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ロボットの時代 そのなな (完)
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ロボットの時代そのなな
ボクのお父さんは博士だった。どんな研究をしていたのかは詳しく知らない。何日も帰って来なかったりした。ある時は知らないスーツのおじさんをつれてきたりした。
ある日お父さんはウチにロボットをつれてきた。ロボットは家族として暮らしていた。しかしたまに暴走してボクやお母さんを殴ったりした。しばらくしてお母さんはボクを置いて出ていった。
お父さんは家に帰って来なくなった。そしてロボットと暮らすようになった。暴走することは無くなったけどロボットと暮らすのは嫌だった。同じ事しかしゃべらない。料理はいつも同じ味。
小学5年生のときのある日、ボクはロボットをすべて叩き壊した。全て自分の用事を自分でこなした。お父さんもお母さんもロボットもいない。料理もたくさん練習したし、掃除も洗濯もすべて一人で。
今思い返せばその時のボクは荒れていた。外でもロボットを見かけると叩いたりアンテナを曲げたりした。ロボットを見るたび吐き気がした。こんなことをしていたから他の人から嫌われた。だけどかなめ君だけは前と同じように接してくれた。何故かはわからないけど、とにかくそうしてくれた。そのうちロボットへの敵意も薄れてきた。
中学生になって、別の小学校から来た人と友達になった。その人たちはボクが荒れていたのを知らない。すんなり仲良くなった。
高校に上がって、中学校でせっかく作った友達と離れてしまった。仲良かった人で同じ高校に行った人は少なかった。かなめ君が一番親しくしていた。これがもしかしたら荒れていた小学生のころを思い出させたのかも知れない。またロボット嫌いが再燃した。ロボットに敵意むき出しにされたのが許せなかった。あの時かなめ君がやられて、それからの記憶は無い。気づいたら病気のベッド。今でも悔しい。
もう七月。今日はいよいよ退院の日。また毎日学校でかなめ君に会える(ボクが目を覚ましてから毎日のように来ていてくれたけど)。かなめ君、待っててねっ!
あとがき。
初めまして。湯殿たもとです。こんな下手な作品を最後まで読んで下さってありがとうございます。ロボットがいる世界でのある二人の恋愛を描いてみました。ま、ロボットは飾りですね。もともとロボットと人類の戦いを書きたかったのだけどまぁ、文が下手で書けないので(笑)。また、どこかで会いましょう。ばいちゃ。
ボクのお父さんは博士だった。どんな研究をしていたのかは詳しく知らない。何日も帰って来なかったりした。ある時は知らないスーツのおじさんをつれてきたりした。
ある日お父さんはウチにロボットをつれてきた。ロボットは家族として暮らしていた。しかしたまに暴走してボクやお母さんを殴ったりした。しばらくしてお母さんはボクを置いて出ていった。
お父さんは家に帰って来なくなった。そしてロボットと暮らすようになった。暴走することは無くなったけどロボットと暮らすのは嫌だった。同じ事しかしゃべらない。料理はいつも同じ味。
小学5年生のときのある日、ボクはロボットをすべて叩き壊した。全て自分の用事を自分でこなした。お父さんもお母さんもロボットもいない。料理もたくさん練習したし、掃除も洗濯もすべて一人で。
今思い返せばその時のボクは荒れていた。外でもロボットを見かけると叩いたりアンテナを曲げたりした。ロボットを見るたび吐き気がした。こんなことをしていたから他の人から嫌われた。だけどかなめ君だけは前と同じように接してくれた。何故かはわからないけど、とにかくそうしてくれた。そのうちロボットへの敵意も薄れてきた。
中学生になって、別の小学校から来た人と友達になった。その人たちはボクが荒れていたのを知らない。すんなり仲良くなった。
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もう七月。今日はいよいよ退院の日。また毎日学校でかなめ君に会える(ボクが目を覚ましてから毎日のように来ていてくれたけど)。かなめ君、待っててねっ!
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