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第19話 朝食
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着替えを終えたオレは
ドアを壊さないように慎重に開けた。
開けたドアがギリギリあたるか当たらないかの場所に
エリーは立っていた。
少し驚いたがエリーに心配をかけないように
「ごめんね、エリーお待たせ」
「いえ、ダイ様お着替えは無事お済ですか?
あら、襟が出てしまっております。
やはりお着替えを一人でなさるのはまだ早いのではないでしょうか。
明日からは私がお手伝いをさせて頂きます。」
力会上手く調整できなくて失敗しちゃってたか。
でもなんでエリーはこんなに着替えを手伝うというのだろうか
もしかして、エリーの仕事を奪ってしまっているのかな。
そうするとセバスチャンに怒られたりするのかも・・・
「エリーありがとう。やっぱり一人で着替えは難しいね
そしたら明日は着替えを手伝ってもらえるかな?
でも下着くらいは一人で着られるからね!」
「かしこまりました。また明日からお手伝いさせていただきます。」
「うん、よろしくね!」
「はい、では朝食が冷めてしまいます。まいりましょう。」
そう話し、エリーはオレの後へと回る。
「しゃあ!」
とエリーが小さく拳を握った。
オレは見ないふりをしたが、
着替えの手伝いをしないことはセバスチャンにそんなにも怒られてしまう事だったのかととても反省をした。
オレが席に着くと丁度みんなも支度を終えて集まった。
みんなで食事を始めるとバルシュがオレに
「ダイ、今日の15時から私の書斎に来なさい。」
多分、昨日言っていたゴロウの事についてだろう。
「はい、父様」
そう答え、オレは食事を再開する。
それまでに俺だけで調べられることは調べておこう。
その会話を聞いていたフレットが
「ダイ、何かしたのか?」
と小声で聞いてきた。
「いえ、特には・・・」
ゴロウの研究はしばらくはバッシュとの秘密にしなければ
「そっか、怒られないといいな」
「はい・・・」
と午後が憂鬱なふりをした。
「そうだ、昨日のボールでお昼まで遊ばないか?」
「フレット、お前は午前中剣の稽古があるだろう」
バルシュにも聞こえていたようだ
「そうでした・・・」
フレットがしょんぼりしているのでオレは申し訳なくなり
「フレット兄さまそしたら昼食後一緒にボールで遊んでください。」
「そうしよう!ジョージお前も来るよな?」
と屈託のない笑顔でジョージに声をかける。
「少しだけならね」
と渋々了承した。きっと断る方が面倒だと思っているようだ。
食事を終え、午前中は時間の確保が出来たので
昨日お肉を分けてもらった厨房へお礼に行くことにした。
ドアを壊さないように慎重に開けた。
開けたドアがギリギリあたるか当たらないかの場所に
エリーは立っていた。
少し驚いたがエリーに心配をかけないように
「ごめんね、エリーお待たせ」
「いえ、ダイ様お着替えは無事お済ですか?
あら、襟が出てしまっております。
やはりお着替えを一人でなさるのはまだ早いのではないでしょうか。
明日からは私がお手伝いをさせて頂きます。」
力会上手く調整できなくて失敗しちゃってたか。
でもなんでエリーはこんなに着替えを手伝うというのだろうか
もしかして、エリーの仕事を奪ってしまっているのかな。
そうするとセバスチャンに怒られたりするのかも・・・
「エリーありがとう。やっぱり一人で着替えは難しいね
そしたら明日は着替えを手伝ってもらえるかな?
でも下着くらいは一人で着られるからね!」
「かしこまりました。また明日からお手伝いさせていただきます。」
「うん、よろしくね!」
「はい、では朝食が冷めてしまいます。まいりましょう。」
そう話し、エリーはオレの後へと回る。
「しゃあ!」
とエリーが小さく拳を握った。
オレは見ないふりをしたが、
着替えの手伝いをしないことはセバスチャンにそんなにも怒られてしまう事だったのかととても反省をした。
オレが席に着くと丁度みんなも支度を終えて集まった。
みんなで食事を始めるとバルシュがオレに
「ダイ、今日の15時から私の書斎に来なさい。」
多分、昨日言っていたゴロウの事についてだろう。
「はい、父様」
そう答え、オレは食事を再開する。
それまでに俺だけで調べられることは調べておこう。
その会話を聞いていたフレットが
「ダイ、何かしたのか?」
と小声で聞いてきた。
「いえ、特には・・・」
ゴロウの研究はしばらくはバッシュとの秘密にしなければ
「そっか、怒られないといいな」
「はい・・・」
と午後が憂鬱なふりをした。
「そうだ、昨日のボールでお昼まで遊ばないか?」
「フレット、お前は午前中剣の稽古があるだろう」
バルシュにも聞こえていたようだ
「そうでした・・・」
フレットがしょんぼりしているのでオレは申し訳なくなり
「フレット兄さまそしたら昼食後一緒にボールで遊んでください。」
「そうしよう!ジョージお前も来るよな?」
と屈託のない笑顔でジョージに声をかける。
「少しだけならね」
と渋々了承した。きっと断る方が面倒だと思っているようだ。
食事を終え、午前中は時間の確保が出来たので
昨日お肉を分けてもらった厨房へお礼に行くことにした。
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