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36:柊と颯の3連休-2日目-ゲームの後のご褒美(01〜09)
挿入する柊:01
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シャワーで汗も汚れも洗い流し
ようやく落ち着きを取り戻した
柊がリビングへ戻ると――
テーブルの上には、買ってきたカップ麺やスイーツが並んでいた。まるで深夜の学生たちが集まって開く徹夜パーティーのような光景に、柊は思わず笑ってしまう。
「……おかえりなさい、先輩」
ソファにあぐらをかいた颯は、すでにカップ麺のふたを開けて湯気を浴びながら待っていた。
「なんだよ、この雰囲気……」
柊も苦笑しつつ隣に腰を下ろし、並んだスイーツを手に取る。
二人でズルズルと麺をすすりながら、自然とさっきの“遠隔操作”の出来事を振り返る。
「……いや、ほんとに、あんなコンビニで……最悪だよな」
柊が照れ笑いを混ぜて言うと、颯はわざとらしく目を細めて肩をすくめる。
「でしょう? あれ、絶対一生ネタにできますよ」
「バカ……」
柊は顔を赤くしながらも、笑いをこらえきれずに吹き出した。
リビングには、インスタントの匂いと甘いスイーツの香り、そして笑い声が混ざり合って広がっていく。
ついさっきまで乱されていたはずなのに、今はただ“学生時代の徹夜”みたいな時間。
その落差に、どちらもこそばゆいような幸福感を覚えていた。
柊がカップ麺をすすりながら、わざとらしく笑って問いかける。
「で? ご褒美って……なにしてくれるんだ?」
颯はスプーンを止めて、目を丸くしてからジトッとした視線を向けてくる。
「えっ……先輩。二回もイッたばっかりなのに、もうその話ですか? 本当どんだけ変態なんですか?」
「な……おまえがご褒美って言ったんだろ?」
柊が苦笑いすると、颯はぷくっと頬を膨らませて、カップ麺をズズッと吸い上げた。
「……ていうか、先輩って、ほんとどれだけイケるんですか? 僕、数えてて疲れますよ」
可愛く小言を並べながらも、その声色はどこか甘くて、意地悪そうに見えて楽しんでいるのが伝わる。
柊は肩をすくめて苦笑しながらも、その“可愛い小言”がたまらなく嬉しかった。
カップ麺を食べ終えて、テーブルに置いたスプーンを指先でくるくる回していた颯が、ふと顔を上げた。
どこかそわそわしたような瞳で、柊を見つめる。
「……先輩は、挿れたいって……思いますか?」
唐突な問いに、柊は「えっ?」と箸を止める。
颯は視線を逸らして、頬を少し赤らめながら言葉を続けた。
「だって……いつも先輩、挿れられてばっかりじゃないですか。
だから……その……たまには……」
声が小さくなって、膝の上で落ち着きなく指をいじる。
「……挿れさせてあげようと思って……」
最後の一言をやっと吐き出すと、顔を真っ赤にして唇を噛み、ちらっとだけ柊を伺う。
柊は目を見開き、それから思わず笑みを浮かべてしまった。
「……颯、おまえ……照れてんのか?」
「べ、別に! 僕はご褒美あげようとしてるだけですから!」
颯は慌てて否定するけど、その声は裏返っていて、余計に可愛らしかった。
颯は箸を置き、俯いたまま唇を噛みしめる。
そして、声を小さく震わせながら続けた。
「でも……僕……そんなに、ないから……」
耳まで赤く染めて、情けないくらいに照れくさそうに呟く。
言葉の意味を飲み込んだ瞬間、柊の胸に衝撃が走った。
――颯の、そんな表情を見られるなんて。
いつも強引に攻めてくる颯が、ほとんど初めてみたいに不安そうにしてる。
柊は、息を詰まらせる。
頭の中に浮かんでしまう――自分が颯の中に入っていく感覚。
その想像だけで股間が一気に熱を帯び、喉が渇くような息苦しさに襲われる。
「颯……」
声をかけても、熱を隠せず震える。
颯はちらりと視線を上げ、恥ずかしそうに眉を寄せる。
「……そんなに見ないでください……余計に恥ずかしくなるじゃないですか……」
颯は小首を傾げ、唇にいたずらっぽい笑みを浮かべながら問いかける。
「挿れたいですか? それとも、挿れなくてもいいですか? ……どっちですか?」
静かな声なのに、妙に耳に残る。
柊の喉がごくりと鳴り、言葉を選べず視線が泳いだ。
「……そりゃあ。俺も男だから……その、挿れたいよ……」
ボソッと呟く声は情けないほど震えていて、余計に生々しい。
その瞬間、颯は目尻を細めてにやりと笑う。
「可愛い。ほんと、童貞くんみたいですね、先輩」
わざとらしく肩をすくめながらも、その声はどこか嬉しそうで。
そして、ふっと表情を柔らかくして囁いた。
「さっきはたくさん恥ずかしい思いさせちゃいましたからね……。これはご褒美ですよ」
颯の指が、リモコンを押すように部屋の灯りを落とす。
一瞬で闇が広がり、互いの吐息だけが残った。
ようやく落ち着きを取り戻した
柊がリビングへ戻ると――
テーブルの上には、買ってきたカップ麺やスイーツが並んでいた。まるで深夜の学生たちが集まって開く徹夜パーティーのような光景に、柊は思わず笑ってしまう。
「……おかえりなさい、先輩」
ソファにあぐらをかいた颯は、すでにカップ麺のふたを開けて湯気を浴びながら待っていた。
「なんだよ、この雰囲気……」
柊も苦笑しつつ隣に腰を下ろし、並んだスイーツを手に取る。
二人でズルズルと麺をすすりながら、自然とさっきの“遠隔操作”の出来事を振り返る。
「……いや、ほんとに、あんなコンビニで……最悪だよな」
柊が照れ笑いを混ぜて言うと、颯はわざとらしく目を細めて肩をすくめる。
「でしょう? あれ、絶対一生ネタにできますよ」
「バカ……」
柊は顔を赤くしながらも、笑いをこらえきれずに吹き出した。
リビングには、インスタントの匂いと甘いスイーツの香り、そして笑い声が混ざり合って広がっていく。
ついさっきまで乱されていたはずなのに、今はただ“学生時代の徹夜”みたいな時間。
その落差に、どちらもこそばゆいような幸福感を覚えていた。
柊がカップ麺をすすりながら、わざとらしく笑って問いかける。
「で? ご褒美って……なにしてくれるんだ?」
颯はスプーンを止めて、目を丸くしてからジトッとした視線を向けてくる。
「えっ……先輩。二回もイッたばっかりなのに、もうその話ですか? 本当どんだけ変態なんですか?」
「な……おまえがご褒美って言ったんだろ?」
柊が苦笑いすると、颯はぷくっと頬を膨らませて、カップ麺をズズッと吸い上げた。
「……ていうか、先輩って、ほんとどれだけイケるんですか? 僕、数えてて疲れますよ」
可愛く小言を並べながらも、その声色はどこか甘くて、意地悪そうに見えて楽しんでいるのが伝わる。
柊は肩をすくめて苦笑しながらも、その“可愛い小言”がたまらなく嬉しかった。
カップ麺を食べ終えて、テーブルに置いたスプーンを指先でくるくる回していた颯が、ふと顔を上げた。
どこかそわそわしたような瞳で、柊を見つめる。
「……先輩は、挿れたいって……思いますか?」
唐突な問いに、柊は「えっ?」と箸を止める。
颯は視線を逸らして、頬を少し赤らめながら言葉を続けた。
「だって……いつも先輩、挿れられてばっかりじゃないですか。
だから……その……たまには……」
声が小さくなって、膝の上で落ち着きなく指をいじる。
「……挿れさせてあげようと思って……」
最後の一言をやっと吐き出すと、顔を真っ赤にして唇を噛み、ちらっとだけ柊を伺う。
柊は目を見開き、それから思わず笑みを浮かべてしまった。
「……颯、おまえ……照れてんのか?」
「べ、別に! 僕はご褒美あげようとしてるだけですから!」
颯は慌てて否定するけど、その声は裏返っていて、余計に可愛らしかった。
颯は箸を置き、俯いたまま唇を噛みしめる。
そして、声を小さく震わせながら続けた。
「でも……僕……そんなに、ないから……」
耳まで赤く染めて、情けないくらいに照れくさそうに呟く。
言葉の意味を飲み込んだ瞬間、柊の胸に衝撃が走った。
――颯の、そんな表情を見られるなんて。
いつも強引に攻めてくる颯が、ほとんど初めてみたいに不安そうにしてる。
柊は、息を詰まらせる。
頭の中に浮かんでしまう――自分が颯の中に入っていく感覚。
その想像だけで股間が一気に熱を帯び、喉が渇くような息苦しさに襲われる。
「颯……」
声をかけても、熱を隠せず震える。
颯はちらりと視線を上げ、恥ずかしそうに眉を寄せる。
「……そんなに見ないでください……余計に恥ずかしくなるじゃないですか……」
颯は小首を傾げ、唇にいたずらっぽい笑みを浮かべながら問いかける。
「挿れたいですか? それとも、挿れなくてもいいですか? ……どっちですか?」
静かな声なのに、妙に耳に残る。
柊の喉がごくりと鳴り、言葉を選べず視線が泳いだ。
「……そりゃあ。俺も男だから……その、挿れたいよ……」
ボソッと呟く声は情けないほど震えていて、余計に生々しい。
その瞬間、颯は目尻を細めてにやりと笑う。
「可愛い。ほんと、童貞くんみたいですね、先輩」
わざとらしく肩をすくめながらも、その声はどこか嬉しそうで。
そして、ふっと表情を柔らかくして囁いた。
「さっきはたくさん恥ずかしい思いさせちゃいましたからね……。これはご褒美ですよ」
颯の指が、リモコンを押すように部屋の灯りを落とす。
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