人外さんはお友達 ~私だって仲良くなりたい!~

こひな

文字の大きさ
4 / 84

4 新しい友達

しおりを挟む

4時間目が終わり昼食時。
いつもは本を読みながら一人でお弁当を食べる……が、今日は斎藤さんに一緒に食べないかと誘われ、隣のクラス…二組へ。言っておくけれど、友達がいないわけではない。そこは要注意!


この学校は、私達が住む町へは電車で二つ隣の駅の距離にある。おまけに、レベルが高いこともあって同じ学校から来ている子が少ない上に、仲良く出来そうな子がいなかったので、特にぼっちと言うわけではない。まぁ…普通だったら不安に思うのかもしれないけれど、元々そんなに群れる感じでもなかったし、玲くんも進学先が同じだったからあまり考えていないだけだった。ちなみに、仲の良い友達はほとんどが地元の高校に通っている。レベルもそんなに低くなく、進学率と就職率のバランスが取れた学校で、校風もそこそこいい学校なので、私達が行っていた学校からの進学者が一番多い学校だ。


「渡利さん紹介するね。この子、斎藤万葉さいとうかずはっていうの。あっ、私と同じ斎藤だから私の事は里奈りなって呼んでね。万葉、この子…渡利陽香ちゃん、友達になったっていう渡利君の双子の…妹?」


いきなり紹介され、あれよあれよと机をくっつけて席を作ってしまった斎藤さん…もとい里奈ちゃん。
お互い紹介された万葉ちゃんと私は、思わずキョトンとしちゃったけど、万葉ちゃんは復活が早かった。


「りな……何も言わないで連れてきたんでしょ?いきなり連れてこられて紹介されたら驚くし、選択の自由ってのがないじゃない。もしかしたら、里奈と仲良くなりたくて来たのかもしれないんだから、今度からはその辺も……んーーーー…『友達と一緒でもいい?』って聞くとかして連れてくるんだよ」


そう里奈ちゃんに言い聞かせている万葉ちゃん。
苗字が同じだし全体的な雰囲気が似てるから、親戚…いとことかかな?と思ったら顔に出ていたらしく、速攻で否定された。血の繋がりは一切ございませんって……仲が良さそうなのに、万葉ちゃんに全否定されている里奈ちゃん。
良いのかそれで…と思いつつも、万葉ちゃんと話す里奈ちゃんの笑顔が眩しくて…とりあえず良い事にした。
それに、里奈ちゃんの肩に乗る妖精さんもなんだか楽しそうだし。
それに、万葉ちゃんもいい子っぽいし。
このまま友達になれればいいなぁと…自然に思えた。



しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら

瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。  タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。  しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。  剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

現実とサキュバスのあいだで ――夢で告白した相手が、同居を始めた話

そう
青春
ある日家に突然現れた謎のサキュバスのホルさん! 好感度はMAXなようで流されるがまま主人公はホルさんと日常を過ごします。 ほのぼのラブコメというか日常系小説 オチなどはなく、ただひたすらにまったりします 挿絵や文章にもAIを使用しております。 苦手な方はご注意ください。

ヤクザに医官はおりません

ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした 会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。 シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。 無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。 反社会組織の集まりか! ヤ◯ザに見初められたら逃げられない? 勘違いから始まる異文化交流のお話です。 ※もちろんフィクションです。 小説家になろう、カクヨムに投稿しています。

下宿屋 東風荘 7

浅井 ことは
キャラ文芸
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..☆ 四つの巻物と本の解読で段々と力を身につけだした雪翔。 狐の国で保護されながら、五つ目の巻物を持つ九堂の居所をつかみ、自身を鍵とする場所に辿り着けるのか! 四社の狐に天狐が大集結。 第七弾始動! ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..☆ 表紙の無断使用は固くお断りさせて頂いております。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...