禁断の果汁:限界おしがま百合日記

肴ァ

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Chapter 2: パーソナル・トレーニング

2-1: 準備

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※ この作品はフィクションです。実際の過度な排泄の我慢や飲尿等の行為を推奨するものではありません。
※ 本格的なおしがまは 2 ページ目からです。

 閑静な大学生街、そのアパートの一室。
 リビングテーブルをよいしょと壁まで滑らせて、せっせと可愛い柄をした大きなバスタオルを床に敷き詰めている、二人がいた。

「ふうぅ……いいねえ、準備万端ってかんじ!」
「うん。それじゃあ、しずく? 先におトイレだけ、しておいで。シてる最中に違う方が出そうになったら、しずくもヤでしょ?」
「そんなぁ、出さないよ! そっちもちゃんと、我慢するから!」
「いいから、行っておいで? 今からしずくは、自分じゃ絶対に飲めないくらい、飲まされるんだから。お腹、絶対にゆるゆるになっちゃうから、ね? しずくには、おしっこだけに、集中しててほしいの」
「……はあい。いってきまぁーす」

 薄桃色のネグリジェ一枚羽織っただけの、すべすべとした少女のような脚まわり。真っ白い裸足の足音をぺたぺたと奏でながら、しずくはトイレのドアに姿を消した。
 なみはそんな彼女の愛しい背中を見送って、地面に並んだタオルの端を整えながら立ち上がる。しずくとは色違い、青白色のネグリジェを羽織って、なみはリビングに隣接したカウンターキッチンの隅にある冷蔵庫の扉をがしゃりと開いた。
 ぎゅうぎゅうに詰め込まれた、二リットルボトルの、飲み物たち。滑り落ちてくる冷蔵庫の冷気を生足の隙間に感じながら、なみは今から数分後にしずくの顔に浮かぶ相貌、しずくの溢す吐息に思いを馳せた。

「どーれーにー……しーよーうーかーなー……」

 ぽけーっとした独り言をつぶやきながら、脳内で身をよじる彼女のお腹の中に詰め込んでいく飲み物を吟味する。コツン、コツンと、横倒しになった大きなペットボトルの脳天を順番につついていく。
 指先を当てる衝撃に微かな揺らぎを見せるボトル。なみはその中身が、すべてしずくのお腹の中にしまい込まれて、暴れまわる感触を思い描いた。順繰りに、高揚感の品定めをする、なみ。そんな彼女のお腹の底には、ぞくぞくと湿った興奮が、ひっそりとにじんでいた。その蜜のようにまったりとした逡巡は、長く開け過ぎた冷蔵庫のピーピーというビープ音を、すっかり彼女の意識から消し去っている。

「なみちゃーん、出たよー」

 手洗い場から戻ったしずくの呼び声に、なみはハッと我に返り、声の方に首を向ける。ピーピーと再度なったアラームに、なみは慌てて冷蔵庫のドアを、バタンと閉めた。

「お、おかえり、しずく」
「……うん? どうしたの? そんな、にやけちゃって……」
「……んっふふ、ごめんごめん……ちょっと、しずくのこといじめるのが、楽しみすぎちゃって」
「んぅー……まったく、一時間後が怖いなあ、もう……」

 上がってしまって戻り切らない口角を誤魔化すように、しずくににっこりと笑いかける、なみ。
 しずくはふぅんと肩をすくめて、ぺたぺたと、リビングのタオルの上に戻っていく。なみは無意識に手に取っていたレモンティーのボトルを、カウンター越しに地面に座るしずくにも見えるように、頭の上の高さまで持ち上げた。

「……ぃ、よいしょっ……! ねえ、しずく? 最初の飲み物、これでいい?」

 しずくは両脚をだらりと伸ばして、足首をゆらゆらと揺らしながら、なみを仰ぎ見た。

 「ん? うん、もちろん! いいねえ。やっぱ、いいセンスしてるよ、なみちゃん」

 にこっと笑い、グーサインを送る。
 なみは自身の胸をクッションのようにして、ボトルを肩の高さまで下ろし、キンキンに冷えたそれを目の前に抱えた。水滴にこそなり切っていない微かな結露が、なみのネグリジェの胸元を濡らす。なみは道中食器棚から、しずくのためのガラスコップを拾い上げ、ひたひたとしずくの待つタオルの上に歩き戻った。

 しずくの正面、伸ばせば脚が重なり合いそうなくらいの距離に、なみはよいしょと腰を下ろす。ペットボトルを二人の真ん中に置き、しずくに飲ませてあげるためのコップを、自身の膝の隣に置いた。
 なみが顔を上げると、自然と二人の目が合った。
 切り出す、言葉なく、数瞬の沈黙を見つめ合った二人。

「……んっふふ」
「……えへへ」

 肩をすくめるしずくと、口元に指をあてるなみ。
 息ぴったりな二人を包んだ静寂が、なぜだか変にくすぐったくなって、二人は一緒に、コロコロと笑い合った。
 なみが腰を上げる。四つん這いの体勢で、しずくにハイハイと這い寄り、しずくのネグリジェの下端を両手でそっと掴んだ。

「それじゃあ……はい、しずく、バンザーイ」
「はぁい、ばんざぁーい」

 しずくは言われるがままに両腕を上げながら、背筋を伸ばす。
 なみの持ち上げるのにしたがって、するすると捲り上がっていく、しずくの柔肌を隠す布。その下から、一糸纏わぬ、白磁の如きしずくの身体があらわになっていく。

 体勢は、正座に近い。腿をピタッと合わせて、立てた足のかかとの上に、ぷにっとしたお尻を乗せている。
 ウエストにかけて滑らかに細くなる、薄っぺらい腹部。小さく綺麗な彼女のおへそが、上腹部と下腹部に分かれたささやかな丸みの境界に、ちょこんとした凹みのコントラストを与えていた。
 わずかに浮き上がった肋骨。その上にふんわりと、小丘が二つ。つるっとして、しかし確かに丸みを帯びた胸の真ん中に、これまた小さな紅色の乳首が堂々と鎮座している。そのささやかなおっぱいが、背伸びしたしずくの肩に、上下に引っ張られているのだった。

 ぱさりと、腕から抜ける、ピンクのネグリジェ。しずくはふぅっと息をつき、ふるふると首を振る。乱れたボブヘアに手櫛を通して、前髪をちょんちょんと整えながら、上目遣いになみを見る。
 なみは、そんな彼女の頭を髪の流れに従うように、よしよしと撫でるのだった。

「はい、よく脱げました、いい子だね」
「えっへへぇ……やめてよ、なみちゃん。私がそんなにちっちゃい子だったら、その……今から一緒にシたいこと、できなくなっちゃう、でしょ?」
「んふふ……それも、そっか」

 なみはしずくの唇に、そっと唇を重ね合わせる。そして、ふふふと笑い、少し離れたもともとの位置に体を戻した。
 なみは再び腰を下ろして、しずくの体から離れたばかりの、体温の籠ったネグリジェを片手で綺麗に畳む。その視線は、しずくの危ういほどに少女の繊細さを残した全身の肌色に、吸い寄せられ続けていた。

「……どう? なみちゃん。ご感想は?」

 しずくは軽く両手を広げて、なみに全身をさらけ出す。なみはバクバクと高鳴る胸を隠すように、微笑みながらしずくの可愛らしい乳房や腰つきを、じっと見つめた。

「……うん、うん……可愛くって、とっても綺麗で……とっても、エッチ……」
「……え、えへへへ……ありがと」

 しずくはほんのり顔を赤くして、二の腕を両手で包み、すりすりと擦る。

「ふうぅ……でもこの格好、やっぱりちょっと、寒いかも」

 きゅっと自身の肩を抱き寄せたしずくの両腕に挟まれて、普段は完全に息を潜めているしずくの少女のような乳房が、ぷにっと膨らみを見せる。なみは綿菓子のようにも見て取れるその質感にドキッとしながら、慌ててエアコンの冷房をピッと一度だけ、弱くした。
 エアコンの、リモコン。しずくは今にもリビングテーブルの上に置かれようとするそれを、なみの手からそっと取り上げて、冷房をむしろマイナス二度ほど強くして見せる。
 驚いた表情でしずくの目を見上げたなみは、やんわりと目を細めてすり寄る彼女の表情に即座にすべてを理解して、しずくの背中に回りぎゅっと抱きしめた。

「もう、しずくったら……ほんとに、甘えんぼさん、なんだから」
「えっへへ……だって、なみちゃんの体、気持ちいいんだもん」

 なみは胡坐をかいて、組んだ足の上に、裸のしずくをちょこんと座らせる。
 しずくはなみの包み込む腕に頬を寄せ、すりすりと頭を擦り付けた。なみはそんなしずくの耳元で、囁くように問いかける。

「ねえ、思ったんだけど……しずくって、結構体見られるの、平気だよね」
「ううん、それは……なみちゃんだから、特別なだけ……んっ!」

 なみは自身の腕の中で甘えるしずくの太ももをそっと広げて、彼女のお尻の穴の周りを前から後ろに、ウェットティッシュで優しく拭う。しずくは唐突に触れたひんやりとした感覚に、思わず背中をびくっとさせた。彼女を乗せた太ももに感じた、きゅっと力のこめられるしずくのお尻の感触に、またもやなみはお腹の底に熱い感覚を躍らせるのだった。

「……んっふふ、まったく……そう言っておけば、甘くしてもらえると、思ってるの?」
「えっへへぇ……だってほんとに、そうなんだもん。……ねえ、ほんとに今日って……私が普通に、我慢、するだけ?」

 なみはしずくの、つるつるとした股を丁寧に拭ったウェットティッシュを、ぽいっと臨時のゴミ袋に投げ入れる。

「うん、まあ、そのつもり。でも、しずくがいつ出していいかは、私が決めるの。私がいいよっていうまで、何があっても、しずくはおしっこしちゃだめだよ。どんなに膀胱が痛くても、どんなにお股に力が入らなくなっても、ね?」

 なみはしずくのさらさらとした太ももの付け根をさすりながら、しずくの耳に直接吹き入れるように、囁きかける。しずくはお腹をぴくっと震わせて、自身のお尻と鼠径部を行き来するなみの手に、そっと指を添えた。

「……わかり、ました……それ、以外は……?」
「それ以外? うーん、そうだなぁ……飲み物は全部、私が注いで、私が飲ませてあげる。しずくは私が口に当てたのを、一滴も残さず、飲み干してね。それから……アソビが始まったら、つまり最初の一杯をしずくが飲み終えたら、私は出来るだけ……しずくに、触らないようにする」
「えぇ? そんなぁ……」

 しずくはなみの瞳を見上げ、ほっぺたをなみの胸元にすりすりと擦り付ける。

「だってしずくが、自分の力だけで我慢できるようにならなきゃ、ダメでしょ?」
「……うぅん、はぁい……」
「……そんなに、嫌?」
「……なみちゃんと、くっついてないと、寂しい……かも、です」

 眩暈のするような、しずくの純粋無垢な一言。その強烈すぎる一撃に、なみは座ったまま、くらっと立ち眩みを覚えた。
 
「……ほ、ほんのちょっとの、間だけ。今だけ、我慢、して……? いい、しずく?」

 ずっとこうして、くっついていたい。なみはそんな自身の生温い感情を必死で押さえつけて、ゆっくりと右手の指輪を、しずくの目の前で見せつけるように抜き取っていく。

「……うん」

 丁寧に、丁寧に、指先を離れるシルバーのリング。透き通るようななみの指先につままれて、静かにリビングテーブルの上に導かれるそれを、しずくは息を飲んで目で追った。
 逃れようもなく苦しめられるであろう、しずく自身の膀胱の苦しさや痛みへの、不安感。
 コトリ……。
 目の前に座る、天使のような彼女をいじめあげる、なみの心の準備不足。
 冗長なくらいに引き延ばされたじゃれ合いは、そんな二人の躊躇いを、ありありと映し出していた。
 そして今、その一切が、ここでおしまいを告げるのだった。

 指輪を放したなみの指はそのまま、弧を描くように、大きく水滴の結露したペットボトルのウエストを挟み込む。長くすっきりとした指先に吊るされて、コップの縁に飲み口を当てるペットボトルが、ゆっくりと傾けられていく。
 なみは、微かな震えにもあふれんばかりのコップをそっと持ち上げて、ゆっくりとしずくの口元へと運んだ。
 しずくの薄い唇の隙間に、するすると流し込まれていく、黄色く澄んだ柑橘の紅茶。これを飲み切ったら、なみは自分から離れてしまう。そんなしずくの思いをよそに、しずくの口の中にはどんどんと、飲み込むのも精いっぱいの勢いでレモンティーが流し込まれていく。
 しずくはコク、コクと、喉笛を微かにならしてコップを空にする。その苦しそうな表情を見届け、なみはしずくの背中から離れ、彼女の正面にお尻をつけて座り込んだ。

 言葉なく、次の紅茶を差し出すなみ。
 しずくは侘しさの一言も発せないままに、その水面をお腹に、仕舞い込んでいくのだった。
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