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第6話
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6話
「お待たせしましたっ!!」
ガチャリッ!!
扉が開いて、白崎さんが出てきた。
白の衣を纏い、白崎さんは僕の前に現れた。その姿はまるで天使っ!
制服で抑えられていた何かの光が溢れている。
…こ、これは…う、美しい…これは一種の芸術だっ!!!
白崎姉妹共に白が似合うっ!
「あの、この服どうですか?」
な、なんも言えねえ。
「あの、大丈夫ですか?」
「あ、はいっ!とってもかわいいと思います」
少しの間、みとれていた。
「じゃ、行きましょうか」
「はいっ!」
夏に近づくにつれ、暑くなるこの日本の気象は全く、はどうなっているんだ。そんな、暑い晴れた日。
僕らは言葉一つなく、自転車を漕いでいる。
話題を出さないと……話題…話題…うーん………
ふと、白崎さんを見てみる。
その時、白崎さんが振り返り、僕の目と白崎さんの目が合った。
真夏の太陽のせいか、白崎さんの卵のように白い頬が赤く染まっていた。
この顔を見た時の僕は、心の中が梅雨の入りの時期を迎えたようにジメジメとモヤモヤとしていた。この感じってなんなんだろう…
そんなことを考えていたら井上さんの家にたどり着いていた。
「あ、ここです」
「は、はいっ!」
井上さんの家を過ぎかけたがまあ、どうってことはない。
自転車を降りてインターホンを鳴らした。
ガチャ
「はい?」
金髪のかっこいい女性がでてきた。
「あの、井上渚さんはいらっしゃいますか?」
「あ、あの子のお友達?」
「は、はい」
この人誰なんだろう…すごいかっこいい
「あ、ごめんね、私は渚の姉よ。ちょっと待ってね、今呼んでくるから」
「はい、お願いします」
それから5分くらいたったから、井上先輩が出てきた。
「べ、別に服を選ぶのに悩んでて遅くなったんじゃないんだからねっ!」
第一声がこれかよっと思ったがこいつにはなにを言ったところで変わりはしない。
「別にあんたの意見なんて興味ないけど、ど、どう?」
「どう?ってなにがですか?」
「今の……私…よ……」
「かわいいと思いますよ」
顔をやかんみたいに沸騰させて黙り込んでしまった。
や、やってしまった…か?
空気がどんよりと沈んでいた。
白崎さんは話そうとしているんだが、この空気の中ではいくら蝉であろうと鳴くことが許されない…そんな空気であった。
しばらくすると、顔で茶を沸かせそうな井上さんがこの静寂を破った。
「あ、あの………その……あり……がと…」
「あ…は、はい」
「それじゃ、いこっか…」
どんよりと沈んだ空気のまま僕達は映画館に行くのであった。
行く途中、会話と言う会話はなかった。
なんでかな?気まずい………
「なあ、インスタントガールフレンド。なんでそんなところにいるんだ?」
今回の登場の仕方は、ゲームセンターの中にあるUFOキャッチャー景品となっているのだ。
「おい!出てこいよ」
「せっかく入ったんですから、取ってくれないんですか?士郎さん」
「お前にはこのナイフの恐ろしさを教えたほうがいいみたいだな」
「ま、まさか…」
「気付いたか?だが、もう遅いっ!」
「平成50年のとき、作られたあの伝説のサバイバルナイフっ!!」
僕はそんなことを言っているインスタントガールフレンドを無視してナイフをインスタントガールフレンドに向けてやり投げの選手みたいに投擲っ!
ナイフはケースをすり抜け、一直線にインスタントガールフレンドの頭に突き刺さり、インスタントガールフレンドを釣りのようにつり出した。
「士郎さん……やりかたってもんがあるじゃないですか?…」
「取っただろ?」
これが究極のサバイバルナイフっ!なんにでもなる機能を搭載している。
よくは知らないが、僕の考えていることがわかる…いや、シンクロしているナイフってことらしい。
「本題にはいるんだが、この空気をどうにか出来ないか?」
「仕方ないですね…」
「で、出来るのか?」
無理だろうな。と、思って適当に頼んだだけなのだが、出来るようだ。
「はいっ!私に出来ないことなんてないんですよっ!」
「じゃ、頼む」
「はいっ!」
インスタントガールフレンドはいつも通りの笑顔を僕に向けた。
「じゃ、さっと終わらせますよっ!」
「わかったっ!」
インスタントガールフレンドはそう言うと、僕をある場所まで案内してくれた。
それは………
「…………プリクラ!?」
「そうですよっ!士郎さんゲームセンターと、いったらこれですよっ!」
どこから持ってきたのかわからない茶髭をつけて満足げに笑っていた。
なんだこいつはゲームセンター達人にでもなったつもりなのだろうか。
「えっへんっ!」
「あ、あの……二宮くんどうしたの?こんなとこまできて…」
白崎さんは周りを見ながら僕に視線を向ける。
僕は全く状況を理解していなかったが、その白崎さんの顔をみて瞬時に理解できた。
この、険悪なムードの中、キャッキャウフフしてるリア充の聖地である『プリントクラブ』(通称プリクラ)の中に飛び込んでしまったのである。
なにしてんだよっと怒りを、インスタントガールフレンドぶつけ、蛇みたいな目で睨みつけた。
僕は少し考えてみた。
………そうだ!
リア充になりきればいいんだっ!
「鹿、渚プリクラとらねえ?」
と、チャラ男を演じる僕。
「うんっ!いいよっ!士郎くんっ!」
白崎さんは僕に合わせてきてくれた。あとは井上先輩だけなのだが…
「え?渚って……プリクラって…」
爆発寸前の爆弾みたいな顔をしていた。
「お、おい!大丈夫か?」
「あ、あー大丈夫よ。大丈夫…」
「さっ、さっさとプリクラって言うの?撮りましょっ!」
「はいっ!」
なんとなくの流れで撮ることになり真ん中が僕、両端には美少女という並びになった。
さ、最高だせっ!
「写真を撮るよっ!3、2、1」
と、自分なんて素晴らしいことをしているんだろうと思っていたところカウントダウンが始まった。
言い終わると同時にシャッターが押されたようだ。
「これでいい?」
天の声からのお告げだ。
写真をおそるおそる見ると、みんな真顔であった。
「「「え?」」」
「これじゃ、葬式どうぜんじゃないか」
「ほ、本当…」
「撮り直す?」
こんな時に天の声が聞こえた。
「「「は、はいっ!」」」
「じゃ、撮り直すよー」
「3、2、1」
すると、またまたシャッターが押された。
「「「え?」」」
そして、先ほど撮れた写真が、前に映し出される。今度はみんな作り笑顔丸出しな感じになってしまっていた。
「撮り直す?あと2回出来るよっ!」
天からのお告げであった。
2、2回??
2回で何ができるって言うんだっ!
悲しい写真になっちまうよっ!!
「撮り直す」
だが、僕はきっちりと宣言した。
カシャっ!
なにか、なにか流れで笑えるようなこと笑えるようなこと…
なんと考えていたら、シャッターが切られた。
「な、なにこれ?」
「どうしたんですか?変な声だして」
僕は怖かったが、写真を確認しにパネルをみる…
「「「ぷっ!はっはっはっはーーっ!!!」」」
みんな笑いが止まらないくらい変な顔をしていた。
「これにしようっ!」
「そ、そうだねっ!」
みんなの同意の元、声を揃えて
「はいっ!」
っと、答えた。
「じゃ、次は背景を選んでねっ!」
「背景か…………」
「なににする?」
「え、えっと……これとか?」
と、いって白崎さんか指差したのはハートマークが大きく描かれた背景であった。
「………ぼっ!」
「「…ぼっ?」」
僕と白崎さんは首を傾げ、不思議そうに井上先輩を見ていた。
「な、なんでもないわよっ!ほ、ほら…これでしょ?ならさっさとやるわよっ!」
「はいっ!」
あとの作業は井上先輩がやってくれて、写真が機械の中から排出された。
「お待たせしましたっ!!」
ガチャリッ!!
扉が開いて、白崎さんが出てきた。
白の衣を纏い、白崎さんは僕の前に現れた。その姿はまるで天使っ!
制服で抑えられていた何かの光が溢れている。
…こ、これは…う、美しい…これは一種の芸術だっ!!!
白崎姉妹共に白が似合うっ!
「あの、この服どうですか?」
な、なんも言えねえ。
「あの、大丈夫ですか?」
「あ、はいっ!とってもかわいいと思います」
少しの間、みとれていた。
「じゃ、行きましょうか」
「はいっ!」
夏に近づくにつれ、暑くなるこの日本の気象は全く、はどうなっているんだ。そんな、暑い晴れた日。
僕らは言葉一つなく、自転車を漕いでいる。
話題を出さないと……話題…話題…うーん………
ふと、白崎さんを見てみる。
その時、白崎さんが振り返り、僕の目と白崎さんの目が合った。
真夏の太陽のせいか、白崎さんの卵のように白い頬が赤く染まっていた。
この顔を見た時の僕は、心の中が梅雨の入りの時期を迎えたようにジメジメとモヤモヤとしていた。この感じってなんなんだろう…
そんなことを考えていたら井上さんの家にたどり着いていた。
「あ、ここです」
「は、はいっ!」
井上さんの家を過ぎかけたがまあ、どうってことはない。
自転車を降りてインターホンを鳴らした。
ガチャ
「はい?」
金髪のかっこいい女性がでてきた。
「あの、井上渚さんはいらっしゃいますか?」
「あ、あの子のお友達?」
「は、はい」
この人誰なんだろう…すごいかっこいい
「あ、ごめんね、私は渚の姉よ。ちょっと待ってね、今呼んでくるから」
「はい、お願いします」
それから5分くらいたったから、井上先輩が出てきた。
「べ、別に服を選ぶのに悩んでて遅くなったんじゃないんだからねっ!」
第一声がこれかよっと思ったがこいつにはなにを言ったところで変わりはしない。
「別にあんたの意見なんて興味ないけど、ど、どう?」
「どう?ってなにがですか?」
「今の……私…よ……」
「かわいいと思いますよ」
顔をやかんみたいに沸騰させて黙り込んでしまった。
や、やってしまった…か?
空気がどんよりと沈んでいた。
白崎さんは話そうとしているんだが、この空気の中ではいくら蝉であろうと鳴くことが許されない…そんな空気であった。
しばらくすると、顔で茶を沸かせそうな井上さんがこの静寂を破った。
「あ、あの………その……あり……がと…」
「あ…は、はい」
「それじゃ、いこっか…」
どんよりと沈んだ空気のまま僕達は映画館に行くのであった。
行く途中、会話と言う会話はなかった。
なんでかな?気まずい………
「なあ、インスタントガールフレンド。なんでそんなところにいるんだ?」
今回の登場の仕方は、ゲームセンターの中にあるUFOキャッチャー景品となっているのだ。
「おい!出てこいよ」
「せっかく入ったんですから、取ってくれないんですか?士郎さん」
「お前にはこのナイフの恐ろしさを教えたほうがいいみたいだな」
「ま、まさか…」
「気付いたか?だが、もう遅いっ!」
「平成50年のとき、作られたあの伝説のサバイバルナイフっ!!」
僕はそんなことを言っているインスタントガールフレンドを無視してナイフをインスタントガールフレンドに向けてやり投げの選手みたいに投擲っ!
ナイフはケースをすり抜け、一直線にインスタントガールフレンドの頭に突き刺さり、インスタントガールフレンドを釣りのようにつり出した。
「士郎さん……やりかたってもんがあるじゃないですか?…」
「取っただろ?」
これが究極のサバイバルナイフっ!なんにでもなる機能を搭載している。
よくは知らないが、僕の考えていることがわかる…いや、シンクロしているナイフってことらしい。
「本題にはいるんだが、この空気をどうにか出来ないか?」
「仕方ないですね…」
「で、出来るのか?」
無理だろうな。と、思って適当に頼んだだけなのだが、出来るようだ。
「はいっ!私に出来ないことなんてないんですよっ!」
「じゃ、頼む」
「はいっ!」
インスタントガールフレンドはいつも通りの笑顔を僕に向けた。
「じゃ、さっと終わらせますよっ!」
「わかったっ!」
インスタントガールフレンドはそう言うと、僕をある場所まで案内してくれた。
それは………
「…………プリクラ!?」
「そうですよっ!士郎さんゲームセンターと、いったらこれですよっ!」
どこから持ってきたのかわからない茶髭をつけて満足げに笑っていた。
なんだこいつはゲームセンター達人にでもなったつもりなのだろうか。
「えっへんっ!」
「あ、あの……二宮くんどうしたの?こんなとこまできて…」
白崎さんは周りを見ながら僕に視線を向ける。
僕は全く状況を理解していなかったが、その白崎さんの顔をみて瞬時に理解できた。
この、険悪なムードの中、キャッキャウフフしてるリア充の聖地である『プリントクラブ』(通称プリクラ)の中に飛び込んでしまったのである。
なにしてんだよっと怒りを、インスタントガールフレンドぶつけ、蛇みたいな目で睨みつけた。
僕は少し考えてみた。
………そうだ!
リア充になりきればいいんだっ!
「鹿、渚プリクラとらねえ?」
と、チャラ男を演じる僕。
「うんっ!いいよっ!士郎くんっ!」
白崎さんは僕に合わせてきてくれた。あとは井上先輩だけなのだが…
「え?渚って……プリクラって…」
爆発寸前の爆弾みたいな顔をしていた。
「お、おい!大丈夫か?」
「あ、あー大丈夫よ。大丈夫…」
「さっ、さっさとプリクラって言うの?撮りましょっ!」
「はいっ!」
なんとなくの流れで撮ることになり真ん中が僕、両端には美少女という並びになった。
さ、最高だせっ!
「写真を撮るよっ!3、2、1」
と、自分なんて素晴らしいことをしているんだろうと思っていたところカウントダウンが始まった。
言い終わると同時にシャッターが押されたようだ。
「これでいい?」
天の声からのお告げだ。
写真をおそるおそる見ると、みんな真顔であった。
「「「え?」」」
「これじゃ、葬式どうぜんじゃないか」
「ほ、本当…」
「撮り直す?」
こんな時に天の声が聞こえた。
「「「は、はいっ!」」」
「じゃ、撮り直すよー」
「3、2、1」
すると、またまたシャッターが押された。
「「「え?」」」
そして、先ほど撮れた写真が、前に映し出される。今度はみんな作り笑顔丸出しな感じになってしまっていた。
「撮り直す?あと2回出来るよっ!」
天からのお告げであった。
2、2回??
2回で何ができるって言うんだっ!
悲しい写真になっちまうよっ!!
「撮り直す」
だが、僕はきっちりと宣言した。
カシャっ!
なにか、なにか流れで笑えるようなこと笑えるようなこと…
なんと考えていたら、シャッターが切られた。
「な、なにこれ?」
「どうしたんですか?変な声だして」
僕は怖かったが、写真を確認しにパネルをみる…
「「「ぷっ!はっはっはっはーーっ!!!」」」
みんな笑いが止まらないくらい変な顔をしていた。
「これにしようっ!」
「そ、そうだねっ!」
みんなの同意の元、声を揃えて
「はいっ!」
っと、答えた。
「じゃ、次は背景を選んでねっ!」
「背景か…………」
「なににする?」
「え、えっと……これとか?」
と、いって白崎さんか指差したのはハートマークが大きく描かれた背景であった。
「………ぼっ!」
「「…ぼっ?」」
僕と白崎さんは首を傾げ、不思議そうに井上先輩を見ていた。
「な、なんでもないわよっ!ほ、ほら…これでしょ?ならさっさとやるわよっ!」
「はいっ!」
あとの作業は井上先輩がやってくれて、写真が機械の中から排出された。
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