人外さんはお友達 ~私だって仲良くなりたい!~

こひな

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17 万葉ちゃんも?

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ぼんちゃんと一緒にいるようになって、自分もみんなの仲間になれたようで嬉しい。
そのせいか、時間はあっという間に過ぎ、気が付いたら夏休み目前だった。ちなみに、高校入学してからの初めての中間テストは中の上より少し上…微妙な順位だったけれど、母や美琴ちゃんからは褒められた。ぼんちゃんにも。


そして、夏休み中も他の体育会系の部活は活動があるらしく、うだうだと文句を言っている人が多い中、美術部の私達は秋の文化祭に向けての作品づくりの話し合いをしている。


相変わらず怜くんの妖精さんは怜くんにぴったりくっついて離れず、最近ではぼんちゃんを見ると威嚇したりしている。それに対してぼんちゃんはガン無視だ。


さすが先輩だ…なんて。


ちなみに、怜くんにぼんちゃんの事を紹介した。たぶん、怜くんの妖精さんはぼんちゃんにやきもちを焼いているんだろうって言ってた。ぼんちゃんが。なんだか面白い。


そんなことを思いながら、怜くんは何を出すのかと聞いたら、今描いている油絵を出すらしい。なんてことの無い構図の油絵んk見えるけれど、これは有名な絵の『 模写』らしい。贋作と模写の違いなどよく分からないけれど、私の見る限りではすっごくいい感じだと思う。


「凄いよね、この絵」

そう言ったのは、私の後ろに立って絵を見る万葉ちゃんだった。


そしてその万葉ちゃんは……何故か私の頭の上に乗るぼんちゃんに手を差し出し、指で握手をしていた……。


思わず周囲を確認してから、見えるのかと確認したら…


「まぁ色々ね。こんな小さい子達は高校に入ったから…というか、渡利さん達に会ってからだけどね。いわゆる"人ならざる者"って言うのかな?そんなのが時々見えるんだ」


そう言いながら、怜くんの妖精さんにも握手を求めていた。
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