人外さんはお友達 ~私だって仲良くなりたい!~

こひな

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26 その節はお世話になりました

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崇ちゃんが私達にと持ってきたキーホルダーは、妖精さん達との契約に使う石がはめ込まれた物だった。


「もう確信に近いくらいに分かっているだろうから、特に隠し立てはしないけど……」


そう言って話し始めたのは、崇ちゃんのに関しての事だった。
そしてこの屋敷にいる人達、崇ちゃんの会社にお勤めしている人達も全員ではないけれどだと教えてもらった。


「これも多分知っている事だと思うのだけれど……君達が産まれる時に手助けしたのは俺なんだよ」


そう言って、私と怜くんが産まれる時の事……お母さんのお腹の中での発育の関係で、双子の片割れ…私の無事な出産は難しいかも知れないと医者に告知されていたことを教えてくれた。


「そっか……うぅん…お母さんに少しは聞いていたんだけど、だいぶオブラートに包まれた話しを聞かされてたみたいだね……」


過去の出来事で、今更新事実を聞いたところで何か変わるわけではないのだけれど、自分の出生の時の事を赤裸々に聞かされるのは何だか少しキツかった。だって…崇ちゃんの協力がなければ……もっと遡れば、美里ちゃんが崇ちゃんと結婚していなければ、私は今この世にいなかったのかもしれないと言う事実だったから。



運命というものがあるとすれば、父と母の出会いはきっと必然で、美里ちゃんが崇ちゃんに出会わなくとも両親は結婚し、そして子供ができたはず。そして…やはり同じように双子を身籠り……。
過去の『たら・れば』を考えてもしょうがない事は分かっているけれど色々と想像してしまう。
私と母が、今現在こうやって元気でいるのは、色々な偶然と奇跡が重なっての事なのだなぁ……と、そこまで考えて顔を上げたら、なんだか気まずげな崇ちゃんと目が合ってしまった。


「何だか悪い…大人げなく言わなくてもイイことを言って、陽香を落ち込ませたみたいだな…」


そう言ってポリポリとおでこを掻いていた。
ちょっとかわいいかも…と思ったのは内緒だ。
女子高生にかわいいなんて言われたら嫌だろうしね。


「まぁ…ここまでは話の前振りなんだけどな」


そう言って崇ちゃんが話し出したのは、これからのに関することだった
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