人外さんはお友達 ~私だって仲良くなりたい!~

こひな

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50 タイムリミット

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この姿になって半月程。
怜くんが最初の頃言っていた通り、が今も眠る身体から離れると、あまり良くないらしい。心拍数が低下したりなんだり……生命維持が難しくなるみたいなので、お出掛けも美里ちゃんの所にほんの少しだけお邪魔するくらい。


(この子達にも会いたかったなぁ……)


まさかこの年齢で死ぬなんて思わなかった。
今まで病気らしい病気もしてこなかったから、余計に実感が薄い。


今の私は言葉も話せなければ涙も出ない。
昨日、ぼんちゃんが来てくれて色々教えてくれた。


この身体はいわゆる仮の身体らしい。
だから発声器官もないし、排泄器官もない。
ただ動力源は必要だから、怜くんが持ってきてくれた天然高級蜂蜜を少しづつ食べてる。


怜くんの妖精さんは、怜くんとの仮契約の前までは花の蜜で凌いでいたらしい。
蝶々みたいだなぁ~なんて。
そんでもって、昨日ぼんちゃんが来たのには、もう一つ伝言があったからだ。


『陽香…落ち着いて聞いてな?陽香のもう時期タイムリミットってうのが来るそうだ』



それを言われた時はふわふわ浮いていた筈なのにポトっと落ちた。高さが無くて良かったと思う。まぁ、落ちたとしても痛みはないんだけど。


(本格的にさよならなのか……)


ぼんちゃんが帰ったあと、真っ暗な病室で心の涙を流した。そして、涙が流せない辛さを初めて知った。泣いてストレス発散するって聞いた事あるけど、あれってホントなんだと実感もした。


悲しい…寂しい…けどこの気持ちをどうしたらいいのか……誰にも言えずなんにも言えず、このまま消えていくだけなのが辛い。


(もし、あのまま死んでたらこの時間だって無かったんだよね…)


泣けたらどんなに楽だろう…
そんなことを思いながら


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