目の前の相手。
まぁるって呼ばれていた人で、早速突撃あるのみだ。
「せーのっ!」
高く跳び上がり、高低差を付けた攻撃を開始。
鋭い爪を伸ばすと、「おりゃぁ!」と叫んで蹴りを喰らわせる。
「んなもん喰らうかよ!」
まぁるは盾を取り出した。私の蹴り攻撃を受け止めようと体勢を前に倒す。
けれど私の方が強かったっぽい。
簡単に仰け反らせると、ジリジリと足が後ろに下がって後退する。
「いくら盾で防いでも無駄だよー。おりゃぁ、おらおらおらおらおらおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
何度も何度も蹴りを喰らわせた。
だけど私は容赦をしないで、まぁるを圧倒的に追い詰める。
ドンドン体を潰されると、衝撃が伝わっただけで気持ち悪そうだ。
「うっ、なんだこのパワー。どんだけSTR上げてんだよ」
「勝手に上がってるよー」
「マジかよぉ。おい、爆☆! 援護、早く援護頼む」
「無理だ。爆弾を作るまで、時間が掛かる」
「ま、マジかよ。く、クソがっ」
まぁるは仲間に声を掛けた。とにかく助けて欲しそうだ。
だけど私は全然気にしない。とにかく攻撃あるのみ。
超一辺倒アタックを決めると、盾を破壊しに掛かる。
「その盾を破壊したら、もっと面白いかもねー」
「ま、マジでか。それは、それは……クソッ、や、ヤバいな」
私は縦を攻撃しまくる。
蹴りを食らわし続け、爪を引っ掛けると罅が入る。
木の盾だから仕方ないけれど、私のパワーを前にそんなの弱すぎる。
「それっそれっそれっそれっ! もっともっともっと、もーっと!」
「く、狂ってやがる。こうなりゃ、俺も!」
私はとにかく攻撃し続けると、気が付けば盾にダメージを与えていた。
もちろん、完全に破壊はできていない。
だけど壊れる寸前で、まぁるが盾を引っ込めると、剣を突き出した。
「俺に近付いたこと、後悔しやがれ!」
「私のやることは変らないよー」
まぁるは剣を突き付けた。
だけど私は全力で体を捻り、剣の突き攻撃を難なく避ける。
狙うのは当初と変わらない。まずは逃がさない。それが勝つための必勝だ。
「おりゃぁ!」
バキッ!
私は盾をぶっ壊した。入っていた罅が広がると、バキバキに壊れてしまう。
見えない耐久値が完全に減って行き、盾を完全に破壊。
まぁるは一瞬気を取られたけれど、その隙に私は攻撃を叩き込む。拳を作り出すと、「おらぁ!」と殴り掛かった。
「嘘だろ。こ、この野郎が!」
「おっ、いい動きだね。でーも」
まぁるは剣を使って防御しようとした。
剣に関してはかなり手入れが行き届いている。
並の攻撃じゃ折れそうにないけれど、焦っているから弱い面が触れた。
パキンと金属に罅が入り、私の方が硬度でも圧倒的に強い。
「貰った!」
「や、やべぇ。爆☆!」
「おう、できたぞ。そりゃぁ!」
まぁるが叫ぶと、伏兵の攻撃が始まる。
爆☆は手に爆弾を抱えていて、私に容赦なく放り投げた。
巻き込まれたらお互いにヤバい。それでも覚悟の上なのか、まぁるは私を逃がさない。
「逃がすかよ。絶対にお前は逃がさない」
「ヤバいって、それヤバいって」
「終わりだ」
爆弾が着弾する。このままじゃ死ぬ。
苦い顔をする私だったけれど、瞬間空を掻き切る空音がした。
パァーンと耳を擦ると、爆弾が粉々に破裂した。
「な、なにっ!?」
「アキラじゃない? ってことは……Night!」
「ふぅ。危ないな」
壁の裏側でNightは顔を出した。
その手には拳銃(回転式拳銃)が握られている。
銃口が向けられ、クルンとシリンダーが回転すると、薬莢を吐き出し煙を出していた。
「なんだ、その武器。そんなもの、このゲーム上には」
「私が作ったものだ。じゃあな」
Nightは爆☆に銃口を向けて引き金を引く。
容赦の“よの字”も無く、パンと空気を裂くと、次の瞬間には爆☆は倒れていた。
いくら銃であっても、このゲームで上ではそこまでの威力は発揮できないって言ってた。
その弱点を補うように、Nightはいつも急所を狙う。今回も炸裂し、たった一発で沈めてしまった。マジでカッコいいし、ヤバかった。
「う、嘘だろ。お、おい全員いないのか?」
「いないってことだねー。さぁ、メダルを貰うよー」
「ひいっ!?」
もはや勝負あり。私の拳がまぁるに炸裂。
顔面を直で捉えると、ポッコリ凹んでパタリと倒れる。
完全にのしてしまうと、HPも〇になりそのまま動かなくなった。
「ふぅ。終わり終わりー」
「よかった。なんとか勝てた」
「蓋を開けてみれば余裕だったな。メダルもこれだけ手に入れば充分だろう」
「充分って、結構手に入ってるけど」
「そうだねー。逃した分は、最高だよねー」
Nightは壁の中から出て来ると、落ちていたメダルを拾い上げた。
何枚ものメダルを手にすると、Nightは笑みを浮かべる。
何だか怖いなと私は思うけど、NightらしくてGOODだった。
「この調子で餌になるぞ」
「的から餌にランクダウンしてない?」
「あはは、そうだねー」
「そんなレベルじゃないでしょ? ああ、もう。またこの調子か」
アキラは項垂れていた。だけどその気持ちも分からなくはない。
確かに効率はマジでいい。何もしなくても、敵の方から弱そうって思って寄って来てくれるんだ。
それを抜いたら……まぁまぁまぁ。私は一応どちらの肩も持つと、笑って全て終わらせた。
ってことは私が倒すのは目の前の相手。
まぁるって呼ばれていた人で、早速突撃あるのみだ。
「せーのっ!」
高く跳び上がり、高低差を付けた攻撃を開始。
鋭い爪を伸ばすと、「おりゃぁ!」と叫んで蹴りを喰らわせる。
「んなもん喰らうかよ!」
まぁるは盾を取り出した。私の蹴り攻撃を受け止めようと体勢を前に倒す。
けれど私の方が強かったっぽい。
簡単に仰け反らせると、ジリジリと足が後ろに下がって後退する。
「いくら盾で防いでも無駄だよー。おりゃぁ、おらおらおらおらおらおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
何度も何度も蹴りを喰らわせた。
だけど私は容赦をしないで、まぁるを圧倒的に追い詰める。
ドンドン体を潰されると、衝撃が伝わっただけで気持ち悪そうだ。
「うっ、なんだこのパワー。どんだけSTR上げてんだよ」
「勝手に上がってるよー」
「マジかよぉ。おい、爆☆! 援護、早く援護頼む」
「無理だ。爆弾を作るまで、時間が掛かる」
「ま、マジかよ。く、クソがっ」
まぁるは仲間に声を掛けた。とにかく助けて欲しそうだ。
だけど私は全然気にしない。とにかく攻撃あるのみ。
超一辺倒アタックを決めると、盾を破壊しに掛かる。
「その盾を破壊したら、もっと面白いかもねー」
「ま、マジでか。それは、それは……クソッ、や、ヤバいな」
私は縦を攻撃しまくる。
蹴りを食らわし続け、爪を引っ掛けると罅が入る。
木の盾だから仕方ないけれど、私のパワーを前にそんなの弱すぎる。
「それっそれっそれっそれっ! もっともっともっと、もーっと!」
「く、狂ってやがる。こうなりゃ、俺も!」
私はとにかく攻撃し続けると、気が付けば盾にダメージを与えていた。
もちろん、完全に破壊はできていない。
だけど壊れる寸前で、まぁるが盾を引っ込めると、剣を突き出した。
「俺に近付いたこと、後悔しやがれ!」
「私のやることは変らないよー」
まぁるは剣を突き付けた。
だけど私は全力で体を捻り、剣の突き攻撃を難なく避ける。
狙うのは当初と変わらない。まずは逃がさない。それが勝つための必勝だ。
「おりゃぁ!」
バキッ!
私は盾をぶっ壊した。入っていた罅が広がると、バキバキに壊れてしまう。
見えない耐久値が完全に減って行き、盾を完全に破壊。
まぁるは一瞬気を取られたけれど、その隙に私は攻撃を叩き込む。拳を作り出すと、「おらぁ!」と殴り掛かった。
「嘘だろ。こ、この野郎が!」
「おっ、いい動きだね。でーも」
まぁるは剣を使って防御しようとした。
剣に関してはかなり手入れが行き届いている。
並の攻撃じゃ折れそうにないけれど、焦っているから弱い面が触れた。
パキンと金属に罅が入り、私の方が硬度でも圧倒的に強い。
「貰った!」
「や、やべぇ。爆☆!」
「おう、できたぞ。そりゃぁ!」
まぁるが叫ぶと、伏兵の攻撃が始まる。
爆☆は手に爆弾を抱えていて、私に容赦なく放り投げた。
巻き込まれたらお互いにヤバい。それでも覚悟の上なのか、まぁるは私を逃がさない。
「逃がすかよ。絶対にお前は逃がさない」
「ヤバいって、それヤバいって」
「終わりだ」
爆弾が着弾する。このままじゃ死ぬ。
苦い顔をする私だったけれど、瞬間空を掻き切る空音がした。
パァーンと耳を擦ると、爆弾が粉々に破裂した。
「な、なにっ!?」
「アキラじゃない? ってことは……Night!」
「ふぅ。危ないな」
壁の裏側でNightは顔を出した。
その手には拳銃(回転式拳銃)が握られている。
銃口が向けられ、クルンとシリンダーが回転すると、薬莢を吐き出し煙を出していた。
「なんだ、その武器。そんなもの、このゲーム上には」
「私が作ったものだ。じゃあな」
Nightは爆☆に銃口を向けて引き金を引く。
容赦の“よの字”も無く、パンと空気を裂くと、次の瞬間には爆☆は倒れていた。
いくら銃であっても、このゲームで上ではそこまでの威力は発揮できないって言ってた。
その弱点を補うように、Nightはいつも急所を狙う。今回も炸裂し、たった一発で沈めてしまった。マジでカッコいいし、ヤバかった。
「う、嘘だろ。お、おい全員いないのか?」
「いないってことだねー。さぁ、メダルを貰うよー」
「ひいっ!?」
もはや勝負あり。私の拳がまぁるに炸裂。
顔面を直で捉えると、ポッコリ凹んでパタリと倒れる。
完全にのしてしまうと、HPも〇になりそのまま動かなくなった。
「ふぅ。終わり終わりー」
「よかった。なんとか勝てた」
「蓋を開けてみれば余裕だったな。メダルもこれだけ手に入れば充分だろう」
「充分って、結構手に入ってるけど」
「そうだねー。逃した分は、最高だよねー」
Nightは壁の中から出て来ると、落ちていたメダルを拾い上げた。
何枚ものメダルを手にすると、Nightは笑みを浮かべる。
何だか怖いなと私は思うけど、NightらしくてGOODだった。
「この調子で餌になるぞ」
「的から餌にランクダウンしてない?」
「あはは、そうだねー」
「そんなレベルじゃないでしょ? ああ、もう。またこの調子か」
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