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第1章 聖女誕生
第12話 魔法の革命児
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朝が来るとミリアは部屋に用意されている服に着替える。聖女ディアナが着ている服に似ている。
なあにこの服、神官が着ている服に似ているけど動きづらいわ。これから聖女修行の生活が始まるのかー、はあ。
キルケが朝食に呼びに来る。私はキルケについて行き。キルケの真似をして朝食を済ませる。ディアナが私に言う。
「午前中は魔導書を読みますよ。文字は読めるわよね。」「ええ、神聖文字も大丈夫です。」
「そ・・・そう、それは良かったわ。」
ディアナは驚いたように言う。そして、そそくさと食堂を出ていく。キルケが楽しそうに言う。
「ミリア、いいわよ。お母さまのあんな顔初めて見たわ。」「キルケは楽しそうね。」
「面白いもの。最高だわ。」「・・・・・」
キルケはこれまで抑圧された生活を送っていたのね。私は、キルケに連れられて、宮殿の図書室へ行く。キルケと机について待っているとディアナが入って来る。
「ミリア、あなたには基礎魔法の魔導書を呼んでまらいます。キルケはエリアホーリーの魔導書を読んでいなさい。」「「はい。」」
エリアホーリーは一定のエリアの浄化をする光魔法だ。私はすでに習得している。ちなみにウルズ先生は使えるが苦手だそうだ。
ディアナは魔導書の棚から一冊本を選んで私に渡す。
「何の本かわかりますか。」「氷結魔法の本です。」
「本当に文字が読めるようですね。これを読んで感想を述べてもらいます。」「分かりました。」
氷結魔法の基礎を読んでためになるのかしら。初心者と思って基礎が書いてある薄い本を選んだのだろうか。」
私は読み始めるが、これは内容がひどいと思う。中に描かれている魔法陣も無駄が多いし、詠唱も無駄だらけだ。私は本を読むとディアナに言う。
「紙とペンをください。」「何をするつもりですか。」
「魔法陣と魔法詠唱に無駄があるので修正したいと思います。」「何を言っているのです。この本は氷結魔法の基本となっているのですよ。魔法使いなら誰でもこの本を読みます。」
「私は初めて読みましたが氷結魔法はマスターしていますよ。」「そうですか。だったら書いて見なさい。」
ディアナは不機嫌になって紙とペンを渡してくれる。私は紙にもっと簡素な魔法陣を描く、そして短い魔法詠唱を書き記す。もちろん、詠唱など必要ない。
私にとっては知識としてあるだけだ。実際、ここに来るまで、わざわざ魔法詠唱をして使っているとは思いもしなかった。ディアナは私の書いたものを見る。
「こんなもので氷結魔法が発動する訳ないでしょ。」「大丈夫です。試してみてください。」
ディアナは魔法陣に魔力を流す。すると大きな氷柱が出現する。ディアナは目を見張る。続いて魔法を詠唱する。
「凍てつく氷の精霊よ。力を示せ。」
ディアナに前に氷の壁が出現する。ディアナは両手を握りしめる。
「ミリア、すごいわ。常識を覆す発案よ。今から論文を書きなさい。論文は私が読んで訂正してあげるから自由に書いて見なさい。」「はあ。」
キルケが驚いたように私に言う。
「ミリアは天才だったのね。すごいわー、友達として鼻が高いわ。」
私はいつからキルケの友達になったのだろう。でも友達になってくれるのなら、うれしい、この王都で心強い味方が出来たのだ。
その後、私は、魔法の基礎の書物を与えられ、無駄を省いた魔法の論文をいくつも書くことになる。そして、私は魔法の革命児と呼ばれ、聖女ディアナの評価も高くなる。
それは、ディアナの私に対する態度も変えてしまった。つまり、次期聖女として受け入れてくれたのだろう。
ある日、宮廷で騒ぎが起こる。曲者が門の衛兵と宮廷騎士を倒して逃げたのだという。犯人はミハス村のウォールだとうわさが流れる。
私は、ウォールが宮殿に来てくれたことがうれしかった。ただ、厳しい処罰が下るのではと心配した。
結果は理由は知らないが事件に巻き込まれた宮廷騎士団員四人が処罰されて終わる。私はホッとするとともにウォールに会いたくなる。
なあにこの服、神官が着ている服に似ているけど動きづらいわ。これから聖女修行の生活が始まるのかー、はあ。
キルケが朝食に呼びに来る。私はキルケについて行き。キルケの真似をして朝食を済ませる。ディアナが私に言う。
「午前中は魔導書を読みますよ。文字は読めるわよね。」「ええ、神聖文字も大丈夫です。」
「そ・・・そう、それは良かったわ。」
ディアナは驚いたように言う。そして、そそくさと食堂を出ていく。キルケが楽しそうに言う。
「ミリア、いいわよ。お母さまのあんな顔初めて見たわ。」「キルケは楽しそうね。」
「面白いもの。最高だわ。」「・・・・・」
キルケはこれまで抑圧された生活を送っていたのね。私は、キルケに連れられて、宮殿の図書室へ行く。キルケと机について待っているとディアナが入って来る。
「ミリア、あなたには基礎魔法の魔導書を呼んでまらいます。キルケはエリアホーリーの魔導書を読んでいなさい。」「「はい。」」
エリアホーリーは一定のエリアの浄化をする光魔法だ。私はすでに習得している。ちなみにウルズ先生は使えるが苦手だそうだ。
ディアナは魔導書の棚から一冊本を選んで私に渡す。
「何の本かわかりますか。」「氷結魔法の本です。」
「本当に文字が読めるようですね。これを読んで感想を述べてもらいます。」「分かりました。」
氷結魔法の基礎を読んでためになるのかしら。初心者と思って基礎が書いてある薄い本を選んだのだろうか。」
私は読み始めるが、これは内容がひどいと思う。中に描かれている魔法陣も無駄が多いし、詠唱も無駄だらけだ。私は本を読むとディアナに言う。
「紙とペンをください。」「何をするつもりですか。」
「魔法陣と魔法詠唱に無駄があるので修正したいと思います。」「何を言っているのです。この本は氷結魔法の基本となっているのですよ。魔法使いなら誰でもこの本を読みます。」
「私は初めて読みましたが氷結魔法はマスターしていますよ。」「そうですか。だったら書いて見なさい。」
ディアナは不機嫌になって紙とペンを渡してくれる。私は紙にもっと簡素な魔法陣を描く、そして短い魔法詠唱を書き記す。もちろん、詠唱など必要ない。
私にとっては知識としてあるだけだ。実際、ここに来るまで、わざわざ魔法詠唱をして使っているとは思いもしなかった。ディアナは私の書いたものを見る。
「こんなもので氷結魔法が発動する訳ないでしょ。」「大丈夫です。試してみてください。」
ディアナは魔法陣に魔力を流す。すると大きな氷柱が出現する。ディアナは目を見張る。続いて魔法を詠唱する。
「凍てつく氷の精霊よ。力を示せ。」
ディアナに前に氷の壁が出現する。ディアナは両手を握りしめる。
「ミリア、すごいわ。常識を覆す発案よ。今から論文を書きなさい。論文は私が読んで訂正してあげるから自由に書いて見なさい。」「はあ。」
キルケが驚いたように私に言う。
「ミリアは天才だったのね。すごいわー、友達として鼻が高いわ。」
私はいつからキルケの友達になったのだろう。でも友達になってくれるのなら、うれしい、この王都で心強い味方が出来たのだ。
その後、私は、魔法の基礎の書物を与えられ、無駄を省いた魔法の論文をいくつも書くことになる。そして、私は魔法の革命児と呼ばれ、聖女ディアナの評価も高くなる。
それは、ディアナの私に対する態度も変えてしまった。つまり、次期聖女として受け入れてくれたのだろう。
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私は、ウォールが宮殿に来てくれたことがうれしかった。ただ、厳しい処罰が下るのではと心配した。
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