上 下
9 / 12
第二章「ノアの場合」

ノア編第三話 浴衣姿のノアに欲情したモブ男は「恩返しフェラチオ」を提案する…

しおりを挟む
陸上部合宿の二日目。
ノアとモブ男は、ホテルでの昼食を終え、休憩スペースで一息ついていた。


「いやー、あのハンバーグ、マジで美味しかったっすね!」
「確かに…でも、食べ過ぎはよくないぞ。午後も練習があるんだし」
「はいっ!もちろん!食べ過ぎるのは夜だけにしやす!」
「…っ!ああ、夜はたくさん食べてもいいな…」


昨日の露天風呂での出来事——ノアに尻コキをしてもらった——、その事実はモブ男の頭から離れなかった。
一方、ノアは意外にも普段通りで、何事もなかったかのような態度だ。


「午後の練習はスレッド走かよ…キッツ…!」
「この合宿の本命は持久力の強化だからな。日程を通して、そういった練習が組み込まれているよ」


二人は、昨日の出来事にはあえて触れず、平静を装う。
しかし、モブ男の心は悶々としていた。


「はぁ…この合宿、マジで地獄ですね…」
「明日には慣れてくるよ。きっと。…よし。そろそろグラウンドに戻ろう」

(ノアは昨日のアレをどう思っているんだろう…。それに、ノア…今日も可愛い…!)



二人は休憩を終え、グラウンドへと足を向け、再び練習へと向かうのだった…。







「はぁああ…マジで疲れた…もう死ぬかも…」
「そうか?今日は気温が低くて走りやすかったと思うけどな」
「先輩…どんだけタフなんですか……どんだけ~☆☆(目いっぱいの裏声)」
「…ノア、ついにおかしくなったか…」


午後の練習を終えたノアとモブ男は、ホテルの廊下を歩きながら、露天風呂へと向かっていた。
ノアは疲れすぎたのか、謎にテンションが上がっている。モブ男は、そんなノアに冷静にツッコミを入れる。


「あれ? 脱衣所にみんなの荷物が…今日は風呂が混んでるみたいですね」
「っ!?…そ、そうか。今日のスケジュール的にも、昨日みたいな貸し切り状態にはならないか…」


露天風呂の脱衣所に到着すると、そこには十数人分の部員の衣服が置かれていた。
露天風呂からは、部員たちのはしゃぐ声が聞こえてくる。


「今日は賑やかな風呂になりますね。…先輩、もしかしてガッカリしてます?」
「いや…ガッカリはしてるけど、昨日のようなことはそもそもする気はないぞ」
「ガッカリはしてるんですね」


モブ男は、露天風呂でもう一度ノアと二人きりになることを密かに期待していたようだが…。







「いてて…ちょっと暴れすぎちゃった…」
「ノア、ぶつけたところを見せてみ。…うん。なんともなさそうだな」



露天風呂で疲れを癒したノアとモブ男は、温泉浴衣に身を包み、ホテルの自室でゆったりとくつろいでいた。

「ったく!あいつが熱湯をかけてきたから…俺もやり返そうとして…」
「それで風呂桶に足を引っかけて転んだ…と。お前ら一年、ちょっと元気すぎるぞ」
「えへへ。ごめんなさい!」


露天風呂での湯かけバトルは、かなりの盛り上がりを見せたようだ。
充実した表情を見せるノア。一方、モブ男は…。


「…ところで…なあノア。お前、浴衣姿も…なんか女子っぽいな」
「っ!?せ、先輩…いきなりなんですか!」


モブ男の唐突な感想。不穏な雰囲気を感じたノアは、瞬時に身構える。


「ほら…今日は、この浴衣を着たから、なんか新鮮に感じて…」
「そ、そうですか…」


昨日は、浴衣の着方が分からず、普通のシャツ姿で寝ることになった二人。
他の部員から着付け方法を教わり、今日は無事に浴衣姿で就寝できるようになったようだ。


「それでさノア…溜まってないか?」
「えっと…溜まるってのは…性欲がですか?」
「そりゃ…もちろん」


モブ男の目には、ふつふつと欲望の炎が燃え上がっていた。


「…せ、先輩…またエロいことしたいんですか…男の俺に」
「いや、ノアは男だけど、50%くらいは女の子かもしれない。おちんちんのついた貧乳のボーイッシュ男子…的な」
「それ男じゃないですか!」


モブ男の支離滅裂な論法に、ノアは呆れたような表情を浮かべる。
しかし、何かに観念したように、ノアは乗り気な様子を見せた。


「…で?今度は何して欲しいんですか?」
「そ、それはだな…く…口で…ってのはどう?」
「っ!?口って…俺にフェラチオ…しろってことですか?」
「いや、落ち着くんだノア!口で…てのは、その…オレがノアに…したいんだ」



モブ男の視線は、ノアの股間にフォーカスしていく。



「…先輩が俺にフェラチオするんですか?」
「ほら、昨日はオレだけ射精して、ノアは射精していないだろ?オレ、実は、ノアが勃起してたってのに気づいてたんだ!」
「うっ…バレてた…!」
「だからノア…! 今度はオレがノアにフェラチオで恩返しをしたいんだ!」
「うぅ…」
「いいだろ、ノア?別に減るものじゃないし…いや、金玉に入ってる精液は一時的に減るけど…」
「…先輩、なんかアホキャラになってません…?」



モブ男の勢いに押され、ノアは戸惑いながらも、ゆっくりと浴衣の帯に手を掛ける。



「じゃあノア、早速…おちんちんを見せてくれ!」
「…先輩は完全にホモです…」



ノアは、諦めたような表情を浮かべ、浴衣の下に着ていた下着をゆっくりと脱ぎ、小さなチンポをモブ男に晒した。



「はあはあ…ノアのおちんちんと金玉…小さくて可愛い…じゃあノア。いただくぞ…!」
「あぁ…♡まって…あっ♡先輩、いきなり激しい…♡」



モブ男は鼻息を荒げながら、ノアのチンポを口に含んだ。
そして、素人とは思えないほど、激しくしゃぶり始めた。


「あぁ♡だめっ♡もう…で、射精ちゃう…♡あぁっ♡」


…ぴゅるっ♡どぴゅっ♡♡どぴゅっ♡♡


【♡続く♡】
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7,701pt お気に入り:1,561

職も家も失った元神童は、かつてのライバルに拾われる

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:34

いっぱいの豚汁

児童書・童話 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

偽りの恋人達

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:38

公爵令息様を治療したらいつの間にか溺愛されていました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:418pt お気に入り:8,800

街角のパン屋さん

SF / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

愛されない花嫁は初夜を一人で過ごす

恋愛 / 完結 24h.ポイント:184pt お気に入り:6,130

婚約者から愛妾になりました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:191pt お気に入り:930

極道の密にされる健気少年

BL / 連載中 24h.ポイント:3,324pt お気に入り:1,725

処理中です...