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5.準備が不十分
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(リム視点)
3分ぐらい飛んだっすかね。イビラチャの屋敷が見えてきたっす。
なので、屋根に降り立って警備の状況をまず確認するっす。
門番だけではなく、2人一組で庭を見て回っている人もいて、流石領主の屋敷とあって警備は万全っすね。
とはいえ、まさか鳥に擬態した侵入者がやって来るなんて思ってもいないっすから、誰もウチの存在には気づいてないっすね。
しかし、このまま屋根に擬態すると鳥が急に居なくなったかたちになるっすから、目撃されていた場合騒ぎになって情報収集出来なくなるっすから、そうならないためにも1つ手を打つっす。
まずは、体を2つに分けるっす。そして、片方は鳥の姿を維持して、もう片方は足から少しずつ屋根に擬態していくっす。
そうして屋根に擬態し終えると、鳥の方はマスターのお店へ向かって飛び立っていくっす。
こうすれば騒ぎになることなくウチが屋敷に侵入出来るっす。
さて、屋根から壁へと擬態を変化させながら窓に近づき、中の様子を探り、人がいなければ次の窓へと移動して中の様子を探るという作業をしていくっす。
そうして3つ目の窓から中の様子を探ると、そこには涙ぐんでいる少女がいたっす。
状況からして、確実にこの子がシャルフィムっすね。
マスターの予想は大当たりで2階に居たっすね。
なので、窓の隙間から中に侵入して一部を床に擬態して待機させて、ウチは天井に擬態して様子をうかがうっす。
本当なら涙ぐむシャルフィムの元に言って慰めたり話し相手になってあげたいっすけど、今回の目的は情報収集っすから今は見てるだけで我慢っす。
しかし、シャルフィムはホントに可愛い少女っす。
なので、イビラチャが無理矢理連れて帰ってきたのはダメな行為だとわかっていながらも、そういった行動を起こしてしまってもおかしくと思ってしまったっすね。
なんて思っていると扉がノックされたっす。
しかし、シャルフィムは反応しないっすね。
それがわかっているっすから、ノックした相手は返事を聞くことなく部屋に入ってきたっす。
入ってきたのはイビラチャとその母親のハイミャーだったっす。
「初めまして、イビラチャの母親のハイミャーよ。よろしくね」
笑顔でシャルフィムに話しかけるハイミャーだったっすが、シャルフィムから返ってきたのは睨みつける視線だけっす。
この反応は仕方ないっすよね。いきなり、それも無理矢理連れてこられたんすから。
「あらあら。そんな顔をしては可愛い顔が第無しよ」
その通りだとは思うっすけど、そんな言葉だけで状況が好転するわけもなく、シャルフィムはハイミャーを睨み続けているっす。
しかし、ハイミャーもそれは予想していたんすね。
躊躇することもなくシャルフィムに向かって深々と頭を下げたっすよ。
「今回は息子があなたのことを無理矢理連れてきてしまって本当に申し訳なかったわ」
シャルフィムだけじゃなく、イビラチャにとってもその謝罪の言葉は予想外だったみたいで、2人共かなり驚いた表情でハイミャーを見てるっすね。
しかし、ウチは知ってるっす。
ハイミャーは本心から謝罪しているわけじゃないっすね。
これはあくまでポーズであり、話の流れの主導権を握り、自分主体で話を動かすための先制パンチというところっすね。
そんなハイミャーの先制パンチにシャルフィムが対応出来るワケがないっすから、ここからはハイミャーの独壇場になるっすね。
「ほら、イビラチャも謝りなさい」
「え」
まだ戸惑っているイビラチャっすけど、ハイミャーに睨まれたので慌てて頭を下げたっすね。
「無理矢理連れてきてすまなかった」
「とはいえ、イビラチャが謝ったからといってそう簡単に許せるものではないと思うけど、とりあえずは睨むのは止めてもらえるかしら」
息子に謝らせといてそれをぶった切るって鬼畜っすね。
イビラチャもマジかって顔でハイミャーを見てるっす。
そんなイビラチャをよそに、シャルフィムはハイミャーを睨むのは止めたっす。
「それで、私は村に帰してもらえるのですか?」
「ごめんなさいね。それは出来ないの」
「なんでですか!」
怒ったシャルフィムは立ち上がるとまたハイミャーを睨みつけたっす。
しかし、そんなシャルフィムの睨みつけなど気にしていないハイミャーはシャルフィムに近づくと、優しく微笑みながら横に立つと両肩に手を乗せて軽く押すことで座るように促したっす。
それに抵抗することなくシャルフィムが座ると、ハイミャーも隣に座って優しく語りかけ始めたっす。
「落ち着いて聞いてね。
イビラチャは色々と先走ってしまう子でね、今回もすでに結婚式の招待状を知り合いの貴族達送ってしまっている上に受け取った貴族のうち数名はすでにこの街にやって来てしまっているの」
この説明には少し違和感があるっすね。
確かに近いところに住んでいる貴族ならすでに到着していてもおかしくはないっすけど、まだウェディングドレスも出来ていないっすし、ちゃんとした日にちが決まってるとは思えないっすからね。
「それに結婚式の準備も着々と進めてしまっていて、一部の料金は商会に先払いのお金を払ってしまっているから今から止めると言うとキャンセル料が発生してしまうのよ」
ハイミャーは困った様子で言ってるっすけど、この話も違和感があるっすね。
だって今回の結婚式、教会の手配以外は全てウチの商会に依頼があったっすけど、料金の先払いなんて話はなかったっすし、まだ準備すら始めていない今の段階ならキャンセル料は発生しないっすからね。
つまり、今ハイミャーがシャルフィムに話している内容は嘘で、それを聞かせることでシャルフィムに「村に帰して」と言わせにくい状況を作っているということっすね。
まぁ、結婚式のために貴族が集まってきていて、キャンセル料が発生するぐらい準備も着々と進んでいると聞いたらよっぽどメンタル強い人じゃないと「村に帰して」とは言いにくいっすね。
そして、シャルフィムもハイミャーの話を聞いて「村に帰して」とは言えず、暗い表情になってしまったっすね。
「大丈夫よ。イビラチャにはこれ以上あなたにヒドいことをしないようにしっかりと言い聞かせますし、あなたが何不自由しないように私もしっかりとフォローしていきますから、安心していいのよ」
優しくハイミャーの頭を撫でながらそう言うシャルフィムは、普通の人から見ればいい母親であり、いい姑に見えるんすけど、ウチから見れば言葉巧みにハイミャーの弱いところにつけ込む悪人にしか見えないっすね。
というか、普通に洗脳しにいってるっすよね。
とはいえ、今飛び出してハイミャーを助けるわけにはいかないっすし、我慢して様子を見てマスターに知らせないとっすね。
「また後で結婚式についての話をしに来るから、今はゆっくりしているといいわ」
そう言ってハイミャーはイビラチャを連れて部屋を出ていったので、天井に張り付いているウチはこのままシャルフィムを見守るっすよ。
そして、床で待っていたウチはハイミャー達の会話を聞くためにイビラチャの服に張り付いて擬態し、ついていくっす。
1階に降りると2人は部屋へと入ってソファに座ったっす。
「これでとりあえずはあの子と結婚出来るわよ」
「ありがとう。お母様」
イビラチャはホッとしているっすけど、ハイミャーは少し困り顔っすね。
「でも、今度からはちゃんと私に相談してからにしてね」
「ごめんなさい」
「あと、昨日も言いましたけど、これからは庶民を相手にするような言動をあの子にはしてはいけませんよ」
「はい」
多分、ハイミャーが言った庶民を相手にするような言動とは、上から目線で命令したり強制したり罵倒したりするような言動のことっすね。
確かにそんなことをシャルフィム相手にすればすぐにエンゲージリングを剥奪されて、貴族としてだけではなく人間としても終わってしまうっすね。
「うん。わかればいいのよ」
真剣なモードは終わり、親バカモードに入ったハイミャーはイビラチャの頭を撫で始めたっすね。
「そういえばお母様。なぜ今回の僕の結婚式をお母様のお抱えの商会ではなくシーズン商会に頼んだのですか?」
おっと。これは聞き逃がせない話題がやって来たっすね。
「それは、改めてシーズン商会の実力を知っておきたいからね」
「シーズン商会の実力、ですか?」
「えぇ。まだシーズン商会には言ってませんが、イビラチャの結婚式は7日後に行うつもりです」
「7日後ですか!?そんな短い期間でマトモな準備が出来るとは思いません!」
イビラチャの言う通りっすね。
貴族の結婚式となれば式場のセッティングにドレス、披露宴の料理にいたる全てが豪華絢爛になるっす。そうなると当然ドレス作りや料理の食材集めといった準備にかなりの時間が必要になってくるのに、それを7日でやれっていうのは無茶っすよ。
「えぇ。普通の商会なら無理でしょうね。だからこそ、シーズン商会の底力が見れるのよ」
底力っすか~。
まぁウチの商会が本気を出せば3日あれば貴族でも満足出来る結婚式を挙げることは出来るっすよ。
出来るっすけど、イビラチャの結婚式のために本気を出すってのがイヤっすね。
もちろん依頼として受けたからにはそれなりの形にはするはずっすよ。そこは仕事として割り切るっすからね。
「もしちゃんとした結婚式の準備が出来た場合は?」
「その場合は今度は私の方から色々と勧誘をかけます」
その勧誘に応じるつもりはこれっぽっちもないっすね。
「では、結婚式の準備が不十分だった場合は?」
「その時はこんなことも出来ないのかと笑ってあげましょう」
「そうですね!」
ハイミャーとイビラチャが笑い合っているのを見ていたっすけど、全くカチンとはこなかったっすね。
なんせ、マスターはそんな反応をされても、
「ワシらはやれることをやったのじゃから気にする必要はないのじゃよ」
といって笑ってやり過ごすっすからね。
だから、ウチはこのまま情報収集を続けるっすよ。
3分ぐらい飛んだっすかね。イビラチャの屋敷が見えてきたっす。
なので、屋根に降り立って警備の状況をまず確認するっす。
門番だけではなく、2人一組で庭を見て回っている人もいて、流石領主の屋敷とあって警備は万全っすね。
とはいえ、まさか鳥に擬態した侵入者がやって来るなんて思ってもいないっすから、誰もウチの存在には気づいてないっすね。
しかし、このまま屋根に擬態すると鳥が急に居なくなったかたちになるっすから、目撃されていた場合騒ぎになって情報収集出来なくなるっすから、そうならないためにも1つ手を打つっす。
まずは、体を2つに分けるっす。そして、片方は鳥の姿を維持して、もう片方は足から少しずつ屋根に擬態していくっす。
そうして屋根に擬態し終えると、鳥の方はマスターのお店へ向かって飛び立っていくっす。
こうすれば騒ぎになることなくウチが屋敷に侵入出来るっす。
さて、屋根から壁へと擬態を変化させながら窓に近づき、中の様子を探り、人がいなければ次の窓へと移動して中の様子を探るという作業をしていくっす。
そうして3つ目の窓から中の様子を探ると、そこには涙ぐんでいる少女がいたっす。
状況からして、確実にこの子がシャルフィムっすね。
マスターの予想は大当たりで2階に居たっすね。
なので、窓の隙間から中に侵入して一部を床に擬態して待機させて、ウチは天井に擬態して様子をうかがうっす。
本当なら涙ぐむシャルフィムの元に言って慰めたり話し相手になってあげたいっすけど、今回の目的は情報収集っすから今は見てるだけで我慢っす。
しかし、シャルフィムはホントに可愛い少女っす。
なので、イビラチャが無理矢理連れて帰ってきたのはダメな行為だとわかっていながらも、そういった行動を起こしてしまってもおかしくと思ってしまったっすね。
なんて思っていると扉がノックされたっす。
しかし、シャルフィムは反応しないっすね。
それがわかっているっすから、ノックした相手は返事を聞くことなく部屋に入ってきたっす。
入ってきたのはイビラチャとその母親のハイミャーだったっす。
「初めまして、イビラチャの母親のハイミャーよ。よろしくね」
笑顔でシャルフィムに話しかけるハイミャーだったっすが、シャルフィムから返ってきたのは睨みつける視線だけっす。
この反応は仕方ないっすよね。いきなり、それも無理矢理連れてこられたんすから。
「あらあら。そんな顔をしては可愛い顔が第無しよ」
その通りだとは思うっすけど、そんな言葉だけで状況が好転するわけもなく、シャルフィムはハイミャーを睨み続けているっす。
しかし、ハイミャーもそれは予想していたんすね。
躊躇することもなくシャルフィムに向かって深々と頭を下げたっすよ。
「今回は息子があなたのことを無理矢理連れてきてしまって本当に申し訳なかったわ」
シャルフィムだけじゃなく、イビラチャにとってもその謝罪の言葉は予想外だったみたいで、2人共かなり驚いた表情でハイミャーを見てるっすね。
しかし、ウチは知ってるっす。
ハイミャーは本心から謝罪しているわけじゃないっすね。
これはあくまでポーズであり、話の流れの主導権を握り、自分主体で話を動かすための先制パンチというところっすね。
そんなハイミャーの先制パンチにシャルフィムが対応出来るワケがないっすから、ここからはハイミャーの独壇場になるっすね。
「ほら、イビラチャも謝りなさい」
「え」
まだ戸惑っているイビラチャっすけど、ハイミャーに睨まれたので慌てて頭を下げたっすね。
「無理矢理連れてきてすまなかった」
「とはいえ、イビラチャが謝ったからといってそう簡単に許せるものではないと思うけど、とりあえずは睨むのは止めてもらえるかしら」
息子に謝らせといてそれをぶった切るって鬼畜っすね。
イビラチャもマジかって顔でハイミャーを見てるっす。
そんなイビラチャをよそに、シャルフィムはハイミャーを睨むのは止めたっす。
「それで、私は村に帰してもらえるのですか?」
「ごめんなさいね。それは出来ないの」
「なんでですか!」
怒ったシャルフィムは立ち上がるとまたハイミャーを睨みつけたっす。
しかし、そんなシャルフィムの睨みつけなど気にしていないハイミャーはシャルフィムに近づくと、優しく微笑みながら横に立つと両肩に手を乗せて軽く押すことで座るように促したっす。
それに抵抗することなくシャルフィムが座ると、ハイミャーも隣に座って優しく語りかけ始めたっす。
「落ち着いて聞いてね。
イビラチャは色々と先走ってしまう子でね、今回もすでに結婚式の招待状を知り合いの貴族達送ってしまっている上に受け取った貴族のうち数名はすでにこの街にやって来てしまっているの」
この説明には少し違和感があるっすね。
確かに近いところに住んでいる貴族ならすでに到着していてもおかしくはないっすけど、まだウェディングドレスも出来ていないっすし、ちゃんとした日にちが決まってるとは思えないっすからね。
「それに結婚式の準備も着々と進めてしまっていて、一部の料金は商会に先払いのお金を払ってしまっているから今から止めると言うとキャンセル料が発生してしまうのよ」
ハイミャーは困った様子で言ってるっすけど、この話も違和感があるっすね。
だって今回の結婚式、教会の手配以外は全てウチの商会に依頼があったっすけど、料金の先払いなんて話はなかったっすし、まだ準備すら始めていない今の段階ならキャンセル料は発生しないっすからね。
つまり、今ハイミャーがシャルフィムに話している内容は嘘で、それを聞かせることでシャルフィムに「村に帰して」と言わせにくい状況を作っているということっすね。
まぁ、結婚式のために貴族が集まってきていて、キャンセル料が発生するぐらい準備も着々と進んでいると聞いたらよっぽどメンタル強い人じゃないと「村に帰して」とは言いにくいっすね。
そして、シャルフィムもハイミャーの話を聞いて「村に帰して」とは言えず、暗い表情になってしまったっすね。
「大丈夫よ。イビラチャにはこれ以上あなたにヒドいことをしないようにしっかりと言い聞かせますし、あなたが何不自由しないように私もしっかりとフォローしていきますから、安心していいのよ」
優しくハイミャーの頭を撫でながらそう言うシャルフィムは、普通の人から見ればいい母親であり、いい姑に見えるんすけど、ウチから見れば言葉巧みにハイミャーの弱いところにつけ込む悪人にしか見えないっすね。
というか、普通に洗脳しにいってるっすよね。
とはいえ、今飛び出してハイミャーを助けるわけにはいかないっすし、我慢して様子を見てマスターに知らせないとっすね。
「また後で結婚式についての話をしに来るから、今はゆっくりしているといいわ」
そう言ってハイミャーはイビラチャを連れて部屋を出ていったので、天井に張り付いているウチはこのままシャルフィムを見守るっすよ。
そして、床で待っていたウチはハイミャー達の会話を聞くためにイビラチャの服に張り付いて擬態し、ついていくっす。
1階に降りると2人は部屋へと入ってソファに座ったっす。
「これでとりあえずはあの子と結婚出来るわよ」
「ありがとう。お母様」
イビラチャはホッとしているっすけど、ハイミャーは少し困り顔っすね。
「でも、今度からはちゃんと私に相談してからにしてね」
「ごめんなさい」
「あと、昨日も言いましたけど、これからは庶民を相手にするような言動をあの子にはしてはいけませんよ」
「はい」
多分、ハイミャーが言った庶民を相手にするような言動とは、上から目線で命令したり強制したり罵倒したりするような言動のことっすね。
確かにそんなことをシャルフィム相手にすればすぐにエンゲージリングを剥奪されて、貴族としてだけではなく人間としても終わってしまうっすね。
「うん。わかればいいのよ」
真剣なモードは終わり、親バカモードに入ったハイミャーはイビラチャの頭を撫で始めたっすね。
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おっと。これは聞き逃がせない話題がやって来たっすね。
「それは、改めてシーズン商会の実力を知っておきたいからね」
「シーズン商会の実力、ですか?」
「えぇ。まだシーズン商会には言ってませんが、イビラチャの結婚式は7日後に行うつもりです」
「7日後ですか!?そんな短い期間でマトモな準備が出来るとは思いません!」
イビラチャの言う通りっすね。
貴族の結婚式となれば式場のセッティングにドレス、披露宴の料理にいたる全てが豪華絢爛になるっす。そうなると当然ドレス作りや料理の食材集めといった準備にかなりの時間が必要になってくるのに、それを7日でやれっていうのは無茶っすよ。
「えぇ。普通の商会なら無理でしょうね。だからこそ、シーズン商会の底力が見れるのよ」
底力っすか~。
まぁウチの商会が本気を出せば3日あれば貴族でも満足出来る結婚式を挙げることは出来るっすよ。
出来るっすけど、イビラチャの結婚式のために本気を出すってのがイヤっすね。
もちろん依頼として受けたからにはそれなりの形にはするはずっすよ。そこは仕事として割り切るっすからね。
「もしちゃんとした結婚式の準備が出来た場合は?」
「その場合は今度は私の方から色々と勧誘をかけます」
その勧誘に応じるつもりはこれっぽっちもないっすね。
「では、結婚式の準備が不十分だった場合は?」
「その時はこんなことも出来ないのかと笑ってあげましょう」
「そうですね!」
ハイミャーとイビラチャが笑い合っているのを見ていたっすけど、全くカチンとはこなかったっすね。
なんせ、マスターはそんな反応をされても、
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