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魔法がありました。
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あれから数日の間、両親や兄様や姉様侍女さんを連れて書庫に通い詰めた。
その甲斐あって、大体のミミズ文字を理解した。
この世界の文字は、28文字を組み合わせ文字を形成することがわかった。
(アルファベットに似てるけど、アルファベットは26文字だもんね。)
これでこの世界の文字の問題は解決したけど、やっぱり一人で調べ物は厳しいかも。
小さい私が調べたい高い所の本は取れないもの。
と言うことで、今日も見張り(保護者)と書庫にいた。
「セーラ、今日はどんな本が読みたい?」
「にいしゃまがおべんきょうしたのがいい!」
「~っ!」
一緒に来ていた兄様に笑顔で言うと、兄様が私をぎゅーっと抱きしめた。
「にいしゃま…くるしい…。」
「ああ、ごめんセーラ。」
抱きしめる腕をポスポスと叩いて離してもらうと、うーん、そうだなぁと考えながら本を探している。
この家の書物庫は素晴らしいくらいに本が沢山あるのだ。
「やっぱりここにいたのね。」
「ねぇしゃま!」
音もなく背後に現れた姉様にビックリしつつも、笑顔を見せると私を優しく抱きしめて頬ずりした。
「ふふ、セーラ可愛いっ!」
「(ムッ…。)ルーチェ、母様とマナーのレッスン終わったのか?」
「ええ。ルークスと違って、ダメ出しされませんから。」
笑顔で話す二人の間で、私は固まった。
(…気のせいかな。部屋の温度が下がった気がする。)
「それで、今日はどんな本を読むの?」
「今、探してる所だよ。セーラが僕の勉強したのがいいって言ってくれたからね。」
「…へぇ、ルークスのねぇ?」
今度は姉様の笑顔が一瞬引きつった気がした。気のせいかな?兄様が勝ち誇った様に姉様を見ている。
(気にしたらダメな気がする…!)
「にいしゃまは、どんなごほんよんだの?」
気を取直して兄様に尋ねたら、またうーん、と少し悩んだ。
「ん?最近読んだのは、この国の歴史とかだよ。僕はあんまり好きじゃないけど。」
「わたちもみてみたい!」
歴史!この世界の事を知る一番の方法ではないか!
兄様がうーん、と辺りを見回して、上の方の何かに気づいた。
「あれかな?」
「…とどかにゃいでしゅ。」
指を指して言う兄様に、これじゃ届かないと落ち込んでいる私の頭を兄様はポンッと撫でる。
「大丈夫だよ。見てて。」
「?」
【…風よ。我が声に応えよ。】
兄様が呟くと、兄様の周りを風が包み込んで宙を浮いて本を取った。
そして兄様は本を持ったままゆっくりと降りてきた。
「!!?」
「はい。セーラ、今日はこれを読もうか。少し難しいかもしれないから、読んであげるね。」
驚いて声の出ない私にそう言うと、何事もなかった様に私を膝に座らせてその隣には姉様が座る。
「にいしゃま…。」
「ん?」
「…とびました…。」
唖然とする私に兄様と姉様はキョトンとしている。
そして、顔を見合わせてああ、と納得したのか私にを優しく撫でた。
「セーラは魔法を見たのは初めてだったんだね。ごめんね、驚いたね。」
「…にいしゃまは、まほうがちゅかえるでしゅか?」
「使えるよ。僕だけじゃなくてルーチェもね。」
「ええ。私達だけじゃなく、父様も母様もね。」
(なんですと!?)
優しく微笑んでいる兄様と姉様の衝撃発言に、私の目は開きっぱなしだった。
その甲斐あって、大体のミミズ文字を理解した。
この世界の文字は、28文字を組み合わせ文字を形成することがわかった。
(アルファベットに似てるけど、アルファベットは26文字だもんね。)
これでこの世界の文字の問題は解決したけど、やっぱり一人で調べ物は厳しいかも。
小さい私が調べたい高い所の本は取れないもの。
と言うことで、今日も見張り(保護者)と書庫にいた。
「セーラ、今日はどんな本が読みたい?」
「にいしゃまがおべんきょうしたのがいい!」
「~っ!」
一緒に来ていた兄様に笑顔で言うと、兄様が私をぎゅーっと抱きしめた。
「にいしゃま…くるしい…。」
「ああ、ごめんセーラ。」
抱きしめる腕をポスポスと叩いて離してもらうと、うーん、そうだなぁと考えながら本を探している。
この家の書物庫は素晴らしいくらいに本が沢山あるのだ。
「やっぱりここにいたのね。」
「ねぇしゃま!」
音もなく背後に現れた姉様にビックリしつつも、笑顔を見せると私を優しく抱きしめて頬ずりした。
「ふふ、セーラ可愛いっ!」
「(ムッ…。)ルーチェ、母様とマナーのレッスン終わったのか?」
「ええ。ルークスと違って、ダメ出しされませんから。」
笑顔で話す二人の間で、私は固まった。
(…気のせいかな。部屋の温度が下がった気がする。)
「それで、今日はどんな本を読むの?」
「今、探してる所だよ。セーラが僕の勉強したのがいいって言ってくれたからね。」
「…へぇ、ルークスのねぇ?」
今度は姉様の笑顔が一瞬引きつった気がした。気のせいかな?兄様が勝ち誇った様に姉様を見ている。
(気にしたらダメな気がする…!)
「にいしゃまは、どんなごほんよんだの?」
気を取直して兄様に尋ねたら、またうーん、と少し悩んだ。
「ん?最近読んだのは、この国の歴史とかだよ。僕はあんまり好きじゃないけど。」
「わたちもみてみたい!」
歴史!この世界の事を知る一番の方法ではないか!
兄様がうーん、と辺りを見回して、上の方の何かに気づいた。
「あれかな?」
「…とどかにゃいでしゅ。」
指を指して言う兄様に、これじゃ届かないと落ち込んでいる私の頭を兄様はポンッと撫でる。
「大丈夫だよ。見てて。」
「?」
【…風よ。我が声に応えよ。】
兄様が呟くと、兄様の周りを風が包み込んで宙を浮いて本を取った。
そして兄様は本を持ったままゆっくりと降りてきた。
「!!?」
「はい。セーラ、今日はこれを読もうか。少し難しいかもしれないから、読んであげるね。」
驚いて声の出ない私にそう言うと、何事もなかった様に私を膝に座らせてその隣には姉様が座る。
「にいしゃま…。」
「ん?」
「…とびました…。」
唖然とする私に兄様と姉様はキョトンとしている。
そして、顔を見合わせてああ、と納得したのか私にを優しく撫でた。
「セーラは魔法を見たのは初めてだったんだね。ごめんね、驚いたね。」
「…にいしゃまは、まほうがちゅかえるでしゅか?」
「使えるよ。僕だけじゃなくてルーチェもね。」
「ええ。私達だけじゃなく、父様も母様もね。」
(なんですと!?)
優しく微笑んでいる兄様と姉様の衝撃発言に、私の目は開きっぱなしだった。
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