あいあいがさ

千と1000ノア

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ひなのお兄さんは 大地に転がったままの ぼくの傘を じっと見下ろした
「!」
ぼくは慌てて、傘を拾うと、すぐにさそうとしたけど、どうやらポキンと折れてしまっているようで開かない
「ごめんな。ひなには、まだ早かっただけなんだ……」
「でも……」

ひなのお兄さんは スッと ぼくに傘をさして言った
「……家まで送るよ」
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