11 / 64
第1章 聖女誕生
第11話 ミリア、王都初日
しおりを挟む
ミリアは、聖女ディアナに右手に炎の剣、左手に氷の剣を作りだして見せて、魔法の力がディアナとは次元が違うと思い知らせる。
私は女神ケレスの神託によって次期聖女にされているけど、聖女ディアナは私が後継者と認めていないに違いない。
追い出してミハス村に返してくれれば良いけど、都合よくはいかないに違いない。ならば、実力を見せつけて聖女になるしかない。
私は、従騎士のボニファーツ・ゼーテと娘のキルケ・ゼーテを紹介される。ボニファーツはディアナの夫でもある。私も聖女になったらウォールを従騎士に向かえて結婚したい。
娘のキルケは二つ年上であり、ディアナと同じ金髪なので光魔法を使うのかもしれない。ディアナとしてはキルケを聖女にしたいだろう。
その後、夕食をディアナ、キルケと三人で食べることになる。私は「いただきます」と言って食事に手を出そうとするとディアナが制止する。
「何をやっているんです。まずは女神ケレスに祈りをささげるのでよ。」「ごめんなさい。」
「常識はなっていないようですね。」「・・・・・」
急に生活が変わったのだから仕方ないでしょ。常識がないって決めつけるな!
私はディアナとキルケに合わせて祈りをささげる。そして、食事が始まる。パンにスープ、焼いた肉かー、ならば、パンをスープに浸して食べる。
パンは硬いのでスープに浸すと柔らかくなり味もしみておいしいのだ。
だが、ディアナがものすごい形相で睨んでいる。隣の席のキルケが教えてくれる。
「パンをスープに浸すことはマナー違反よ。私の真似をして食べてみて。」「ありがとうございます。」
キルケは私に反感を持っていないようだ。私はキルケの真似をして食事をする。ちなみにパンは柔らかかった。そのまま食べてもおいしい。スープに浸す必要がないわけだ。
食事が終わると自分の部屋を案内される。キルケの部屋の隣だ。私は疲れたのでそのままベットに倒れ込む。ベットも上質でふかふかだ。良く眠れそうだ。
するとドアがノックされる。ドアを開けるとキルケがいた。
「部屋に入っていい。お話ししましょう。」「どうぞ。」
私に何の用だか、想像がつかない。宣戦布告なら受けて立つだけだ。
「私ね。聖女になることが嫌だったの。小さい時から勉強と訓練ばかりで大変だったわ。」「苦労したんですね。」
「何言っているの。次はミリアが勉強と訓練付けになるのよ。」「大丈夫です。魔法は私の方が上だと思い知らせましたから。」
「ミリア、お母さまより魔法が出来るの。天才なのね。」「ウルズ先生がすごいだけです。」
「ウルズ・・・聞かない名前ね。そんなにすごいなら有名なはずなのに。」「先生は村に引きこもっているから。」
ウルズが悪魔と言うことは、さすがに言えない。
「問題は読み書きね。村で育ったから文字が読めないでしょ。」「読み書きできますよ。あと、神聖文字もわかります。」
「すごいわ。だったら、勉強は大丈夫ね。」「勉強は何をするのですか。」
「魔導書を読んで魔法を覚えるのよ。」「そんなことするんですね。」
文字はウルズ先生に教え込まれている。もちろん、悪魔の使う暗黒文字も使える。魔導書は読み方は習っているがウルズ先生は実践主義なのでほとんどの魔法は体に覚えさせている。
魔導書は、自分の知らない魔法を使う時に読むマニュアルのようなものだ。それより私には問題がある。
「キルケ様、私、一般常識が判らないので困っています。」「キルケでいいわよ。一般常識なら私が手伝ってあげる。」
「キルケは優しいのですね。」「ミリアは私の恩人なのよ。私を聖女になることから救ってくれたのですから。」
「そんなに聖女は嫌なのですか。」「お母さんは神託で聖女になったんだけど、その役目を私にやらせようとしたのよ。」
「私は親の後を継いで農夫になるはずだったんですけど疑問に思いませんでした。」「私は嫌よ。遅くなったから部屋に戻るわね。」
キルケはとりあえず味方になってくれそうだ。明日からのことを考えると気が重い。とにかく寝てしまおう。
私は女神ケレスの神託によって次期聖女にされているけど、聖女ディアナは私が後継者と認めていないに違いない。
追い出してミハス村に返してくれれば良いけど、都合よくはいかないに違いない。ならば、実力を見せつけて聖女になるしかない。
私は、従騎士のボニファーツ・ゼーテと娘のキルケ・ゼーテを紹介される。ボニファーツはディアナの夫でもある。私も聖女になったらウォールを従騎士に向かえて結婚したい。
娘のキルケは二つ年上であり、ディアナと同じ金髪なので光魔法を使うのかもしれない。ディアナとしてはキルケを聖女にしたいだろう。
その後、夕食をディアナ、キルケと三人で食べることになる。私は「いただきます」と言って食事に手を出そうとするとディアナが制止する。
「何をやっているんです。まずは女神ケレスに祈りをささげるのでよ。」「ごめんなさい。」
「常識はなっていないようですね。」「・・・・・」
急に生活が変わったのだから仕方ないでしょ。常識がないって決めつけるな!
私はディアナとキルケに合わせて祈りをささげる。そして、食事が始まる。パンにスープ、焼いた肉かー、ならば、パンをスープに浸して食べる。
パンは硬いのでスープに浸すと柔らかくなり味もしみておいしいのだ。
だが、ディアナがものすごい形相で睨んでいる。隣の席のキルケが教えてくれる。
「パンをスープに浸すことはマナー違反よ。私の真似をして食べてみて。」「ありがとうございます。」
キルケは私に反感を持っていないようだ。私はキルケの真似をして食事をする。ちなみにパンは柔らかかった。そのまま食べてもおいしい。スープに浸す必要がないわけだ。
食事が終わると自分の部屋を案内される。キルケの部屋の隣だ。私は疲れたのでそのままベットに倒れ込む。ベットも上質でふかふかだ。良く眠れそうだ。
するとドアがノックされる。ドアを開けるとキルケがいた。
「部屋に入っていい。お話ししましょう。」「どうぞ。」
私に何の用だか、想像がつかない。宣戦布告なら受けて立つだけだ。
「私ね。聖女になることが嫌だったの。小さい時から勉強と訓練ばかりで大変だったわ。」「苦労したんですね。」
「何言っているの。次はミリアが勉強と訓練付けになるのよ。」「大丈夫です。魔法は私の方が上だと思い知らせましたから。」
「ミリア、お母さまより魔法が出来るの。天才なのね。」「ウルズ先生がすごいだけです。」
「ウルズ・・・聞かない名前ね。そんなにすごいなら有名なはずなのに。」「先生は村に引きこもっているから。」
ウルズが悪魔と言うことは、さすがに言えない。
「問題は読み書きね。村で育ったから文字が読めないでしょ。」「読み書きできますよ。あと、神聖文字もわかります。」
「すごいわ。だったら、勉強は大丈夫ね。」「勉強は何をするのですか。」
「魔導書を読んで魔法を覚えるのよ。」「そんなことするんですね。」
文字はウルズ先生に教え込まれている。もちろん、悪魔の使う暗黒文字も使える。魔導書は読み方は習っているがウルズ先生は実践主義なのでほとんどの魔法は体に覚えさせている。
魔導書は、自分の知らない魔法を使う時に読むマニュアルのようなものだ。それより私には問題がある。
「キルケ様、私、一般常識が判らないので困っています。」「キルケでいいわよ。一般常識なら私が手伝ってあげる。」
「キルケは優しいのですね。」「ミリアは私の恩人なのよ。私を聖女になることから救ってくれたのですから。」
「そんなに聖女は嫌なのですか。」「お母さんは神託で聖女になったんだけど、その役目を私にやらせようとしたのよ。」
「私は親の後を継いで農夫になるはずだったんですけど疑問に思いませんでした。」「私は嫌よ。遅くなったから部屋に戻るわね。」
キルケはとりあえず味方になってくれそうだ。明日からのことを考えると気が重い。とにかく寝てしまおう。
0
あなたにおすすめの小説
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる