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18 美琴ちゃんの入院
しおりを挟む万葉ちゃんのことや怜くんの妖精さんの事など、色々驚くことも多かったが、それなりに楽しく過ごした。
もちろん、高校生生活もそれなりに満喫して。
いまだ、周囲の子達のように彼氏を作ったりはしていないけど、男の子の友達も女の子の友達もできて、私生活もそれなりに安定の楽しさだ。
えっ?彼氏ができないの間違いじゃないかって?
自己弁護じゃなけど、これでも一応告白されたりはしたんだよ。一応ね。
けど、ぼんちゃんといるからね。周りには見えないけれどいつも一緒だから、もし彼氏と一緒にデートしたりしても一緒なわけで……別に見られても嫌なわけじゃないんだけど、彼氏に誰も何もないところに話しかけているところを見られたら不味い気がするし、好きな人には私の事を理解して貰いたい気もするし…と色々思うことが沢山あって、今に至る。
●○●○
「美琴ちゃんが入院?」
もうじき一年生も無事終了、来月には無事二年生という時に母から告げられた。
この間もぼんちゃんと一緒に美琴ちゃんのところに行ったけれど、体調が悪そうな感じは全然しなかったなぁ…なんて思いながら夕ご飯を食べている。ちなみに、今日は父も帰宅している。珍しい…なんていったら怒られるけど。
「美琴、妊娠したらしいのよ。それも三つ子だって。高齢出産に初産で三つ子でしょ?最初に通っていた産院に、ウチでは無理ですって言われて、貴方達が産まれた病院に行ったら、入院してくださいって言われたらしいのよ」
父が作った夕飯を食べながら、美琴ちゃんのことを話す母の表情は、しっかりお姉さんの顔だ。姉で双子出産の経験者である母は、ひたすら年齢の事を気にしていた。
そんなに高齢出産って危険なの?
保健体育で妊娠や出産の勉強するけど、詳しいことは習わない。……というか、出産等の一般的な事しか習わないと言った方が正しいのかもしれない。
「お見舞いは大丈夫なの?」
そう確認したら、見舞いは大丈夫だとの事なので、早速明日行ってみようと思った。
一応、怜くんも誘って。
「それと急で悪いんだけど、明後日からお父さんと一緒に個展の準備でフランスに行かなくちゃいけなくなったんだけど、お留守番大丈夫?」
いつもならおばあちゃんがいるから、こんな確認しないんだけど、今はおばあちゃんはお友達とお花見バスツアーに行っている。
「大丈夫だよ。週末には帰って来るんだし……ってあれ?そう言えばお父さんは?」
どう見ても父作の夕飯なのに今更ながら本人がいない事に気が付いて聞くと、呆れたように、「いまさら?」と突っ込まれた。
取引先から急な電話が入って、今は部屋でパソコン越しに打ち合わせをしているらしい。
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