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第2章 従騎士誕生
第11話 村からの出発
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ウォールたちは馬車を押しながら村へ帰る。マテウス団長の話では、第三騎士団は二十名の騎士からなっていたがグレイグリズリーの群れに奇襲され、生き残ったのは三人だけだった。
マテウスはもっと慎重に行動すべきだったと後悔する。
ウォールたちは村へ着くと村長に報告する。
「グレイグリズリーを六匹倒しました。その時、襲われていたアストラ王国の王女を助けたのですが馬車の馬が殺されてしまいました。」「グレイグリズリーを六匹もさすがはウォール様です。」
「ちょっと待て、ウォールが倒したのは五匹だろ、一匹は私が倒したんだ。」「ラース様もありがとうございます。」
村長はラースにも礼を言う。そして、マテウスたち三人の騎士とミーメ王女を見ていう。
「馬が必要なのですね。しかし、村では馬は貴重です。一頭ならお売りできますが。」「助かる。金貨で代金は払おう。」
「金貨はリーム金貨ですか。」「アストラ金貨だ。」
「それではお売りできません。」「私たちはアストラ王国の代表だ。逃げはしない。リーム王国の王都で両替してリーム金貨で払う。お願いだ。」
「そう言われましても。」「村長、私が立て替えよう。構わないだろ。」「ラース様、申し訳ありません。」
マテウスたちは何とか馬を手に入れる。マテウスは、ラースに礼を言う。
早朝、ウォールは剣の稽古を始める。しばらくすると、起きて稽古の様子を見ていたミーメがウォールに言う。
「これほどの腕を持っていて、農夫をしていたのか。もったいないのう。」「好きで農夫をしていたわけではない。騎士への道が閉ざされていたのだ。」
「バカな話だ。我なら、そのようなことはしないぞ。おぬしの腕を正当に評価してやるからアストラ王国へ来い。」「俺は王都で従騎士になる。」
「諦めるわけにはいかないのだ。一騎士団に匹敵する騎士を放っておくことは出来ぬ。」「俺より強い人もいるぜ。」
「おぬしの師匠も勧誘せねばならんのう。」「先生は名誉なんて欲していないよ。」「我は諦めぬからな。」
ラースが起きてくるとミーメは帰って行く。ラースがウォールに言う。
「ウォール、お前がアストラ王国行きを決めたら、殺すからな。」「俺にそんな価値があるのか。」
「悔しいが、お前は一人で騎士団に匹敵する力がある。そんな奴を他国へやれるわけないだろ。」「俺は聖女様の従騎士になる。」
ラースはウォールの横で剣の稽古を始める。昨日、圧倒的力の差を見せつけられた。だが負けられない。いつか、ウォールに追いつくのだ。いや、追い越すのだ。
ウォールたちは朝食を済ませると村を出発する。ウォールとラースがグレイグリズリーの群れを退治したことを聞きつけた村人たちが見送る。
ウォールは王都へ急ぎたいが、アストラ王国の騎士二人はケガをしていて早く歩くことが出来なかった。ウォールはマテウスに提案する。
「ケガをしている騎士は馬車に乗せたほうが良くないか。」「ミーメ様の馬車に騎士を乗せろというのか。」
「そうだ。これから山道になる早く通りぬけたい。」「しかし・・・」
するとウォールは馬車の所へ行ってミーメに言う。
「王女様、ケガをした騎士を乗せてくれ。あんたを守ろうとしてケガしたんだ。」「ウォールが言うならよかろう。」
ミーメは騎士を乗せることに同意する。馬車は山道に入って行く。ウォールは暗くなるまでに次の町か村に付きたかった。
ラースがウォールに言う。
「気づいているか。」「ああ、囲まれている。山賊かな。」
しばらく進むと三人の男が道を塞いでいた。
マテウスはもっと慎重に行動すべきだったと後悔する。
ウォールたちは村へ着くと村長に報告する。
「グレイグリズリーを六匹倒しました。その時、襲われていたアストラ王国の王女を助けたのですが馬車の馬が殺されてしまいました。」「グレイグリズリーを六匹もさすがはウォール様です。」
「ちょっと待て、ウォールが倒したのは五匹だろ、一匹は私が倒したんだ。」「ラース様もありがとうございます。」
村長はラースにも礼を言う。そして、マテウスたち三人の騎士とミーメ王女を見ていう。
「馬が必要なのですね。しかし、村では馬は貴重です。一頭ならお売りできますが。」「助かる。金貨で代金は払おう。」
「金貨はリーム金貨ですか。」「アストラ金貨だ。」
「それではお売りできません。」「私たちはアストラ王国の代表だ。逃げはしない。リーム王国の王都で両替してリーム金貨で払う。お願いだ。」
「そう言われましても。」「村長、私が立て替えよう。構わないだろ。」「ラース様、申し訳ありません。」
マテウスたちは何とか馬を手に入れる。マテウスは、ラースに礼を言う。
早朝、ウォールは剣の稽古を始める。しばらくすると、起きて稽古の様子を見ていたミーメがウォールに言う。
「これほどの腕を持っていて、農夫をしていたのか。もったいないのう。」「好きで農夫をしていたわけではない。騎士への道が閉ざされていたのだ。」
「バカな話だ。我なら、そのようなことはしないぞ。おぬしの腕を正当に評価してやるからアストラ王国へ来い。」「俺は王都で従騎士になる。」
「諦めるわけにはいかないのだ。一騎士団に匹敵する騎士を放っておくことは出来ぬ。」「俺より強い人もいるぜ。」
「おぬしの師匠も勧誘せねばならんのう。」「先生は名誉なんて欲していないよ。」「我は諦めぬからな。」
ラースが起きてくるとミーメは帰って行く。ラースがウォールに言う。
「ウォール、お前がアストラ王国行きを決めたら、殺すからな。」「俺にそんな価値があるのか。」
「悔しいが、お前は一人で騎士団に匹敵する力がある。そんな奴を他国へやれるわけないだろ。」「俺は聖女様の従騎士になる。」
ラースはウォールの横で剣の稽古を始める。昨日、圧倒的力の差を見せつけられた。だが負けられない。いつか、ウォールに追いつくのだ。いや、追い越すのだ。
ウォールたちは朝食を済ませると村を出発する。ウォールとラースがグレイグリズリーの群れを退治したことを聞きつけた村人たちが見送る。
ウォールは王都へ急ぎたいが、アストラ王国の騎士二人はケガをしていて早く歩くことが出来なかった。ウォールはマテウスに提案する。
「ケガをしている騎士は馬車に乗せたほうが良くないか。」「ミーメ様の馬車に騎士を乗せろというのか。」
「そうだ。これから山道になる早く通りぬけたい。」「しかし・・・」
するとウォールは馬車の所へ行ってミーメに言う。
「王女様、ケガをした騎士を乗せてくれ。あんたを守ろうとしてケガしたんだ。」「ウォールが言うならよかろう。」
ミーメは騎士を乗せることに同意する。馬車は山道に入って行く。ウォールは暗くなるまでに次の町か村に付きたかった。
ラースがウォールに言う。
「気づいているか。」「ああ、囲まれている。山賊かな。」
しばらく進むと三人の男が道を塞いでいた。
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