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第3章 亡国の危機
第12話 ビアンカ、本性を現す
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バルタザールは、亡国の危機にさらされている。物見の連絡で貴族たちが蜂起しようとしていることは分かっており、王都の守りを固めていた。
さらに国境の守備兵から、アストラ王国軍が国境に集結し始めていると連絡が三か所から来てる。明らかにリーム王国への侵略が目的だろう。
この時期を狙ったように来るということは、リーム王国の内情を知っているということである。バルタザールはミーメが裏で動いていると考える。
国境に軍を送りたいが、その余裕はない。副団長のカールがバルタザールに言う。
「貴族にアストラ王国の動きを教えて解散させてはどうでしょう。」「それでは弱みを見せることになる。それに貴族がアストラ王国と通じている可能性があるぞ。」
「早くビアンカを排除する必要がありますね。」「そう・・」
突然、バルタザールがカールの目の前から消える。カールは言葉を失い、棒立ちになる。
バルタザールは俺がウルズ先生の隠ぺいの領域の中へ引っ張り込んだ。バルタザールは反射的に俺に殴り掛かる。俺はこぶしを受け止めて言う。
「俺ですよ。」「ウォールか、びっくりしたぞ。」
「ここは隠ぺいされた空間の中です。ビアンカには探知されません。」「そうか、カールお前も入ってこい。」
「聞こえませんよ。こうやるんです。」
俺はカールを引っ張り込む。カールも驚きを隠せない。
「ウォール、なんだこれは。」「隠ぺい空間です。俺たちが帰ってきたことをビアンカに知られたくないですから。」
ミリアがバルタザールに質問する。
「今、状況はどうなっていますか。」「貴族たちが集結している。ビアンカを悪魔と呼んでいるそうだ。さらにアストラ王国軍が国境に集結している。」
「急いだ方が良さそうですね。」「ビアンカに勝てるのか。はい、勝てます。」
ミリアは断言する。負けたらリーム王国は滅亡するだろう。バルタザールは聖女ミリアたちに賭けるしかない。
俺たちはバルタザールとカールから別れるとビアンカの部屋に向かう。部屋の前まで来ると中に大勢の人の気配がある。俺は兵が詰めていると思ったが、ウルズが顔をしかめて言う。
「これは、色にふけっているようだぞ。」「ビアンカはいますか。」
「下等な魔族が一匹紛れているわ。」「下等ですか・・・」
同じ悪魔でもウルズ先生から見れば、ビアンカは下等らしい。俺は扉を開ける。ウルズが隠ぺいを解く。中で反応したのはビアンカだけである。
ダミアンが4人の貴族の娘を相手に色事に夢中になっている。ミリア、キルケ、パウラが汚物を見るような目でダミアンを見る。
そして、ダミアンが俺たちに気がついて言う。
「新しい女が来たか。全裸になって、我の前に並べ。」「この変態。」
ミリアがダミアンに対する嫌悪をぶつける。ビアンカは、ミリアたちの後ろにいる。白髪の赤い目の美女を警戒している。悪魔に間違いないが力がどこくらいなのか計れないのだ。
ウルズがビアンカに言う。
「赤髪の悪魔よ。我は見学だから手は出さない。安心するが良いぞ。」
ウルズの言葉にビアンカの口が裂ける。笑っているのだ。本性をあらわにした醜悪な笑いだった。
さらに国境の守備兵から、アストラ王国軍が国境に集結し始めていると連絡が三か所から来てる。明らかにリーム王国への侵略が目的だろう。
この時期を狙ったように来るということは、リーム王国の内情を知っているということである。バルタザールはミーメが裏で動いていると考える。
国境に軍を送りたいが、その余裕はない。副団長のカールがバルタザールに言う。
「貴族にアストラ王国の動きを教えて解散させてはどうでしょう。」「それでは弱みを見せることになる。それに貴族がアストラ王国と通じている可能性があるぞ。」
「早くビアンカを排除する必要がありますね。」「そう・・」
突然、バルタザールがカールの目の前から消える。カールは言葉を失い、棒立ちになる。
バルタザールは俺がウルズ先生の隠ぺいの領域の中へ引っ張り込んだ。バルタザールは反射的に俺に殴り掛かる。俺はこぶしを受け止めて言う。
「俺ですよ。」「ウォールか、びっくりしたぞ。」
「ここは隠ぺいされた空間の中です。ビアンカには探知されません。」「そうか、カールお前も入ってこい。」
「聞こえませんよ。こうやるんです。」
俺はカールを引っ張り込む。カールも驚きを隠せない。
「ウォール、なんだこれは。」「隠ぺい空間です。俺たちが帰ってきたことをビアンカに知られたくないですから。」
ミリアがバルタザールに質問する。
「今、状況はどうなっていますか。」「貴族たちが集結している。ビアンカを悪魔と呼んでいるそうだ。さらにアストラ王国軍が国境に集結している。」
「急いだ方が良さそうですね。」「ビアンカに勝てるのか。はい、勝てます。」
ミリアは断言する。負けたらリーム王国は滅亡するだろう。バルタザールは聖女ミリアたちに賭けるしかない。
俺たちはバルタザールとカールから別れるとビアンカの部屋に向かう。部屋の前まで来ると中に大勢の人の気配がある。俺は兵が詰めていると思ったが、ウルズが顔をしかめて言う。
「これは、色にふけっているようだぞ。」「ビアンカはいますか。」
「下等な魔族が一匹紛れているわ。」「下等ですか・・・」
同じ悪魔でもウルズ先生から見れば、ビアンカは下等らしい。俺は扉を開ける。ウルズが隠ぺいを解く。中で反応したのはビアンカだけである。
ダミアンが4人の貴族の娘を相手に色事に夢中になっている。ミリア、キルケ、パウラが汚物を見るような目でダミアンを見る。
そして、ダミアンが俺たちに気がついて言う。
「新しい女が来たか。全裸になって、我の前に並べ。」「この変態。」
ミリアがダミアンに対する嫌悪をぶつける。ビアンカは、ミリアたちの後ろにいる。白髪の赤い目の美女を警戒している。悪魔に間違いないが力がどこくらいなのか計れないのだ。
ウルズがビアンカに言う。
「赤髪の悪魔よ。我は見学だから手は出さない。安心するが良いぞ。」
ウルズの言葉にビアンカの口が裂ける。笑っているのだ。本性をあらわにした醜悪な笑いだった。
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