12 / 40
第12話 第二王子の未練
しおりを挟む
「い、今、なんと仰ったんですか?」
少しの間を置いた後、ヘイスト殿下が陛下に向かって尋ねた。
「お前がセバン子爵令嬢と本気で一緒になりたいのなら、その道を考えてやると言っているだけだが?」
「べ、別に僕は…、キャロと一緒になりたいわけでは…」
「まあ良い。詳しい話は場所を変えてからにしよう。元々は婚約破棄の発表をするだけで済ませるつもりだったからな。お前が新たにセバン子爵令嬢と婚約するだなんて事を言い出すから予定が狂ってしまった」
「そうですわね。こんな状態では招待客も、こちらが気になって楽しめないでしょうから」
国王陛下の言葉の後に王妃陛下が頷くと、セバン子爵は「連絡をお待ちしております」と言って、渋るキャロラインを連れて去っていった。
元友人達も慌てて、キャロラインの所へ向かっていく。
連絡を待つって何のかしら?
ヘイスト殿下と結婚する話?
それとも、キャロラインが嘘をついているかいないかの話?
もし、キャロラインがヘイスト殿下に嘘をついていたって事がわかれば、キャロラインは罰せられるだろうし、セバン子爵だって無傷では済まないと思うんだけど…?
ヘイスト殿下と自分の娘が結婚できるかもしれないという事で、大事な事が頭からぬけているのかしら。
ヘイスト殿下が王族から外れても、第二王子という身分なら伯爵以上の爵位はもらえそうだから、セバン子爵としては第二王子という立場よりも、ヘイスト殿下が貴族になってくれた方が良いのかもしれないわね。
もちろん、これはキャロラインが無実だった時の話になるけれど。
ふと、気になった事があって、ジェレミー殿下に尋ねてみる。
「ジェレミー殿下、今日はどんなシナリオを描いていらっしゃったんですか?」
「ヘイストの目が覚めなければ婚約破棄、それから私の君への求婚までかな」
「どうしてパーティーで?」
「その方が簡単に多くの貴族に知らせられるだろう。王族のスキャンダルにはなるが、どうせ知られる事だ。ただ、父上も言っていた通り、ヘイストが新たに婚約者を発表するだなんて思ってもいなかった。君を巻き込んでしまってごめんね。セバン子爵令嬢やロロアル侯爵達に対しては別に話をするつもりだったんだ」
「そういう事だ。アニエス、今日はこれからどうするつもりだ?」
ジェレミー殿下の言葉の後に、陛下が尋ねてこられたので、少し考えてから首を横に振る。
「何も考えていませんでした。とにかく、今日の宿の目星をつけていたくらいで」
「宿の予約はしているのか?」
「いえ…」
ローニャに何も心配しなくていいと言われていたから何もしていない、なんて言い訳を言うわけにもいかないし、素直に期待していた事を口にする。
「ジェレミー殿下に助けを求めようと思っておりました。今、考えると平民になったわたしが恐れ多いとは思いますが…」
「大丈夫だよ。養女についての書類はもう用意は出来ている。あとは君のサインだけだ」
ジェレミー殿下がにこりと微笑んで、わたしを促す。
「違う場所で話をしよう。ここは人の目が多すぎるからね」
「わかりました。ありがとうございます」
お礼を言ってから、ローニャとエッカート様の方を見ると、2人も付いてきてくれるようで笑顔で首を縦に振ってくれた。
国王陛下が壇上で招待客に対して、騒がしくしてしまった非礼を詫びられた後、王妃陛下と一緒にヘイスト殿下を連れて会場を去られた。
わたしもジェレミー殿下達とその場を離れようとした時に思い出した。
ロロアル侯爵達がこの場にいた事を。
「ジェレミー殿下、そういえば、わたしの元家族は赤い瞳が嫌いなんだそうです。ジェレミー殿下に対しても何か言ってくる可能性がありますが気になさらないで下さいませ」
「そう言えば、さっきも言っていたな」
ジェレミー殿下はわたしの意図に気が付いたのか微笑して頷くと、ロロアル侯爵達の方を向けて続ける。
「文句があるなら直接言ってくれてもいいぞ? ここ最近は赤い瞳を羨ましがる人も出てきたんだそうだ。赤い瞳を嫌っているのは昔の考えの人間が多いと聞いていたが、侯爵令嬢と侯爵令息は違うんだな」
ベル様とフロイド様はびくりと体を震わせた後、何度も首を横に振る。
「ジェレミー殿下の瞳は綺麗ですわ!」
「ベルの言うとおりです! とっても赤くてお綺麗です!」
とっても赤くてお綺麗って何なの?
それに…。
「私は君達に瞳を見せてはいないが?」
「――!!」
2人が声にならない声を上げると、ロロアル侯爵が慌てた顔で言う。
「我々は用事を思い出しましたので、本日はお暇いたします!」
「そうか。赤い瞳についてどう嫌なのか言いたくなったら早めに連絡してくれ。私も暇ではないから、すぐに相手はできないからな」
ジェレミー殿下が言ったあと、ローニャとエッカート様が言う。
「ロロアル侯爵家では色々と勉強をさせていただきました。色んな人がいるものですわね。友人にも報告させていただきます」
「僕も妻と同じくです。短い間でしたが、お世話になりました。良い経験になりました」
2人は並んで一礼した後、待っていたわたし達にも頭を下げた。
4人で歩き始めたわけだけれど、ふと強い視線を感じて振り返ると、ベル様がお話に出てくる悪役の女性みたいにハンカチをかんで悔しがっているのがわかって、少しだけスッキリした気持ちになった。
わたしの持ってきていた荷物は、別宮にある客室に運んでくれているとの事だった。
あの後話をして、わたしとジェレミー殿下との婚約の事や、キャロライン達の調べが終わるのを待つため、モナウ家に向かうのは10日後になった。
一番大変だったのは、ヘイスト殿下のわたしへの執着だった。
彼は本当にわたしを好きなんだそう。
そのわりにキャロラインと結婚するだなんて言っていたんだから、本当に考えている事がわからないわ。
モナウ家の養女になる事が決まったから、ローニャとエッカート様もわたしを連れていってくれるらしく、出発日までは2人も城に滞在する事になった。
ローニャ達は自分達の仕事もあるのに、わざわざわたしの為にロロアル家に潜入してくれて、わたしに対する嫌がらせの証拠もおさえてくれたみたいだった。
ちなみにローニャ達を紹介したのはジェレミー殿下だったから、ロロアル侯爵も2人には強く言えなかったみたい。
「どうしますか? ロロアル侯爵家を訴えますか?」
客室に案内してもらう道すがら、エッカート様に聞かれて、わたしは苦笑する。
「もうわたしは妹になりましたから、気を遣わないで下さい」
「ですが、王太子妃になられる方ですから…」
「血の繋がった兄妹ではありませんが、兄妹になるのでしたら、そんな風に気を遣われる方が困ります」
エッカート様は困ったような顔をして、ローニャを見たけれど彼女がお手上げのポーズをすると笑顔で言う。
「わかったよ。そのかわり僕の事はエッカートお兄様と呼んでくれ。エッカート兄様でも良い」
「……では、エッカートお兄様と…」
「ああ。ありがとう」
エッカートお兄様は照れくさそうに微笑んだ。
今日は色んな事があったけれど、最終的には素敵な日になりそうだわ!
そう思った時だった。
「アニエス!」
呼び止められて振り返ると、少し離れた場所にヘイスト殿下が立っていて、仁王立ちして叫んだ。
「僕は諦めない。君を必ず迎えに行くから待っていてほしい」
「ヘイスト殿下、いいかげんにして下さい!」
「本当に僕は君の事が大好きなんだよ。今までの事は全部君の為なんだ」
ヘイスト殿下が近付いてこようとしたけれど、エッカートお兄様が間に立ってくれた。
「ヘイスト殿下、もう妹はあなたの婚約者ではないのですよ?」
「わかっている! わかっているけれど聞いてほしい」
ヘイスト殿下の姿はエッカートお兄様の体で見えないけれど、話を聞く事は出来るので黙っていると、ヘイスト殿下は続ける。
「君だって僕に未練がないなんて事はないだろう?」
「あなたに未練などありません」
間髪入れずにお答えさせていただいた。
「僕はある!」
そんなの知りませんよ!
少しの間を置いた後、ヘイスト殿下が陛下に向かって尋ねた。
「お前がセバン子爵令嬢と本気で一緒になりたいのなら、その道を考えてやると言っているだけだが?」
「べ、別に僕は…、キャロと一緒になりたいわけでは…」
「まあ良い。詳しい話は場所を変えてからにしよう。元々は婚約破棄の発表をするだけで済ませるつもりだったからな。お前が新たにセバン子爵令嬢と婚約するだなんて事を言い出すから予定が狂ってしまった」
「そうですわね。こんな状態では招待客も、こちらが気になって楽しめないでしょうから」
国王陛下の言葉の後に王妃陛下が頷くと、セバン子爵は「連絡をお待ちしております」と言って、渋るキャロラインを連れて去っていった。
元友人達も慌てて、キャロラインの所へ向かっていく。
連絡を待つって何のかしら?
ヘイスト殿下と結婚する話?
それとも、キャロラインが嘘をついているかいないかの話?
もし、キャロラインがヘイスト殿下に嘘をついていたって事がわかれば、キャロラインは罰せられるだろうし、セバン子爵だって無傷では済まないと思うんだけど…?
ヘイスト殿下と自分の娘が結婚できるかもしれないという事で、大事な事が頭からぬけているのかしら。
ヘイスト殿下が王族から外れても、第二王子という身分なら伯爵以上の爵位はもらえそうだから、セバン子爵としては第二王子という立場よりも、ヘイスト殿下が貴族になってくれた方が良いのかもしれないわね。
もちろん、これはキャロラインが無実だった時の話になるけれど。
ふと、気になった事があって、ジェレミー殿下に尋ねてみる。
「ジェレミー殿下、今日はどんなシナリオを描いていらっしゃったんですか?」
「ヘイストの目が覚めなければ婚約破棄、それから私の君への求婚までかな」
「どうしてパーティーで?」
「その方が簡単に多くの貴族に知らせられるだろう。王族のスキャンダルにはなるが、どうせ知られる事だ。ただ、父上も言っていた通り、ヘイストが新たに婚約者を発表するだなんて思ってもいなかった。君を巻き込んでしまってごめんね。セバン子爵令嬢やロロアル侯爵達に対しては別に話をするつもりだったんだ」
「そういう事だ。アニエス、今日はこれからどうするつもりだ?」
ジェレミー殿下の言葉の後に、陛下が尋ねてこられたので、少し考えてから首を横に振る。
「何も考えていませんでした。とにかく、今日の宿の目星をつけていたくらいで」
「宿の予約はしているのか?」
「いえ…」
ローニャに何も心配しなくていいと言われていたから何もしていない、なんて言い訳を言うわけにもいかないし、素直に期待していた事を口にする。
「ジェレミー殿下に助けを求めようと思っておりました。今、考えると平民になったわたしが恐れ多いとは思いますが…」
「大丈夫だよ。養女についての書類はもう用意は出来ている。あとは君のサインだけだ」
ジェレミー殿下がにこりと微笑んで、わたしを促す。
「違う場所で話をしよう。ここは人の目が多すぎるからね」
「わかりました。ありがとうございます」
お礼を言ってから、ローニャとエッカート様の方を見ると、2人も付いてきてくれるようで笑顔で首を縦に振ってくれた。
国王陛下が壇上で招待客に対して、騒がしくしてしまった非礼を詫びられた後、王妃陛下と一緒にヘイスト殿下を連れて会場を去られた。
わたしもジェレミー殿下達とその場を離れようとした時に思い出した。
ロロアル侯爵達がこの場にいた事を。
「ジェレミー殿下、そういえば、わたしの元家族は赤い瞳が嫌いなんだそうです。ジェレミー殿下に対しても何か言ってくる可能性がありますが気になさらないで下さいませ」
「そう言えば、さっきも言っていたな」
ジェレミー殿下はわたしの意図に気が付いたのか微笑して頷くと、ロロアル侯爵達の方を向けて続ける。
「文句があるなら直接言ってくれてもいいぞ? ここ最近は赤い瞳を羨ましがる人も出てきたんだそうだ。赤い瞳を嫌っているのは昔の考えの人間が多いと聞いていたが、侯爵令嬢と侯爵令息は違うんだな」
ベル様とフロイド様はびくりと体を震わせた後、何度も首を横に振る。
「ジェレミー殿下の瞳は綺麗ですわ!」
「ベルの言うとおりです! とっても赤くてお綺麗です!」
とっても赤くてお綺麗って何なの?
それに…。
「私は君達に瞳を見せてはいないが?」
「――!!」
2人が声にならない声を上げると、ロロアル侯爵が慌てた顔で言う。
「我々は用事を思い出しましたので、本日はお暇いたします!」
「そうか。赤い瞳についてどう嫌なのか言いたくなったら早めに連絡してくれ。私も暇ではないから、すぐに相手はできないからな」
ジェレミー殿下が言ったあと、ローニャとエッカート様が言う。
「ロロアル侯爵家では色々と勉強をさせていただきました。色んな人がいるものですわね。友人にも報告させていただきます」
「僕も妻と同じくです。短い間でしたが、お世話になりました。良い経験になりました」
2人は並んで一礼した後、待っていたわたし達にも頭を下げた。
4人で歩き始めたわけだけれど、ふと強い視線を感じて振り返ると、ベル様がお話に出てくる悪役の女性みたいにハンカチをかんで悔しがっているのがわかって、少しだけスッキリした気持ちになった。
わたしの持ってきていた荷物は、別宮にある客室に運んでくれているとの事だった。
あの後話をして、わたしとジェレミー殿下との婚約の事や、キャロライン達の調べが終わるのを待つため、モナウ家に向かうのは10日後になった。
一番大変だったのは、ヘイスト殿下のわたしへの執着だった。
彼は本当にわたしを好きなんだそう。
そのわりにキャロラインと結婚するだなんて言っていたんだから、本当に考えている事がわからないわ。
モナウ家の養女になる事が決まったから、ローニャとエッカート様もわたしを連れていってくれるらしく、出発日までは2人も城に滞在する事になった。
ローニャ達は自分達の仕事もあるのに、わざわざわたしの為にロロアル家に潜入してくれて、わたしに対する嫌がらせの証拠もおさえてくれたみたいだった。
ちなみにローニャ達を紹介したのはジェレミー殿下だったから、ロロアル侯爵も2人には強く言えなかったみたい。
「どうしますか? ロロアル侯爵家を訴えますか?」
客室に案内してもらう道すがら、エッカート様に聞かれて、わたしは苦笑する。
「もうわたしは妹になりましたから、気を遣わないで下さい」
「ですが、王太子妃になられる方ですから…」
「血の繋がった兄妹ではありませんが、兄妹になるのでしたら、そんな風に気を遣われる方が困ります」
エッカート様は困ったような顔をして、ローニャを見たけれど彼女がお手上げのポーズをすると笑顔で言う。
「わかったよ。そのかわり僕の事はエッカートお兄様と呼んでくれ。エッカート兄様でも良い」
「……では、エッカートお兄様と…」
「ああ。ありがとう」
エッカートお兄様は照れくさそうに微笑んだ。
今日は色んな事があったけれど、最終的には素敵な日になりそうだわ!
そう思った時だった。
「アニエス!」
呼び止められて振り返ると、少し離れた場所にヘイスト殿下が立っていて、仁王立ちして叫んだ。
「僕は諦めない。君を必ず迎えに行くから待っていてほしい」
「ヘイスト殿下、いいかげんにして下さい!」
「本当に僕は君の事が大好きなんだよ。今までの事は全部君の為なんだ」
ヘイスト殿下が近付いてこようとしたけれど、エッカートお兄様が間に立ってくれた。
「ヘイスト殿下、もう妹はあなたの婚約者ではないのですよ?」
「わかっている! わかっているけれど聞いてほしい」
ヘイスト殿下の姿はエッカートお兄様の体で見えないけれど、話を聞く事は出来るので黙っていると、ヘイスト殿下は続ける。
「君だって僕に未練がないなんて事はないだろう?」
「あなたに未練などありません」
間髪入れずにお答えさせていただいた。
「僕はある!」
そんなの知りませんよ!
291
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
甘糖むい
恋愛
婚約者であるシェルニア公爵令嬢が記憶喪失となった。
王子はひっそりと喜んだ。これで愛するクロエ男爵令嬢と堂々と結婚できると。
その時、王子の元に一通の手紙が届いた。
そこに書かれていたのは3つの願いと1つの真実。
王子は絶望感に苛まれ後悔をする。
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
婚約者の幼馴染って、つまりは赤の他人でしょう?そんなにその人が大切なら、自分のお金で養えよ。貴方との婚約、破棄してあげるから、他
猿喰 森繁
恋愛
完結した短編まとめました。
大体1万文字以内なので、空いた時間に気楽に読んでもらえると嬉しいです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる