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第2章 従騎士誕生
第24話 アークデーモン討伐
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マイラ島に到着した俺たちは、アークデーモンについて住民に聞いて回り情報を収集する。アークデーモンは1匹で島の中央部におり、住民は島にあった町を捨てて海岸近くに住んでいた。
俺とミリアは町の跡にアークデーモンを誘い込んで戦うことに決める。ミーメたちには泊めてもらう家で待ってもろうことにする。
翌朝、俺とミリアは剣を帯刀して出かける準備をする。マテウスが俺に質問する。
「剣など持って行ってどうするつもりですか。」「アークデーモンとは剣で戦います。」
「魔法は使わないのですか。」「必要ありません。ミハス村ではアークデーモンが現れるとみんな剣で退治していましたよ。」
「そんな、アークデーモンは傾国の化け物ですよ。魔法もなしに退治するなんて・・・」「ミハス村にはゴミ屋敷があって、たまにアークデーモンが湧くんですよ。」
「・・・・・」「どうしましたか。」
「いや、ミハス村はどんな恐ろしい所かと思いまして。」「確かに近隣の町や村の人が来ることはありません。」
マテウスは俺を化け物でも見るような目で見る。マテウスにとってはアークデーモンは恐ろしい化け物なのだろう。だが、俺とミリアにとってはゴミに湧く害虫と同じだ。
俺とミリアはミーメたちと、船員、住民に見送られて島の中央を目指す。俺はミリアに聞く。
「剣の腕は落ちていないだろうね。」「誰に向かって行っているの。腕を磨いているから私の足を引っ張らないでよ。」
「俺も腕を上げているよ。」「それならどちらがアークデーモンにとどめの一撃を入れるか競争しましょ。」
「負けた方はどうする。」「今、好きな人の名前を言うのはどお。」
「ミリアの好きな人が聞けるならいいよ。」「私は勝つわよ。」
俺たちは町の跡に到着する。俺たちはすでにアークデーモンの気配を感じている。ゴミ屋敷から湧く害虫の気配だ。
俺たちは二手に分かれる。アークデーモンに気づかれないように建物の影に隠れて近づいて行く。町の中に生き物の気配はない。木々も枯れてしまっている。
アークデーモンは町の広場で食事をしていた。民家からさらってきたのだろうが牛の内臓を引きずり出してかぶりついている。
俺は剣を抜くと俊足を使ってアークデーモンに迫り、背中から心臓を狙って剣を突き入れる。
「がああああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーー」
アークデーモンは叫ぶと同時に振り向きざま左手の鋭い爪を振るう。俺はとっさに剣から手を離して後ろに飛び爪から逃れる。そして、短剣を抜く。
アークデーモンは前に走り出しながら右手の爪を振るう。俺は短剣で右手を狙って振り払う。アークデーモンの右手の指を4本切り飛ばす。
その時、ミリアが建物の影から飛び出して、アークデーモンの首を一閃する。アークデーモンのの首が落ちるがまだ、体は動いている。
俺は背中に回り、背中に突き立てた剣を押し込む。すると体は動きを止めて倒れる。ミリアが俺に言う。
「私が首を落としたのだから私の勝でしょ。」「俺は体の動きを止めたぞ。」
「なら、引き分けね。」「罰はどうするんだ。」
「二人一緒に好きな人を言いましょ。」「分かった。いっせいのーで言うぞ。」
「「いっせいのーで」」「ミリア」「ウォール」
「・・・・・」「・・・・・」
俺たちは見つめ合ったまま、顔が赤くなる。勢いで言ったが、恥ずかしい。相思相愛なのは良かったが、何を言えばよいのかわからない。
ミリアが涙を流し始める。俺は慌てて言う。
「ミリア、どうした。」「うれしいの。聖女になってからウォールを従騎士にするために頑張ってきたのよ。ウォールにいて欲しかったから。」
「俺は従騎士になってミリアとずっと一緒にいるよ。」「うん。」
俺はアークデーモンの首を回収して、ミリアと手をつないで戻る。港近くまで来ると住民が気付き、ミーメたち、船員、住民が集まって来る。
俺がアークデーモンの首を掲げると歓声が上がる。そして、そのまま住民はパーティーを始める。俺は、若い女の子たちに質問攻めにあう。
ミリアは聖女様としてみんなに敬われている。ミーメが俺を救い出してくれる。
「ありがとう。あーいうのは苦手なんだ。」「ウォール、おぬしミリアと手をつないでいたな。何があった。」
ミーメは目ざとく見ていたようだ。俺はごまかすことにする。
「協力して戦ったから手をつないでいたんだと思うよ。」「うそじゃな。」
ミーメの見る目が痛い。
「ミリアと相思相愛だと確認したのだ。」「我ではだめなのか?」
「・・・俺はミリアが好きだ。」「ウォールのバカ者。」
ミーメは泣きながら去っていく。俺は追うことが出来なかった。
俺とミリアは町の跡にアークデーモンを誘い込んで戦うことに決める。ミーメたちには泊めてもらう家で待ってもろうことにする。
翌朝、俺とミリアは剣を帯刀して出かける準備をする。マテウスが俺に質問する。
「剣など持って行ってどうするつもりですか。」「アークデーモンとは剣で戦います。」
「魔法は使わないのですか。」「必要ありません。ミハス村ではアークデーモンが現れるとみんな剣で退治していましたよ。」
「そんな、アークデーモンは傾国の化け物ですよ。魔法もなしに退治するなんて・・・」「ミハス村にはゴミ屋敷があって、たまにアークデーモンが湧くんですよ。」
「・・・・・」「どうしましたか。」
「いや、ミハス村はどんな恐ろしい所かと思いまして。」「確かに近隣の町や村の人が来ることはありません。」
マテウスは俺を化け物でも見るような目で見る。マテウスにとってはアークデーモンは恐ろしい化け物なのだろう。だが、俺とミリアにとってはゴミに湧く害虫と同じだ。
俺とミリアはミーメたちと、船員、住民に見送られて島の中央を目指す。俺はミリアに聞く。
「剣の腕は落ちていないだろうね。」「誰に向かって行っているの。腕を磨いているから私の足を引っ張らないでよ。」
「俺も腕を上げているよ。」「それならどちらがアークデーモンにとどめの一撃を入れるか競争しましょ。」
「負けた方はどうする。」「今、好きな人の名前を言うのはどお。」
「ミリアの好きな人が聞けるならいいよ。」「私は勝つわよ。」
俺たちは町の跡に到着する。俺たちはすでにアークデーモンの気配を感じている。ゴミ屋敷から湧く害虫の気配だ。
俺たちは二手に分かれる。アークデーモンに気づかれないように建物の影に隠れて近づいて行く。町の中に生き物の気配はない。木々も枯れてしまっている。
アークデーモンは町の広場で食事をしていた。民家からさらってきたのだろうが牛の内臓を引きずり出してかぶりついている。
俺は剣を抜くと俊足を使ってアークデーモンに迫り、背中から心臓を狙って剣を突き入れる。
「がああああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーー」
アークデーモンは叫ぶと同時に振り向きざま左手の鋭い爪を振るう。俺はとっさに剣から手を離して後ろに飛び爪から逃れる。そして、短剣を抜く。
アークデーモンは前に走り出しながら右手の爪を振るう。俺は短剣で右手を狙って振り払う。アークデーモンの右手の指を4本切り飛ばす。
その時、ミリアが建物の影から飛び出して、アークデーモンの首を一閃する。アークデーモンのの首が落ちるがまだ、体は動いている。
俺は背中に回り、背中に突き立てた剣を押し込む。すると体は動きを止めて倒れる。ミリアが俺に言う。
「私が首を落としたのだから私の勝でしょ。」「俺は体の動きを止めたぞ。」
「なら、引き分けね。」「罰はどうするんだ。」
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「「いっせいのーで」」「ミリア」「ウォール」
「・・・・・」「・・・・・」
俺たちは見つめ合ったまま、顔が赤くなる。勢いで言ったが、恥ずかしい。相思相愛なのは良かったが、何を言えばよいのかわからない。
ミリアが涙を流し始める。俺は慌てて言う。
「ミリア、どうした。」「うれしいの。聖女になってからウォールを従騎士にするために頑張ってきたのよ。ウォールにいて欲しかったから。」
「俺は従騎士になってミリアとずっと一緒にいるよ。」「うん。」
俺はアークデーモンの首を回収して、ミリアと手をつないで戻る。港近くまで来ると住民が気付き、ミーメたち、船員、住民が集まって来る。
俺がアークデーモンの首を掲げると歓声が上がる。そして、そのまま住民はパーティーを始める。俺は、若い女の子たちに質問攻めにあう。
ミリアは聖女様としてみんなに敬われている。ミーメが俺を救い出してくれる。
「ありがとう。あーいうのは苦手なんだ。」「ウォール、おぬしミリアと手をつないでいたな。何があった。」
ミーメは目ざとく見ていたようだ。俺はごまかすことにする。
「協力して戦ったから手をつないでいたんだと思うよ。」「うそじゃな。」
ミーメの見る目が痛い。
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ミーメは泣きながら去っていく。俺は追うことが出来なかった。
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