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しおりを挟む月曜日ー…
なんだかふわふわした気分で出社。
副社長ですが、重役出勤ではありません。通常通り、社員と共に出社です。
ちなみに…社長は昨日は自宅のお屋敷にそのままおいてきましたよ。
私にだって一人で考えたいことはあるし、誰かに相談したい時もある。
……今のところ今回のような案件の相談に乗ってくれる人が身近にいないのが残念だけど。
こんな時は”頼れるお姉ちゃん”に相談すべきなのであろうけど、いかんせん海外在住の姉に相談するには、時差も考えなければいけないが、芸術家である姉の都合(創作に集中していたりする)もあるので、なかなかタイミングが難しい。三十路だし…両親縁者にはきっとそれなりに心配されたりするであろう結婚問題。
状況的にはさっさと了承の返事をしてしまいたいが、今後(人間の生が終わった時)の事も考えると悩むところだ。
昨日、ナヅナさんのお母さんと会って、色々と話を聞かせて頂いた。
言い方は悪いが、契りを交わした際のメリットデメリット。
人外の者となった時の気持ちや環境の変化など。
ちなみに、ナヅナさんのお母さんはミヤコさんと言う。
人間の時は苗字もあったが、種族が変化する際に自然に自分の名が浮かんできたそうだ。
多分、名前の部分がそのまま残るのだと思ったら、どうも違うらしい。
そして……人間から人外へ変化した者は、既存の人外とは全く種族が違う…らしい。
どうも独自の種族になるらしい。そしてそれは子には引き継がれない。
子の種族は元から人外であった方の種族になるらしい。
人外さんの中でも異種族間の婚姻が結ばれることもあり、子は種族的に強い方の種族になる事から、ただ単に人間が種族的に弱いだけなのかもしれないけれど……と言っていた。
まぁ…人間…特に日本人は”自分達と違うものを嫌う”傾向が強いので、下手に人間でない方が良いのかな?と私は思ってしまったけど、人外さん達のコミュニティーの概念だったり、選民意識だったりがどうなのかも分からないので何とも言えないけれど、人間界で暮らしている社長たちが不安定な生活をしているわけでもないし、フォローできるように、仕事の斡旋などもしていると聞く。なので心配する必要はないのかもしれない。
「あとは…会社…か。勢いで言っちゃった感じもあるけど、後継者がいない事も確かなんだよね」
自分一人だけで完結できる問題ではないので一朝一夕に片付くわけがないのは分かっている。
分かってはいるが、自分が継いだところで自分の子が継げるわけではないと思うと、そこでも問題が生じる。
安易にできない問題……それも次代の事まで頭を抱えることになるとは思わず、朝からデスクで唸ってしまったのはご愛嬌だ。
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