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第23話 能力
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朝?支度を終えたゴロウは自然な流れでオレの肩に乗ってきた。
やはり重さをほとんど感じない。
魔力の使い方がとても上手にできているようだ。
ゴロウも起きたことだし
午後にバルシュと会う前に
ゴロウと能力の確認をすることにした。
現在までに確認した能力
-------------------
・言語能力
・飛行
・治癒魔法
・オレへの身体強化
・水属性魔法 NEW
-------------------
「ゴロウさっき魔法で水を出してたけど他にも何か使えるの?」
「うーん、あんまりわからない」
そうか、まずゴロウは孵化して間もないので
魔法がどんなものかわからないことが多いようだ。
前世のゲームや本などの知識で魔法という言葉を知っていた
オレでさえ未だに魔法とはどんなものがあるのかよくわかっていないのだから
ワニだったゴロウが魔法でどんなことが出来るのかを知らないのは無理もない。
「そっか、でもゴロウ昨日オレのけがを治してくれたよね?
あれはできること知ってたの?」
「うーん、なんかケガしているところが光ってってそこを見てたら
治せそうだなって思ったから」
なるほど、天才肌の感覚派意見だった。
「そっか、改めてゴロウありがとう」
「うん!」
と返事をしてゴロウは嬉しそうに空中で一回転した。
「ゴロウはオレに聞きたいこととかある?」
その問いにゴロウはしばらく目を瞑って考えると
何か思い出したかのように丸い目が全開した。
「私は君の事を何て呼べばいいかな」
「確かに・・・呼び方を決めないと不便だよな。
大河・・・はまずいし うーん
一応ゴロウはオレの従魔という関係だから
主とか?いや、なんか偉そうだな・・・
普通に名前でダイでいいんじゃないかな」
「わかった、ダイって呼ぶね! ダイは魔法?って使えるの?」
「ごめん、オレもまだ使い方を知らないんだ、
あ!でもさっきエリーが風を出す魔法を使っていたな
確か・・・ピュアウィンドウ」
ガシャーン
部屋の窓が全部割れた・・・
「ダイ、すごーい」
ゴロウは喜んでいたが
冷汗が背中をスーッとつたっていくのを感じた。
「ダイ様!?」
セバスチャンとエリーが飛んできた
その後も音を聞いた家族も集まってきてしまった。
オレは素直に謝罪した。
「ごめんなさい、魔法を試してみたらやり方間違っちゃったみたいで・・・」
バルシュは胸をなでおろしたような表情で
「怪我はなかったか?」
「はい・・・父様・・・」
バルシュはオレの頭をなでながら
「魔法は今度ちゃんと教師をつけるからそれまでは使わないように」
「はい・・・父様・・・」
その後メリッサにはこっぴどく怒られた。
怒られている間に壊れた窓ガラスは魔法でセバスチャンが直してくれた。
魔法って便利だな・・・
やはり重さをほとんど感じない。
魔力の使い方がとても上手にできているようだ。
ゴロウも起きたことだし
午後にバルシュと会う前に
ゴロウと能力の確認をすることにした。
現在までに確認した能力
-------------------
・言語能力
・飛行
・治癒魔法
・オレへの身体強化
・水属性魔法 NEW
-------------------
「ゴロウさっき魔法で水を出してたけど他にも何か使えるの?」
「うーん、あんまりわからない」
そうか、まずゴロウは孵化して間もないので
魔法がどんなものかわからないことが多いようだ。
前世のゲームや本などの知識で魔法という言葉を知っていた
オレでさえ未だに魔法とはどんなものがあるのかよくわかっていないのだから
ワニだったゴロウが魔法でどんなことが出来るのかを知らないのは無理もない。
「そっか、でもゴロウ昨日オレのけがを治してくれたよね?
あれはできること知ってたの?」
「うーん、なんかケガしているところが光ってってそこを見てたら
治せそうだなって思ったから」
なるほど、天才肌の感覚派意見だった。
「そっか、改めてゴロウありがとう」
「うん!」
と返事をしてゴロウは嬉しそうに空中で一回転した。
「ゴロウはオレに聞きたいこととかある?」
その問いにゴロウはしばらく目を瞑って考えると
何か思い出したかのように丸い目が全開した。
「私は君の事を何て呼べばいいかな」
「確かに・・・呼び方を決めないと不便だよな。
大河・・・はまずいし うーん
一応ゴロウはオレの従魔という関係だから
主とか?いや、なんか偉そうだな・・・
普通に名前でダイでいいんじゃないかな」
「わかった、ダイって呼ぶね! ダイは魔法?って使えるの?」
「ごめん、オレもまだ使い方を知らないんだ、
あ!でもさっきエリーが風を出す魔法を使っていたな
確か・・・ピュアウィンドウ」
ガシャーン
部屋の窓が全部割れた・・・
「ダイ、すごーい」
ゴロウは喜んでいたが
冷汗が背中をスーッとつたっていくのを感じた。
「ダイ様!?」
セバスチャンとエリーが飛んできた
その後も音を聞いた家族も集まってきてしまった。
オレは素直に謝罪した。
「ごめんなさい、魔法を試してみたらやり方間違っちゃったみたいで・・・」
バルシュは胸をなでおろしたような表情で
「怪我はなかったか?」
「はい・・・父様・・・」
バルシュはオレの頭をなでながら
「魔法は今度ちゃんと教師をつけるからそれまでは使わないように」
「はい・・・父様・・・」
その後メリッサにはこっぴどく怒られた。
怒られている間に壊れた窓ガラスは魔法でセバスチャンが直してくれた。
魔法って便利だな・・・
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